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戸田 glider 01/7/21(土) 5:49

   Re(2):戸田 glider 01/7/24(火) 5:20
   Re(3):戸田(適当です) 緑龍 01/7/24(火) 22:35
   Re(4):戸田(適当です) glider 01/7/25(水) 10:02
   戸田について 緑龍 01/7/25(水) 17:35
   Re(1):戸田について glider 01/7/27(金) 7:03
   Re(2):戸田について mitsu 01/7/27(金) 12:47
   Re(2):戸田について 緑龍 01/7/29(日) 0:40

Re(2):戸田
 glider E-MAILWEB  - 01/7/24(火) 5:20 -

引用なし
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   ▼緑龍さん:

>う〜ん、まず第一に、私はまだまだ戸田を「不動の日本代表のDH」とは考えていないんですよね。何といっても名波のことがありますから。
>もちろん名波は、戸田ほど純然たるDHではありませんが、それ以上の存在です。仮に「稲本+戸田」を中盤の底に置いて出来ることなら、「名波+明神」でもこなせるんじゃないかなと思っています。

まあ、正しくは戸田も決して不動ではないでしょう。
候補の中での有力選手、といった感じで。
でも戸田と同じ仕事のできる選手は今の所、誰もいません。
戸田のカヴァーリング能力とその判断のスピード、範囲の広さと各方面との連係の良さ、そしてバックラインに入れること、それは今までの誰もやれていなかったことです。
そしてぼくは、このバックラインに入れること、3バックスとしっかり連係できることを重視します。
それがないと、3バックスがいつまでたってもひとかたまりです。
それがないと、両サイドのCBが外へプレッシャーをかけに行くのが遅れます。
それがないと、3バックスが積極的に前へ出てボールにアプローチしづらいです。
それがないと、連動性がキモのトルシエ式「フラット3」で、中盤とバックラインを密に結び付けることができない。
スピーディに攻〜守、守〜攻の切り換えをしたいのなら、3バックスと中盤の間にも流動性が必要です。
バックスは一番状況が良く見えます。
大きく蹴ろうとしているのに、サイドに振るだろうことが見えているのに、サイドをフリーで駆け上がってそれを受けようとする敵がいるのに、パスが通ってからディレイしに行くだけなんてのはなんとも非効率的で、消極的な守備です。
もっと広く、もっと自由に動くべきです。それを可能にするのは、中盤との密な連係です。
状況に応じて適切な選手が適切に素早く役割を分担し入れ替えて行けば、「3バックだからサイドが弱い」
などと言うことは絶対にないのです。
そしてそのことに少しでも光明が灯ったのは、戸田が入ったからです。

名波はDHではありません。名波は「ボランチ」、わかりにくければ「センターハーフ」です。
稲本もどちらかと言えばそういう指向ですね。
「稲本+戸田」と「名波+明神」はそういう意味では似ている気もしますが、ぼくは「名波+戸田」を押します。
もちろん、やってみなければわからないことですが。

これから先はわかりませんが、今の所、明神に戸田の代わりは無理だとぼくは見ています。
だってできていないから。
名波にできて稲本にできないことは、稲本にできて名波にできないことより多いように思います。
むろん、どちらを重視するかは対戦相手や試合の意味があるし、ましてや稲本は育成に定評のあるベンゲルの元でこれからプレイします。
だからそっちも先のこと(それも意外と早いかもしれないし)はわかりません。

「世界モード」へのステップアップの一歩目として、守備面のコンビネーション強化をもう一度さらに詰めてやる必要が出てきたのが現在です。
サイドの守備、ラインの前に持ち込まれた時の守備、飛び込みに対する守備、守備の様々な面で連係強化が必要な相手とぶつかることになっているからです。
故に、今、戸田をスタンダードとすることに意味があると思います。
戸田の加入以来(もちろんチームとしての守備面での意識改革という事実もありましたし、そこに力をかけているということもありますが)
あきらかに3バックスの動きがなめらかになっていると感じます。
そこかしこでプレッシャーがかかるのが早くなっています。

話しはそれますが、先程ガッザで南米選手権のウルグアイーコスタリカ戦を見ました。
双方とも3バックですが、やはりサイドへ出たボールに対するバックのプレッシャーなど、日本より数段早いですね。

