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Re:ダメだ
 glider  - 07/7/29(日) 22:10 -

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   ▼Daiさん:

帰るの遅くなって延長戦からしか見られなかった韓国戦。
まあ、なんというか、そんな状況だったんで、冷静に「こりゃ無理かな」と思いつつ見ておりました。
みんなヘロヘロでミスミスだった。

>こんなんじゃダメでしょ。

怒ってますね(笑)
ま、ここが日本の壁。
中盤での組み立てから相手を動かして行くこと、時間と場所の創出、そのタイミングのコントロール、それからゴール前の個人戦術、少数のグループ戦術、そのアイデア、駆け引き。
ボールポゼッションするサッカーで得点力をつけるためには避けて通れない部分。
で、ジーコは「サッカーが上手い選手」同士でそれを創らせようとした。
可能性が見えた試合もあったけど、最終的にはチームにすらなれないで終わった。
オシムになって、これまでは速攻型のサッカーしてたからあんまりその辺は問題になってなかったけど。
でもこうなるとやっぱり顕在化してきますね。
技術も精度も頭脳もアイデアも足らない。
そしてそうなると選手選考の問題も大きくなってくる。
モビリティだけじゃどうにもならんし、でもオシムの理想としてはそこは捨てられないだろうし、でもモビリティ、アジリティがあって技術も頭もアイデアも持ってる選手はなかなかいない(ぼくは今なら山瀬を推しますが)。
で、バランスも考え、遠藤あたりにしてるわけですが、でもあんなもん。
ということで、この先どうマッチングして行くんだろう?という興味が膨らむ、と。

ってなわけで、あんな感じになるだろうとは思ってたし、まあ優勝じゃないんなら3位でも4位でもいいか、と。
もう興味は先々のことに移ってしまってました。

>加地のクロスなんて吐き気がするほど見たくないから他の手段や選手をそこに考えることだってできるし、トップだって高原調子悪かったら、矢野にもっと早く切り替えることだってできるし、太田は何のために連れてきたか全く分からないし

タイミングも含めて確かになんだか納得の行かない交代策だったと思う。

>松井だって、小野だって、水野だって、もっと使えるでしょと。

なんとなくですが、松井は最後の切り札にするつもりなのかもしれない、と思いました。
とっておく、というか。
ま、クラブでの今の状況やらもあるかもしれないけど。
小野はだから、攻撃ハーフとしてはオシムの構想ではアジリティ、モビリティが足りないかもしれませんね。
で、小野を使うならやっぱりセントラルとして憲剛と競合させるのが良いように思うけれど、最近はボランチやってないし守備がどうか。
下には柏木も来てることだし、小野はそれこそうまいことアヤックスに行って、セントラルとしてもう一度結果を出せれば、と思う。
水野はほんと、もう一度使ってみれば良かったのに、と思う。
UAE戦でイマイチだったのが響いたか?
それともあまり調子が良くなかったのかな?
ドリブル力がある奴がいればまた少し違ったかなと思うんですが。

>オシムを返してくれー(笑)

別に良いけど(笑)
でもま、次の一手をどう打ってくるかは見てみたいかな。
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韓国戦
 カムカムブラザーズ  - 07/7/29(日) 13:54 -

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   gliderさん
ご返信ありがとうございます。サウジ戦の敗戦まだ尾をひいてますが、
昨日もまた同じような試合でした。個の能力でアジア相手にすら勝てなくなっているのは深刻な状態と思います。
ただジーコ組以外だめだ、という意見には賛意しかねます。昨日の俊輔は最悪で、単にミスパスを恐れていたようにしか見えませんでした。羽生がスペースに飛び出していても安全なマイナスのパスを出したり、簡単にボールを奪われてたり。。。個人的には今のチームには小笠原の方がよりフィットすると思います。フィジカルが強くてマークの厳しい試合では俊輔は持ち味を殺されてしまう。。。中盤にいて、数的不利を独りで突破できるような選手がほしいですね。
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ダメだ
 Dai  - 07/7/29(日) 0:55 -

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   こんなに勝負できないプレイヤーばかりのチームじゃ一生かかってもゴールなんか取れないっての。

ジーコの時は選手はいたけど勝負の局面までいかず、オシムになったら勝負の局面まではいってもそこで誰も突破できない。

こんなんじゃダメでしょ。

いい加減目を覚ませ!

まじでちゃんとしたやり方と人選できる人を監督にしないとやばいかも。

例えば、まあ、アジアカップのメンバーですら、中盤パッサーばかりで1人は必ず余っててバランス悪いんだから、そこに水野入れればもっと突破できるようになるし、加地のクロスなんて吐き気がするほど見たくないから他の手段や選手をそこに考えることだってできるし、トップだって高原調子悪かったら、矢野にもっと早く切り替えることだってできるし、太田は何のために連れてきたか全く分からないし、とにかくオシムはもう年で頭もボケ気味なんじゃないのかと。そろそろ、ジェフに返してもらって、トルシエに監督やってもらったっていいんじゃないかとすら思えてしまいますよ。

まあ、内容が悪いんだから、負けるべきですよ。このチームは。負けなきゃ分からないでしょうから。内容が良いサッカーってのは、ゴール前で何をするかができるチームのことを指すわけで、サッカーやってる目的はゴールする事にあるんだから、こんなサッカー続けるなら、まじで監督交代ですよ。いい加減、選手選考を考えろと。

