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稲本要成長論ーより高いレベルの「攻守」を身に付けろー Dai 01/6/23(土) 6:56
  シドニー五輪日本代表対モロッコ代表壮行試合より。二つのため息。 Dai 01/6/23(土) 10:07
  Re(1):シドニー五輪日本代表対モロッコ代表壮行試合より。二つのため息。 hjro// 01/6/24(日) 0:55
   Re(2):シドニー五輪日本代表対モロッコ代表壮行試合より。二つのため息。 glider 01/6/24(日) 3:06
   稲本不要論。いや、必要じゃないのか? Dai 01/6/29(金) 1:46
   「6番」としてお薦めの選手は? Dai 01/6/29(金) 1:49
   Re(1):稲本不要論。いや、必要じゃないのか? hjro// 01/6/30(土) 0:56
   中田浩二 glider 01/7/1(日) 12:04
   トルシエ革命 glider 01/7/1(日) 11:57
   6番 緑龍 01/7/2(月) 0:35
   Re(1):6番 glider 01/7/2(月) 3:56
  Re(1):稲本要成長論ーより高いレベルの「攻守」を身に付けろー glider 01/6/24(日) 2:31

稲本要成長論ーより高いレベルの「攻守」を身に付...
 Dai E-MAILWEB  - 01/6/23(土) 6:56 -

引用なし
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   gliderはんは、このような趣旨の発言をされています。稲本には前方120度の視野しかない。「ボランチ」の稲本のせいで、フラット3は自由度を失い、サイドは孤立している。はっきり言って「ボランチ」として稲本は子供だ。あんなに気が効かないボランチは見るに耐えかねる。故に、稲本が中心(ボランチ)になるチームは未熟だ。

そこで、私はその「事実」を確認すべく、彼が中心となって活躍したシドニー五輪代表チームの試合を見ることにしました。

現在は、シドニー五輪壮行試合・日本対クウェート戦を確認しています。そして気づいたこと。

まず長所から。

局面での1対1では相手に勝っている。前方へ思い切りのよい迫力のあるランニングをしている。(自分の視野の)前方で相手ボールを捕らえ、奪取し、そこから攻撃の流れを作っている。中央からの攻撃の中心になっている。ワンタッチやツータッチで、ワイドに、かつシンプルに攻撃の起点になっている。クリエイティブなパスをだせる。素晴らしいひらめきを持っています。稲本から攻撃がはじまったり、フィニッシュまでいったりすることはよくあります。稲本が相手陣内でボールに絡むとチャンスが生まれている。体の向きが前方気味で、自分の視野にボールが入ると猟犬のごとく飛び込む、すごい迫力で。相手のいない前方のスペースへ走りこむのがすごい上手い。前でプレイしている時の稲本は何かを起こしそうでワクワクする。期待感が募るし、ダイナミックで最高。トルシエサッカーのやりたいことや、ペース掴みや、攻撃における大きなカギを握っていることを感じる働きです。まるで、中盤のリベロかFWのよう。かなりの自由人。フリーマン。

続いて目についた短所。

左で俊輔が走り回って守備をしている中、稲本はただそれを見つめている。自陣にボールがきた時に歩いているシーンが多い。自陣にきた時に、どのような状況でも周りを気にしない。自陣にきた時に、積極的な守備におけるポジショニングをとろうとしない。ただ、ポツンとそこにたたずんでいる。自陣では、周りとの距離もほぼ無視。自陣で、ひたすらボーっとたたずんでいる。

自陣では、俊輔がボランチのように見えるほど、守備では、稲本は何もしてない。明神が一人で真中の守備をしている。自陣では、積極的にボールを取りにいかない。自陣では、左サイドのケア−を全くしない(たまに左をケア−するが、ほとんどしない)。自陣では、とにかくひたすら歩いている。自陣では、本当に驚くほど何もしない。3バックはラインを上げられないでいる。

相手が西のサイドから攻めてきて、3バックがずるずる下がっていく中、相変わらず稲本がジョギングをしながら、後ろへ下がっていくと、なぜか変なところに俊輔がいる。そう、後方のボランチの位置にいる。俊輔がディフェンダーの位置でボール奪う。しかも左サイドではなく、ディフェンスの真中で。次の瞬間。稲本は、俊輔が飛び出す前方のスペースにいる。そして稲本にボールが渡るが、相手にボールを奪われる。

まるで、俊輔がボランチで、稲本が左ハーフのようである。これがポジションチェンジということで、好意的にとらえることもできるが、それがずーっと続く。一向に、その位置が逆になることがない。俊輔がどんなに後方に下がってきても、稲本はただひたすらそれをポツンと見つめている。攻撃に移る。稲本はジョギングをしている。ボールが動く。相手に奪われる。ボランチの位置に相手が入ってくる。

