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韓国戦感想 glider 03/4/18(金) 14:02
  Re:韓国戦感想 TEN 03/4/18(金) 18:43
  Re:韓国戦感想 camille 03/4/18(金) 20:07
  Re:韓国戦感想 glider 03/4/20(日) 14:00
  Re:韓国戦感想 Sting_Band 03/4/18(金) 21:07
  Re:韓国戦感想 glider 03/4/20(日) 14:53
  Re:韓国戦感想 glider 03/4/19(土) 3:46
   Re:韓国戦感想 TEN 03/4/19(土) 11:08
   Re:韓国戦感想 Dai 03/4/19(土) 12:41
   Re:韓国戦感想 glider 03/4/20(日) 16:21
  Re:韓国戦感想 zukunasi 03/4/21(月) 5:01
  Re:韓国戦感想 glider 03/4/22(火) 15:34
   Re:韓国戦感想 zukunasi 03/4/24(木) 12:56
   ふと思ったこと zukunasi 03/4/25(金) 23:47
   Re:韓国戦感想 glider 03/4/26(土) 1:12
   Re:韓国戦感想 glider 03/4/26(土) 1:27
   Re:韓国戦感想 zukunasi 03/4/28(月) 12:29
    Re:韓国戦感想 glider 03/4/28(月) 18:12
    Re:韓国戦感想 zukunasi 03/4/30(水) 22:04
    Re:韓国戦感想 glider 03/5/5(月) 17:00
   Re:韓国戦感想 zukunasi 03/4/28(月) 12:27
   Re:韓国戦感想 glider 03/4/28(月) 21:01
  運命の一弾 anybodydo 03/4/22(火) 7:34
  Re:運命の一弾 glider 03/4/22(火) 15:58
  Re:韓国戦感想 mitsu 03/4/23(水) 12:52
   Re:韓国戦感想 まこと 03/4/23(水) 20:32
   Re:韓国戦感想 mitsu 03/4/26(土) 23:36

韓国戦感想
 glider  - 03/4/18(金) 14:02 -

引用なし
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   対韓国戦の感想をまとめます。
なんだかネガティブになっちゃうんだけど。
ま、勝ったのは良かったんだけど・・・

まず問題点として上げたいのは、日本のバックラインの守備方法。
ウルグアイ戦の時ともかぶってしまいますが、あいかわらずロストボール時に下がるのが早い。早すぎます。
ジーコは、フラットに並ぶことを否定します。
ひとり余らせる。
それはそれでひとつのあり方。
でもぼくは、明らかにライン・ディフェンスではなくても、いつもフラットに並んでなくても「オフサイド・ライン」は厳然と存在するものなんだから、それを味方として使うのはDFとしては当たり前、と思ってます。
そこのところの駆け引きがFWとあるのは当たり前と。
そうしたことをせずに、ロストボールと同時に相手FWの動きについてダーっと下がってしまえば、当然最終ライン(ラインって言っていいのかは知らないけど)の前の危険地帯が空くことになる。
だから、いくらマイボールの時に少しくらい頑張って押し上げても無駄になる。
守備時にはコンパクトではなくなる。
だからボールへのプレッシャーはいきおい単独になってしまう。
さらに、危険地帯が大きく空いてしまうのは避けたいから中盤の後ろの二人が(どちらかひとりでも)下がり気味のポジショニングを取ることになる。
そうして、ますます中盤での選手同志の距離は遠くなる。
連続的なプレッシャーをかけることが不可能になっている。

韓国戦では、もちろん相手の韓国がウルグアイよりもずっと支配的にサッカーをしようという意志があったことが大きいんですが、SBが中に絞ってきて中盤の守備に参加しようとする動きがあって、それで少しサイドに寄ったところではボールにプレッシャーに行く選手のフォローがあり、連続的にプレッシャーを与えることもできていましたが、そのかわりサイドを使われた。
そうして韓国がサイドアタックを強化すると、そういったシーンはもうみられなくなりました。