松井だって、小野だって、水野だって、もっと使えるでしょと。フォワードだって国内にいないなら福田だって呼べるし、サイドバックだって坂本も呼べるでしょうに。もう、本当に、もっとできるって、このチームは。

ジェフは弱くなるわ、代表は勝てないわ、踏んだりけったりですよ。オシムを返してくれー(笑)
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Re:サウジ戦
 ehutaiby  - 07/7/28(土) 2:40 -

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   ▼gliderさん:

のびしろをあまり感じ取れない今の状況に少しいらいらしています(笑)

>ゆっくり安全にキープして、ボールを動かして相手を走らせて、こちらのリスクは減じつつ、できた隙を突いて行く。
>ただ、サウジにはそれは見透かされていた。
>ただボールを動かしてもサウジは動かなかったし、ならばどうすれば動かせるか?という工夫は日本にはなかった。
>プランを変化させる能力もなかった。
戦い方は理解できるのです。しかし、日本は仰るとおりの日本だった。

(前後しますが)
>チームとしての熟度、個々の経験、それから視野、観察眼、予測力、アイデア、いろいろな要素がありますよね。
チームとしての約束事が多い場合、日本の“表面的”なチームの塾度は
速く高くなっていく気がします。ですが、“実態的”なチームの塾度は
なかなか高くならない。
視野、観察眼、予測力といったことも、結局は経験に依存するものだと思います。
しかし、そういったことに意識が向かなければ何試合ゲームに出ても
経験にならないわけで、どうしたものか。

「考える」効果が出る出ない以前に、本当に選手個々の中に
そういうテーマが存在するのか?と思わせられるほど、
出し手の意図を感じないボールばかりでした。

そうは言ってもまだ1年たったところですし、悲壮感漂わせて文句を
言う段階でもないんですけれど(笑)
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Re:サウジ戦
 glider  - 07/7/28(土) 2:25 -

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   ▼makokichiさん:

>段々と相手が強くなっていくにしたがって考えることが出来る時間が少なくなっていってしまったのか。暑さ、疲労のためか。

両方ともあるでしょうね。
それと、やはり相手の守備組織がしっかりしていたこと。
そうなってくればやはり「崩すためのゲームメイク」をしなければならなくなってくる。
パスを回すにしても、ここって時には時間や方向やパスの質に変化をつけることができないと、その辺の共通理解も持っていないと、まともな相手だと読まれてしまって崩せない。
二人の中村(まあ特に憲剛ですが)にはそういう期待もしてるんですけど、なかなかやってくれませんね。
で、
>今の攻めだと高原頼みか、もしくは巻の頭か、偶然にスペースが出来た所でのミドルシュートか、てなところですかね。まあセットプレーもありますけど。
ってなことになってしまうわけで。

>どうも攻めが単調というか読まれやすいものになってる気がするんですよね。

ほんとに。
ただ、そのへんは選手個々の質と同時にチームとしての熟度もかかわってくるんで、これから次第とも言えますよね。
これからどうなって行くか。
酷暑、引いて守ってくる相手、あるいは同等の力量の相手、というとこでの今大会での変化なのか、それも含めて3バックならマンマークからの速攻、4バックならゾーンでポゼッション、という使い分けをするのか。
あるいはマンマークからの速攻は単純にマンマークの守備とスペースの使い方という、どちらかといえば選考のための基礎的初期段階だったのか。
いずれにせよモビリティを重視したコレクティブなサッカーを志向して行くことに変わりはないと思いますが、選考を含めて今後1年の変化は興味深いと思います。
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Re:サウジ戦
 glider  - 07/7/28(土) 2:23 -

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   ▼カムカムブラザーズさん:

>ゲーム開始後はサウジが完全に子ども扱いされてたので、まさか負けるとは思わなかった。

サウジの守備陣は寄せが早く、だからといって日本がサイドチェンジをしても陣形は崩れずゾーンマークをしっかりとしていて、噂されたようなファーサイドのマークの甘さもなく、ぼくは「これは苦労しそうだ」と思いました。
逆に数分のうちに2度、タイセルに突破されそうになって、「カウンターからのドリブル突破」はやはり得意技で、気をつけないと一発はやられる、と思いました。
その後、日本の時間帯になって行くも決定機は作れずシュートも打てず。
「大きくサイドチェンジする日本のサッカーも、繰り返している間に相手も馴れてきますから・・」という解説の言葉にも、「いやもう単純なスライドできっちり対処されてるし中は動いてないし・・」という感じで。

>オシムもいつになく余裕の表情だったし、選手も最大の壁を乗り越えた、という雰囲気があった。

その辺も敗れたひとつの理由かもしれませんね。
サウジの方がよく日本を研究もしていたし、そういう面でも「勝とう」とする意志でサウジが上回っていた、とも言えるかもしれません。

>?だったのは、点を取られてからシンプルにつないでゴールを目指す。オーストラリアの時もそうだったが、なぜそれを織り交ぜて攻めないのだろう。15秒以内で得点があがる確率が高い、とは以前から言われているはずなのに

