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これからの日本の選手育成の方向性 GAITI 01/9/18(火) 15:46
  Re(1):これからの日本の選手育成の方向性 Dai 01/9/23(日) 3:37

これからの日本の選手育成の方向性
 GAITI  - 01/9/18(火) 15:46 -

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   他の掲示板でも書いたのですが、ぜひ意見を聞きたいのでもう一度書かせてください。

これからの日本の選手育成についての方向性についてです。

まず1つ目はメンタル面についてです。
僕も今まではU17くらいの年代では技術がとにかく1番大事でメンタル面は経験によって自然とついてくると思っていました。(今までの高校サッカーの指導に対してのアンチテーゼという意味もあったかもしれない)

しかし、ナイジェリア戦を見て 実は今の日本には戦う気持ちとか闘争心などが他の国に対しても著しく足りないのではと思うようになりました。

例えば ルックアップしている最中に今まで経験してない間合いでボールを取られることによって、相手がいないときでもあせりから信じられないようなボールコントロールのミスをしたりします。

確かに経験によって相手の間合いも覚えてそういうこともなくなるかもしれませんが、未知のものに遭遇したとき、いちいち驚いて動揺するということは変わらないような気がします。

たとえアフリカンにセンターサークルからスーパーシュートを決められても、UFOが飛んできても、それはそういうもんだと思うしかありません。そんなことにいちいち動揺しないメンタル面での強さをユース世代から鍛えることも技術習得と並んで(特に日本のような身体能力が他の国よりも劣るような国では)重要になってくるなではないのでしょうか。

メンタルを意図的に強化するには、競争心をあおる、周りからの期待などの精神的なプレシャーをかける、などを克服することしかないのではないでしょうか。

ヨーロッパや南米でのビッククラブでは、世界中から選手を連れてきて、1人入ると、1人抜けるという形になっていてものすごく競争心をあおる形になっています。

厳しいけど それに耐えられなければ、いかに上手くてもプロにはなれないよ ということらしいです。

別に日本でもそうしろというわけではないですが、相手はそういう厳しい環境の中でやってるんだから、自分たちもそれに負けてられないと思うだけでも違うかもしれませんね。(ある意味 環境に対するハングリー精神が発生するかもという意味で)

2つめは、技術・戦術面です。
現在A代表では トルシエ監督によると強豪相手にはカウンターしかないということで、これからはカウンター戦術を取るような気配です。

しかし カウンターも立派な戦術で機能させようとなると当然必要な要素も出てきます。まず強力なFW(ポストプレイヤーでも裏に抜けるタイプでもかまわない)、そのFWにピンポイントパスを送る優れたパサー、なによりチーム全員がはげしい上下動にたえられるフィジカルの強さが必要です。

日本でこの戦術に耐えられるのはイメージ的には稲本、福西、新居場、戸田、波戸、中田など上下の動きにセンスを感じる選手でしょうか。

簡単にゆうとフィジカルに問題のある日本には向いてないということですね。

ということは、これからの日本の強化の方針の第一段階は、いかにボール支配力をあげるかです。
アフリカのような組織的でない相手では簡単です。きちんと組織的に整備された普通の完成度の高いチームならばまず支配できます。(ボールを支配するというチーム内での共通認識があれば尚良い)でもアフリカンは支配してようやく互角です、支配しててもやられます。

他の組織的なチームと戦うときが問題です。やはりいかにボールを取られないようにするのかがポイントではないでしょうか。

具体的にはFWはもちろんそれ以外の選手のポストプレー技術の向上、くさびのボールの質の向上(例えば、グランダーのくさびについても30Mくらいを正確に通せるようになる、受ける選手の利き足、相手との位置関係なども考えた位置にけるなど)、オフザボールの動き、ワンタッチプレーなどををユース年代から、なぜそういう技術が必要なのか、それを覚えた結果どうなるのか といったことを明確にしながら、そういった技術をピンポイントで指導する事が必要ではないでしょうか。

第二段階のボールの支配力を上げたあとどうするかは、詳しくは後で書きます。(くさび、ポスト、ワンタッチプレー、スルー、ウェーヴ、時間差オーバーラップ、などのポジションチェンジを多用した流動的なプレーについてです。)

Re(1):これからの日本の選手育成の方向性
 Dai E-MAIL  - 01/9/23(日) 3:37 -

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   こんにちは。

GAITIさんの意見はまさにその通りだと思います。

そして、既に、GAITIさんの意見は日本サッカー界の育成方針として、トップレベルの現場では指導されています。

日本サッカー協会強化方針や、トレセンリポート、サッカークリニック、東福岡高校の練習例などでは、まさにGAITIさんのおっしゃるようなことを意識させ、徹底させるべく指導しています。

気持ちで負けない。技術的・戦術的な基本をしっかりと身に付け、クリエイティブなプレイに導く。など、そういったことは実際に行われているのです。

その結果、残念ながら、あのような悲惨な印象を与える試合をしてしまいました。

つまり、今の段階では、同じぐらいのレベルのアメリカには自分たちのサッカーでしっかりと勝てた。ナイジェリアやフランスなどの世界のトップレベルのチームには完敗した。

この方針を実践するには、一朝一夕で無理だということだと思います。頭ではわかってても、実際やってみたら、あまりうまくできないのでしょうね。

私は、時間がかかると思うのです。方針というのは長い目で見なければなりませんから、これが5年後・10年後というスパンで見て、ではどうなるかと考えなければならないと思うわけです。

幸い、前々回のワールドユースの世代には素晴らしい人材がおり、彼らが、世界トップレベルの指導者のもと、着々と力をつけてきています。Jリーグの中でも、意識ひとつで、かなり高いプレイを実践している選手もいます。

私は今回のU-17の選手達の3年後、つまり次のワールドユースでどのような内容をみせてくれるかがとても大事だと思いますし、そのためには、今やってることの継続をしていくことが必要なんだと思います。

フランスは、近年著しい活躍をみせていますが、彼らにしても、ここまでくるには長い・長い時間がかかっています。私達もそれを覚悟せねばならないと思います。

私は悲観しなくて良いと思います。今回は、選手にしても、監督にしても「日本サッカーで勝つためのベターな布陣」ではなかったかもしれませんしね。

まだまだ日本人監督で世界トップレベルと戦うのは厳しいでしょうかね。

私が思うには、日本は、「監督・マネージャー」の養成が必要なのだと思います。

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