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▼kindさん
ボールオリエンテッドとラインディフェンスの関係について面白かったです。
現在ではコンパクトフィールドの創造やオフサイドトラップで有名なラインディフェンスですが、それ自体はそのような概念自体が薄かった1970年代くらいからありました。
(コンパクトフィールドはサッキの1990年くらいからの考え)
もちろん、オフサイドについては、ルールがかわるにしたがって、
いろいろな変化を見せてきたように時代にかかわらず強い影響をもっていましたが
それでも、当時(1970)ラインディフェンスを行う1番の利点は
「ラインを引くことによってDFがボールを見やすくする」
ということだったと思います。
そういう観点で見れば
ラインディフェンスとボールオリエンテッドは何らかの関係はありそうですね。
ちなみに、私はボールオリエンテッドを2つの種類に分けて考えています。
1つ目は、守備者はボールとマーク両方を見なければならないので
そういう観点からボールを重視するという守備者の概念的なこと。
(こちらは、単純ですね、マンオリエンテッドと対になって使われているということからの連想でもあります)
2つ目は、ゾーンデフンスは限定されたエリアでのマーク(人)の受け渡しですが
それの発展系として、いうなれば、ボールの軌道をマークする。
人ではなく軌道ですので、難易度は飛躍的に上がりますし
今までのように人に対するゾーンにかかわって入られません
自由に形を変える組織とでもいいましょうか
そのような守備の方法論的なこと。
この2つとして理解しています。
しかし、人をまったく見なくていい守備というのは、確かに理想ですが
現実は、そうはいきません。
現実に起こりうる危機に対して、何らかの戦術的軌道修正が必要でしょう。
しかし、私は出来る、出来ないは別にして
このボールオリエンテッドを目指しているチームは好きですね。
(だって、見てて断然面白いもんね・笑)
そして、トルシエジャパンにはそれを感じます。
それが、日本代表を応援するモチベーションにもなっています
(日本代表が人気があるのは、国民の性質だけではなくサッカーの質も間違いなくあると思います)
Daiさんやgliderさんがナイジェリアユースを好きということは
個人的にはすごく同感ですね。
あのチームはオールオリエンテッドなチームを「目指している」ことをすごく感じさせてくれる魅力的なチームでしたから。
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