今大会の日本は、これまでのオシムジャパンとは違って「マンマークから取って返すカウンターサッカー」はしていません。
したがって、速い攻撃をするにしても何度か書いているように「攻撃の一歩目」から相手守備ブロックをずらして行けるタイミング、場所、の動きをしてスペースを連続的に作って行かねばなりません。
そしてこれも繰り返しになりますが、オシムジャパンになって以降それは見たことがない(ジーコの時もイングランド戦やコンフェデのブラジル戦等、わずかでしたが)。
まあ、これまでのようにマンマークしつつマイボールになった瞬間にマークを離し、前にダっと走ってワイドオープンに攻める、というのが主体であればわざわざそんな工夫をしなくともスペースは自然に山ほどできてくるし、そこへみんながしっかり走っていればパスコースもたくさんあるってことで、さほどたいして必要もなかったわけですが、あの気候でその「走れ走れサッカー」は不可能だったでしょうしね。

しかもこの日のサウジは、日本がいくらボールを動かしてもしっかりと守備ブロックを築いてゾーンを埋めていたので、シンプルに繋いで速い攻撃をすると言ってもそれは無理。
下手に皆で走り込めば、密度が高すぎてそれこそカウンターの餌食でしょうし。
やはり中盤から相手をもっと動かして行く工夫と、最終段階でのさらなるギアチェンジ、それからミドルシュートやドリブル等で相手を引き出す工夫がないと流れの中での得点はなかなか難しかったでしょう。

>あえてそういうふうにしたのかどうかはわからないが

当初の選考基準は明確でした。
Jリーグで結果を出している選手を呼ぶ。
それだけだった。
千葉の選手を呼んでいたのも、戦術のみならずトレーニング方法等でも伝達をスムースにするためってことで理解はできた。
しかし、この大会での選び方はちょっとわからないですね。
もういまさらそんなに千葉の選手を呼ぶ必要もことさらないだろうし、であれば巻や山岸、羽生よりも結果を出している選手は大勢いる。
Jでの結果で言うなら、前田や大久保や本田や山瀬は呼ばれていて然るべきだし、呼ばれていれば選手交代にももう少し希望が持てたように思えます。
千葉勢以外でも、橋本や太田や伊野波なんていうのは「オシム式」らしい選択だけど、個人的にはちょっとどうかなとも思いますね。
そういう「やり方ありき」がどうもチームのポテンシャルを低くしている感は否めない。

オシムさんはそのへん、中心になる選手とそうでない選手との間でバランスを取ろうとしているようですが、ehutaibyさんが書かれたように能力のある選手を選んでオシム式をやらせろ、とは誰しもが思うでしょうし、好きなように選手を選べる代表チームなればこそ、やり方なんか選手ありきで良い、という考え方も当然ある。
その辺でどうバランスを取るかが代表監督、とも思う。

ま、当然まだまだ選手は入れ代わって行くでしょうが・・・
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Re:サウジ戦
 makokichi  - 07/7/27(金) 11:45 -

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   ベトナム戦辺りまでは良くつなぎ上手く俊輔をペナルティーエリアの中に入れていたのですけどね・・・。それによって最後の仕掛けの所でのバリエーションはオーストラリアやサウジ戦よりも多く見られていたのですが、段々と相手が強くなっていくにしたがって考えることが出来る時間が少なくなっていってしまったのか。暑さ、疲労のためか。

今の攻めだと高原頼みか、もしくは巻の頭か、偶然にスペースが出来た所でのミドルシュートか、てなところですかね。まあセットプレーもありますけど。

どうも攻めが単調というか読まれやすいものになってる気がするんですよね。もっと個を生かすことの出来るパス回しを考えていっても良いのではと思うのですが。
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Re:サウジ戦
 カムカムブラザーズ  - 07/7/27(金) 9:38 -

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   ゲーム開始後はサウジが完全に子ども扱いされてたので、まさか負けるとは思わなかった。オシムもいつになく余裕の表情だったし、選手も最大の壁を乗り越えた、という雰囲気があった。

?だったのは、点を取られてからシンプルにつないでゴールを目指す。オーストラリアの時もそうだったが、なぜそれを織り交ぜて攻めないのだろう。15秒以内で得点があがる確率が高い、とは以前から言われているはずなのに。。。レッスン中だからだろうか。

またもうひとつ、日本は効果的な控え選手が、羽生以外いない。トルシエは選手選考にあたり、試合を始める選手と、終わらせる選手が必要で、終わらせる選手はより重要である。というような発言をしていたが、この日本代表にはいなかった。
アレックスや田中達也、松井、稲本、大黒、玉田それ以外にも途中交代で、アクセントをつけられるような選手は何人もいると思うのだが、選手層はオフトの頃と同じくらい薄い気がする。
進化途中にあるため、あえてそういうふうにしたのかどうかはわからないが、不安な点ではある。
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Re:サウジ戦
 glider  - 07/7/27(金) 9:34 -

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   ▼amoさん:

>立ち上がりからおとなしくて、疲れもあるんでしょうけど
>ピークをオーストラリア戦後からうまく移行できなかったのか。

そうかもしれませんね。
オーストラリアとの激戦でやはり少し疲れが出たか。
それとサウジの戦略勝ちだったかな、という気がします。
体制としても全体としてサウジの方が勝とうとする意欲が高かったと言えるかも。

