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▼GAITIさん:
どうもこれまで書いてきたことは伝わっていなかったようで。
もう一度言わねばならないようですね。
ぼくはもうそれについては十分に言っているつもりなんですが。
「フォーメーション(数)でサッカーを語るのは無意味。
4ー4ー2ならできるが3ー5ー2だとできない、等と言う選手はもう未来はない。
フォーメーションは、監督が選手の組み合わせと構成、それによる戦略を考える上では無意味ではないが、それは数が重要なのではなく組み合わせの方が重要である。
例え3ー5ー2だろうが相手と試合の流れによっては5ー3ー1にも4ー4ー2にも4ー5ー1にも変化できなくてはならない。
そもそも、選手が違うのに4ー4ー2と一括りにする事自体に意味がない。
それを区別するために4ー3ー2ー1だの4ー2ー3ー1だのいうのはさらに滑稽である。」
ということです。
極論すれば、ぼくは別に最近の日本代表のフォーメーションを4ー4ー2と言ったってかまわない。
波戸はDF登録されていることが多いですからね。
「いや、あれはやっぱり3ー5ー2だろう」とか、「いやいや、実質的には4バックだよ」とか、そんな議論に意味があるとも思えない。
「この時間帯では4バックスになっている」とか「5バックスになった」とかいうことはできるとは思うが、ボールの位置によるゾーンの埋め方もチームによって状況によってまちまち。
さらにいえば、森岡や松田や中田が頻繁にラインブレイクし、戸田がそのカヴァーを主にするのなら、戸田を含めて4バックと言ったって良い。
そうなればそんなのはただの言葉の問題。
DF(としての能力の高い選手)を3人にするのか4人にするか、ということの意味がないとはいいません。
FWもまたしかり。
しかしそれは、つまるところそれだけの問題。
10年前とは違い、「初期フォーメーション」に戻る時間は極端に少なくなったのです、今は。
だから、そういうことを踏まえた上で、MFはやはり5人いた方が良い、とか、ボールの奪取位置やメインのプレイエリアの設定を考えた上で攻撃に能力が振れている中盤選手を何人にするか(もちろん相手との力関係を踏まえ)、とか、そういう議論はできるでしょう。
だから、いずれにしても数や形が「重要」なわけではありません。
重要なのは「誰と誰と誰をどのように組み合わせるか」なのです。
「形」や「図面」で捉えようとするのは無意味なこと。
選手は将棋のコマではなく、常に自分の判断も持って動いているのですから。
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