そのボールを、中田英が、走りこんで、追い込み、明神が読みを聞かせ、ボールを積極的に奪取。まるで、中田と明神のダブルボランチのようだ。稲本はただひたすらそれを見つめている。のそのそと前にいく。ゴール前。フリーでボールをもらってシュート。決定的シーンでシュートミス。いつの間に稲本はそこにいたんだと言われる。稲本はボランチの役割のなかで、攻撃のことだけを考えている。守備では、バランスをとるつもりで、そこから動かない。動かない。ただひたすら動かない。

ボールウォッチャーになって、自分のエリアからは動かない。自分のところで、じーっとボールを見ている。アクションは何ひとつ起こさない。カバーリングのカバーリングの位置にいたり、危険なエリアにも、選手を平気でいれる。気にしない。全く動じない。自分の位置以外は関係ない。ポツンとたたずむ。後ろの守備はかったるそうにしている。集中力が切れている。本当に退屈そうしている。異常なほど、歩いている。ポーッとしている。自分のエリアに入ってきてさえも、ポーッとしている。

ハッと気づいてプレスにいくが、後ろ向きとか、横向きで、攻撃につながりそうにないと、なんだかかったるそうにプレスをする。気を許す。たまーにしっかりとプレスをするが、90分ではほとんでしない。前半にちょっとするぐらい。

稲本は走りまわらない。走りながらリズムを作らない。そこにただデーンと構え、あとは何もしない。省エネの中で、自分の都合のよいプレイだけを必死でやる。できるだけ、動かずに。びっくりするほど、集中していないシーンが多い。自分にボールがこない時は知らん振り。どうでもいい。グランド上の観客か何かと間違える。審判のほうが動いている。

自分にボールがきそうな時でさえ、ポーッとしてる。準備不足は否めない。ロイ・キーンを見ていると、稲本がまるで、アマチュアのように感じる。体力のないサッカー上手なおっさんのよう。いい加減イライラしてくる。

まるで、前にいくことしか考えていないよう。自分のところにボールが来ると初めて動き出す。自分の視野の中(ゴールから見て前方120度)にボールが来るとはじめてタックルにいく。ボールを持つことで初めて稲本が生き生きと動きはじめる。ボールがないと、まるで死んでいるよう(ただし、前方120度にボールがあると強い)。前方視野にボールがないと稲本はいないも同然。

1人で死んでる。まるで、次の攻撃に備えているよう。体力温存のよう。他の人に比べてさぼりまくり。たまーにでてきて美味しいところを狙ってる。まるで中盤に潜むFWのよう。

皆さんはどんな風に判断しますか?稲本の長所をとりますか?それとも短所を気にしますか?他の選手を使いますか?ボランチが点をとる、ボランチから点をとることだけ意識しますか?前方でのボール奪取を最優先させて、他は妥協しますか?個人の力強さを優先させますか?それともボランチの守備と繋ぎをとりますか?チームの流れをとりますか?チームの総合力で勝負しますか?組織と個人のコンビネーションを最優先させますか?さあ、どうしましょうか?

稲本では守れない。しかし、稲本なら点を取れる。稲本では、チームの中で誰かが犠牲にならないといけない。しかし、稲本なら稲本自身の突出した個の強さを見ることができる。さあ、どうしますか?

稲本は、中盤の「フリーマン」です。中盤のリベロです。中盤のFWです。稲本は中盤での特別な存在です。稲本は特権を持っています。それはよくわかりました。中盤のフリーマンです。本当に自由人です。自由人ですからとっても気まぐれです。守備も平気でしません。その気になれば、突然、攻撃に自由に絡むこともできます。いきなりすごい形相で守備もします。

まるで、チームの動きとは関係なく、稲本スペースというのが存在していて、そこで稲本は自由に勝手にプレイしていいことになっているようです。稲本が中盤のリベロである所以は、まさに、稲本の好きかってにプレイしていいんだよってことですね。稲本の才能にまかせた、中盤のリベロ稲本にまかせているようです。周りは稲本の分までケア−をすることで補います。私には、そう見えました。稲本は稲本の「自由」にしていいようです。稲本は、自由にプレイすることしかできないようですし。

全ては稲本の自由です。自由ですから、何をしてもいいのです。突っ立ててもいいし、ジョギングしてもいいです。チームはそういった気まぐれに迷惑します。稲本の分は、皆でケア−します。その代わり、稲本は爆発的な長所もあり、それを自由の中で大いに発揮します。チームは稲本のそういった動きに助けられます。稲本は、ある意味中盤のリベロです。そして、それは他でもない、トルシエが与えたものです。稲本は外さない。ボランチには、稲本の長所が絶対に必要だと思っています。だから、短所は目をつぶります。そして自由を与えます。稲本は中盤のリベロです。稲本は中盤の王様です。

そんな選手だから、ワンボランチは厳しいです。3ボランチも同様に。自由を制限させられると、途端に稲本は萎縮します。稲本には自由を与えてあげてください。それが稲本を生かす道です。結果は出しますから。