もしかしたら個人の判断や普段のクセなのかもしれないけど、小笠原などはジーコの言う「ボールを失ったら一度自陣へ引いてマーク」を守らず、失ったその場から守備を開始してましたね。
どこにいようと、ロストボール即プレッシャー、って感じで動きまくり、ボールを取っちゃったりもした。
あの「実効的」な広さ、あの眼の早さ、ああした所は小笠原の真骨頂ですね。
後半、奥が投入されると小笠原はジーコ監督の指示で右サイドにある程度固定されてしまいますが、そうなると真価は発揮できない。
中田や小野と一緒にやる所が見たいです。

DFの話に戻ります。
まあ、そんなこんなで今の日本の守備のやり方だと一度押し込まれ出すととめどなく押し込まれます。
そうして韓国の波状攻撃にあいました。
それでも失点しなかったのは、運と韓国の攻撃の未熟さと鹿島ばりの「真ん中固めとけばそうそう失点しない」という粘り腰とはっきり押し込まれたために守備ブロックが自陣深くではあるけれどコンパクトに形成されたから。
バックスと中盤の連係は密になり、2ラインのゾーンはきっちり構成された。
なんだか「引いて守ってカウンター」的なサッカーになってました。
それはホーム韓国の攻勢によるものだけど、日本が招いたことでもある。
こんな日韓戦は初めて見たかもしれません。
この数年は日本が主導権を握り、中盤では支配しつつもそのフィニッシュの甘さから得点できずに引き分けたり、試合を通じて打たれたただ1本のシュートを決められて負けたり、そんな試合ばかりだったので、「中盤で支配する日本、体力とど根性で守り、強力なFWの得点力で応ずる韓国」という図式ができあがってたのに。

DFには言いたいことが他にもあります。
今時のDF、3バックでも4バックのCBでも、もっと機動力があってしかるべき。
例えば相手の楔のパスへのチェック。
相手の、こちら側の「危険地帯」への縦パスへのプレッシャー。
Wカップ前にも、「CBがやたら前へフォアチェックかけるのは危険」なんて意見もあって、でもぼくは「フォアチェック」だかなんだか知らないけど、そんなもん今じゃ当たり前の「早いプレッシャー」で、それをしなきゃプレッシャーが遅くなる場面はいくらでもあるし、危険地帯で相手に前向いてボールもたれるし、やらなきゃダメだ、っていうのはここでもさんざ書きましたよね。
で、森岡にしろ松田にしろ、そのことにチャレンジしてる姿勢があって、だんだん潰したり奪ったり遅らせたりできるようになってきて、宮本もWカップになってできていて、みんな縦にも広くなって、喜んでたんですよ。

しかるに今。
どうなってるか?
守備の時、後ろは後ろで低い位置にかた〜く固着してませんか?
「バックはバック」になってませんか?
どの試合でも楔のパスに対してバックスが行ってる場面なんかない。
楽勝で通されてる。危険地帯でパスをすいすい出させる。昨日のアンなんかにはもう、出されまくりで。
「速いサッカー」のためには「流動性」が必要です。
中盤と前線の流動性、中盤とバックスの流動性。
スピーディなプレッシャー、ボールと人の速い流れ。
誰が監督だろうと組織サッカーだろうとなかろうと、それを求めたい。
今の守り方ではボールへのプレッシャーが遅い。サッカースピードが明らかに遅い。支配率が上がらない。サッカーする場所が低くなる。押し込まれるととめどない。
考えた方が良いと思います。

Re:韓国戦感想
 TEN  - 03/4/18(金) 18:43 -

引用なし
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   お久しぶりです。

韓国戦、がっかりしました。
いっそのこと、負けてくれたらよかったのに、と思わなくもないです。
最終ラインに限らず、全体としてプレスに行くタイミングが遅いですね、日本代表。最終ラインと前線からのプレスは連動しているものではあるんですけど、前線も最終ラインもプレスをかけに行く意思はあまり見受けられません。