>若手には虎視眈々と本気で代表入りを狙って欲しいですね。

このチームの層の薄さというかスタメンと控え選手の差はだいぶ気になる所でした。
選手交代するたびになんだか弱くなって行く・・・
(遠藤と羽生の交代はもっと早い方が良かったとは思ってます)
もちろん過渡期ということだからでしょうし、経験値の上昇とか全体の底上げとか様々な意味もあるでしょうが、当初から感じていた「小粒感」がこんな形で出た。
なんか小粒好きなんすかね?オシムさんは(笑)
何故に太田??と。一体どこでどう使う(使える)つもりだったんだか・・・
松井や稲本はそれぞれの状況もあるし置いておくとしても、山岸だったら山瀬じゃないの?本田は?とか、前田と大久保は?とか普通に思うわけですが。
U-20の連中は、これからの伸びに期待ですね。
森島や柏木や梅崎、青山あたりは良いもの持ってるんで、頑張って欲しいです。

▼ehutaibyさん:

おひさしぶりです。

>そうなると「眼」を持ってる選手が少ないせいか、大会を通して等速運動を見せられて退嬰的な気分になってしまいました。
>(さすがにあの気候だとオシムも文句を言わなかったのかもしれません。)

さすがにあの気候、あの相手らだとサッカー変えてましたね。
オシム体制で、あの「ボールを大事に」のサッカー見るとは思いませんでした。
ただそうなるとやはり、時間や方向変えたり工夫したり、が必要になってくる。
相手の出方、試合の流れによって、いなしたり仕掛けたりするタイミングの見極めも必要になってくる。
「仕掛け」のバリエーションも必要になってくる。
選手選考も含め、今後サッカーとしてどうなるのかには興味をひかれます。

>2002年のトルコ戦でそのことに気付くきっかけをもらったのに。その後4年もの間鎧をまとわず戦うことで、日本人選手はいかにそのスキルが未熟かを、嫌と言うほど見せられたはずなのに。
>ドイツW杯ではアルゼンチンと言わず、メキシコの選手たちと比べても相当の差がありました。

チームとしての熟度、個々の経験、それから視野、観察眼、予測力、アイデア、いろいろな要素がありますよね。
「支配力」というのはゲームの流れをコントロールする能力のことで、長い時間ボールをキープすることじゃない。
サウジ戦、モメンタムがあっち行ったりこっち来たり、まあソコは面白くはありましたが・・・
アジアカップを通じて、プランとしては悪くなかった、と思います。
ゆっくり安全にキープして、ボールを動かして相手を走らせて、こちらのリスクは減じつつ、できた隙を突いて行く。
ただ、サウジにはそれは見透かされていた。
ただボールを動かしてもサウジは動かなかったし、ならばどうすれば動かせるか?という工夫は日本にはなかった。
プランを変化させる能力もなかった。
ファーポストへのボールも含め、試合前に決めたことを効果がなくてもただ続けてしまった。
「考える」効果はまだ出ていないんですね。

>ですが、それは間違いなく個の力です。

ボールを受ける位置と受け方、そのタイミング、そしてパスの方向、位置、精度とバリエーション。
そうした「ちょっとしたこと」の差で試合の流れが変化して行く。
頭と眼と技術と。
ボールコントロールの技術は上がっても、そのへんはなかなか上がりませんね。
相手の裏をかくこと、意表を突くこと、不意を突くこと、その駆け引き、それがこのゲームの本質だと思うのですが・・・

>もしかしたら、「日本化」というキャッチコピーに目がくらんだのかもしれません。

その昔ミュンヘン・オリンピックの頃、日本の男子バレーボールがとても強かった時がありました。
時間差攻撃、Aクイック、Bクイック、Cクイック等の発明、それこそ「相手の意表を突く」攻撃を次々に繰り出し、上背で大きく上回る相手を手玉に取った。
オシムが考えているのはそうしたものに近いかもしれません。
ただ、その後そうした「コンビネーション・バレー」はスタンダードなものになり、アドバンテージはあっと言う間になくなるわけで、やはり「即興性」が伴ってもいないと読まれてしまう。
いろんな要素があると思いますが、
>質を伴う選手を走らせるようなチーム作りをしてくれないものか。
これに尽きるような気がしますね。
いやまあ、ぼくはアジアカップ以前にオシムがやっていたような「走らなきゃ何にもならんサッカー」には反対なんで(今後の代表のサッカーがどうなって行くかまだよくわかりませんが)、別にそんなには走らない選手がいたっていっこうにかまわないんですが(笑)

>「道半ばで段階を踏んでいるから」というセリフはあってもそういった要求がないものをちらほら目にして、なんだか免罪符になっているように感じています。

やっぱり見てて面白くないと、どうであれ文句は出ますよね(笑)
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Re:サウジ戦
 ehutaiby  - 07/7/26(木) 22:19 -

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   ▼gliderさん:

久々の書き込みです。

「人もボールも走る」というのがキャッチコピーの一つでしたが、走りませんでした。
そうなると「眼」を持ってる選手が少ないせいか、大会を通して等速運動を見せられて
退嬰的な気分になってしまいました。
(さすがにあの気候だとオシムも文句を言わなかったのかもしれません。)

>「組織力だけでは勝てないということを9番マレクに教えられました」
>まあその通りかなと思う。
戦術的な視野を持たない選手が多い状態で組織的なアクションを起こしても、
もうこれ以上の組織力は持ち得ないと思います。
2002年のトルコ戦でそのことに気付くきっかけをもらったのに。その後4年もの間
鎧をまとわず戦うことで、日本人選手はいかにそのスキルが未熟かを、
嫌と言うほど見せられたはずなのに。
ドイツW杯ではアルゼンチンと言わず、メキシコの選手たちと比べても相当の差がありました。

