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▼manさん:
クライフの意見は、まあよく理解できる意見ですが、下記の岡田武史元日本代表監督の分析が現実的なところで、焦っていたのではなくそういう戦略を持っていたのだとぼくも思います。
それが正解だったのか、そうではなかったのかはわかりません。
ベルギーに対し、はじめから真正面の戦いをしてどうなったか?
ほんとうの所は正直わかりません。
「それではベルギーの術中にはまる」という結論に達した、トルシエ監督、ミッシェル・エベ分析担当らのスタッフの決断がとにもかくにもこういう結果を出し、それは失敗だったとは言えない、という現実が残りましたね。
ぼくは、何よりも日本代表達の「闘志」を称えたい。
鈴木の得点、逆にヴィルモッツの得点、ああいうのが得点になるのは、もちろんそれを呼ぶ必然があるわけだけど、やはり「気持ちの強さ」が大きいと思う。
勝敗をわけるのは、だからやはりそこだと思う。
そういう意味では日本代表達は100%だったとぼくは思う。
次のロシア戦では「一生懸命さ以上の何か」を与えてくれると信じます。
岡田さんの分析です。
「前半はあれで正解。ほとんどカウンターを受ける場面がなかった。早めに長いボールを前線に入れて、ヒデ(中田英)も意識的にDFの裏に出ていっていた。パスをつなげそうなところでも無理をしなかった。格好悪い戦い方かもしれないが、リスクを抑えることに徹した。
ベルギーは予想通りの戦い方。小野を抑えるために、本来ボランチのバンデルハーグを右側に置いてつぶしにきたのは想定外だが、市川がホールに対して先手を取ってよく抑えていた。ヒデが厳しくマークされる中で、稲本や戸田もよくやった。
失点の場面は次のロシア戦に向けての修正点。一度クリアしたあとに最終ラインを上げることは必要だが、そのあと素早く下がることを怠っている。そういうラインコントロールが日本のやってきた戦い方のはずだ。
今日は日本の持ち味を出せた試合ではない。攻めてくるロシアの方が、日本らしいサッカーができるはず。うまくボールを奪って、日本がカウンターを仕掛ける展開に持ち込めれば、ロシアの方がやりやすいだろう。
今日の勝ち点1は大きい。選手は最後までよく戦った。4年前から、チームは確実に成長している。」
岡田さんは岡田さんだと思いました。
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