ディフェンスは相手に点をやらないことが最も重要ではありますが、こちらが攻撃する「基点」であることも間違いない事実だと思います。
最終ラインがあれだけ下がってしまっているのは、攻撃の基点が下がっているのとイコールです。当然その分相手にはディフェンスを組む余裕が生まれるのでゴール前に持ち込むのに何人もの選手がボールに触らなくてはならず、効果的な攻撃はできません。WC以降に流行病のように言われた「少ないタッチで相手ゴール前へ」という、攻撃の根本が今の状態では実践できないことになります。

さらに、最終ラインが一人余らせることによってディフェンスラインが下がり、中盤の選手に自由を与えたこととあわせてプレスがかからない、この2点によって中盤と最終ラインの連携が過疎になっています。
韓国戦ではやかん(イ・チョンス)、アンポンタン(アン・ジョンファン)にいいように「ゴールを向いて」ボールコントロールされてしまった。
1トップの韓国に対して人に当たりにいったことで、過剰な(無駄な)数的有利が最終ラインで形成され、サイド含め後ろから飛び出してくる選手へのプレスが十分にかからない。
ペナルティエリアギリギリに上げたボールに競り負け、GKと一対一になったシーンは数度あったし、エリア内で勝っていても十分危険なレンジから容易にミドルシュートを打たれている。横の連携はあっても縦の連携がないのでディフェンス陣に深みがありません。ダビッツやハマン、ジェラードたちのシュート力を考えると良く守れているとはとても思えません。
また、連携が過疎になったため個人に頼る面も増えている気がします。
なんかトルシエが監督だったころよりも代表に招集できる人材が減っているような気がしてなりません。個人の能力が下がったと言いたいのではなく、招集する選手の能力の条件が厳しくなったような気がします。

相手のレベルが上がったらもう「見ていて楽しいサッカー」ができなくなってますね。10年くらい遡った気がした韓国戦でした。

Re:韓国戦感想
 camille  - 03/4/18(金) 20:07 -

引用なし
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   URLをロストしていまして、めちゃ久々に書きます。こんばんはです。

感想ですが、韓国の攻撃が映えた試合でした。韓国が日本のボランチの位置あたり
からのラストパスが効果的で、何度もあぶなかったです。韓国がシュートを躊躇して
いなかったら、リバウンドを押し込まれたりしてたかもって、思いました。
少なからず韓国にゴールを決めろなんても・・・。
それと、海外の選手がいないと見劣りを感じてがっかり。

で、永井ですが、(いきなり!笑)ゴールを決めたことよりも、そのシュートを打つ
前の切り返しが良かったよ。吸い付く感じで、可能性を感じました。

で、またまた話は変わりますが、セリエとかリーガを見ていると、リーグで下位の
チームでも、これぞ!っていう形を持っていますので、日本も頼みますよって思い
ます。

最後に、日本を応援していますので、お間違えないように・・・。
ではでは。

Re:韓国戦感想
 Sting_Band  - 03/4/18(金) 21:07 -

引用なし
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   試合には勝ちましたけど内容では負けでしたね・・・。前半20分までは日本ペースだったけどそれからは怒濤の如く攻め続けられてしまいました。前半の終わり頃は観ていて楽しくないことこの上なかったです(笑)。永井のゴールが入ったときも「あれ?入っちゃった」と苦笑いしか出なかったです。普段だと自然と体が動いてガッツポーズするんだけどこの時は何故か体が動かなかったですね。

この試合を観ていて思い出したのは2000年春の日韓戦。日本は試合を支配し続けながらも河錫舟のウルトラゴール1発に沈んでしまった試合です。あの時は試合に負けたけどチームの未来に希望が持てました。逆に「おいおい韓国はこれで大丈夫なのか?」と心配したほどです。今回の日韓戦では全く立場が変わってしまいましたが・・・。

それにしてもアンは上手いですね。FWの位置より少し下がった所でのプレーが実に良い感じ。アンがパスを供給してイチョンスがかき回した所に決定力のあるFWが入ればなかなか良いチームになりそうです。