以前も書いたかも知れませんが・・・
よく「個人能力」という言葉が身体能力やテクニックを内包して語られますけれど、
組織や戦術を体現する力、スキルはそこから排除されますよね。
ですが、それは間違いなく個の力です。
私はこの能力を個の能力としてしっかりと認識したうえで議論しあえる場を、
こことあと1箇所しか知りません。
なぜこの力とスキルの問題に目が向けられないのか不思議でならないのです。

もしかしたら、「日本化」というキャッチコピーに目がくらんだのかもしれません。
日本人は「日本人論」に強い興味を持ちますよね。だからオシムから「日本化」
という言葉が発せられた時、それまでの不満もあいまって異常な反応を示しました。
ですが、この言葉は歪んだかたちで多くの日本人に受け入れられたのではないか?
と危惧しています。

質を伴う選手を走らせるようなチーム作りをしてくれないものか。
オシムならできると思うのですが。

>さほど心配はしてないんですが、それでも現状についての不満や文句はこれからも言って行くつもりです。
現状で何が足らないのか、問題なのか。
積み上げたものを評価しつつも、現状の問題に解答を求め続けることを
忘れてはいけないですよね。
「道半ばで段階を踏んでいるから」というセリフはあってもそういった要求が
ないものをちらほら目にして、なんだか免罪符になっているように感じています。
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Re:サウジ戦
 amo  - 07/7/26(木) 17:00 -

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   ▼gliderさん:

その前の韓国イラクから観てたんですが
イラクもサウジも、何だかセリエA下位の南イタリアのチームっぽいなあと。
それこそ「エレガント」ではないが、強くて上手くてタフ、という。
容貌もそんな感じですし(笑)

立ち上がりからおとなしくて、疲れもあるんでしょうけど
ピークをオーストラリア戦後からうまく移行できなかったのか。

それにしても中盤に芯がない。
小刻みパスも・・・グラさんのおっしゃるとおり
ずらしてないから、しょうがないんですよね。
中澤はかなり積極的に上がったりもしていましたが
DF陣の上がりには、しかるべきところでブレーキがかかるように
なっているみたい・・・バランスという呪縛。

若手には虎視眈々と本気で代表入りを狙って欲しいですね。
オシムのサッカーがどうこうというより
全体的な覇気の低下(笑)の方が気になりました。
韓国とどんな試合をしてくれるかは、楽しみですが。
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サウジ戦
 glider  - 07/7/26(木) 1:44 -

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   負けたんで、どうしても文句がちになってしまいます。
ま、現段階ではそんなに悪い内容でもなかったとは思ってますが、それでもジリジリする場面は多かったんで(オーストラリア戦だってそこは一緒でしたが)、その辺を中心に書いてみます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「組織力だけでは勝てないということを9番マレクに教えられました」
まあその通りかなと思う。
組織力は限りなく五分と五分。
サウジにはドリブルがあり、シュートがあり、個人技があった。
日本は、高原が厳しくマークされ、ゴールの近くではあまりプレイさせてもらえなかった。
その辺の差が出たでしょうか。

ただ、日本はやはり「ボールを受ける動き」が少なすぎる。
何度も同じ繰り返しになってしまいますが、これ、ほんとジリジリしますね。
スペースがある。
でも誰もそこに入って受けようとはしない。
ムダな横パス、バックパス。
ようやくそこにパスが出る。
でももう、そこは効果的ではなくなっている。
タイミングは逸している。
相手守備ブロックは崩れない。
何故か?
もちろん、そういう「眼」「頭」のある選手が足りないということなのかもしれない。
でも、それ以前に、必要以上にバランスを崩さないようにしすぎてもいると思う。
相手にとっての有効なスペースを潰したまま攻めようなんて、そんなムシの良い話はない、と思う。
守備には守備のバランス、攻撃には攻撃のバランス。
動く、動かす、タイミングを逃さず、突く。
それで相手のブロックが動く。
動いたことでできたスペースをまた突く。
そうやって崩れて行く。
ノーリスクノーリターンってのは何事によらず、だと思うんですけどね。
もうちょっとパスの精度も上げないといけないけれども。

いつもいつもそうせよ、ということではないんです。
それはゲーム全体の流れを見て、ということでも良い。
でも、ここ、という時にそういう動きがないから、余計に単調になる。
いつまでたってもテンポが上がらない。
ここって時にはそうやってリスクをかけて大勢が動いて圧力をかける。
スパッスパッと繋いで相手を動かし、最後の局面ではさらにスピードアップして行く。
それはタイミングの話。
スペースからスペースへ、そこに個人技も交えて行く。

「50パーセントの確率でも良いから、縦に入れて行かないと相手が動かないんですよ〜」
と解説の松木氏。
いや、無理な縦パス入れる前に、もっと動いて受けるようにすれば良いだけ。
前にスペースは開いてる。
でも誰もそこへ入っていない。
そしてその後ろで横パスを繰り返している。
わかりきったようにサイドへ出し、サイドチェンジを繰り返す。
それはもう読まれているから、相手はスライドするだけでブロックは崩れない。
中もしっかり固められている。
サウジは日本を分析してたと思う。

