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	   チュニジア戦。相手に引かれた状態で、打開策が見出せない中、日本代表に変化が見られました。 
 
それは、「ポジションチェンジ」です。 
 
左サイドに張り付くことで、起点になっていた、伸二が、中央へポジションを移し、中央からゲームを動かそうと努めます。 
 
ヒデは、前へいくだけでなく、センターの深い位置に下がり、そこからミドルパスを放っていました。 
 
稲本は、どんどん前へでていって、勝負をかけました。 
 
戸田は中央でバランスを取りながら、前後左右を広くケアーし、前と、後ろをつなげます。 
 
途中から入った森島は、変幻自在に、ポジションを変え、ワンタッチ、ツータッチで、シンプルに、しかも相手の逆をつきながら、ボールを動かしていきます。 
 
隆行は、前にいるだけでなく、サイドへ積極的に流れ、サイドの深いところで、起点になろうとしました。 
 
市川が、オーバーラップから、右サイドでボールを受け、相手を引きつけておき、さらに自分の右側のスペースへ、ヒデが(ダブル)オーバーラップでまわりこみ、そこへスルーパスがでます。 
 
ディフェンダーは、積極的に、攻撃へ参加していきます。 
 
ゴールシーンでも、ニアーには、隆行がいましたが、ファーサイドには、森島が、トップに入っていたかと思えば、今度は、ヒデがトップに入っていたりもして、見事にシュートを決めています。 
 
自分たちから、積極的に、時空間を操り、頭を使ってサッカーをしようという姿勢がみてとれました。 
 
そういった、各選手達の、変化を狙った、プレーが、コンビネーションとして、有機的に絡みだし、流動的な雰囲気をだしはじめていたのです。 
 
まだ、連動性にスピードや、さらなる連続性がなく、効果的とまではいかない場面もあったのですが、「あれ?代表のサッカーってこんなに自由だったっけ?」と思ったりもしました。 
 
何か、進化していますよ。 
	  
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