2000年日韓戦の記事をググってたらこんなん見つけた。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/japan/full/result/2000/04261.htm
今見ても妙にむかつく記事だ・・

Re:韓国戦感想
 glider  - 03/4/19(土) 3:46 -

引用なし
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   ▼TENさん:
▼camilleさん:
▼Sting_Bandさん:

どうもです。

>前線も最終ラインもプレスをかけに行く意思はあまり見受けられません。

どちらかと言えば「奪いに行く」というよりは「迎え撃つ」って感じでしょうか。
ひとつ、おもしろいと思うことがあります。
ピッチがコンパクトになり、タイトになると、「素早いスペースの創出と侵入の連続」「素早いボールと人の流れ」とか、ダイレクトや1タッチでパス回したりして「速いサッカー」しますよね。
そうでないとなかなか崩せないし。
逆に相手守備がルーズで中盤がスカスカになってるとします。
同じことをちょっと広げてやればもっと余裕で崩せるはず、ですよね。
でもなかなかそうはならないのがサッカー。
大きなスペースあると必要以上に持ったりする。まあ「引き付けて、パス」は基本なんだけど、それがスムーズに連続したりせずに1対1が多くなったりする。
「一人は抜いてやろう」なんて色気が出たりするのかも?
(まあそんなことは高いレベルのチームになればなくなるかもしれませんが。)
韓国戦、妙に1対1が多かったように思います。
韓国、実は日本につきあわされてたのかも?なんてね(笑)

>「少ないタッチで相手ゴール前へ」という、攻撃の根本が今の状態では実践できないことになります。

できませんね。
そもそも今のやり方では、ボールを奪いかえす位置が低くなります。
バックスの位置が低いのもそうですが、バックラインの位置の高低自体よりもそのことによって中盤でなかなか奪えません。
まあ、いつも1対1で奪えればある程度問題ないわけですが、そうそうは取れないでしょう、強いチームからは。

あっ!!
ちょっと待って下さいよ。
ここまで書いて急に気が付いた。

ぼくはですね、トルシエの時代に「足りなかったもの」は厳然とあると思ってるんですよ。
例えば攻撃時の、局面での個人戦術。少数のグループ戦術。
ジーコになって、全体戦術は不足しても、そうした部分をきちんと試合で出せるように、「オートマティスム」の保護がなくなってもできるように、いや、なくなったからこそ必要性も高まり、さらにはそういう基本をよく知っているジーコだし、そうした面がレベルアップして土台がもっと強固になるならば別に今はこれでもいいかな、と思ってるんです。

そういう意味では守備も同じなのか?
基本的な1対1のレベルアップを?
「土台」としてもっときちんとやらせよう、と?
いや、まさか。考え過ぎだろう。
でも、結果としてそうなるのなら?
そうやって「1対1の守備」も強くなった所に「チームでのプレッシング」を足して行ったら?

問題は残る。
「ルーズな全体、ルーズな選手間の距離」は「局面での少数でのグループ攻撃」を難しくするし、その機会も減らす。
だから、「あえて」ではないでしょう、たぶん。いや、もちろん、かな?

どっちにしろ、「ほとんど個人の能力頼み」になってるわけですよね。
能力って、もちろん「頭」も含めて。
たぶん、森岡や秋田がロストボール時にダーっと下がらず、駆け引きとかやりはじめてもジーコは何も言わないでしょう。
肝心な時にフラットに並んで裏取られたりしなければ、あまり言わないでしょう。

うーん、ちょっと考え方を考えないといけないかも。

Re:韓国戦感想
 TEN  - 03/4/19(土) 11:08 -

引用なし
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   グラさんと話すってのは緊張するなー。

韓国戦に限らず、ウルグアイ戦も迎え撃つって感じでしたね。
アルゼンチン戦やジャマイカ戦はもうちょっとマシだったかな・・・。
迎え撃つ守備って押され始めるとつらいんですよね。
相手の出方を見ながらサッカーをやるから消耗も激しいし、なにより後手に回り続ける。特にペナルティ・エリア周辺で追いかけっこになるのはちょっとどうかと思いませんか?リーガとかみてるとアン・ジョンファンがシュートしたレンジから結構決める選手って世界には多いんですよね。
まあ、ゴール前まで来ると人数がいるから2人ついたり出来るんですけど、結局それでは攻撃には展開していけない。前半の終わりあたりから押し込まれてましたけど、あの守備ではああいう時間帯が増えるんじゃないでしょうかね・・・。