オーストラリアには勝ったけれど(PK戦勝ちなんで厳密には引き分けですが)、その辺の課題は背負ったままだった。
「人もボールも動く」と言うけれど、「人」はさほど動いてはいない。
相手バイタルエリアに入ってからだけが「攻撃」じゃない。
攻撃は最初の一歩から、という意識が足りないのかもしれない。
動きだけでなくそこでのパスの精度を見ても。
パスのほんのちょっとのズレで、もうタイミングは失われる。
受け方のほんのちょっとの工夫で、「タイミング」は生まれる。
技術がある、ということ、工夫ができる、ということはだから大事。
全体として、ここって時の精度が足りない。
それは技術の話。
推進力が足りない。
それは戦術眼の話。
それは絡み合っているけれども。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「気持ち」は出ていたと思います。
「チーム」にもなってきている。
それは1年間の成果。
行きつ戻りつ、まあ難しいもんですね。
ま、ほんとの本番はワールドカップ予選。
この感じならそれまでにはメンバーも入れ代わるでしょう。
もっと「代表らしく」なってもくるだろうし、ということでは稲本や松井も入ってくるでしょうし、若い連中も、ね。
ひとつひとつ、少しづつ少しづつ、という感じで段階を積み重ねているということはわかりますし(まあイライラもするんですけどね:笑)、さほど心配はしてないんですが、それでも現状についての不満や文句はこれからも言って行くつもりです。
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Re:オーストラリア戦
 makokichi  - 07/7/23(月) 8:33 -

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   ▼gliderさん:
▼カムカムブラザーズさん:


熱い試合を見ていて楽しめていることはもちろんですが、
この大会を現地の環境に慣れながらもこのメンバーでどのように戦うかとか、
もっと楽しもう・経験しようといったことが選手のコメントからも伝わってくる事ですね。また選手達もオシム爺さんを上手く消化できている感じがしますしチームの成長も徐々にですが感じとれる。監督その他を含め日本代表というチームが一つになっている感じが見てとれますね。

この先どうなっていくのか解りませんし、ひょっとしたら今必要とされている事は三年後にはもうすでに大切な事ではないかもしれない。でもチームとしてこういった一つの大会への挑み方はこれからの財産にしていって欲しいですね。
応援のしがいがありますしね。
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Re:オーストラリア戦
 カムカムブラザーズ  - 07/7/23(月) 2:20 -

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   予想通りの好試合だった。
オーストラリアは予想以上に組織化され、またテンポのアップダウンにもたけ、またその自分たちの強みをよく理解した、フィジカルを生かした攻撃も見事な好チームであった。皮相的なマスコミはやる気がないだの本調子ではない、だの言っていたが、戦術的にはヒディンクの頃には及ばないにしろ、それ以外の差はほとんどなかった。

ジーコのチームであれば、結果は同じかもしれないが、内容的には苦戦は必死だろう。あれほどのチャンスはつくれなかったのは間違いないと思う。

昨日の試合で思い出したのは、6年前のトルコとスウェーデンのW杯予選だ。トルコは驚異的な組織力、パス回しで勝利を重ね、スウェーデンは高さ、フィジカルで敵を弾き飛ばす。そんな両チームの対戦は、フィジカルを前面に出したスウェーデンにトルコのパス回しは見事封じ込まれていた。昨日の試合は、どちらも持ち味を発揮していた。しかしその強みはフィジカルのオーストラリア、組織的な連動性の日本、とまったく違うものであった。昨日の試合は"フィジカルの差"を払拭し、日本の強みをもって対等以上に試合ができることを見事証明した試合であり、オシムの言ってきたこと、方向性が間違いでないことが、確信できた試合であった。
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Re:オーストラリア戦
 glider  - 07/7/23(月) 2:09 -

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   ▼カムカムブラザーズさん:

ようこそ。
書き込みありがとうございます。

>去年の6月14日に書かれたgliderさんの「もういい」は
>今でも自分の部屋のドアにはったまま。あれは自分への応援歌でもある。

大変に光栄です。
どうもありがとうございます。
あれは・・・ほんとにあの時の正直な気持ちでしたが、理解され難い部分も含んでいるとも思います。
なので余計にうれしいです。

>ただ、間違いなく言えるのは、ジーコの言った「フィジカルの差」
という試合にはならないだろう。

なりませんでしたね(笑)
なるわけがない。
あの時だってそんなことが問題だったわけでもなかったし。
ただ、日本はもっとフィジカル・コンタクトの「技術」を重視すべき、とは今でも思ってますが。

>そしてチーム一丸で力をつくして試合に望むことを。

まだまだ一体感のある、とまでは行っていないと思いますが、それでも昨日の試合は見ていて楽しめました。
オーストラリアがどうの、ドイツでの敗北がどうのとは関係なく、純粋に応援できました。
「ここをもっと」「そこでこうすれば」なんてことはあげつらえばキリがないけれど、「ここがこうなった」とか「もっとこういうふうにサッカーして欲しい」とかもキリがないけれども、でも、なにより感じたのは、このチーム、ようやく自分達でサッカーをやりだしたように思えます。
真剣勝負の場でようやく、前に書いた「火事場のクソ力」が出て来たのかも。
UAE戦あたりでは、まだまだ時間がかかるかなあ、と思ってたけれど、以外と早く脱皮のキッカケが来たのかもしれませんね。
今後もずっと、アジアカップが終わってもそれは続きますように。
というよりそれが「ベース」になるべき(火事場にならんと出てこないってのもねえ:笑)。
そしてさらなる進化を。