稲本+明神は、もうあまり見たくないですね。
五輪の布陣は今見てもやっぱりうまく行ってるとは思えない。
アジア杯の布陣も、主なプレイエリアを考えれば強豪相手には厳しいでしょう。
ぼくにはやっぱり今は戸田が不可欠に思えます。

>結果、一番ゴールを記録するのが稲本、ということになっても不思議ではないと思います。

またもや稲本に対して厳しいことを言うようですが、ぼくは今の稲本のキックを良いと思いません。
外国の選手に比べて、W中田や小野や遠藤や本山なんかに比べても、あまり上手な蹴り方じゃないと思います。
(コスタリカなんか、みんなすごく良いキックでした。そういった面では昔よりもずいぶん良くなったとは言え、まだまだですね)
ミートの確かさ、コンパクトさ、稲本のシュートがバシバシとゴールを正確に捉える想像がうまくできません。
成長を期待します。

Re(3):戸田(適当です)
 緑龍  - 01/7/24(火) 22:35 -

引用なし
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   ▼gliderさん:

>戸田のカヴァーリング能力とその判断のスピード、範囲の広さと各方面との連係の良さ、そしてバックラインに入れること、それは今までの誰もやれていなかったことです。
>そしてぼくは、このバックラインに入れること、3バックスとしっかり連係できることを重視します。

結構視点が重なりますよね、私とgliderさんは。議論が議論であることから必然的に要請するニュアンスの違いに過ぎないような気もしますが、一応盛り上げるために続けましょう(笑)

>これから先はわかりませんが、今の所、明神に戸田の代わりは無理だとぼくは見ています。
>だってできていないから。

バックラインに入るのはもちろん無理です。ただボランチとして、それも稲本ではなく名波と組むのであれば、明神はそれなりに仕事をこなしてきたんじゃないかと思います。それは、文字通りの意味での「戸田の代わり」ではありませんが、「名波+明神」が「稲本+戸田」と同等の守備力をもつかも知れないという意味では「代わり」ともいえるでしょう。その上で、攻撃力については見当がつきにくいですね。稲本の現時点での決定力が、gliderさんのおっしゃるようにさほど高くはないのだとするとなおさらです。

gliderさんもほのめかしておられるように、左サイドで戸田のような役割を果たせるかも知れない第一候補は中田浩二でしょう。彼にあれほどロングフィードのセンスがなかったなら、あるいはクラブと同様の左DHとして代表にいたかも知れない。いや、しかし名波や服部がいる状態ではそれも考えにくい。また、彼がクラブでやっている仕事は、あくまで4バックの前のボランチであって、3バックの前でのボランチではないのだし…。

スモール・フィールド、コンパクト・サッカー、プレッシング、といった今のサッカーの潮流のなかでフラットな最終ラインを引くということは、あくまで極論ですが、バックスはなるべくスイーパーとなり、ストッパーの役割を中盤の底に期待するということになります。それに無理を感じているらしいのがオフトで、それが「3人だろうが4人だろうがフラットラインには限界がある」といった発言になるのでしょう。その是非はともかくとしても、本当の意味での「フラット4」は、現代サッカーでは攻撃の人数を1人減らす以外の意味はない、あるいはブラジル風4バックに象徴されるような両SBの攻め上がりを保証しなければならない。従って極論すれば、「2人でも守れる」時間帯を長くするだけの力を持つ代表やクラブにしか、「勝つための4バック」は許されていない。そこを理解していないらしい杉山茂樹には最近腹が立って仕方がない(笑)
彼の4バック至上論は、いわば「井原+秋田」なり「森岡+松田」が、「ドゥサイー+テュラム」や「イバラ+ベルムデス」に匹敵することを前提としているとしか思えないんですよね。私は井原のファンで、彼が10年前に南米に渡っていたら今頃はベルムデス級のCBに成長していただろうと勝手に思っていますが、それとこれとは違う。

>「稲本+戸田」と「名波+明神」はそういう意味では似ている気もしますが、ぼくは「名波+戸田」を押します。
>もちろん、やってみなければわからないことですが。

試合から立論することは私には出来ませんが、これは同感ですね。守備面で一番信頼が置けるのは、現時点では「名波+戸田」でしょう。ただ、ここで名波が故障した時の「稲本+戸田」と、戸田が故障した時の「名波+明神」とを比べるなら、失点しにくいのは後者だと思っています。私が明神を「ボランチはできる」と表現するのはそういう意味でのことです。

