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トップ下&ボランチにまつわるエトセトラ hjro// 01/6/30(土) 2:32

   Re(1):トップ下&ボランチにまつわるエトセトラ glider 01/7/2(月) 1:55
   Re(2):トップ下&ボランチにまつわるエトセトラ archimatumoto 01/7/2(月) 4:19
   Re(3):トップ下&ボランチにまつわるエトセトラ glider 01/7/2(月) 5:31
   Re(4):トップ下&ボランチにまつわるエトセトラ archimatumoto 01/7/3(火) 1:55
   Re(5):トップ下&ボランチにまつわるエトセトラ glider 01/7/3(火) 5:34
   Re(6):トップ下&ボランチにまつわるエトセトラ hjro// 01/7/4(水) 0:33

Re(1):トップ下&ボランチにまつわるエトセトラ
 glider E-MAILWEB  - 01/7/2(月) 1:55 -

引用なし
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   ▼hjro//さん:

カペッロ監督は、中田にローマでの往年のファルカンのようなプレイをも期待したのかもしれません。
でも、それはうまく行かなかった。
理由は、ひとつにはそれまでからのチームのスタイルもあったでしょうし、中田の立場もあったでしょうし、中田の特性もあったのでしょう。
でも、やっぱり中田は、攻撃の選手でしたね。
先のことはわかりません。でも今は、中田は、中田の個性は、メンタリティは、攻撃にこそより生きる。
そう思い直しています。

セリエAでのいつの試合だったか、相手がどこであったかは忘れましたが、試合を観戦していたベンゲル氏が、
「22人の中で、一番良いプレイをしていたのはベネチアの名波だ」と言いました。

今日「トルシエ革命」を買ってきて今読み終わりました。
「6番」についてトルシエは「明神と稲本の他に、名波も6番でプレーができる。小野も6番ができる」と書いています。
さらに名波について、「彼は中盤の底に位置しながら、守備的な仕事も攻撃的な仕事もできる。彼がボールを奪い攻撃を組み立てることで
攻守の切り替えが非常にスムースになる。名波の存在がチーム全体を前がかりにすることを可能にした」とアジアカップのチームについて語っています。

「フィジカル」についても語られています。
中村について「独特なリズムと間合い、そして多彩なテクニックから繰り出す豊富な種類のパスが、ノスタルジックな香りをかがせてくれる選手だ。
こういう言い方をしたからといってけっして誤解して欲しくはないのだが、中村には古き良き時代のサッカーのロマンが色濃く漂っている。
ジダンやラウルがそうであるように。」と言い、「間合いを必要とする彼のプレースタイルでは、中田のようなフィジカルの強さがトップ下で
プレーする際には不可欠だ。今日のサッカーでは、トップ下のゲームメイカーであるためには、ゲームメイクの能力に加えてプラスアルファが求められる。
それは第一にディフェンスに当たり負けしない強さであり、彼らをかわせる技術なりスピードなりである。
またペナルティーエリアに侵入しての得点能力であり、相手ボールになった際にはプレスをかけ、ボールを奪える能力である」
「相手の圧力が強い時には、前でプレーするためには彼のフィジカルはまだ不十分であった」と言っています。

しかし、面白いのは一方で「サッカーはラグビーでも柔道でもない。本山にいきなり30kg太れとは言えないが、
彼にはフィジカルの劣性を補える知性とテクニックがある」とも言っている所です。
これをぼくは矛盾とは思いません。両方ともサッカーの真実だと思うからです。

トップ下には真に「ワールドクラス」の中田英寿がいます。
川口はずっと今の調子を持続するならば、「ワールドクラス」かもしれません。
それ以外は、どこのポジションも同じような差が世界レベルとの間にはあるようにぼくには思えます。
高原とシェフチェンコの間にある差は、森岡とデサイーの間にある差は、グアルディオラと名波の間にある差よりももしかすると大きいかもしれない。

