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他の掲示板でも書いたのですが、ぜひ意見を聞きたいのでもう一度書かせてください。
これからの日本の選手育成についての方向性についてです。
まず1つ目はメンタル面についてです。
僕も今まではU17くらいの年代では技術がとにかく1番大事でメンタル面は経験によって自然とついてくると思っていました。(今までの高校サッカーの指導に対してのアンチテーゼという意味もあったかもしれない)
しかし、ナイジェリア戦を見て 実は今の日本には戦う気持ちとか闘争心などが他の国に対しても著しく足りないのではと思うようになりました。
例えば ルックアップしている最中に今まで経験してない間合いでボールを取られることによって、相手がいないときでもあせりから信じられないようなボールコントロールのミスをしたりします。
確かに経験によって相手の間合いも覚えてそういうこともなくなるかもしれませんが、未知のものに遭遇したとき、いちいち驚いて動揺するということは変わらないような気がします。
たとえアフリカンにセンターサークルからスーパーシュートを決められても、UFOが飛んできても、それはそういうもんだと思うしかありません。そんなことにいちいち動揺しないメンタル面での強さをユース世代から鍛えることも技術習得と並んで(特に日本のような身体能力が他の国よりも劣るような国では)重要になってくるなではないのでしょうか。
メンタルを意図的に強化するには、競争心をあおる、周りからの期待などの精神的なプレシャーをかける、などを克服することしかないのではないでしょうか。
ヨーロッパや南米でのビッククラブでは、世界中から選手を連れてきて、1人入ると、1人抜けるという形になっていてものすごく競争心をあおる形になっています。
厳しいけど それに耐えられなければ、いかに上手くてもプロにはなれないよ ということらしいです。
別に日本でもそうしろというわけではないですが、相手はそういう厳しい環境の中でやってるんだから、自分たちもそれに負けてられないと思うだけでも違うかもしれませんね。(ある意味 環境に対するハングリー精神が発生するかもという意味で)
2つめは、技術・戦術面です。
現在A代表では トルシエ監督によると強豪相手にはカウンターしかないということで、これからはカウンター戦術を取るような気配です。
しかし カウンターも立派な戦術で機能させようとなると当然必要な要素も出てきます。まず強力なFW(ポストプレイヤーでも裏に抜けるタイプでもかまわない)、そのFWにピンポイントパスを送る優れたパサー、なによりチーム全員がはげしい上下動にたえられるフィジカルの強さが必要です。
日本でこの戦術に耐えられるのはイメージ的には稲本、福西、新居場、戸田、波戸、中田など上下の動きにセンスを感じる選手でしょうか。
簡単にゆうとフィジカルに問題のある日本には向いてないということですね。
ということは、これからの日本の強化の方針の第一段階は、いかにボール支配力をあげるかです。
アフリカのような組織的でない相手では簡単です。きちんと組織的に整備された普通の完成度の高いチームならばまず支配できます。(ボールを支配するというチーム内での共通認識があれば尚良い)でもアフリカンは支配してようやく互角です、支配しててもやられます。
他の組織的なチームと戦うときが問題です。やはりいかにボールを取られないようにするのかがポイントではないでしょうか。
具体的にはFWはもちろんそれ以外の選手のポストプレー技術の向上、くさびのボールの質の向上(例えば、グランダーのくさびについても30Mくらいを正確に通せるようになる、受ける選手の利き足、相手との位置関係なども考えた位置にけるなど)、オフザボールの動き、ワンタッチプレーなどををユース年代から、なぜそういう技術が必要なのか、それを覚えた結果どうなるのか といったことを明確にしながら、そういった技術をピンポイントで指導する事が必要ではないでしょうか。
第二段階のボールの支配力を上げたあとどうするかは、詳しくは後で書きます。(くさび、ポスト、ワンタッチプレー、スルー、ウェーヴ、時間差オーバーラップ、などのポジションチェンジを多用した流動的なプレーについてです。)
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