自由の意味が違うと言われるとそれまでかもしれないですが・・・。

ところが、そんな稲本が、時に本物の中盤のリベロになったかもと思う時があります。守備で、縦・横・縦横無尽にすごいケア−をします。ものすごい集中力で。ものすごい気が利きます。絶対に気を抜きません。可能性はあるようです。しかし、そうすると、何故か、あまり攻撃へは絡まなくなります。判断も遅くなります。想像力がなくなります。今度は守備しかしなくなります。これもきっとリベロの自由でしょうけど。相手からボールを奪う。パスを出す。そこで終わります。何故か・・・。中盤のFWが、今度は、中盤のDFと化して絶対に他のことはしません。気難しいリベロです。

いつになったら、本物の中盤のリベロになるのでしょうか。

シドニー五輪日本代表対モロッコ代表壮行試合より...
 Dai E-MAILWEB  - 01/6/23(土) 10:07 -

引用なし
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   相変わらず、稲本の守備でのボーっとしっぷりはかなりのものです。よく見てたら、攻撃のときでさえもぽーっとしています。守備の時、プレスにいって、抜かれると、途端にポーッとしてます。もう、ため息しかでません。これは捨ててるとしか思えないです。トルシエ監督もはなから期待してないのかもしれません。稲本は真中に立ってろと。張りぼてでもいいから、とりあえず真中にいれるだけましだと。稲本が立ってるところだけは、なんとかなると。あとは、稲本の分は、周りがケア−しろと。稲本は、まわりを見ることさえしません。王様です。

しかし、それだけ死んだふりしてて、突然ウワーッと前に来る時があるんで、やめられないのですねえ。稲本って。すごい迫力ですよ。稲本が本気だすと。

しかし、守備の時の、稲本の近くにはやばいスペースは一杯あります。3バックと前のボランチの台形がしっかりしてれば点はそうそうとらないというスティングさんの主張は最もですが、その前のボランチのかたッぽが、ポーッとしてるんだから、とっても危険です。稲本周辺は穴だらけです。しかもそれを埋めようとしないから怖い。しかも台形ってのは結構できないもんだったりします。イメージ上はわかりますが。それから私はバックは、局面では絶対に4人は必要だと思ってます。3人だけでは守れないです。だから、稲本には他にももっとやらないといけないことがでてきます。

みんなで必死にそれを埋めてますけどね。左サイドはもちろん、稲本の後ろにも、ちょい横にも穴がある。本当にボランチなんでしょうかね。なんか、稲本のやるべき守備でのボランチの役割を左サイドの人がやったり、トップ下の人がやったり、ディフェンダーがやったり・・・。稲本ですけど、守備の時、本当にやばいですよ。ぜひビデオでチェックしてください。本当に怖いですから。ほんと、フリーなんです。フリーマン。ただそこにいるだけ。びっくりするほどの、ジョギングしながらの、ちんたらボールウォッチャー。頭は全く回転させてない。相手が、稲本を避けてプレイすることはまじで簡単。いくらでも見逃してもくれますし。フラット3の前に入ることは容易ですねえ。サイドを崩すこともできそうですね。このままでは。

稲本を選んだ場合は、本気で、そういう部分には目をつぶって、稲本の爆発的なひらめきに賭けるしかないですよ。チームとしてよりも、稲本次第で決まります。前で捕らえられるかどうかだけ。しかも前って相手陣内のみ。稲本はさぼって、休んで、温存して、攻めにでることが、大好きなので、そういう点だけ期待するしかないです。ただし、それで、迫力のある縦への厚みのある攻撃はできます。結果をだしているシーンはいくらでもありますよ。

稲本の代わりですけど、稲本のようなフリーマンとしての爆発的な才能に期待しなければいいだけですね。そこに期待しなければいい。それほどにはってことで。同じプレイもできますから。他に崩し方はあるのか?あります。いくらでもある。だって、まわりには、前には、そして後ろにも、優秀な攻撃の選手がいっぱいいるのですから。コンビネーションを使えばもう無限大に広がりますし。しかもでかいのは、守備が安定する。バランスがよくなる。とにかく危険なシーンをケアすることがもっとできるだろうし、バランスよく守備をし、バランスよく攻めることができる。

もうギャンブルしなくて済むようになります。もう下手に守備的にすることもなくなります。攻撃的なカードを切ることをためらう心配もなくなります。ディフェンダーの攻撃参加ももっとできるようになる。ボランチの攻撃参加も実はもっとバランスよくできるようになる。ミドルシュートももっと打てるようになる。サイドを使った攻めももっとできるようになる。隙がなくなります。欠点がなくなる。長所は維持できる。常に頭脳的なゲームができるようになる。

実はこれ、稲本がそうなってくれれば最高だったりします。

稲本の欠点のプレイがチームとして克服されれば、さらに上のサッカーが可能になるのです。これは現実論ですよ。今は、稲本使ってる時点で、かなり理想論してますから。稲本の長所に期待してるわけですから。でも短所はある。そこを埋まるために犠牲にしなければいけないところがでる。理想を追いかけて、現実に対応できないものがでてくるのが、今の稲本です。