通して読んでみると、小野について語っていることが多いように見受けられます。
チェンマイのアジアユースでの小野を初めてみた時のことを「全能のリーダーとして君臨していた。・・・一種の天才と言っていい」、
フィリピン戦での小野のケガに対しては、「こんなことなら当初の方針通りコパに連れてくればよかった」と悔やみ、
シドニーに着陸した際の唯一最大の不安として「小野をメンバーから外したことだった」と述懐します。
理由は「懸念は小野の欠場がチームに与える雰囲気だった。その部分で小野は誰よりも存在感が大きかった。例えばワールドユースでの小野は、
まさに触媒ともいえる働きをした。あのチームのスピリットを彼がつくり出したと言っても過言ではなかった」ことだそうです。
トルシエもやはり「チームリーダー」を求めてはいるようです。ただしそれは、「選手の中から生まれてこなければ、真のダイナミズムとは言えない」
のだそうですが。やっとA代表に小野が定着しはじめているようです。今日の試合でも、左サイドの小野を経由して数多くの攻撃が作られていました。
解説のセルジオさんは、小野のトップ下を見たい、本当のポジションで見たい、と繰り返していましたが、ぼくはもう少し左でやっていても良いと思います。
そこにももう少し慣れておけば、中田との共存という形も確かなものとして持つことができる。
中田と小野、そして名波。ぼくはワクワクしています。

Re(2):トップ下&ボランチにまつわるエトセトラ
 archimatumoto  - 01/7/2(月) 4:19 -

引用なし
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   グライダーさん こんにちわ
以前、フランス戦の直後にヤフーの代表トピで質問に答えていただいた者です。
このツリーの下に書いて良いか迷いましたが、新しいスレッドを立てるまでも無いと思い、ここに書かせていただきます。

私も「トルシエ革命」読みました。私などが読みますと「なるほど・なるほど」と、納得させられる事ばかりで、ほとんど 洗脳状態 トルシエの術中にはまるばかりです。
グライダーさんなどから見て、これは違うぞ と言うようなところが有れば、ご指摘いただけると、私など視点を広げる為に、非常にありがたいのですが。

お願いするばかりでは失礼ですので、私なりに考えた事を申上げます。

トルシエは、中村や小野を左サイドに配置する事に付いて、フィジカルを理由にあげています。それも理由の一端でしょうが、それだけではない様に思います。
私は、もっと戦略的な意図を持った配置ではないかと感じています。

攻撃軸をこれ見よがしに左に配置し、左から攻撃のビルドアップを繰返す事により、敵の守備を左側(日本から見て)に引付ける事が出来ます。更に、右側をあえて防御的にする事で、敵左サイドを前へ引出します。これにより、日本から見て敵のゴール右側には、広大なフリースペースが出来上ります。このスペースを旨く使うと言うのがトルシエの戦略ではないかと思うのです。

中央からの攻撃をいくら厚くしても、敵の守備のバランスは崩れませんが、こちら側の攻撃バランスをあえて崩す事によって、敵の守備のバランスを崩すと言う戦略だと。

アジアカップでも、中国戦の明神のゴールや高原がアシストしたオウンゴールなど、右からのゴールやアシストが少なくありませんでしたし、コンフェデのカメルーン戦の2ゴールもこの形から生れているように思います。

単に、左からの攻撃を厚くするだけであれば、突破型のサイドを使ったほうが効率が良いはずです。しかし、サイドチェンジし、右からの決定機を作る為の配置だとすれば、正確にフィードできる名波や中村・小野を使うのも、左DFに中田浩二を使うのも非常に納得できます。どちらかと言えば右で神出鬼没の森島も活きますし、右サイドが低い位置に構える(当然守備のバランスを取ると言うのも兼ねますが)のも説明できます。
左を基点にして、右に振り、中央へ戻して、そこへ中田や稲本が後列から飛出す。

敵がそれを読んで、左の守備を厚くしなければ、分厚い攻撃陣、そのままワンツーなどでまっすぐ突破すれば良いのですから、なかなか良い戦略だと思うのですが。

キリンカップ・パラグアイ戦、中田の不在であいた中央の指令塔、其のポジションを埋める事無く、小野を左サイドに配置したトルシエ。名波・中村の不在で、小野を中央に置くと左からゲームを作る事が出来なくなる為、あえて小野を左に置いたと考えたのですが。素人の深読みのし過ぎでしょうか?ご意見をお聞かせ下さい。

