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▼ロバさん:
稲本は本当にコンディションが悪いと感じました。
体にキレがなくて、腰が回らずキックがブレている。
見ていてあきらかに重い感じ。
スペースがないと仕事ができなくて、タイミングが掴めてなくて。
頭も体も不調かも。
いずれにせよ、「ダブル・ボランチ」だなんだと言っても結局、試合の流れの中では横並びでライン前を二人で守っていて良いわけではなく、縦の関係になることの方が多いわけです。
となれば、前の選手(この日なら中田)や両サイドの選手との関係、連係、相手との関係、試合の動き、そういったことを考えながら、中盤の中央の厳しいプレッシャーとスペースのない中でいかにチーム全体を動かして行くか、優勢を作って行くかといったことができないと「ボランチ」ではないのです。
戸田は本当に素晴らしいプレイぶりでしたが、あれを何試合もずっとやれというのは酷です。
そして、ぼくは「戸田も」前に出て行くにせよ、中央でプレイするのは本当は名波のような選手の方が良いと思うのです。
スペースのない厳しいプレッシャーの中で、ゲームを作って行く頭脳とテクニック。
流れを見ながら全体をコントロールする戦略的頭脳。
ポーランド戦は、中田と戸田の運動量、そしてゲーム戦略が救ってくれました。
福西が入ってからの方が戸田の負担は減っていたと思います。
その福西も、ウクライナ戦よりも良かったとは思いますが、あれで良いのかと言えば全然足りないように思います。
2点リードの後半として、守備のポジショニングは良い。体勢は整っている。
しかし、その先です。
ぼくは、ウクライナ戦ですばらしい守備を見せていた小笠原を思いました。
気になった点。
戸田の代わりがいないですね。
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