実際に、稲本がいなくてもチャンスを作った試合はある。そしてそこには、稲本がいた時と変わらない攻撃があり、さらに安定した守備があるわけです。

では、もうひとつのため息。これはファンタジーのほうです。

後半13分。酒井から俊輔へスライスショットでの、クロスボール。それを俊輔がワンタッチで斜め後方へ。そこへ走りこんできた本山が、ダイレクトで、ミドルシュートを炸裂。もうため息しかでませんでした。これがサッカーなんだなあって。日本人でもできるんだなって。本当にそう思いました。この3人は必要だなって。

本山は本当にすごいです。尊敬できるぐらいすごいです。凄まじいプレーをしますね。気が利くし、自分でいけるし、最高ですねえ。左サイドは本山が一番いいと思いますよ。稲本外せば守備の不安が減るので、スタメンでも使えると思います。稲本使うなら、厳しいですけど。守備が不安ですから。だって、稲本がやるべきボランチの役割を左サイドがやらないといけなくなるんですから。稲本と俊輔残しといて、本山入れたら、これこそ大ギャンブルですね。ホームとか、テストとか、余裕のある状況じゃないと、できないでしょうね。上手くいくこともありますけど、隙はいくらでもできます。

話は戻り、俊輔も本山がいると生き生きしています。この、二人の間にはコミュニケーションが本当にできている。

そして、酒井。実は酒井もこの二人と会話ができてた。素晴らしい3人の会話でした。楽しかった。ぜひ、もう一度見てください!

こんなメンバーだと本当に面白そうです。


          柳沢  
            英寿
      本山  俊輔    酒井 

         名波  戸田

        浩二 宮本 森岡

           ソガ


しかし、シドニーでは本山使いたかったなあ。なんて改めて思ってしまいます。本当に、FW(柳沢OR高原)・俊輔・本山・英寿・酒井の絡みがすごかったんですよ。本当にすごかった。中盤は本山・俊輔・酒井で、前に英寿で、もう一度お願いしたいです。これならワントップでもかなり機能してましたし。そこに名波と小野も絡ませたいしなあ。

あと宮本のディフェンスがかなりいいですねえ。上村呼ぶならば、私は宮本でいいと思いますけどね。右でも十分できますよ。真中にして、森岡が右でもいいですし。宮本をもう一度ビデオでチェックしてもらえるとその良さがわかると思います。


次はアジアカップあたりを検証してみようかな。と思ってます。

Re(1):シドニー五輪日本代表対モロッコ代表壮行試...
 hjro//  - 01/6/24(日) 0:55 -

引用なし
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   >皆さんはどんな風に判断しますか?稲本の長所をとりますか?それとも短所を気にしますか?他の選手を使いますか?ボランチが点をとる、ボランチから点をとることだけ意識しますか?前方でのボール奪取を最優先させて、他は妥協しますか?個人の力強さを優先させますか?それともボランチの守備と繋ぎをとりますか?チームの流れをとりますか?チームの総合力で勝負しますか?組織と個人のコンビネーションを最優先させますか?さあ、どうしましょうか?

>しかし、それだけ死んだふりしてて、突然ウワーッと前に来る時があるんで、やめられないのですねえ。稲本って。すごい迫力ですよ。稲本が本気だすと。


個人的には、好きか嫌いかというと、好きな選手です。
そう、稲本が本気を出すと、ちょっと手がつけられない感じになる。
稲本がすごいと感じたのは、ハッサンII世杯のフランス戦、シドニーオリンピックの南アフリカ戦(だったかな?)、コンフェデのオーストラリア戦です。
ところが、いいパフォーマンスをした直後の試合は、「うそでしょ?」というくらい・・・。
稲本がアグレッシブなプレーをしている時は、ワールドクラスに思えるんです。
だから海外移籍すれば、もっと安定して実力が出せるようになるんじゃないか、もっと成長するんじゃないか、と期待してしまうんですよ。

Daiさんのおっしゃるように、よくよく過去のゲームを振り返ってみれば、稲本という選手は、消えてる時間が多い。
それから、チーム戦術という観点から言っても、稲本のチーム内での位置付けというのは、特殊です。
稲本は、よくもわるくも、一匹狼ですね。
その分、危機には身を呈して止め、攻撃のチャンスを見極める、動物的臭覚に優れています。

その、長所・短所をどう受け止めるか、ということなのですね。
さあ、どうしましょうか?