>故に、今、戸田をスタンダードとすることに意味があると思います。

それには異議なしです。だからこそ「戸田」というツリーで広めの話をしてるんです(笑)

>稲本+明神は、もうあまり見たくないですね。
>五輪の布陣は今見てもやっぱりうまく行ってるとは思えない。

個人的には、稲本がイングランドで一皮剥けるより、明神が国内で戸田に学ぶ方が早いんじゃないかと思ってますが(笑)
中田浩二が持っているような、例えばロングフィードの正確性。こういうものは、一朝一夕に身につくものではないでしょう。しかし動き方とか視野とかポジショニングとか、メンタルでの姿勢が重要なものに関しては、もう少し簡単に「化ける」ことも可能だと思います。
明神が戸田になる方が、服部が中田浩二になるより簡単そうにみえるし、稲本が名波になるより、稲本が柳沢になる方が簡単そうにみえます(笑)

Re(4):戸田(適当です)
 glider E-MAILWEB  - 01/7/25(水) 10:02 -

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   ▼緑龍さん:

>結構視点が重なりますよね、私とgliderさんは。議論が議論であることから必然的に要請するニュアンスの違いに過ぎないような気もしますが、一応盛り上げるために続けましょう(笑)

重なりますね。ただ表現の仕方に違いがあるんでしょう。後は見方のディティールかな。
そして、ぼくは緑龍さんの表現を好みます。
なんといってもユーモアがあることやバックグラウンドにある教養はぼくにはないものです。
いつか、このサイトで「カルチャーとしてのフットボール」に関するコンテンツを持ちたいと思っています。
その時にはぜひ緑龍さんのお力をお借りしたいと思っている次第でして。

まあ、それはそれとして、今はもう少しこれを続けましょう。
ここの点は、ぼくが今もっとも重視したいポイントのひとつですので。

>あくまで極論ですが、バックスはなるべくスイーパーとなり、ストッパーの役割を中盤の底に期待するということになります。

論旨を明確化する上で、極論ということを少しうっちゃらせていただくかもしれません。
同様に以下は緑龍さんへ、ということから少し離れます。
細かくラインのコントロールをすることによって、自分達が動きの主導権を握り相手攻撃選手の自由度を奪う、といった方法論は、フラットラインで守ることの利点のひとつですよね。
トルシエ式ではこれまでのフラットライン・ディフェンスよりも細かいライン上下とゾーンの移動・修正を、ボールの移動・相手の動きの予測にあわせて徹底させています。
むろん、最終ラインだけでなく全体としての連動性の中で。
そして、この「主体性を持った守備」発展して「攻撃的守備」というものは、もともとプレッシング・ディフェンスの中にあった要素ですが、上記した徹底性によってそこをこそ浄化・抽出することができます。
トルシエ式フラット3を、ボールオリエンテッド・ディフェンスとして、既存のゾーンプレッシング・ディフェンスからの発展系としてぼくが差別化しているのは(もちろんそれをトルシエオリジナルとは思っていません)、そこの部分です。
もちろん、相手のスピード、スキル、チームとしての動きの連動性とそのスピードがこちらを上回ればそんなことを言ってられなくなるのは周知の通りですが、だからといってそういったチームとしての基本が打ち捨てられるものでもありません。
個人とチームのスピード、連動性と連係の精度を高め、各々のシテュエーションでそれに裏打ちされた判断と一歩めの速度を上げて行くしかないでしょう。
そうした中では、誰がストッパーで誰がスイーパーか、ということなどはもはや意味を為さないことです。
プレスとフォロー、ボールへのファーストアタックとカヴァー、それをスピーディな守〜攻への切り替えを前提として行うには、位置と状況による役割の転換、分担を持ってするしかないのです。
それは中盤選手と3フラットの間でも行われなければ、必ず歪みがどこかに生じてしまうのです。
そういう意味では中田浩二がかつて言っていたように、「フラット3はトリプル・リベロでなければならない」のです。
それはシステムが持つ性格なのですから、このシステムを上手に利用しようとする限りでは、そうしたことができなくてはならないのです。
少なくともこのシステムを利用できる範囲においては、そうしなければ利用できないのです。

