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日本サッカーのスタイルについて考える Dai 01/9/12(水) 6:43
  Re(1):日本サッカーのスタイルについて考える GAITI 01/9/25(火) 18:27
   Re(2):日本サッカーのスタイルについて考える Dai 01/9/28(金) 3:23
   Re(3):日本サッカーのスタイルについて考える GAITI 01/10/12(金) 15:18

日本サッカーのスタイルについて考える
 Dai E-MAIL  - 01/9/12(水) 6:43 -

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   それぞれの国には、それぞれの国のサッカースタイルが存在すると思います。ブラジル的・アルゼンチン的・フランス的・イングランド的などいろいろありますよね。また一方ではそれぞれの国に共通していえるサッカー的なスタイルも存在すると思うのです。

 そういったことも踏まえて、では我が日本はどのようなサッカーをしていくべきなのか、少し考えてみたいと思います。

 まず、日本サッカーのスタイルにとって、欠かせないものは、日本人選手の特徴であると思います。では、その特徴とは何か?

1、テクニック
2、俊敏性・機敏性
3、組織力

以上の3つを長所を活かしながら、チームを方向付けしていくべきであると考えます。

次に、日本サッカーの戦術的な特徴です。

1、ボールオリエンテッドラインディフェンス

 キーワードは、フラット3・ブロックディフェンス・ボールを中心にした前線からの組織的なプレッシング。

2、波のような攻撃

 キーワードは、ワンタッチ・ウエーブ・クサビーポストーサポートによる第3の動き・ポジションチェンジ・ゴールに対してのダイレクトプレイ(DFからのロングフィードや、高い位置で奪ってからの速攻など)・ビルドアップやポゼッションの獲得による厚みのある波状攻撃の実践

このような戦術をオートマティックにできるようにする(オートマティズム) 

+個性。

 あとは、ジュビロ磐田やレアルマドリードのサッカーのような、サッカーの単位が「ボールとスペース(ゾーン)」によって成り立っている次元のスタイルになって欲しいなって思います。

 私は、今年のワールドユースで圧倒的な力の差で優勝したU-20アルゼンチン代表が見せたようなサッカーはとても参考になると思います。

 A代表のほうでは、フランス代表やアルゼンチン代表のようなサッカーのレベルまでチームのやりたいことを高めていければよいのですがね。


 余談ですが、今日CLのレアル対ローマの試合を見たのですが、そこでちょっと箇条書きで感想を。

 柳沢はラウールによく似てるんだと思いました。プレイの質・意識・フォーム・フィジカル・スタイル・雰囲気・癖など。同タイプの選手だと思います。

 レアルに中田英寿が入っても思いのほか合わないだろうけど、小野伸二はフィットしてプレイできるんだろうなと思いました。例えば、マクマナマンの位置に小野伸二がいたらと思うとワクワクします。逆に、グティやフィーゴの位置に中田英寿がいると流れができないのだろうなとも思いました。