>本山は本当にすごいです。尊敬できるぐらいすごいです。凄まじいプレーをしますね。気が利くし、自分でいけるし、最高ですねえ。

本山、も好きな選手の一人です。
そう、ひとことで言えば、気が利いている。
途中出場でも、だれとも衝突せず、うまくアクセントをつけられる・・・。
それから、自分が担うべき役割をしっかり把握している。
状況を呑み込むセンスは、ピカいちですね。
本山が出てるゲームは、すごくわくわくします。


最近では、代表もずいぶん層が厚くなって、どの布陣がベストなのか見えなくなってきました。
今のところ、トルシエは、チームとしての熟成よりも、活性化に重きを置いている様です。
これは、まだまだ今年一杯は続きそうな気配で・・・。
フランスの完成度の高さを実感した後だと、ちょっと焦るんですよ。
特に、攻撃のオートマティズムは未完のままでいいのかと・・・。

Re(1):稲本要成長論ーより高いレベルの「攻守」を...
 glider E-MAIL  - 01/6/24(日) 2:31 -

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   ▼Daiさん:


稲本は、トップ下のメンタルを持っています。
ドラゴンさんは、稲本は「トップかなり下」だと言いました。
ぼくは納得しました(笑)

五輪では、「稲本のチーム」だったためにチームは固着し、中村は孤立し、すごくつまらないサッカーになってしまっていました。
ぼくが五輪終了後、「あれじゃダメだ」と言っていたのはダイさんが見た通りです。
コンフェデでは、サイドに出ていって起点になるなど、広さに関しての進歩がありました。
なんでもスペイン戦でグアルディオラのプレーを見て学んだんだそうです。
やっぱり攻撃を見てるんですね。
元気があって、主張があるのは良いけど、まだチームメイトのことが考えられない。試合のモメンタムが見れない。バランスを考えてない。
トップ下ヒデが全体のバランスを考えてプレイしてます。試合の流れを考えてます。効果的に守備しています。
サイドの小野が全体のバランス考えてます。効果的にポジショニングを変化させてます。「繋がり」を作りだしてます。

稲本は、あれでは「ボランチ」は無理。
戸田が入ったことによって、そういう選手の構成によって、コンフェデではインターセプトもほとんどありません。
ならば、名波を、と考えてしまいます。

稲本はポテンシャルを感じさせる選手です。本来はそれほどバカにも見えません。
今は「ナントカと鋏は使いよう」と言ったような使い方になっちゃってますね。
あまり本人のためには良くないのかもしれません。まあ、杞憂かな。
いずれにしても「DH」には戸田が出てきた。中盤は最大6人としても戸田、両サイド、ヒデ、は必須とするとあとは森島、名波、稲本、で
どういう構成をするのかですね。で、中盤が6人ならば、1トップならば、森島も必須でしょう。
とすると、名波と稲本、どっちにするか、ということになりますね。
ぼくは名波をとりたい。「チームのママ」だし、「ボランチ」は今の所、彼しかできないから。
稲本本人は「やっぱりヒデさんや名波さんのようにボクもゲームメイクしたい」と言っています。
名波を見て学び、名波に挑戦すればいいと思います。
あるいはヒデに。

Re(2):シドニー五輪日本代表対モロッコ代表壮行試...
 glider E-MAIL  - 01/6/24(日) 3:06 -

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   ▼hjro//さん:

>>本山は本当にすごいです。尊敬できるぐらいすごいです。凄まじいプレーをしますね。気が利くし、自分でいけるし、最高ですねえ。
>
>本山、も好きな選手の一人です。
>そう、ひとことで言えば、気が利いている。
>途中出場でも、だれとも衝突せず、うまくアクセントをつけられる・・・。
>それから、自分が担うべき役割をしっかり把握している。
>状況を呑み込むセンスは、ピカいちですね。
>本山が出てるゲームは、すごくわくわくします。

本山は「ヤワラカアタマ」です。しかもけっこう「大人」です。いろんな所をちゃんと見てます。
いつの試合だったか、本山がDHの位置まで戻り、左バックの服部に「いいよいいよ、前行けよ」ってな感じで笑顔で頭をこずかれてたことがありました。
でも本山は苦しそうな顔で必死に戻ってきたわけではありません。
ほんとに「すっ」っと、何気なくそこにいました。そう見えました。ほんとはどうだかわかりませんが。
でも、ダッシュで帰ってきたわけではないのです。流れをよく見ているからです。
すごい奴です。


>今のところ、トルシエは、チームとしての熟成よりも、活性化に重きを置いている様です。
>これは、まだまだ今年一杯は続きそうな気配で・・・。
>フランスの完成度の高さを実感した後だと、ちょっと焦るんですよ。
>特に、攻撃のオートマティズムは未完のままでいいのかと・・・。

今はまだそれで良いと思います。たぶんトルシエの時間計算の中では予定通りだと思います。
熟成に向かうのは、来年になってからで良いと思います。
全体としてのやることがなくなると(見えずらい、というレベルでも)チームは停滞し、下り坂を迎えます。
チームとは、一つの生き物でもあるんです。
もう少しの間、ポテンシャルの部分を底上げしている方が良いでしょう。
フランスが今の状態をあと1年保ち続けるのは、すごく難しいことなんです。
ルメールも、なんらかの活性化手段を取ることでしょう。
若い選手を使ったりしながら、チームに刺激を与えるでしょう。そうやって、良い状態を保とうとするのだと思います。