>あっ!!
>ちょっと待って下さいよ。
>ここまで書いて急に気が付いた。

(笑)
でもですね、1対1の局面は増えますけど、ルーズになっていたらパスコースも消えてないわけで、強い国だったらパスを簡単にまわされちゃうと思うんですよ。
で、どうするかってパスだけで崩せるかもしれないし、その技術が無ければ単純にゴール前へ蹴りこめばいい。実際韓国は早いうちに放り込んできましたけど、1対1で勝てる確立が仮に5割だったとしたら、1対1の局面がいっぱいあればそのつど確率が下がっていくわけですよね。
ゴール前に放り込んだら、1対1の局面が一回で済むわけですよね。
古臭いとか、技術が無いというのは簡単ですが、ものすごく効率的ってことになります。これで前線で張ってるのがトリスタンやビエリ、クライファートだったらその確率はもっと上がる気がしますし。1対1の局面ってもっと減るんじゃないですかね・・・。

個人の技術レベルが上がるのには賛成なんですよ。
でもジーコがこの後組織的な強さに関するプランがあるとは思えないなあ。
で、個人能力頼みになったところで、秋田ってのも納得出来ないんですよね(笑)

Re:韓国戦感想
 Dai WEB  - 03/4/19(土) 12:41 -

引用なし
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   最近のサッカーの傾向だと、「間延びする時間帯」にこそ得点のチャンスがあって、スペースができたところで、こちら側が仕掛けるカウンターという部分に対して、かなり戦術的な練習をしていく必要があるんだろうなと思っています。

ボールを奪ってから早く攻めるということで言えば、今回の日本の得点はパス1本、12秒以内で達成されたもので、現代サッカーのセオリーパターンに当てはまったものではあります。

服部のボール奪取から、奥の素早いロングフォワードパス、そして永井の個人技と、この一連の流れ、カウンターを狙う意識というのはJリーグで見られるようなところで、それがそのまま出たのかなと思っていて、逆にいえば、こういう個人個人の力量が、日韓戦でも普通に出るようになってきたのは良いところなのかなと思っています。

ここ何戦かの日本サッカーは、しっかりと引いてブロックを作って守る時間、耐える時間が増えるのはまあ仕方ないとしていて、チャンスになりそうな場面だけはプレッシングに切り替えるような、そんな志向でやっているのかなと思ったりします。

基本はルーズ(自由)なサッカーで、局面局面を大事にし、計画されたカウンターアタックと、攻守の切り替えの判断をはっきりさせてしまうことで、何とかしようとしているのかなと。

攻守一体型の組織的サッカーって感じには見えませんものね。

だから、結局、相手がスピーディーで組織的なサッカーしてくれば、こっちはたじたじになるわけですが(笑)絶対に綻ぶ。

でも、逆にいえば、こっちがそこまで組織的にならないことで、相手もこっちのペースにはまって、グダグダになって、スペースできまくったところで、攻撃的な能力が出てくるなんてこともあるのかもしれませんが。

まあ、日本の素の力ってので、アジア予選を勝ち抜くことができるかどうかってところが今回のポイントなんでしょうし。

Re:韓国戦感想
 glider  - 03/4/20(日) 14:00 -

引用なし
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   ▼camilleさん:

