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>話は全く変わりますが、F3のディレイ、なぜ3mだったのでしょう?(今も?)
>トルシエが明示した数字だったように記憶しますが。
>3mじゃ相手の1ミスでボールが奪えるかすら微妙な距離です(つか難しい)。
>よっぽど日本のDFの1対1の能力を低く見てた(る?)のかなぁ?
>3mも先にいる相手にプレッシャー感じてプレーがのろくなるような
>選手は世界トップレベルではかなりレアな気がする。
>なんなんだろう?>3m
>
普通、マークの間合いは、裏を取られずに、それでいてアタックにいける距離ということで、「2メートル」といわれますね。
推測ですと、最終ラインのディフェンダーは、ラインで守りますから、当然、カバーリングの選手がいないので、「絶対に抜かれてはいけない」ということになります。そこで、もう1メートルのばしてあるのではないでしょうかね。本当は、2メートル以内で抑えられればよいのでしょうけど、トルシエも自らの経験から「ディフェンダーライン上でプレーする場合、離れすぎないで、相手を牽制できる、最も安全な距離」として設定したのかもしれませんね。
それから、なんで3人で下がるのかという理由ですが、多分、ペナルティーエリアの横幅をカバーするには、1人でも、2人でも少なく、3人でやるが最も適正であるということからじゃないでしょうかね。
3人が横に並んで、3メートルとっておけば、その3人がいるエリアは、「大きな壁」でさえぎられているような形になり、相手も、サイドや後ろに展開せざるを得なくなってしまうという狙いがあるような気がします。
では、この件について参考になるような、ゴールに関するデータです。これは、アメリカワールドカップでの全ゴールをフランスサッカー連盟が分析したものです。
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| | |成功率30%
| | |______
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| | 成功率12.7%
| |__________
| ● ● ●
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| 成功率3.5%
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| | | 得点率
| | |14.3%
| | |______
| | 得点率66.6%
| |__________
| ● ● ●
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| 得点率19.1%
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こうみてみると、ペナルティーエリア内での得点の確立が80.9%あり、成功率も42.7%と高く、ペナルティーエリア外では、得点率が19.1%で成功率が3.5%(601本中21得点)とかなり低いので、攻撃側は「ペナルティーエリア内にどうやって入るか」を思考し、守備側は「ペナルティーエリア内にどうやったら相手を入れずにすむか」を思考することがデータ上も裏付けられています。
ただ、問題は、強豪国相手だと、横からペナルティーエリア内に入られてしまうことなんですよね。前からの進入は防げるようになってきているのですが、横からの進入を許して失点するシーンがありますので、この対策はさらに必要かと思います。
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