シアトル・マリナーズのルー・ピネラ監督は言いました。
「監督の仕事で、一番重要な部分はフィールドにはない。クラブハウスにある」と。
ぼくもすごくそう思います。その部分を考えなければなりません。
そこに一番の力を注いでいるのですから。

稲本不要論。いや、必要じゃないのか?
 Dai E-MAILWEB  - 01/6/29(金) 1:46 -

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   ▼hjro//さん:

こんにちは。なるほどと思った部分から発展させて、感想を書いてみました。

>個人的には、好きか嫌いかというと、好きな選手です。
>稲本が本気を出すと、ちょっと手がつけられない感じになる。
>稲本がすごいと感じたのは、ハッサンII世杯のフランス戦、シドニーオリンピックの南アフリカ戦(だったかな?)、コンフェデのオーストラリア戦です。
>稲本がアグレッシブなプレーをしている時は、ワールドクラスに思えるんです。
>だから海外移籍すれば、もっと安定して実力が出せるようになるんじゃないか、もっと成長するんじゃないか、と期待してしまうんですよ。
>それから、チーム戦術という観点から言っても、稲本のチーム内での位置付けというのは、特殊です。
>稲本は、よくもわるくも、一匹狼ですね。
>その分、危機には身を呈して止め、攻撃のチャンスを見極める、動物的臭覚に優れています。

トルシエ監督は、稲本についてこのように語っています。

「稲本の特徴は身体能力の高さと攻撃能力にある。守備にしても彼はアグレッシブ。積極的に前に出てボールを奪う。パトリック・ビエラにも似たスーパーボランチが稲本だ。」(フィリップ・トルシエ著 「トルシエ革命」 新潮社 207ページより)

まず、トルシエ監督が好む選手の特徴として「強さとアグレッシグさ」が挙げられますね。DFで言えば宮本ではなく、松田であるのもこの点が大きいようです。そういった個人の特徴があり、さらにチーム戦術である「前線からの組織的かつ積極的なプレス」の中で、稲本のプレイを買っているということでしょうね。また、その攻撃能力を買っているということは、やはりトルシエ監督の、一方でのボランチに求む資質みたいなものが伺えますね。ビエラは、ベンゲル曰く「ガゼルのよう」だということなので、スーパーボランチ=超人系縦攻撃的ボランチということでしょうね。そういうジャンルとしてとらえるのがいいでしょうね。スーパーボランチ。言われてみれば、稲本以外は当てはまらない言葉ですね。

逆に、もう一方でのボランチに求まれるバランス感覚という面では、稲本を買っていないことも伺えます。シドニーオリンピックでのブラジル戦のゴールシーンについては「稲本がマークを外してしまいアレックスをフリーにした」と同著の中ではっきり語っていることからも、ある程度目をつぶっているのでしょうね。

しかし、トルシエの場合はボランチという表現を使わないことが多いのでなかなか掴みにくい部分もあります。トルシエの場合は、「6番」という表現をするのですが、これは中盤の底(守備的MF)という意味らしいので、そこで求められるものが、ボランチという言葉の意味に求められるものと多少違いがあるのかもしれません。

また、トルシエ監督は、明神と伊東のことを「ディディエ・デシャンに似ているバランス感覚に優れた6番だ」と評しています。

「必要なところに必ず顔を出す活動量とポジショニング。そして戦術理解度の高さ。これまで私は明神に、戦術の具体的な指示は一度も出したことがない。信じられないかも知れないが、これは本当のことだ。私は彼に「お前はこう動け」と具体的に言ったことは、ただの一度もないのだった。私の戦術的意図を即座に理解して、私の意図する通りにプレーする。」(同著より)

そして、トルシエ監督は、稲本と明神を好対照をなす選手たちだと語っています。つまり稲本の長所と、明神の長所の組み合わせで考えてるということですね。この場合は。

そうすると、稲本の欠点は目をつぶるしかないってことなんでしょうかね?それよりも、今のままあとは海外で経験を積むことのほうががより大事だと。だとすれば、スーパーボランチという特殊な存在をありとして考えるってことでしょうかね。

トルシエ監督が稲本についてどう考えているかはわかったのですが、問題は戸田の存在についてどう考えているかですよね。多分ですが、戸田は稲本の攻撃のアグレッシブさとは逆に、守備のアグレッシブさで評価してるんでしょうね。身体能力の高さはお互いに評価してるでしょうが、攻撃能力に期待するのか、守備能力に期待するのかの差がありそうですよね。戸田の身体能力の高さとオールラウンドなボール奪取能力は大いに評価してるのでしょうが、稲本のような「(動物的な)積極的に前に出てボールを奪う。」って部分ではどのように評価してるかですよね。中盤の底から、センスよく積極果敢に突然的に前線にでていって、相手ボールを奪うってのはトルシエ戦術の肝でもあるので、そういったダイナミックなチームの起点を外すのか否かですよね。戸田にもできるのでしょうが、稲本程ではないでしょうから。まあ、どちらにしろまた新たな6番候補の誕生ですね。