 ローマのほうのトッティの位置に中田英寿であればフィットしてプレイできるだろうなとは思いましたが、小野伸二ではどのポジションでも厳しいなと思いました。

 トッティは素晴らしかったです。

 ローマのカッサーノが中田英寿の穴を埋めているなと感じました。若干19歳ですが、トッティの次のファンタジスタと呼ばれている片鱗を見せてくれました。

 レアルはジダンとグティだと、現状ではグティのほうが良いです。ジダンがフィットするまでには時間がかかりそうです。 

 レアル対ローマ、すごく面白かったです。高い次元のサッカーを拝見させていただきました。

Re(1):日本サッカーのスタイルについて考える
 GAITI  - 01/9/25(火) 18:27 -

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   Daiさん こんにちは。

何度もおじゃましてしまい、すみません。GAITIです。

日本のとるべきサッカースタイルについては、僕の一番興味があることなので、ぜひ一言いわなければと思い、書かせていただきます。

僕も,Daiさんの書かれていることと基本的に同じ方向性なのですが、システムなどその他の要因について書いてみます。

前の選手育成のところと重なるのですが、第一段階としては、いかにボール支配率を上げるかだと思います。理由は、日本人選手の体格だと引いてしまうと守りきるのも大変(ヘティングが弱い)、そこから攻めるのも難しいからです(フィジカルが弱い)。(ただしカウンターが向かないと言っても攻守が切り替わったときからの早い攻めはどの戦術でも有効なのは言うまでもありませんが)
ということとDaiさんもおっしゃていた、波のような攻撃、僕の言うところの流動的なサッカーを実現させるには、あるていどのボール支配率は必要不可欠だからです。

ここでポイントとなってくるのは、スペースの使い方と言うのも共通する見解だと思うのですが,そこで少しシステムの話になるのですが、現在の日本代表の3−5−2システムで考えるとサイドの役割で一番必要なのは、スペースの使い方とプレスのかけ方がうまい選手ではないでしょうか。

まず スペースについていうとポジションチェンジを繰り返す流動的なサッカーをしようとする場合、選手に一番要求される能力はバランス能力です。この場合 海外のように自由にやる選手とバランサーに分けてバランスをとるのではなく、出場選手全員(せめて中盤全員)が高いバランス感覚を持っていて欲しいです。(抽象的になってすみません)

例えば、バランス感覚に優れた明神選手を例にとって見ると、彼は 前線に上がってもオーバーラップしているという感覚ではなく、僕には、前方のスペースを埋めているという感覚に見えます。
だから 前に上がっても全体のバランスは崩れなく(むしろそうすることによってバランスを保っている)チーム全体がとてもスムーズに流れます。

次は DFに問題があるといわれている中村選手を例にとって見ます。僕もかれの横浜FMでのDFには確かに問題を感じますが,トルシエジャパンにおいてはそれは感じません。
なぜなら トルシエジャパンにおけるDFで一番必要なのは、危険なスペースを埋めることで、必要とされる能力も同じくバランス感覚だからです。

ようするに オーバーラップもカバーリングもスペースを埋めるという行為と言うことでは変わりなく,必要とされる能力も同じではないか、ということです。ただしこれは選手個人のDF能力はまるであてにしていない戦術なので、いろいろな意味で納得いかない選手も出てくるでしょう。(ただ本気になった ワールドクラスの選手の個人技は想像を絶するので(笑)、へたに個人でいってバランスを崩すより、できないことはきっぱりあきらめて組織で止めたほうが絶対いいと思う)

次に プレスについてなのですが、長くなりすぎたのでまとめます,ようするに僕は、3−5−2システムの長所を生かしきるには,サイドと中の選手をいかに連携させるか、もっと言うと、サイドと中の選手に仕事をいかに等しくするかだと思います。

あくまで ポジションチェンジは攻撃の活性化のためですが、副次元的にサイドと中の連携をスムーズに取れるようになります。
また、プレスについても リッピが開発したサイドを含めた中盤5人によってできる五角形のなかでかけるプレスが、常に三人で囲うプレスをかけるには一番効率がよい、というのが一番の理由ですが,副次元的にそれによってサイドと中の連携が取れるという理由もあります。

これが、日本のサイドが縦に強いタイプではなく戦術理解度の高いバランサータイプのMFを置くべきだと、僕が考えている理由です。

日本の将来のサッカースタイルを決めるのに、このサイドの問題が一番重要だと思ったので、重点的に書かせていただきました。
(ようするに これから組織力突き詰めるか,個人能力を高めて組織と個人のバランスを取っていくか、と言う違い、僕は組織力を極限まで高めるほうを選んだと言うことですね)