おひさしぶりです。
まとめてレスを書こうとしていたら、途中で妙なことを思いついてしまったためにTENさんへのレスで終わってしまいました。
あらためて。

>韓国がシュートを躊躇していなかったら、リバウンドを押し込まれたりしてたかもって、思いました。

そうですね。いくらアウェーとはいえ、ちょっと押し込まれすぎでしょう。

>少なからず韓国にゴールを決めろなんても・・・。

不満なんですね(笑)
「日本のサッカー」はもっと支配力があって、積極的で、攻撃的で、アグレッシブであって欲しいですよね。

>それと、海外の選手がいないと見劣りを感じてがっかり。

でも、小笠原は良かったでしょ?
前半のように自由に動くと彼は良さを発揮します。
眼が速くて、反応が良くて、労を惜しまず、視野が広くて、味方ばかりか相手の状態も見えてる。
「流動的」で「攻守一体」なモダンサッカーの申し子なんじゃないか、と思ってます。
彼のそういう能力は、中田や小野のような才能と同時に存在することによってさらに生きると思えます。
「中田のスペア」という扱いに不満を覚えます。
実は「何でもいいから小野と一緒にやらせろよ、おい」という感じです(笑)
はっきり言ってしまえば中村ではなく小笠原の「カルテット」も見てみたい。
誰と誰が前で誰と誰が後ろで、なんて関係ない「カルテット」を。
でも、そのためには今の守備のやり方ではダメですね。
難しい。

>で、またまた話は変わりますが、セリエとかリーガを見ていると、リーグで下位の
>チームでも、これぞ!っていう形を持っていますので、日本も頼みますよって思い
>ます。

「日本の形」って何でしょうね?
稲本の飛び込み?中田のキラーパス?小野のダイレクトパス?中村の一発のロングパス?
名良橋のクロス?
「日本の形」ってどんなのが望ましいんでしょうね?
74年大会の「トータルフットボール」のオランダは、尋常ではない突破力のクライフと点取り屋のニースケンスがいた。そしてチームの全員が得点する意志を持っていた。
82年大会の「黄金の中盤」のブラジルは、MF達がよく点を取りました。
(ぼくは特にジーコには夢中でした。でもアントニオーニが好きだったからイタリアを応援していたんだけど)
ジーコやソクラテスがよく直接得点に絡みました。ファルカンもシュートをよく打った。
でもFWが弱かった。カレッカが参加できていれば結果は違っただろうとぼくは思ってます。
高原に頑張ってもらうしかないですね。
そして本山・・・

>最後に、日本を応援していますので、お間違えないように・・・。

はは。

Re:韓国戦感想
 glider  - 03/4/20(日) 14:53 -

引用なし
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   ▼Sting_Bandさん:

おひさしぶりです。

>試合には勝ちましたけど内容では負けでしたね・・・。

>あの時は試合に負けたけどチームの未来に希望が持てました。逆に「おいおい韓国はこれで大丈夫なのか?」と心配したほどです。今回の日韓戦では全く立場が変わってしまいましたが・・・。

いや、ほんとうに。
まあそれでも、ワールドカップでの結果はあの通り。
はたしてフェアな結果だったのかとか、日本とどっちか強かったのかとか、いろいろ含めてあの結果がほんとうに韓国サッカーにとって良かったのかとかはおいといて。
いろいろ言いますけど、ぼくは2年間はじっと見ていよう、と思ってます。

>それにしてもアンは上手いですね。FWの位置より少し下がった所でのプレーが実に良い感じ。アンがパスを供給してイチョンスがかき回した所に決定力のあるFWが入ればなかなか良いチームになりそうです。

実際の話、韓国はもっと良いだろうと思ってました。
でもまあ、韓国も2試合目だし、欧州組もいない。あんなもんかもしれません。
そして、ユースや五輪組を試すこともできた。
アンジョンファン、イチョンス、それにソルギヒョンもいるしパクチソンもチャドゥリもソンジョングも。
未来は明るそうです。
さらには中国。
リーティエは大活躍。その他にも良い選手が出てきてるみたい。
サウジだってあの赤恥をそそごうと強化してくるだろうし、うかうかしてられませんね。

