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フラット3とラインブレイクー今、抱える矛盾 glider 01/8/29(水) 23:30

   Re(5):日本の独自の事情(長すぎます、失礼) 野球人 01/10/18(木) 22:00
   Re(6):日本の独自の事情(長すぎます、失礼) GAITI 01/10/19(金) 16:30

Re(5):日本の独自の事情(長すぎます、失礼)
 野球人  - 01/10/18(木) 22:00 -

引用なし
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   ▼gliderさん
▼mitsuさん
▼kindさん

 レスありがとうございます。涙が出るほどうれしいので、迷惑とは思いますが、長文のレスを書いてみました。

mitsuさんは
「1,情報の取得→2,判断→3,動作、の一連の動き」に関して、
>>1,2において日本が世界に比べ劣っているのは確実だと思うが原因はなんだ?
とおっしゃいました。
 やっぱりそこが問題ですよね。

 参考になるかどうかわからないのですが(個人的には、参考になるかなという淡い期待を抱いてるってことです)、野球に関する「現状」を書いておこうと思います。

 もし、簡単なルールがおわかりならば、午前中にメジャーの試合(マリナーズ、ヤンキース、ブレーブスあたりが最適??)、夜に日本のプロ野球の試合(「巨人」が最適!!)を観てみて下さい。
 「このスピード差は何なのだ」と、愕然とすること請け合いです(要するにJと他国リーグの差と似たようなお話)。1も2も3も、日本の野球はダメです、全然。間もなく、オーストラリアに、そしてもうしばらくしてイタリアに負ける可能性は極めて高いと思います。

 で、行き着く先はというと、「理にかなったフォーム」(笑)そして何より「教育」に問題があるのかなと…。
 mitsuさんの話と「かぶる」のですが、技術の裏づけがないために、判断にまで頭が回らない。なおかつ、判断するためのベースが与えられていない。そう思います。

 「日本人=基本に忠実」「ガイジン=個性的」なんてことを、野球の世界のヒトは繰り返しアピールするんですが、これが一番アヤシイ。日本野球っていうのは、「野球道」に起源があるためか、常に「型」が優先されるのです。

 こう構えて、その時手足はこう動かして、目はこうで、頭の向きはこうやって…。守備も走塁も同じ。作戦もやっぱり「型」があって、1点を狙う時は絶対送りバントで、それ以外をやると「冒険」なんです。

 こうした「型」を、野球を始めた時からしっかりと「たたき込む」ので、もうそれは「ばっちり」身につくわけです。教育を受け続けた素直な子には…。

 一方、アメリカのコーチは、子供にも大人にも「好きにやらせる」ことが大前提です。試行錯誤を繰り返して、その結果、自分に一番フィットするやり方を見つける。彼らにも「型」はあるのですが、それはその人その人によって、全く異なったものになっているはずです。

 ところがです。興味深いことに、インパクトの瞬間だけを撮影した写真を見ると、アメリカ人の方が「画一的」で、日本人はもっと「個性的」です。肝心の「力を加える動作」が、日本人はさっぱりできていないのです。

 「型=基本」と解釈しておられるのが日本の皆さん。アメリカの人はたぶん、「基本」というのは「遠くに投げる」「速く走る」「遠くに飛ばす」という、プレー本来の「目的」にかなった「方法論」ということなんでしょう。

 どちらが良いか?議論の余地はないように思われます。

 さあ、いきなり話題をサッカーに飛ばします。
 ここ、少しあやふやなので、間違ってたら訂正して下さい。
 サッカー協会は共通の「技術書」つまりマニュアルを作ってますよね。これはトレセン制度の一つの「キモ」で、こういう技術が優れているという共通理解に基づいて、違うコーチであっても優れた能力を持った「ホープ」をピックアップでき、正しく育てることができる。

 競技の普及段階では極めて優れたやり方だと思います。
 少なくとも、共通理解に適う子供ならば、どこにいても漏れ無く拾い出せるわけですから…。一方で、中村俊輔などの「特異な才能」が漏れる(確かそうでしたよね?)こともあり得る。

 結局、マニュアルに従った教育というのは、「平均点」を平均以上に上昇させるには適しているけれど、「突出した才能」を育てるには、むしろ害悪でさえあるってことなんじゃないでしょうか。

 しかもです。
 型を先に教えこむということは、「考える余地」「工夫する余地」を与えないということです。行き着く先はというと、「教えられていない状況が眼前に現れると、すぐにパニック状態に陥る」。ですね。

 これはもう、日本人の病理みたいなもので、「まず目的ありき」ではなく、Due Process を大事にして、結果はその後に考える。数学を教える時も、山を登るにはいくつも道があることを示さないまま、ひたすら「早く山頂に到達するための型」を教え続ける。
 皆さん、受験勉強には悩まされたと思いますが、数学の場合「例題をどれだけこなして、試験の時にパニックしないようにするか」が勝負であって、時間をかけて考えさせようとはしない。
 考える習慣がないので、「経験した例題の類題」ならすぐに解けるのだが、「未知の問題」になると白旗。
 ここまで3つの書き込み、みんな演繹法みたいで恐縮なんですが、私の答はつまり、「考える習慣」を身につける土壌が、選手育成においても、学校教育においても、希薄であるということです。

 焦点がぼやけ過ぎたでしょうか??

Re(6):日本の独自の事情(長すぎます、失礼)
 GAITI  - 01/10/19(金) 16:30 -

引用なし
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   >野球人さん

レスどうもありがとうございました。
そして、レスが遅れてすみません。

>私の答はつまり、「考える習慣」を身につける土壌が、選手育成においても、学校教育においても、希薄であるということです。

この部分は同感です。
この部分について、少し話させてください。

この自分で考える習慣を持つことによって、具体的にサッカーにおいてどのようなメリットが発生するかです。

ブラジルがWカップで優勝するときって、気温が高い、つまり暑い大会が多いです。
ブラジルの選手(昔強かったころ)は、今日は暑いから、横パスで相手を走らせて、後半ばてたところでとどめを刺そう、などや攻撃の緩急のつけ方など、自分で考えて状況に応じたプレーをする(つまり個人戦術かな)ことが最大の武器だと思います。

そういうような ブラジルの個人戦術が、暑くてプレスなどの組織戦術の効きづらい大会でより生きたのかなと思っています。
(初めての相手でもすぐ呼吸を合わせられる、と言ったようなことはこのような個人戦術の高さが影響していると思う。)

日本選手は、ブラジル人から変なとこばかり学ばないで、こういうところを学んで欲しいですね。(笑)

それと、日々の試合やトレーニングなどでも、自分で明確な目標を決めたり、その結果どうなるのか、といったことを具体的にシュミレーションしてみることによって効果は全く変わりますし、それも試合中のことと並んで、自分で考えることの大きな効果ですよね。

それと、サッカーを考えるといったことは楽しいことでもあるんです。

イングランドの若手はサッカーの話をすると何時間でもとまらないようです、Wユースでアルゼンチン代表は試合中自分たちで問題を調整していました、日本は悪い意味で監督の指示を守りすぎています(これが長所にもなりうるのですが)、例えば、Wユースでもサイドがボールを持つと必ず中に切れ込むといということをやっていましたが、あまりにやりすぎで 相手にも読まれ始めました。理論は解るのですが、もう少し自分で考えて臨機応変にやってもよいですね。

日本と世界との差は案外このあたりかもしれません。

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