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フラット3とラインブレイクー今、抱える矛盾 glider 01/8/29(水) 23:30

   Re(1):日本の取るべきサッカースタイル GAITI 01/10/15(月) 19:26
   トルシエの方向性 seri 01/10/16(火) 11:15

Re(1):日本の取るべきサッカースタイル
 GAITI  - 01/10/15(月) 19:26 -

引用なし
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   >Daiさん
と書いたのは、実はこれはDaiさんのスレットに書こうと思っていた内容だったからです。(笑)

>守備が組織的に整った相手
これは近代サッカーのオートマティズムをもった組織的なチームの守備と定義してください

>タイトロープのようになる
アジアカップの日本代表はこのスペースサッカーにかなり近いところまで行きました。
現在もその名残が中途半端な形で残っているので、(とくに1番の欠点であるこの安定感のなさだけは見事に残っている)このようになっていると思われます。


ところで、コンフェデのカメルーン戦は日本は見事な戦いをしました。
あれは、みごとなヨーロッパ型近代サッカーでした。(笑)
日本人の能力ではほぼ完璧な完成度でしょう。
あのサッカーでアレ以上はもう出来ません、あれで負けたらフィジカルの差でしょうし、残念ながら南米やヨーロッパの強豪国には多分負けるでしょう。
(セネガルなどには勝てるでしょうが、アフリカンの1番苦手な戦術ですから、ちなみにアフリカの中で組織的といわれているセネガル、南アフリカでさえ近代サッカーのオートマティズム(中盤の組織的プレスなど)は身につけていない)

カメルーン戦でだけなぜあれだけの完成度を誇ったかと言うと、間違いなく選手選択ですね。
右に明神を入れることにより、中盤のプレスが劇的によくなりました。

別に波戸を悪く言うつもりは全くありません、しかし波戸がオートマティズムを学ぶ時間があったでしょうか。しかも彼のポジションは日本の変則左肩上がりのシステムの右サイドです。1番難しい、1番高い戦術理解度が必要とされるポジションです。

波戸は頭の悪い選手ではありませんので、ベルデニックが村井や坂本に半年でプレスを仕込んだように、もう少し時間があればいけたかもしれませんが。

トルシエの方向性
 seri  - 01/10/16(火) 11:15 -

引用なし
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   GAITIさんの言うことには全面的に賛同です。
やはり個人能力、フィジガル能力などを考えた場合
欧州の選手との圧倒的不利は感じずに入られません。
日本が同様の戦術をとるなら結果はおのずとみえてきます。

ではなぜトルシエがこの戦術に至ったかを簡単に考えてみたいとおもいます。
やはり原因はサンドニでの大敗でしょう。
あのときとった戦術が3ボランチでなくても負けていたのは確かですが
3ボランチであったために日本の良さが消えてしまったのも確かです。

きっとトルシエはこう思ったはずです、
「私の考えは間違っていた。やはりあれはアジアだから通用したのであって
欧州相手には通用しないのだ。その前に守備から何とかしなくては・・・」
「守備をしっかり組み立ててから攻撃力を上げる。攻撃は守備の目処が
立ってから考えよう。守備のために短期的に攻撃力が下がっても仕方ない。」
その後のトルシエの発言を考えても妥当な内容だと思います。

その後はご存知の通りコンフェデで近代サッカーの集大成とも言える試合を
わずかではありますが見せてくれました。

ただ残念なことにトルシエの考えは間違っていませんが方向性は間違っています。
トルシエは近頃、
「フィジカルをもっと上げなければならない。」
「メンタリティーが足りない。」
「個人の能力が足りないからもっと海外でプレイすべきだ。」
「もう戦術的に私がやることはない。後は選手が能力を上げるだけだ。」
などと発言しています。

これはまったくもって正しいです。正しすぎます。
この戦術を遂行するには上にあげたものは欠かせないものばかりです。
ただ悲しいことにどれも日本人では到底実現不可能な課題ばかりが並んでいます。
要は、この戦術を実行することは可能でも実際には強くはならないのです。
なぜなら強さとは極めて相対的なものですから似たような戦術を
もっと適正のある欧州のチームにとられたら日本は歯が立たないということです。

つまりトルシエは戦術を遂行することは得意でもそれがこの国にあっているかは
考えない理想主義者的な視点から監督をしていることになります。
結論はどちらかといえばクラブチーム向きの監督ですね。
ただ戦術家としては一流でも、選手の能力を見誤るところは弱点ですね。

余談ですが、彼がアフリカでもかたくなに自分の戦術を曲げなかったために
南アフリカが無残に散ったことがあるのは有名な話ですね。

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