Re(3):トップ下&ボランチにまつわるエトセトラ
 glider E-MAILWEB  - 01/7/2(月) 5:31 -

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   ▼archimatumotoさん:

御来訪、そして書き込みをしていただいたこと、感謝します。ありがとうございます。
このサイトは、圧倒的にコンテンツが不足しています。
考えている企画もあるのですが・・・
リクエスト等もどんどん書いていただけるとありがたいです。

>これは違うぞ と言うようなところが有れば

うーん、ないんですよねえ、あんまり。
本にして出すからには、あまりそういうこと言われないように書くだろうし・・・(笑)
もともとぼくは、トルシエのことを「しごくまともな筋の通った考え方をする正義漢」
というふうに捉えています。もれ聞こえてくるコメント、インタヴュー等からもそれは伺えたので
今回の本は、「やっぱね〜」ってことばっかりで。
信念なんかの部分に共感できる所が多いんですよね。

強いてあげれば、シドニーのチームよりもアジアカップのチームの方がチームとしても
戦術的にも良かった、うまくいった点に言及がない点ですかね。
トルシエ本人が以前、どこかでそのことをちらっと言っていたと思うし、ぼくもまたそう思うので、
そこのとこらへん、詳しく本人から聞きたかったなあ。
でも、まだ依然トルシエは日本代表監督で、選手の名誉にもかかわることかもしれないし、
難しいかもしれませんね・・・
あとは、稲本をスーパーボランチは言い過ぎですね。
ぼくは今の稲本には不満がありますが・・・

>攻撃軸をこれ見よがしに左に配置し、左から攻撃のビルドアップを繰返す事により、敵の守備を左側(日本から見て)に引付ける事が出来ます。更に、右側をあえて防御的にする事で、敵左サイドを前へ引出します。これにより、日本から見て敵のゴール右側には、広大なフリースペースが出来上ります。このスペースを旨く使うと言うのがトルシエの戦略ではないかと思うのです。

なるほど。おもしろい見方です。確かに森島は右サイドを使うことが多いし、右サイドハーフが
フィニッシャーになることもよくありますね。
左に相手の守備をひきつけることで右にスペースができやすい、ってあると思います。
ただ、相手の攻撃では、相手のチーム事情とかにもよりますが、どちらかと言えば
左サイド中村の後ろを狙われることの方が多かったような・・・

「トルシエ革命」を読むと、トルシエが小野を特別な選手と考えているように思います。
パラグアイ戦、小野がおおかたの期待に反して左サイドだったのは、中田ヒデの合流を見越し、
小野にもう少し左サイドも慣れさせておく、という意味あいもあるような気もします。
二人とも使いたいでしょうから。
三浦アツを外したことから考えて、中村や本山よりも小野の方が攻守のバランスがある、
と考えているのだということもわかります。
おっしゃるように左サイドからの攻撃を考えていることもあるでしょう。
攻撃は、左の小野を経由することが多かったですからね。
森島も使いたい。名波がいないし、戸田と稲本のバランスも良い。で、小野を左にするのが
一番バランスが良いとの判断もあるでしょう。
いろいろな要素がありますね・・・

Re(4):トップ下&ボランチにまつわるエトセトラ
 archimatumoto  - 01/7/3(火) 1:55 -

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   ▼gliderさん:
返信ありがとうございます。

>そこのとこらへん、詳しく本人から聞きたかったなあ。

この本の後編も期待したいですし、いつまでおやりになるか分りませんが、退任後「2002WCへの挑戦」なんて本が出たら、絶対に手に入れたいと思います。
それまでは、せいぜい想像をたくましくして、勝手な妄想を楽しみたいと思います。

>なるほど。おもしろい見方です。・・・
>左に相手の守備をひきつけることで右にスペースができやすい、ってあると思います。

グライダーさんにそう言っていただけると、すごく嬉しいです。何せ素人ですので、こうかな?と思っても、其の見方に自信を持てませんし、どなたかに見ていただくのが一番と思い書き込みました。全くの的外れでもない様で、安心しました。

