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グライダーさん こんにちわ
以前、フランス戦の直後にヤフーの代表トピで質問に答えていただいた者です。
このツリーの下に書いて良いか迷いましたが、新しいスレッドを立てるまでも無いと思い、ここに書かせていただきます。
私も「トルシエ革命」読みました。私などが読みますと「なるほど・なるほど」と、納得させられる事ばかりで、ほとんど 洗脳状態 トルシエの術中にはまるばかりです。
グライダーさんなどから見て、これは違うぞ と言うようなところが有れば、ご指摘いただけると、私など視点を広げる為に、非常にありがたいのですが。
お願いするばかりでは失礼ですので、私なりに考えた事を申上げます。
トルシエは、中村や小野を左サイドに配置する事に付いて、フィジカルを理由にあげています。それも理由の一端でしょうが、それだけではない様に思います。
私は、もっと戦略的な意図を持った配置ではないかと感じています。
攻撃軸をこれ見よがしに左に配置し、左から攻撃のビルドアップを繰返す事により、敵の守備を左側(日本から見て)に引付ける事が出来ます。更に、右側をあえて防御的にする事で、敵左サイドを前へ引出します。これにより、日本から見て敵のゴール右側には、広大なフリースペースが出来上ります。このスペースを旨く使うと言うのがトルシエの戦略ではないかと思うのです。
中央からの攻撃をいくら厚くしても、敵の守備のバランスは崩れませんが、こちら側の攻撃バランスをあえて崩す事によって、敵の守備のバランスを崩すと言う戦略だと。
アジアカップでも、中国戦の明神のゴールや高原がアシストしたオウンゴールなど、右からのゴールやアシストが少なくありませんでしたし、コンフェデのカメルーン戦の2ゴールもこの形から生れているように思います。
単に、左からの攻撃を厚くするだけであれば、突破型のサイドを使ったほうが効率が良いはずです。しかし、サイドチェンジし、右からの決定機を作る為の配置だとすれば、正確にフィードできる名波や中村・小野を使うのも、左DFに中田浩二を使うのも非常に納得できます。どちらかと言えば右で神出鬼没の森島も活きますし、右サイドが低い位置に構える(当然守備のバランスを取ると言うのも兼ねますが)のも説明できます。
左を基点にして、右に振り、中央へ戻して、そこへ中田や稲本が後列から飛出す。
敵がそれを読んで、左の守備を厚くしなければ、分厚い攻撃陣、そのままワンツーなどでまっすぐ突破すれば良いのですから、なかなか良い戦略だと思うのですが。
キリンカップ・パラグアイ戦、中田の不在であいた中央の指令塔、其のポジションを埋める事無く、小野を左サイドに配置したトルシエ。名波・中村の不在で、小野を中央に置くと左からゲームを作る事が出来なくなる為、あえて小野を左に置いたと考えたのですが。素人の深読みのし過ぎでしょうか?ご意見をお聞かせ下さい。
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