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▼FD3Sさん:
書き忘れです。
>ラインディフェンスは真ん中の選手が状況判断してラインコントロールを行い、>横の選手はそれに合わせてるてのが普通だと思いますが・・・
真ん中の選手にあわせるだけでは、ラインの動きがあそこまでは合いきらないとぼくは思います。
ライン上下の大きさはある程度真ん中の選手に合わせているでしょうが、動くタイミングは何がしかの共通理解、約束事のもと行わないと無理でしょう。
普通の場合は、「普通こういう時には上がる」とか「こういう時には下がる」というラインディフェンスとしての基本的な事柄がまずあり、真ん中の選手に合わせ、後はバックス達の息の合い方でそれを確固たるものにして行く、というのが通常でしょうが、トルシエジャパンのように緻密に動きを続けることを90分間課せられている場合には、なんらかの約束事のもとに行っているのは明白で、それが細かいボールの動きによっていることはすでに広く認知されていると思います。
ただし、その中でもボールの動きの「いつ」によって動き出すのか(蹴る前のフォームで判断できる場合もあり蹴ってからの場合もあり)、といった幅は常にあり、トレーニングによって合わせて行くことは必須でしょうし、相手のある試合の中では相手との駆け引きが重要な要素。
ライン上下の大きさ、試合の中での声出し、指示や打ち合わせ等、センターの役割はやはりあると思います。
いずれにせよ、トルシエがトレーニングの中で練習全体を止めてしつこくラインの動きを指示したり、バックス経験のある戸田の起用や稲本らにもバックス練習をやらせていること、サイドハーフのライン参加、そうした「ボールの動きで上下するラインの動き」を全体に徹底しようとしていたのは明らかでしょう。
「はやいプレス」のためのバックスと中盤の間の流動性。
それで破綻をきたさない守備組織。基本としてそれはあるはずと思います。
それはぼくが見たところでは一流チームではすでに常識のように思いますし、スピードを求めて行けば当然の帰結だと思います。
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