>2000年日韓戦の記事をググってたらこんなん見つけた。
>http://www.sponichi.co.jp/soccer/japan/full/result/2000/04261.htm
>今見ても妙にむかつく記事だ・・

あはは。
大騒ぎでしたね。でも今から思うと・・・おもしろかった!(笑)
もちろんワールドカップが控えてて、それも自国開催だったからの騒ぎだったんだろうけど、あんなに世間を騒がせた日本代表監督もいなかった。
サッカーファンも二分しての大議論。
そうした中で得たもの、わかったことがあった人は多かったんじゃないでしょうか。
もちろんぼくはそう。
トルシエは、日本のサッカー界にとっては「トリックスター」のような存在だった。
トリックスターゆえに、やっぱり英雄にはなれなかったけど、何かを破壊し、何かを創造して行った。
面白い4年間でした。

(トリックスター:トリックスターとは、もとは「いたずら者」「詐欺師」「悪漢」と言う意味だが、人類学や神話学において、神話やおとぎ話の中の独特の性質をもった登場人物を指す言葉となった。すなわち、権威や秩序を壊したり、境界や常識を破ったり、要するに既成の約束ごとをことさらに破ってみせるイメージである。
トリックスターは既成の常識や秩序が硬直化し、人々を不当に縛るようになっているときには、批判的な威力を発揮して、束縛を解く働きをする。:林道義)

Re:韓国戦感想
 glider  - 03/4/20(日) 16:21 -

引用なし
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   ▼TENさん:

>グラさんと話すってのは緊張するなー。

なんで?
ぼく相手に緊張なんてする必要ないですよ。言いたいこと言って下さい(笑)

>強い国だったらパスを簡単にまわされちゃうと思うんですよ。

ま、そうでしょうね。
でも、パスコースが開いていても自分の前にスペースがあればドリブルもしちゃうでしょう、やっぱり。
あるいは、この一人だけ抜けば大きく抜けだせる、って時。

>1対1の局面ってもっと減るんじゃないですかね

それでもやっぱり「1対1」は以前よりも増えるだろうとは思いますよ。
中盤、ディフェンスラインの前、サイド、いろんなところで。
引いて守ってれば相手は引き出そうとしてくるし、散らそうとしてくるし、日本は完全にカウンターサッカーやろうってわけでもないし。
まあいずれにしろ、今のやり方じゃあ強い相手には中盤支配されの、押し込まれの、ミドルじゃかすか打たれのになると思うけど。
まあやられてみな、って感じではあります。
そこで選手達がどこまでできるか。やれるようになるか。そしてどう考えて行くか。
ジーコは?協会は?ファンは?マスコミは?
総べて含めて「日本のサッカー」が何を求めるか。
ひとりの監督が「こういうのがふさわしい」と与えるのではなく、どういうサッカーを求めて行くのか。

>でもジーコがこの後組織的な強さに関するプランがあるとは思えないなあ。

たぶんないでしょうね。
問題点がはっきり露呈した時、ジーコが考えるのか、「解任」するのか、優秀なアシスタントコーチを加えるのか。
どうなるにせよ、ぼくはまずは選手達による修正が先にあって欲しい。
だってそうでしょ?
いつまでも今のやり方でDF達はいいの?世界を相手にするってのに。
下がって、守って、蹴って。
目標とするような「DFの姿」はないの?
「こうであるべき日本代表サッカーの姿」は考えない?
そこに「華麗な中盤」だけじゃなく、自分達は含めない?
「バックスは守備だけ」で、せいぜいが「ロングフィードの精度の向上」で?
そんな選手なら、いらない。
待ちますよ、ぼくは。
アジアカップまではね。

間違えちゃいけないと思うんだけど、今は、普通のサッカーです。
チームとしての特別な訓練とか、特別な戦術とかはなく、ごくオーソドックスに普通にサッカーしてます。
「ブラジル式4ー4ー2」という枠というか味付けはあるにせよ「素うどん」みたいなもんです。
それでどこまで通用するか。
裸一貫のサッカー選手としてどこまで世界に抗しうるようになるか。
しばらくはそれはそれで良いことなんじゃない?って思ってます。

