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関係あるような無いような話をもうひとつ。
高原、すごくいい感じで成長していってると思います。今期WOWOWで放送された高原の試合は開幕戦いがいすべて観戦していますが、彼はいま自分の課題を徹底的に「動きの質」においていることが良く分かります。今期は2トップ、1トップ、左サイドなどさまざまな使われ方をしていますが、いずれの試合においてもその役割を十分にこなせていると思います。
とにかく、動いてボールを受ける意識が高い。反転の意識が高い。そこで逃げたらダメ、というところでは必ず勝負を仕掛け、かなりの確率で勝てているし、ファウルをもらえるようになっている。1トップで使われたならもちろんポストプレーをしなくてはならないのだけど、ボランチがボールを持ったときに一旦顔をだし、ボールにさわり、味方が押し上げてきたところで離してすばやく動き出す。高原をみてると、ひざが伸びきっているシーンが少ないです。ずっと集中して、いつでも動き出せるように、ヒザは少しだけ曲げているシーンが多い。
ヘディングに関しても、上背はさほどでもないぶん飛ぶタイミングをよく考えてステップを踏んでいる感じがします。10センチ以上高い相手に対しても競り合いを怖がらないで必ず競りに行ってます。そしてクロスに対しては必ずニアサイドに飛び込む。gliderさんがよくボヤいておられることですが、FWは一枚どうしてもニアに飛び込んでいかないと相手DFには何の脅威も与えられないんですよね。そこを高原はよく分かっているようで、昨年磐田で得点王を取ったときのサカマガかサカダイのインタビューでも「フィジカルを鍛えることでニアに飛び込んでいけるようになった。それが得点の量産に繋がっているし、オトリになって藤田さんやゴンさんを使うことにも繋がっている。」ということを述べていました。
まだ早いかもしれませんが、いまの高原を見ていると2006年はどんな選手になっているか、非常に楽しみです。全世代のFWで一番期待しているのは、やはり高原ですね。
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