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▼gliderさん:
どうも本当にご無沙汰です。レスが遅くなってすみません。ここのところCNNにはりついてます。
>ジーコのインタヴューや発言等を見ると、相手ボールになった時は一度引いてきちんとマークを掴む、という基本があるようです。
>攻撃では、基本的にスペースのあるサッカーを志向しているようにも思います。
>「コンパクト」とは言っても、それは現代のレベルの「コンパクト」ではないかもしれません。
ジーコ監督の目指すサッカーの詳細は、まだほとんど判っていないのですが、私もグライダーさんと同じように感じています。
疑問点は「コンパクトな守備→スペースのある攻撃」あるいは「スペースのある攻撃→コンパクトな守備」という切り替えが、スムーズに行われるのか興味があります。
>もちろん、それだから強くなれないなんて言うつもりはないですが、「一度引いてきちんとマークを掴む」なんてことをやっていると、高い位置でコンパクトに守るのは無理だし、速い攻守切り替えもコンパクトに攻めるのも難しい。
正直なところ、あっという間にゴール前まで詰められてしまうような気が・・・・
守備のコンパクトを保つのは難しくないですよね、前線が引いてしまえば良いのですから、でもそれではコンパクトにする意味がない。
正直なところ今の日本の実力「黄金の中盤」をもってしても、自陣の低い位置から、ボールをまわしつつ、敵陣の深いところまでボールを持ち込むことができるとは思えないのです。たとえそれがベルギークラスであっても。
>ジーコの言う「自由」は、そうした保証を組織全体としての約束事の上に成立させるのではなく選手間の高いレベルの相互理解をもとに保証されるものとして、質の高い選手同志であればそうしたことはできるのが当然のものとして考えられているように見えます。
私はジーコは巷で言われるように天才なのだろうと思うのです。ですからゲームを見ればチームの組織的問題点などを一瞬にして指摘できたり、改善点なども見えてしまうのではないかと思います。しかしそれを理論的に説明してくれと言われても「駄目だから、駄目なんだ」と言う答えしか返ってこない。コンセプトを作ってすべてを論理的に集約していくようなことは、はなから発想にないのかもしれないと思っています。それはそれで強くなれば良いのですが。
>布陣的な?として。
>ジーコも「コンパクトであることは重要だ」と言います。
>しかし、現代の世界のレベルの速度の中でコンパクト・フィールドを実現するために「運動量豊富な1stプレッシャー係」としての中盤選手の存在は、ひとつの重要な要素ではないか?とぼくは思っています。
>もちろんそれは、誰かが一人で負わなくとも分担しても良いとは思いますが、誰かがその中心になって行くことはある程度の必然のようにも思う。
>中田、中村、小野、稲本、という布陣で、誰が?という思いは拭えず、その4人は4人で使って欲しいけれど、4人を一度に使うにしても、4人が不足なく力を発揮するために、そしてコンパクトにやろうと言うなら、やっぱりもうひとり戸田とか明神とか、そういった選手がいた方が良いのではないか、と思えます。
私はコンパクト守備において「運動量豊富な1stプレッシャー係」はFWが行うべきジョブになっていくように思います。中盤では最終プレスをかけてボールを奪う必要があると思います。結論は同じですが。
>ぼく個人としては、資質は違うから単純に比較するものではないけど、中村と小笠原の間に実際的な実力差があるとはとても思えず、「中田、中村、小野、稲本を一度に使いたい」のなら、中村がいなければ小笠原で良いじゃないか、と思ってしまいます。
>いや、現時点では小笠原の方が実際的には機能するんじゃないか、とさえ。
カンファレンスでトルシエがコンパクトな攻撃を目指していたことを知って、なぜ中村をはずしたか、なぜ中田がボールの流れを遅らせると言ったか理解できたように思います。
中村はその魅力の元となる個性が、コンパクトフィールドには合わない選手だと思います。
中田の場合は本人の問題と言うより、周囲が中田に頼ってしまうことが問題だったのではないかと。
コンパクトな攻撃では、遅滞のないボールの流れが最優先されると思うので。
いずれにしても今日の試合、ジーコさんと代表選手たちが、どんなサッカーを見せてくれるのか、興味津々楽しみにしています。
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