DHというポジションの持つ役割とその主に位置する所から、彼等が自陣深くのホルダーに対するファーストプレスをかけに行くことは多いでしょう。
でも、だからといってDHが来るまでバックスがディレイすることはありません。
プレッシャー係りもそのカヴァーもカヴァーのカヴァーも、一番近い者がすればいいのです。
それはもちろんコンパクトな距離が保たれていなければ不可能ですが、バックスだからと言って安全策に見えるディレイのみに走れば、中盤との距離が広がり危険度は増すばかりです。
もちろん自分達の後ろにはキーパーしかいないのですから、いくら近いからと言ってもやみくもに「自分が行く」ことはできないでしょう。
さっと役割を入れ替えて自分の後ろをケアしてくれる者がいなければ、そしてそうした共通意識がなければDFとしては行けません。
逆に言えば、自分が空けても問題ないカヴァーをしてくれる周囲があれば、「自分が行く」判断はどんどん早くできるわけです。
そして地面を転がるボールや空中にあるボールを競る、そこまで行かないまでも受ける瞬間を狙えるのならば、人に強いDFを配するよりもボール奪取率はグっと上がるでしょう。
だから、カヴァーが速く3バックもできる戸田がいることは、ボールを奪うことが上手いことに特徴があり、バックはあまりできないけど動き回って献身的にプレッシャー係りになれる明神がいるよりも強いとぼくは思うし、プレッシャーが早ければ切り替えも速くなり攻撃的でもあるとぼくは思うのです。
むろん様々な状況があり、明神がいて良かった、と思えるシーンだってぼくにも当然ありますが、試合全体としての傾向としてそういうことがあると思うわけです。
もちろん明神が戸田を参考にして「化ける」ことは期待できますが、そういう意味で、そういう全体としての守備力として、戸田が入った時と同等の守備力を持つ布陣というのは、今はまだないと思います。
そして戸田はまだチーム入ったばかりです。
これからさらにコンビネーションが熟成されて行けば、中田浩二や森岡や松田は、さらに活き活きとアグレッシヴにダイナミックに動けるんじゃないかと期待しているのです。
今までのこのチームには、バックスのアシストや得点のシーンがあまりありません。
フランス98でのフランス代表の優勝には、DFの得点も大きく貢献した記憶がありますよね?
あれはたまたまでも個人の能力だけで為されたわけでもないですよね?

フラットラインだから、そうでないから、どうだこうだと言うのはぼくには無意味に思えます。
それはチームとしての熟度が足りないだけ。
フラットにはフラットの、スイーパーにはスイーパーの、メリットもデメリットもあり、チーム全体としてのやり方の中でメリットもデメリットもあり、そのメリットを最大限生かすのもデメリットを最小限にするのもそれはチームとしての熟成度です。
フランラインだから常にフラットでなければいけないのではありませんから。
まあ、オフトと議論してもぼくに勝ち目はないでしょうけど(笑)
まあいいや。

う〜ん、なんかまとまらないな〜。
伝わったでしょうか?
とにかくぼくは今のフラット3達はまだあどけなく思えるんですよね。
サンドニ、コルドバを経て、戸田の加入を経て、ようやく大人になってきたな、と思うわけです。
トルシエの教科書とは別に、まだまだこれからだと思うのです。
森岡達は、そのことはとっくに自覚しているように思います。
明神の進化にも期待します。でも中田浩二のDHも見たいと思います。
4バック至上論なんてネンネの戯言なんかほっとけばいいです。
あ、また言い過ぎた!(笑)

戸田について
 緑龍  - 01/7/25(水) 17:35 -

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   長文でのお答え、ありがとうございました! また色々勉強になりました。

私はJ開幕以来の(前身がないんだから当り前ですが)、それほど熱心ではないけど一応の清水ファンです。そして、Blues_Bandさんほか何人かの方は御存知ですが、実は戸籍名を「戸田」と申します(笑)
ついでにいえば、彼がA代表入りするのと前後して私も12th.net入りした、という偶然の一致もある(爆笑)

そういうわけで(どういうわけだ?)、戸田和幸選手には以前から期待してますし、活躍を喜ぶ一方で、彼に対する評価はむしろ辛目辛目になりがちなのです。ゼロックス杯直後など、戸田の活躍が鹿島撃破の原動力になったとまで評価する他チームサポの方がいる中で、これはサントスに対する愛着のせいもあるでしょうが、私は懐疑からまだ自由になりきれませんでした。彼が非常にすぐれた選手、現在の日本代表には不可欠でさえある選手として、gliderさんが認めてくれるのは実に嬉しいことです。