>ただ、相手の攻撃では、相手のチーム事情とかにもよりますが、どちらかと言えば
>左サイド中村の後ろを狙われることの方が多かったような・・・

其のリスクを犯しても、中村を左に置くのは何故か?と言うのが、あの意見を持った切っ掛けです。当然フィジカルの問題も大きいと思いますが。

>いろいろな要素がありますね・・・

おっしゃる通りと思います。其の色々な要素を組み合せ、バランスを取り、今有るフォーメーションになっている事と思います。今でこそ当り前のように、中村を左に配置したり、中田(コ)をDFにしたりしてますが、最初に見た時は結構驚かされました。そういう意味でも、トルシエ監督は面白いです。

それから、お礼と言う訳では有りませんが、おもしろいHPを見つけました。もうご存知かもしれませんが、選手の動きや、パスが良く解るサイトが有りました。
私などが見ても「へーこの選手こんなに動いているんだ」などと言う程度ですが、詳しい方が見れば、色々な情報が読取れるのかもしれません。ご参考までに。

http://homepage1.nifty.com/analyze_football/

また、よらせていただきます。

Re(5):トップ下&ボランチにまつわるエトセトラ
 glider E-MAILWEB  - 01/7/3(火) 5:34 -

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   ▼archimatumotoさん:

>退任後「2002WCへの挑戦」なんて本が出たら、絶対に手に入れたいと思います。

それは面白いでしょうね。今は言えないこととかたくさんあるでしょうから。
情報もれにも気をつけなきゃいけないし、選手のこと、チームスタッフのこと、協会との関係、Jリーグとの関係、マスコミ、いろいろあるでしょうからねえ。


>何せ素人ですので、こうかな?と思っても、其の見方に自信を持てませんし、どなたかに見ていただくのが一番と思い書き込みました。全くの的外れでもない様で、安心しました。

ぼくも素人です。ほとんどの人が素人なんじゃないですかねー。
マツモトさんはちゃんと見られていると思いますよー。
自分で見て、考えて、裏付けもあるなら、自信持っていいと思いますよ。
なんとなくの思い込みや、マスコミの受け売りなんかだと自分で見たことじゃないから裏付けがないし、穴だらけになるけど、
自分で見て気が付いて、また見直して、考えて、ってやったことはだいたい間違いじゃありません。
考え方とかの差がでるだけで。

>今でこそ当り前のように、中村を左に配置したり、中田(コ)をDFにしたりしてますが、最初に見た時は結構驚かされました。そういう意味でも、トルシエ監督は面白いです。

面白いですよね。日本のサッカーの既存の常識を壊すトリックスターのような人です。
左サイド、本山以来にトルシエの求めるあり方を一番実現してるのが小野かなあ、とか思います。
DFで、まっさきにフラット3を理解できていたのは中田浩二のように思います。
若い選手は頭が柔らかいですね。


>analyze_football

どうもありがとうございます。
ここ、ぼくも最近よく見るようになりました。
選手の関係性なんかもわかりますよね。
仕方ないけど時間軸がないので、そこの所はヴィデオ等で再確認しなくてはなりませんが、発見もあります。
ありがとうございます。

>また、よらせていただきます。

是非。近いうちに新コンテンツをアップできそうです。
ちょくちょく来て下さるとうれしいです。

Re(6):トップ下&ボランチにまつわるエトセトラ
 hjro//  - 01/7/4(水) 0:33 -

引用なし
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   gliderさん、わたしの支離滅裂な書き込みにうまく味付けし、こんな興味深い話題を提供していただきありがとう。
おっしゃるように、小野に対するトルシエの執着というのは、かなりだと思います。


それから、archimatumotoさん、面白いサイトを紹介していただき、ありがとう。
(さっそく、覗いて来ました。)
archimatumotoさんのおっしゃったように、左サイドというのは日本代表にとってひとつのキーポジションになりそうですね。
先のパラグアイ戦で、小野はハーフタイムから真中にも顔を出すように言われたそうで。
その言葉が、トルシエの左サイドのゲームメーカーとしての位置付けを示唆しているようでした。
今後は、中田&小野(中村が復帰してくればどうなるか・・・。)がうまくマークを分散しあって、時にはポジションチェンジ、時にはオーバーラップ、というような効果的な攻撃をしてくれたら、またひとつグレードアップした代表が見られそうですね。

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