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▼zukunasiさん:
さて。
昨日まで5日間、仕事で紀伊の国に行ってました。
熊野大社本宮にもお参りしてきましたよ。
熊野神社はスサノオノミコトを祭った神社で、スサノオに仕えたのがヤタガラスで、それでヤタガラスがシンボルになってます。
平安時代に蹴鞠名人の藤原成通が蹴鞠上達のために熊野詣でをしたっていうんで、日本にサッカーが伝わって協会ができた頃からヤタガラスさんをトレードマークにしてた、ということみたいです。
その他にも、道に迷った神武天皇をヤタガラスが導いたという故事から「よくボールを相手のゴールに導くように」との願いが込められているとか、日本にはじめてサッカーを紹介した中村覚之助という人が熊野出身だったとか、いろいろとパンフレットには書いてあります。
ヤタガラスをシンボルにしたお守りに、見たことがあるカラーリングの模様が書いてあると思ったら98年大会当時のユニフォームの袖に描かれた炎の模様と同じだったり、JFA公認グッズのサッカーお守りが売ってたり(笑)、去年の初夏にはトルシエや選手達もここでお参りしたんだなあ、とか、サッカーに縁の深い場所でした。
よく知らなかったんですけどね(笑)
まあ、遅レスの言い訳けはこれまでとして(笑)
閑話休題。
>しかしサッカーの上でどちらが優位かといえば、正直のところわかりません。
どちらが優位かというか、ぼくは「どちらがシンプルか」の方に興味があり、そちらについて「微妙」と思います。
移動時間、地域的なこと、「コンパクトかつスピーディな」サッカーのためには入れ代わりは必然なこと、そうして速度の問題を込みにして考えると「どちらがシンプル」かはっきり言い切れないでしょう?
例えばSBのひとりが中へ絞ってライン右前でプレッシャーをかける。
逆の左SBはラインに入る。
横パスが出てCBがそこを潰しにかかる。
右SBはカバーしてライン右にイン。
3バックなら、右のSHかボランチか、ともかくMFがそれをすることになる。
まあ省略化した話ですが、でも「どちらがシンプル」か、微妙でしょう?
はっきり言えば、ぼくは3バックならプレッシャーの速度を保つために、中盤にバックスとのパイプ役をする選手が必要になると思います。
前代表には戸田がいました。
4バックならば、それはSBが左右分割してやれば良い。
その方が地域的役割り的にシンプル、と言うことだって可能です。
だから、4バックもやり方次第、捉え方次第で広がりを持たせられる。
CB二人とSB二人というのだって絶対じゃないでしょう?
4人のDFを菱形に置いたって、一応「4バック」という言い方もできるのだし。
だからぼくは、3と4、どっちが良いのか?という捉え方はしません。
どんな選手が入り、どういうコンビネーションを築くか。
理想は、必要に応じて2にも3にも4にも5にもなれること。
CBの人材が現状である限りキーポイントはSBの人選になるでしょうか。
>正直なところ、僕はその流れでよいと思っています。ここ最近10年間だってそれでやってきたわけだし。それでは本当にコンセンサスは得られないのかしら。
このへんのこと、ヤフーにも書いてきましたが、ぼくは自覚が足りないと思います。
なんとなくそういう趣向があって、そういう流れで来て。それを明確に目指してきたわけではないけど、やっぱり日本人の趣向としてあって。
クラマーが来てオフトが来てトルシエが来て。
自然な流れと無自覚さと外国人によってそうなってきた。
でもほんとうに?今の我々にとっては?他の可能性は?
自分ではっきり「こう生きて行きたいんだ」と決めたわけじゃない。
なんとなくそうなって、外国のセンセイ達もそれを勧めて進めてくれて。
諸外国、強い国は長い歴史の中で自然にコンセンサスも生まれたのでしょう。
よその強い国とぶつかり合いもまれる中で。
日本は、そういう歴史がない。だから、まだ「なんとなく」しかない。
だから、「日本はこういうサッカーを目指しているんだから、こういう人を監督にしよう」というようにはならない。
それは単に協会が愚かだったからばかりではないでしょう。
トルシエ時代から続く今のホットな議論、ワールドカップに出て、3連敗して、自国開催して決勝トーナメント出て、選手が先進国に渡って。
毛が生え揃ってきたんじゃないですかねえ。
ぼくはそろそろ良い時期、良い機会だと思うのですが。
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