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丁寧なレスどうもありがとうございました。
書こう書こうと思っていましたが,考えがまとまらなくて遅くなってしまいました。
(自分はイメージ派なのでそれを言葉にするのは苦手です。)
それで 前回のラインとプレスのことですが、
>DFの選手は位置の関係上、フィールド全体がよく見える位置にいますよね。
>なんで、ボールホルダーだけでなく他の相手の動き、とくにこちらの危険地域(ラインの前のスペースを含め)にフリーで入ってくる選手、そこでフリーになりそうな選手も見ておかねばならないと思うんです。
それは、全くそのとおりですね。
ただ 自分としては,無意識にロングボールをけられる場合を想定していましたので、DFがボールホルダーにプレスに行くという選択肢は頭にありませんでした。(笑)
それで 前回のことを要約すると(ロングボールの場合)ボールホルダーにプレスがかかったら、すぐラインを上げるのではなく、プレスに行くということは常に危険を伴うことなので,もうちょっとボールホルダーへのフォローの選手が来ているかなども見た方が良いのでは、ということです。
ただ、自分で書いておいてなんですが,これは違いますね。(笑)
(あくまでロングボールの場合ですが)ボールホルダーにプレスがかかったら、ライン上げていいですね、フォローの選手に渡ったら下げればいいだけですから、その時間的余裕もあるでしょう。
>アジア杯までは、そこでラインを下げディレイをかけることによってしのいできました。
>相手のレベルが上がるとそれではしのぎきれません。
>例え一瞬でもホルダーに充分な体勢を作らせればきわめて正確にタイミングを計った危険なパスを出されてしまうし、フランスのようにダイレクトパスでスペースサッカーしてくるチームにはパスを受けるまさにその瞬間にプレスがかからなければもう遅いからです。
>そしてその「プレス」そのものも、日本のは「パスコースを切ってディレイ」する感じです。
確かに現状はこうなっています、自分とgliderさんの現在の日本代表の守備に対する認識はかなり近いと思います。
ただ 自分はこの守備方法(ラインを下げて、またはパスコースを切ってディレイする)でもいいのではと思います。
結論を言うと、フランスのようなパスサッカーのチームが相手ならばこの守備方法で防げると思います。
ダイレクトパスにも効果的な場合とそうではない場合があって、意図がなくただまわしているだけでは怖くありません。本当に危険なのは、明確な崩す意図をもったパス回しなのですが,それはくさび、ポストなど縦パスから始まる攻撃でしょう。
中盤にはこの縦パスのパスコースをDFもくさびのボールを通さないことをチーム全体が意識してやれば、ボール回しの意図はどんどん消えていき、流れは停滞します。そこまでいったらボールは簡単に取れます。
(もちろん 全体のバランスがよく、プレスもスペースを消すこともスムーズに流れることが条件ですが)
1対1の対応についてもあれだけ距離を取るのは、見ていて気持ちの良いものではありませんが,相手とのスピードの差を考えてのことでしょう。簡単に飛び込むと確実にぬかれますし、パスやシュートのコースを切って、時間をかけさせ、戻ってきた選手で囲んで取ってしまうことが、一番確実でしょう。
ただ、これはあくまでパスサッカーのチームについてで、南米の個人技、スペインなどのサイド攻撃の強いチームは、現在の日本の守備方法と相性最悪です。
これについては、個人の力を上げるしか解決はありませんね。
それと、DFラインを下げて対応することに関しては,DFがプレスにいける場合は、数的有利のときは、DFのカバーリングとアタッキングの役割をはっきりさせて、ボールホルダーにプレスに行くことは絶対に必要ですが,ロングボールの場合は、ボールホルダーに対するプレスの有無によって、ラインを上下動する対応でいいのではないでしょうか。
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