その上で、なお抜けきれない疑念を2点だけ。

1つ目は、まあこれはいっても仕方がないことなのですが、彼は「熱い」選手です。いい意味でも、また悪い意味でも闘争心が強い。カード貰ったり一発退場喰らったりしないか、という意味での「安心感」についてだけいうなら、これは間違いなく明神の圧倒的な勝利です、残念ながら(笑) まあこれは、清水という「クリーン」なチームが、現状で逆説的に背負ってしまっている弱点とも絡むので、代表でどうかはわかりませんが。私が「名波+明神」の方が「稲本+戸田」より失点しにくいと書いた裏には、無意識のうちにそうしたイメージの影響もあったと思います。

2つ目は、特定のコンビネーションの問題です。戸田が日本代表でボランチを務める時、後ろに目がついているかのような守備をすることに、実はそれほどの不思議はない。彼は左CB(SB? 3バックの両脇についての一般的な用語は確立してませんね)として、2年以上にわたって森岡と呼吸を合わせてきたわけです。彼がDHをやっている時、背後で森岡が統率するラインの動きに関して、また彼が右CBに下がった時には、左隣の統率者・森岡の出すタイミングに関して、彼が豊富な経験から熟知していたことは間違いない。
もちろん、代表の戦術と清水の戦術は確かに違ってますし、こういう議論の延長上で右サイドに市川を入れれば云々といった議論をしたいわけでもありません。ただ私にとっては、やはり、森岡が統率するのではない最終ラインの前、での彼のパフォーマンスをみておきたかったとも思うのです。
そういう意味では、ユーゴ戦の後半半ば過ぎでしたかね? ライン統率が森岡から宮本になってからのパフォーマンスです。私には判断できかねますが、gliderさんの目からはどう見えたでしょうか? これは、一方では戸田個人の状況対応力に関わることでもあるし、またトルシエ・ジャポンにおけるコモンセンス/オートマティスムの浸透度にも関わることだと思います。

Re(1):戸田について
 glider E-MAILWEB  - 01/7/27(金) 7:03 -

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   ▼緑龍さん:

>彼は「熱い」選手です。いい意味でも、また悪い意味でも闘争心が強い。

そういえば、ユーゴ戦でもピクシーに何か言ってイエローもらってましたね(笑)
そのこと自体はぼくは悪いとは思いませんが、やっぱり累積での出場停止は心配になりますね。
清水では、レッドもけっこうもらってるんですか?

そういえば、五輪代表の初期にトルシエとモメたこともあったような記憶があります。
向こう気、闘争心が強いんですね。
それでいてクレバーで周囲とのコミュニケーションをすごく大事にしている。
いかにもトルシエ好みな選手ですよねえ。

カードもらいがちなのはポジション柄もあるだろうし、その闘争心あればこその良いプレイもあるでしょうしある程度は仕方ないけど、退場は勘弁して欲しいですね。
審判とも上手にコミュニケートして欲しいもんです。


>ユーゴ戦の後半半ば過ぎでしたかね? ライン統率が森岡から宮本になってからのパフォーマンスです。私には判断できかねますが、gliderさんの目からはどう見えたでしょうか? 

あの時間帯は日本はもう守りに入っていて羽戸も服部も下がり目だったし、稲本を前に出していて、中央は戸田がラインに入るよりは3バック同士でカヴァーしあい、外はサイドハーフが守るということの徹底をやっていたようでした。
そんな中で戸田はまずまず文句のないプレイぶりでしたがちょっと気になったのは、服部とたまにうまく疎通できなかったこと。
それと、チームとしては稲本がほとんどトップ下のようにプレイする中で、伊東の役割がぼやけていたこと。
まあ、そのへんはこれから試合を重ねて行きながら選手達の間で作って行くでしょう。
今の時点ではそれほど問題だとは思いません。
ただし、宮本はけっこう遅れとっちゃったなあ、という感が拭えないし、伊東はなんだかいつもすっきりしませんね。

そんな感じで、あと少しで優勝とか、暑いとか、宮本ー服部ー戸田ー伊東ー稲本なんて初めて(でしたっけ?)な布陣とか、他にいろいろな要素が多くて戸田に関して森岡がセンターの時と比べてどうか、という所はあまり見れませんでした。
それに関してはもう少し見てみたいですね。

Re(2):戸田について
 mitsu  - 01/7/27(金) 12:47 -

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   戸田。
なかなかいい感じじゃないすかね?