他に感じた点としては、交代選手の層。
佐藤は悪くなかったと思うし、今野もぼくは好きですが、もうちょっと層が厚くて然るべきとも思います。
上のどこかでも書きましたが、ドリブルを使える選手も欲しいし、この大会では中村憲剛にもうひとつ冴えがなく、そこのトコの競合相手となる選手も欲しいし、勝負時に投入する「ジョーカー」も欲しい。
稲本、小野、小笠原、本山らの旧世代、田中達也、前田、山瀬、長谷部らのアテネ世代、それから森島、梅崎、柏木らの新世代の奮起に期待したいと思います。
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オーストラリア戦
 カムカムブラザーズ  - 07/7/21(土) 12:10 -

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   今日の試合すごく楽しみだ。

去年の6月14日に書かれたgliderさんの「もういい」は
今でも自分の部屋のドアにはったまま。あれは自分への応援歌でもある。


結果勝つか負けるかはわからない。
ただ、間違いなく言えるのは、ジーコの言った「フィジカルの差」
という試合にはならないだろう。
そしてチーム一丸で力をつくして試合に望むことを。
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Re:ユースワールドカップ
 makokichi  - 07/7/19(木) 8:29 -

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   ▼gliderさん:
>柏木には非常に期待してます。
>なんというか、好みのタイプの選手ですね。
>ぼくは中田ヒデを「身体バランスが良く運動量があり、気の利いたキックやキックのバリエーションは持っていないが走りながら正確に蹴ることができる、本来的にはサイドアタッカー」のタイプだと思ってたんで、「セントラル・ミッドフィルダー」の柏木とはちょっと違うように思いますが、まあヒデに対する見方もあるでしょうしその辺は、ね。


おっしゃりたい事は非常にわかりますですよ。(笑)
これまでの広島での状況は柏木をはじめとして、高萩、森崎兄弟、戸田、青山、高柳などなどゲームに出る殆どの選手がセントラル系のタイプなんですよね。
その内四人が試合に出てるわけですけど、皆、あまりにも器用貧乏だからその中の戸田、森崎兄がセンターバックをやる始末。(笑)
皆若いのですけどその中で一番若くて勢いのある柏木がここ最近ではトップに近い所でプレイする状況が非常に多いんですよね。
なんというか、そのイケイケ度、今の状況がペルージャにいた頃のヒデに似ていたものですからああいった表現になってしまいました。すみません。
ちなみに今売り出し中の柏木ですが、その他にも高萩、高柳も最近良いのですよ。レッズでいうと長谷部系の選手達です。お暇があったらぜひ。


>そうですね。
>多くの選手達が次のU-23には入ってくると思いますが、北京五輪の代表にも入ってきて欲しいです。
>そして、集団競技というものはやはり、「チームとしてひとつになること」が一番大切、それがチームとして「強く」なることのただ一つの秘訣であると再度認識させられました。
>この選手達はこのチームで、ほんとうに成長したんだと思います。
>こういう年代の選手は、何かのキッカケでぐんと伸びますよね。
>もうちょっと上まで行って欲しかったけど、でも、今後に期待したいと思います。


まったくもってその通りだと思います。
若い良い選手は沢山います。これからに期待したいですね。
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Re:vsベトナム
 makokichi  - 07/7/19(木) 7:47 -

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   ▼gliderさん:
なんだかんだでベトナムは勢いがありましたからね。
誰が監督であろうとああいうふうになっていくのかも。
また、立ち上がりは力の差があっても少し心理的にやられていましたね。

アルゼンチン、ブラジルは個々の戦術眼がほんとすごい。
それに仕掛けるときは一人一人の絶対ゴールにねじりこんでやる!感がありありとしてますからね。また、そういっためいっぱいのプレーをしている時でもどこか楽しんで遊んでいるような気さえ感じられる。

我が日本はそういった感じがあまり伝わってこないですね。むしろ淡々としている感じ。海外から見た日本の評価がいつも組織的といわれるのはその辺の違いなのかもしれないですね。
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vsベトナム
 glider  - 07/7/18(水) 6:19 -

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   なんだか、ずいぶんジーコジャパン・テイストだったような気がするベトナム戦の日本代表でした。
足元から足元へ、回して回してプレッシャーかけられて横へ後ろへ逃げて、またやり直し・・・スルーパス狙ってカットされ、つっかけてはミスり・・・なんとなく単発だったりなんとなく単独だったり・・・単独ではなくとも「全体的な連動」というわけでもなく・・・でもそのうちそれが功を奏し、良い位置でのFKになったりゴールになったり。
ジーコ監督時代の対アジア戦でしばしば見た図がまた・・・という感じではありました(まあ今回の方がよく点に結び付けていると思いますが)。
やっぱり、ああやって「全員守備」されるとああいうふうになるんでしょうね。
高い位置にボールを入れ、相手を下げてからじっくりキープに入ればリスクは少ないし、アジアのレベルならそのうち隙はできる、つまりチャンスは生まれる。
徹底的なリスク排除の深いバックラインもまたジーコジャパン・テイスト。
ここまでのその戦い方がどこまで選手間のコンセンサスなのかちょっと知りたいところ。

