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特集1・サッカーネットライター「winter_wine」のFootyTalk(W杯コラム) F.J編集部 02/6/2(日) 18:43

   第2回「winter_wine」のFootyTalk(W杯コラム) F.J編集部 02/6/3(月) 17:42
   第3回「winter_wine」のFootyTalk(W杯コラム) F.J編集部 02/6/4(火) 14:39
   「winter_wine」のFootyTalk(日本代表対ベルギー直前談話) F.J編集部 02/6/4(火) 14:49

第2回「winter_wine」のFootyTalk(W杯コラム)
 F.J編集部 E-MAILWEB  - 02/6/3(月) 17:42 -

引用なし
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   第2回です。グループFはやっぱり厳しそうですねぇ。

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国歌斉唱から大合唱。そしていつものGreat Escapeのテーマ。ここは欧州か?というような雰囲気ではじまったイングランド×スウェーデン。
イングランドのスタメンは、

GK:シーマン
DF:ミルズ、リオ・ファーディナンド、キャンベル、アシュリー・コール
MF:ベッカム、ハーグリーブス、スコールズ、ヘスキー
FW:オーウェン、ヴァッセル

スウェーデンはDFの核パトリック・アンデションを欠いているが、怪我という話だったリュングベリは間に合った。

さて、ヴァッセルをいきなりスタメンで起用してくるという意外な策に出たエリクソン。このヴァッセルが頑張る。中央からサイドにかけ精力的に動いて攻撃を活性化。ベッカムもややソフトな印象ながら、軽快なプレーを見せる。
イングランドの先制点はベッカムのCKから。飛び込んできたキャンベルが強さを発揮し、見事なヘディング・ゴール。

後半も、懸念されていた左サイドをヴァッセル、アシュリー・コール、ヘスキーあたりが崩していってチャンスを作っているイングランド。どっちかというと主力と思われていたオーウェンやスコールズの方がおとなしい。というか、スコールズのプレーの印象は全くないのだが…。

このまま行くかと思われた後半15分。ミルズのしょーもないミスからこぼれ球をアレクサンデションにミドルで決められ同点に。こうなると押し込まれてしまい、後手後手を踏むのがイングランド。すっかりスウェーデンに攻め込まれてしまう。

ここでエリクソンはベッカムに替え、ダイアーを投入。怪我の具合もあるのだろうが、どっちにしてもダイアーも怪我空け。このタイミングはちょっとないと思う。
これでやっぱりさらにオタオタするイングランド。ミスが増え、こぼれ球を拾われ、シュートを打たれる。選手は変わっても変わることのないイングランドの分かりやすい性格。
さらに動きの良かったヴァッセルに替え、ジョー・コールを投入。平均年齢がどんどん下がっていく。

ヘスキー、オーウェンの惜しいシュートなどはあるものの、やっぱりリズムは変わらず。ただし、スウェーデンも途中から引き分けモードに切り替えてきたようで、試合は沈静化していく。終了間際にアシュリー・コールの凡ミスからのラーションの決定的なシュートが外れ、このまま試合は1−1で終了。

エリクソン監督は本当にこの大会に最強チームを用意してきたのだろうか?どうも2年後、4年後のチームのような気がしてならない。初の外国人監督にそんな余裕はないはずなのだが…。


Fグループのもう1試合、アルゼンチン×カメルーン。
アルゼンチンが評判通りの強さを見せた試合となった。あのナイジェリアが守備に追われ続ける。パスに翻弄され、チャンスを作られるナイジェリアだが、最後の球際でなんとかセンターバックが持ちこたえている。
クレスポでなくバティを起用してきたアルゼンチン。攻め込みながら得点は1つだけだったが、この1点を挙げたのがバティだった。
ベロンのCKを大外からバティが押し込む。簡単なヘッドではないと思うが、この位置からでも決められるという信念によって押し込んだボールだった。

この後、クレスポと交代したバティ。「いつでも替えるぞ。出来が悪かったら試合に出られないぞ」というプレッシャーをバティにすら与え続けるビエルサ監督。この刺激はお互いにプラスになるだろうが、なんとも贅沢な話ではある。

スタメンにバティ、サネッティ、シメオネ、ベロン、オルテガと98年W杯のメンツもかなり残っているアルゼンチン。それなのに当時と比べ、チームが一段階レベルアップしているのを感じる。
それぞれ、もう個人能力が伸びるような年齢ではない。それでもこれほどのレベルアップを示すのは、チームとしての団結と最強の自負のなせる業なのだろうか?