今のところDHは誰がいいのか?
という問いには名波に合う選手、という基準しか持っていない
俺としては未知数ですが(笑)

名波をセンターに据えるジュビロとは違い左に偏り気味でありかつ
攻撃の起点になるべき名波にどうかみ合うのか?に俺の興味はしぼられる(笑)。
右側の名波が欲しいわけじゃないし、どうなんだろ?

クレバーという点では稲本よりは上でしょう。
名波に使われてボールを追い込む、名波を使ってボールを追い込む
という点でも期待している。

ちなみに戸田にはボランチという印象は持っていない。

ピクシーにつっかかる時点で俺はすでにムカつきますが(笑)、それ自体で批判される
言われはないでしょうな。
ピクシーも気を使って欲しいとは思ってないでしょうしね。
ただ無駄なイエローをもらうようではいかんですね。
どのポジションでもそうですが特に戸田のところは。

Re(2):戸田について
 緑龍  - 01/7/29(日) 0:40 -

引用なし
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   ▼gliderさん:

>清水では、レッドもけっこうもらってるんですか?

今年の1stステージに関しては、イエロー2枚、一発退場1回だったかな。
ただ、天皇杯決勝でも89分にイエロー2枚で退場してました。その2分後に小笠原の決勝点を喰らう。99年のCS第二戦でのアレックスもそうですが、清水には、どうも大事な試合での退場が目立つんですよね。
清水のサッカーは、クリーンなサッカーといわれています。実際ファールは少ない方です。
しかしその分、「相手チームの汚いプレーにキレやすい」「いざファールでしか止められない際には、やりつけない分、いかにものファールになってしまう」といった側面があるのではないかと思っています。チームとしての、今後の課題でもありますね。

まあこれは、戸田というより清水の問題なんでしょう。ただ、例えば松田や宮本がセンターをやっている時に彼がラインに入るという状況で、私が一番心配するのがこれなのも確かです。アジア杯のカタール戦で、海本があっという間に消えてしまったことの再現は御免だと。戸田の性格だけが問題なのではありません。ただ、最終ラインのコンビネーション不足がサイド・ストッパーのファールという形で表面化するパターンはあると思いますし、それを補う老練さや冷静さという意味では、戸田は必ずしもベストではない。
実はこのへんにこそ、「秋田」が呼ばれ、何かを伝えることが必要な面があるのかも知れませんね(笑)

>それと、チームとしては稲本がほとんどトップ下のようにプレイする中で、伊東の役割がぼやけていたこと。
>まあ、そのへんはこれから試合を重ねて行きながら選手達の間で作って行くでしょう。
>今の時点ではそれほど問題だとは思いません。
>ただし、宮本はけっこう遅れとっちゃったなあ、という感が拭えないし、伊東はなんだかいつもすっきりしませんね。

少し話がそれますが、伊東は常に「ぼやけて」いて、常に「すっきりしない」(笑)
「あれが伊東じゃなければもう1点取れた」とか「勝てた」という議論はあるし、伊東のパフォーマンスは常に不満を呼んでいるようです。しかし思うんですが、「伊東のミスで負けた」ことがはっきりしている代表の試合って、ありましたっけ?
右サイド、ボランチ、潜在的なトップ下を含むセンターと、伊東は、フィールド中央から右のあらゆるポジションにおける「次善策」であるように思います。常に不満を呼びつつ、常に呼ばれている。
これは結局、トルシエの要求する最低限のことについて、複数のポジションで完璧にこなしている、ということなのじゃないかとも思います。実際、故障だって全然しないし、マスコミやファンが何を期待するかとは別に、完全に「計算のたつピース」なんじゃないかと思います。そうとでも考えないと理解できないってこともありますが(笑)
「お前なんでいるの?」という疑問を最後まで解消しないまま、伊東が最終メンバーに残っている可能性は高いような気がします。出番があるかどうかとは別に(笑)

今思えば、トルシエについての最初の「?」には、伊東の御母堂が亡くなられたことがからんでましたね。

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