あとは名波ですね。名波はまた大事な選手ですからね。これは全てチームのバランスで決まるのでしょうけどね。ちなみに、名波と同じプレーができるのは小野ぐらいだろうとトルシエ監督は語っていましたね。

ということで、6番候補ですが、稲本・明神・伊東・戸田・名波(どうやら、2列目として使われているようですが。)・小野の6人ですね。現状では。あとは組み合わせの問題ですかね。

遠藤も6番なんですが、最近はすっかり出番ないですね。あとは、右アウトの6番的な存在としてもできる酒井もいますね。

「6番」としてお薦めの選手は?
 Dai E-MAILWEB  - 01/6/29(金) 1:49 -

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   あと6番としては、市原の「阿部勇樹」という選手がとってもいいのでお薦めします。

Re(1):稲本不要論。いや、必要じゃないのか?
 hjro//  - 01/6/30(土) 0:56 -

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   返信、ありがとう。

Daiさんのレスを読み、理解がうまく出来ているか、というのは自信がありませんが、気づいたことを・・・。

わたしは、「稲本は攻撃の芽を摘み取ることにかけては、すばらしいものがある。」と言うようなことを書いたと思います。
中盤でプレスがかかっている時はみんなで、カウンターを食らいそうな時は一人で身を呈して・・・。
思い返せば、ハッサンII世杯&オリンピックの時は、相手チームの攻撃の切断を、稲本がやる必要があったと思う、メンバーからいっても。
コンフェデ杯は、どうだったか。
攻撃の切断は、中田も小野もやっていた。
つまり、シチュエーションによって守備の方法を変えるのが、稲本にとってはベストだった、ということです。
しかし、稲本は変えない。
自分を知っているからなのか、出来ないからなのかわからないけど。
今後、中田(は、もともとカットはうまいと思うけど)・小野のようにケースによって対応できる選手が出てくると、コンビネーションの問題で稲本の存在がそれほど重要でなくなるかもしれませんね。

トルシエについて。
トルシエは、オートマティズムについてよく語りますが、それとは対照的に、選手の人間性・個性といったものは、非常に大切にする監督だと思います。
だから、欠点よりも長所を見ている。
稲本に対しても然りでしょう。
それから、ずっとフィットしてなかった中田を使い続けたというのも。
それが、現代表のダイナミズムを生み出していると考えられます。

「6番」ですね。
守備的布陣も見据えて考えると、どうしてもフィジカルの強いタイプに魅力を感じますね。
そういう意味で、名波&小野のコンビはないように思います。
攻撃的布陣の場合でも、名波or小野+稲本or戸田・・・とか?
中田浩二のボランチはないんでしょうか?
攻撃のパターンからすると、中田英(もしくは、トップ下)をひとつ飛ばして前線にパスを供給できる存在(とすると、名波もOKですね。)も必要だと思います。
中田浩二の攻撃参加も見てみたいし・・・。

トルシエ革命
 glider E-MAILWEB  - 01/7/1(日) 11:57 -

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   へー、トルシエの本が出てるんですね。
知らなかった。読まなくちゃ。

中田浩二
 glider E-MAILWEB  - 01/7/1(日) 12:04 -

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   ▼hjro//さん:

>中田浩二のボランチはないんでしょうか?

見てみたいですね、それも。
3バックの経験を積み、視野角も広いと思われる中田浩二も、もしかすると適任者のひとりかもしれない。
攻守のバランスも良さそうだし。

実際的なスピードの面で問題がなければ、イケるんじゃないかとも思うんですけど・・・

6番
 緑龍  - 01/7/2(月) 0:35 -

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   ▼Daiさん:

>「稲本の特徴は身体能力の高さと攻撃能力にある。守備にしても彼はアグレッシブ。積極的に前に出てボールを奪う。パトリック・ビエラにも似たスーパーボランチが稲本だ。」(フィリップ・トルシエ著 「トルシエ革命」 新潮社 207ページより)
>
>まず、トルシエ監督が好む選手の特徴として「強さとアグレッシグさ」が挙げられますね。DFで言えば宮本ではなく、松田であるのもこの点が大きいようです。そういった個人の特徴があり、さらにチーム戦術である「前線からの組織的かつ積極的なプレス」の中で、稲本のプレイを買っているということでしょうね。また、その攻撃能力を買っているということは、やはりトルシエ監督の、一方でのボランチに求む資質みたいなものが伺えますね。ビエラは、ベンゲル曰く「ガゼルのよう」だということなので、スーパーボランチ=超人系縦攻撃的ボランチということでしょうね。そういうジャンルとしてとらえるのがいいでしょうね。スーパーボランチ。言われてみれば、稲本以外は当てはまらない言葉ですね。