ただし、相手を下げてパス回しも、もっと効力を上げられると思う。
もうちょっと「受ける位置」を考え、もう少しは「動いて受け」(早め早めに動けばリスクはない)出すパスのタイミングや方向に変化つければもっと相手を動かせる。
こっちのバランス崩すほど大きく動かなくとも、もうちょっと良いスペースに動いてから受けることで相手に危機感を持たせられる場面は多々あったし、そういう動きやパスがないから相手も動かず、あまりに動かないからそのうち長めの無闇な勝負パス入れてカットされる、ということも多かった。
中盤のそういう位置から崩しが始まる、という部分に欠けているからせっかくのポゼッションも「ボール持ってる間は攻められない」みたいな消極的な意味合いが大きくなってしまうし、どうも「そのうち隙はできるだろう」みたいな「待ち」姿勢になってしまう。
点差の割にゃ絶対的な強さ感がない。
そのへん、憲剛あたりにゃ期待してるんですが(っつか憲剛しかいないけど)。
ジーコ時代のイングランド遠征なんかではその辺ができてたんで、見ていてとても楽しかったし、実際そのへんなしに「エレガントなサッカー」「攻撃サッカー」なんてあり得ないと思ってるんですが。

まあ、安全っちゃ安全な試合運びで、別にそれはそれでも良い(仕方ない?)のですがしかし。
それにしても。
攻撃にしてもいいかげん、もうちょっとなんというか、「仕掛けるタイミング」というものを全員で共有し、緩から急の変化を皆でつけて行けないでしょうか。
なんていうか、もっと攻撃に迫力というか、「あ、こりゃ入るぞ」っていうか「ここで取るつもりだな」っていうか「キター!」って感じが欲しいんですよね。
「ああ入ったよ」じゃなくて。
最終局面での複数の動きとアイデアのある個人戦術、少数のグループ戦術を重ねて、ドリブルなんかも交えてバリエーション豊かに緩急の変化ある攻撃をすることはできないでしょうか?

その意味では、3点目はそこそこきれいではありましたが、それぞれのパスの時にもっと選択枝があるようになって欲しいと思ったし、もっとテンポのメリハリをつけて全体の大きな動きを含めて「行ける」ようになれば、と思いました。
トルシエの時は、「急」になるタイミングは「戦術」として刷り込まれた。
そこからの動きも同様に繰り返し練習していた(「大きな波」とか言ってましたっけ?)。
ジーコ元監督は「自分達で判断できるはず」の選手を集め、選手達に作らせようとした。
オシム監督は、自分達で判断できるようになるように、と言う方針でトレーニングしている。
でもなんか、やっぱり「このくらい」なんですね、今の日本。
いや別に、そんな悪い意味でもないんですが。
でも例えばアルゼンチンやブラジルのような、「ここだ」って時にみんなが急にテンポアップしてカサにかかって攻めてくるあの感じ、カタールだのUAEだのベトナムだの、あの程度の相手ならできるようになって欲しいなあ、と思ってしまうのです。
とうわけで、山瀬や田中達也なんかが欲しいなあ、と。

なんかですね、このチーム、そのうち気付いたらこないだのU-20の選手がけっこう入っていそうな気もしてきたベトナム戦でありました。
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Re:ユースワールドカップ
 glider  - 07/7/15(日) 4:40 -

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   ▼makokichiさん:

>うまくいけばこれからもっと伸びていく選手だと思います。
>ヒデタイプの選手だと思います。

柏木には非常に期待してます。
なんというか、好みのタイプの選手ですね。
ぼくは中田ヒデを「身体バランスが良く運動量があり、気の利いたキックやキックのバリエーションは持っていないが走りながら正確に蹴ることができる、本来的にはサイドアタッカー」のタイプだと思ってたんで、「セントラル・ミッドフィルダー」の柏木とはちょっと違うように思いますが、まあヒデに対する見方もあるでしょうしその辺は、ね。

それから、青山、柏木、梅崎、田中アトムのような「視野があって頭も技術もしっかりしたミッドフィルダー」を4人きちんとバランスよく配した所が良かったと思います。
なんで、フル代表で山岸とか羽生とか見ると「なんじゃそら」と余計に思ったりもして(笑)
安田と内田の両SBは、チェコ戦ではもうひとつでしたね。
攻撃に関しては「もうちょっと頭使えよ」と思うこともしばし。
ただ、サイドでのマークと守備、最終ラインに入っての守備、中盤のカバー、ビルドアップ時の絡み、そして攻撃、と多くが要求される役割を良くこなしていた、とは思っています。

>この続きが見てみたいですね。
>五輪代表でも見てみたい。

そうですね。
多くの選手達が次のU-23には入ってくると思いますが、北京五輪の代表にも入ってきて欲しいです。
そして、集団競技というものはやはり、「チームとしてひとつになること」が一番大切、それがチームとして「強く」なることのただ一つの秘訣であると再度認識させられました。
この選手達はこのチームで、ほんとうに成長したんだと思います。
こういう年代の選手は、何かのキッカケでぐんと伸びますよね。
もうちょっと上まで行って欲しかったけど、でも、今後に期待したいと思います。
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