やはりグループFはアルゼンチン中心に進みそうだ。そしてイングランドは…厳しい。あんまり駆け引きのできるタイプのチームではないだけに、上手さのあるスウェーデンとの引き分けスタートはあまり面白くない結果だ。

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試合としてはスペイン×スロベニアが一番面白かったですけどね(笑)

「winter_sprit」より
http://bravo.jp/~winter/(現在、メンテナンス中)

第3回「winter_wine」のFootyTalk(W杯コラム)
 F.J編集部 E-MAILWEB  - 02/6/4(火) 14:39 -

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   出張W杯コラム第3回です。

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期待薄、王国の終焉とさんざん叩かれていたブラジルと最近勢いのあるトルコ。グループCの首位を争う注目の対決となった一戦。

私は事前のブラジル展望で、「3人のRの攻撃力は魅力だが、ロナウドとリバウドのコンディションが微妙」というようなことを書いた。
しかし、のっけから元気に躍動するトリプルR。ロナウドも以前の爆発的な勢いはないものの、ストライカーとして十分に納得のいく動き。
代表になると存在感が3割減、さらにFWのポジションだと2割減するリバウドも、やはり消えてることはあるが、ポイントポイントで良いシュートを放つ。
コンディション良いではないか!

そして特筆すべきはロナウジーニョだ。左右に精力的に動いてリズムを作り、ペナルティエリアに近づくと足にすいつくようなドリブルでスルスルと抜け出す。華麗なワンツーで切り崩し、絶妙のパスを送る。やはりブラジルはこうでないといけない。
パリサンジェルマンにいるうちに髪もすっかり伸びている。普通色気づくとろくなことにはならないのだが、これくらい才能があると大丈夫らしい。

トルコもブラジルのボール回しにさすがに圧倒され気味だが、このトルコが先制してしまうのだからサッカーは面白い。
前半ロスタイム。ブラジルDFのギャップを見逃さなかったバシュトゥルクが浮き球のパスを送ると、走りこんだハカン・サスが左足のボレーシュートでゴールを揺らす。レバークーゼンのチームメイト、ルッシオのいるDFラインをバシュトゥルクが見事に切り裂いた。

それでも相変わらず好調なブラジル。後半5分、ロナウドが魅せた。
リバウドのクロスに飛びついて合わせ同点ゴール。ロナウドは積極的にシュート、ドリブル突破からのクロスを狙うなど、ストライカーらしい動きでブラジルに活力を与えていた。

ブラジルは再三チャンスを迎え、決定的なシュートを次々と放つが、そこにトルコのGKレクベルが立ちふさがる。ポニーテールをなびかせてスーパーセーブを連発するレクベル。こっそりシーマンと取り替えてくれないだろうか?

しかし、ここからトルコがバシュトゥルクを、ブラジルもロナウジーニョ、ロナウド、ジュニーニョ・パウリスタを下げたため、試合がどことなく落ち着いていった。
交代出場のデニウソンも、くねくねドリブルで局面を打開しようとするが、もう一つ試合を動かせないまま。

このまま終わるかと思われた後半42分。アルパイがペナルティエリアでシャツを引っ張り、PKそして退場。このPKをリバウドがしっかり決め、ブラジルが勝ち越した。
レクベルもばっちり反応していたが、ボールはその手をすり抜けていった。

さらに見所はロスタイムにも。CKの準備をしていたリバウドが突然倒れたのだ。
誰もが「すわ投石か?」と思ったその瞬間、リプレイに映し出されたのは、トルコのハカン・ウンサルが軽くリバウドに蹴り返したボールが腹に当たった後、なぜか顔を抑えながらのたうちまわるリバウドの姿だった…。
ハカン・ウンサルは哀れにもこの行為で退場。見ごたえのある試合は、アホな落ちまでつけて爆笑のうちに終了した。

それにしてもブラジルの攻撃陣はやはり魅力的。守備は不安があるものの、見ていて楽しいサッカーで、この後も盛り上げてくれそうだ。

ブラジル 2−1 トルコ
ブ:ロナウド、リバウド
ト:ハカン・サス

さて、明日はいよいよ日本代表の初戦。
私の当たらない勘によると、西澤が活躍してくれるはずです。

「winter_wine」のFootyTalk(日本代表対ベルギー...
 F.J編集部 E-MAILWEB  - 02/6/4(火) 14:49 -

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   まもなくですね…。

充実したコンビプレー、連携を見せて欲しい。
そして誰か、ラッキーボーイというか、流れをつかむ選手に出てきて欲しい。
選手には調子の波はもちろん、活躍の波みたいなのもある気がします。
そういう時って何か雰囲気があって、アジアカップ前の名波、コンフェデの伸二とか
もう後が無い、追い込まれたところで充実した顔をしてる時とかに波が来ることが
多いんですね。
今回はどうでしょう?
僕は西澤に少し雰囲気を感じてます。
コンディションが決して良くない中、(調子はまあまあだけど)
それでも選んだトルシエ監督の勘も信じたい。
先発出場は微妙なところだけど、今まで苦しみ、批判されてきた分、爆発して欲しい。

ゴールを、ゴールを頼む〜。

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