なるほど「スーパーボランチ」ですか。私は最近、gliderさんとの議論で「トップかなり下」という言葉を、稲本のポジションとして捏造したんですが…(笑)

>しかし、トルシエの場合はボランチという表現を使わないことが多いのでなかなか掴みにくい部分もあります。トルシエの場合は、「6番」という表現をするのですが、これは中盤の底(守備的MF)という意味らしいので、そこで求められるものが、ボランチという言葉の意味に求められるものと多少違いがあるのかもしれません。
>
>また、トルシエ監督は、明神と伊東のことを「ディディエ・デシャンに似ているバランス感覚に優れた6番だ」と評しています。

やはり、トルシエ自身の言葉で語られると納得できますね。今まで推測してきたことに裏付けが得られたようで嬉しいです。やはりトルシエにとって、明神や伊東やデシャンは「バランサー」なんですね。
ここからは、様々な方の言葉に触れた上での私の考えですが、対比的にいうなら、稲本はいわば「アンバランサー」なのでしょう。もちろんこれは、相手チームのシステムにアンバランスをもたらす者ということなんですが、しかしそれを、自チームのバランスを保つことと同時にやりきるのは難しい。そこに、gliderさんはじめ沢山の識者が、稲本と彼の周囲の空間に対して一種の「不安感」を抱く主原因があるのだと思います。
ただトルシエ・サッカーの思想として、そこにF3と通底したものが感じられるとは思います。つまり、最終ラインを本質的にはアンバランスな「フィーディング・システム」にしてでも攻撃性を高める姿勢と、稲本という好素材を得て、中盤の底についても半分を攻撃に割くことには、ある種の一貫性が感じられるということです。

それはそれとして、「6番」という表現は面白いですね。デシャンは7番ですし、ここ数年のフランス代表の6番は、ジダンのサブもしくは森島的な役割のジョルカエフですから(笑)
ブラジルの伝統的な4−4−2での6番は左SBの番号で、実際ロベカルが着ていることが多いですが、WMシステムでは基本的に左、アヤックス・システムでは右の、それぞれ中盤の底に位置します。

>ということで、6番候補ですが、稲本・明神・伊東・戸田・名波(どうやら、2列目として使われているようですが。)・小野の6人ですね。現状では。あとは組み合わせの問題ですかね。

その通りだと思いますが、ただ、トルシエ自身のイメージにおける、背番号としての「6番候補」からは、多分名波と小野は外れていると思いますよ。実際に位置するポジションとは少し違う意味で、トルシエにとっての彼等は、「6番候補」ではなく「10番候補」なんじゃないかと思います。そして戸田は、「4番」あたりではないですかね(笑)

『トルシエ革命』、もう少し書店で立ち読みしないとなあ…(笑)

Re(1):6番
 glider E-MAILWEB  - 01/7/2(月) 3:56 -

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   ▼緑龍さん:

>しかしそれを、自チームのバランスを保つことと同時にやりきるのは難しい。

そこの所が、認識の差なんでしょうね。
ぼくは、「難しくはあるが、できなくてはならないもの」と捉えます。
運動量を増やさずとも、前でプレッシャーをかけることも、しっかりしたカバーリングも両方できるはず。
だから、「高い戦術眼」が必要だと思うし、「ボランチは大人でなくてはできない」と思います。


>ただトルシエ・サッカーの思想として、そこにF3と通底したものが感じられるとは思います。つまり、最終ラインを本質的にはアンバランスな「フィーディング・システム」にしてでも攻撃性を高める姿勢と、稲本という好素材を得て、中盤の底についても半分を攻撃に割くことには、ある種の一貫性が感じられるということです。

それはわかります。
ただし、現状の稲本では、戸田のようなバックアッパーがいない限りは、強い相手に対しては全体としては攻撃的にならない。
稲本の1ボランチとか、稲本がDHとしてプレイする状態でラインを上げろというのはいかにも無理で、バックスには酷な要求です。
そして、戸田と稲本の両方を使えば、1トップにするにしても名波か森島かが外れることになります。
ぼくはどちらもとても必要な選手だと思う。
そして名波は大人で、戦術眼も高い。稲本は、進歩もしています。攻撃でのまわりとの関わりなどの面では、進歩しています。
でも、コンフェデを見て、あれなら稲本である必要はない、名波の方が良い、と思ったのです。
今日の試合でも、森島に負担がかかっています。

>トルシエにとっての彼等は、「6番候補」ではなく「10番候補」なんじゃないかと思います。

小野。いくつかのミスは目立ったものの、すばらしい活躍、すばらしいサイドの解釈。そしてあまりにもすばらしいキックの質。
少しアウト気味にスライスされたインステップでバックスピンをかけた長い正確なパス。
トルシエの言うように、やはり「一種の天才」ですね。
外へ出てフィジカルとメンタルのタフネスが鍛えられたら、海外へ行ってピッチの外でも経験を積んだら、ものすごいことになるかもしれません。

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