Re(2):日本サッカーのスタイルについて考える
 Dai E-MAIL  - 01/9/28(金) 3:23 -

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    こんにちは。まずは攻撃に主眼を置いたレスです。

 スペース能力。これは重要ですね。ジュビロ磐田のサッカーを見ていると、人から人へという関係ではなく、スペースからスペースへという関係で全てが動いていて、左アウトサイド、右アウトサイド、トップ下、ボランチ、DHなどと言われる人間が、明確にいないのにも関わらず、サイド攻撃をしたり、中央突破したりしてくるわけです。ということは、人はスペースを作ったり、埋めたりするのを交互に、1人3役ぐらいこなしながら、その場その場でがんがんやっていくことで、スペースーボールースペースーボールという連続性を作りだし、全体のスピードアップをさせていって、攻守においてより速くて効率の良いサッカーをしていこうとしているのだと思います。世界の速さってものへの対策をするためのコンセプトがよくわかるやり方ですね。
 
 特にサイド。ジュビロ磐田には明確なアウトサイドがいません。しかし、サイド攻撃を機能させることができる。これはとても興味深いです。日本人の特性、つまり俊敏性と組織力を活かした、見事なシステムだと思います。

 しかし、残念ながら、レアルはもっともっとすごいです。まずは、とにかく個人が抜群にすごすぎる。その上、判断が早くワンタッチでもプレイできますから、もう手がつけられません。こういったレベルのチームに勝てないことには世界の頂点には立てないので、そうするともっともっと個人のレベルをアップさせなければいけないですし、もっともっとコンビネーションを高めなければいけませんね。

 結局、ものすげえ速くて正確なパスを素早く出せて、それを受けては簡単にトラップできて、次のプレイに素早く移るってのを、ワンタッチベースで繰り返しできて、その時に、10人全員が連動しながら、スペースを作り、スペースを活かすって動きをし続け、くさびーポストーサポートを使い、走りながらゴールまでボールを持っていってしまい、さらにゴール前ではシザースフェイントなどを使った個人技もだすような、そんなサッカーしないと世界では勝てないでしょうね。

 

Re(3):日本サッカーのスタイルについて考える
 GAITI  - 01/10/12(金) 15:18 -

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   >Daiさん

おひさしぶりです。
レスが送れて申し訳ありません。
日本代表の試合が終わってから書こうと思っていたもので。

>左アウトサイド、右アウトサイド、トップ下、ボランチ、DHなどと言われる人間が、明確にいないのにも関わらず、サイド攻撃をしたり、中央突破したりしてくるわけです。ということは、人はスペースを作ったり、埋めたりするのを交互に、1人3役ぐらいこなしながら、攻守においてより速くて効率の良いサッカーをしていこうとしているのだと思います。世界の速さってものへの対策をするためのコンセプトがよくわかるやり方ですね。
> 特にサイド。ジュビロ磐田には明確なアウトサイドがいません。しかし、サイド攻撃を機能させることができる。これはとても興味深いです。日本人の特性、つまり俊敏性と組織力を活かした、見事なシステムだと思います。

私もそう思います。
ジュビロのシステムは、日本代表にとっても参考になりますね。
確かにジュビロのサイド攻撃は面白いですね。
敢えてサイドのスペースをあけることによって、みんなが自由にそこを使って、ジュビロのスペースサッカーの起点になっています。
もちろんチーム内での各選手間の共通理解の高さも見逃せません。

ただ、ご存知他とは思いますが、面白いことに鈴木監督によるとこのシステムは世界と戦うためにより効率的にプレスをかけるために編み出された布陣らしいです。

特にこのようなスペースサッカーを機能させるには攻撃と守備は1体で切り離せませんね。

これはどちらかと言えば、現在いる選手やその能力によって考えられた布陣ですね。
選手の能力に合っているのでみんな楽しそうにやっていることが解ります。(自分の能力が出し切れている証拠ですね)


ところでDaiさんは最近の日本代表はこれまで話してきたような方向性でいっていると思いますか。
私は、ここ数戦の代表の試合に不安を感じているのですが。
(決して結果で言っているわけではなく、あくまでもチームの方向性としてです)

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