そんな感じです。

Re:韓国戦感想
 zukunasi  - 03/4/21(月) 5:01 -

引用なし
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   ▼gliderさん:こんばんは

>対韓国戦の感想をまとめます。
>なんだかネガティブになっちゃうんだけど。
>ま、勝ったのは良かったんだけど・・・

皆さん結構ネガティブみたいで・・・・

僕は、見方を変えました。
ジーコにコンパクトなサッカーを求めるのをやめます。
多分無理です。バックラインにせよ、サイドのスペースにせよ、保険をかける思想からは、究極のコンパクトサッカーは生まれないと思います。

もっとも、ほんとにコンパクトなサッカーっていまだマイナーな存在で、プレミアなどを見ていてもそれほどコンパクトにはなっていない。前後にはコンパクトでも、左右の絞込みがないように見えます。多分4バックではできないと思う。
僕が一番コンパクトだと思ったのは、3〜4試合しか見ていないけどアルゼンチンのサッカーです。攻守の切り替えの早さ、激しさ、スピード感などすごく魅力的でした。

日韓戦を始め、実況で「中盤の溜め」と言う言葉をよく耳にしますが、多分そういう認識自体がすでにコンパクトなサッカーの目指すところと乖離している。攻守の切り替えの遅さを現しているように思います。
ちょっと極端かもしれませんが・・・・・・・

日韓戦の感想は、
黄金のカルテットよりは良いんでないの?多少シンプルな分。
と言う感じです。

>「速いサッカー」のためには「流動性」が必要です。
>中盤と前線の流動性、中盤とバックスの流動性。
>スピーディなプレッシャー、ボールと人の速い流れ。
>誰が監督だろうと組織サッカーだろうとなかろうと、それを求めたい。

多分、これらを選手のスキルに頼らず実現しようとすると、コンパクトなサッカーになってゆくと思うのですが、ジーコさんは別の回答を持っているのだろうか?

運命の一弾
 anybodydo  - 03/4/22(火) 7:34 -

引用なし
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   大層なタイトルを打ってみましたが、大したコトは書きませぬ。
お久しぶりです。

不思議な日韓戦でした。
相変わらず「ジーコ万歳」の雰囲気の中、僕が斜めに見ていたせいもあるでしょうが。
「引分なら御の字」と試合前から決めつけて見ていた僕にとっては、
意外、というか最悪の結末でした。
3年前、ハの劇的なシュートでホジョンム(だったと思う)監督は延命してしまった。
永井の得点はどういう結果をもたらしますやら。

なんだか図式が逆だったですよね。
老練な日本DFに手玉に取られる若手韓国選手。
攻めこまれる割には(割りにですよ)、あんまヤバイ感じはしなかった。
中山がPAでフリーになったのには本当に驚いた。
ありえない。日韓戦だぞ?

コエリョはWCからの上積みを目指すらしいですが、非常に厳しい印象を受けました。
トップレベルとその下のレベルに差がありすぎる。
「クラブ韓国」方式で鍛え上げたヒディングの教え子の数が、少なすぎる。
もうそのやり方がこれから出来ない以上、
積上げと言うよりは再構築しないと無理なんじゃなかろうか。

それに比べ4年という長期に渡って強化した日本は、3〜40人は代表―亜代表がいる。(ムフフ)
それもこれからのやり方次第なのですが・・・
結局日本はもとの場所に戻ってるような気がします。
そこそこのFWはいる。中盤もなかなか良い。
「で、守備はどうするの?」

今回の守備は安定してました。
勝負時がくるまでこれで忍ぶのかと思っていたら試合は終っていました。
CBがサイドに釣り出されてチビタのSBが中央で競る、
という危険なシーンもありませんでした。
(あれだけ下がってりゃ当たり前のことで・・・)
でもあれじゃ中盤が死ぬ。タレントもクソも、
最後には超オーソドックスな人選をやるしかない。

アメリカ遠征、韓国戦で叩きのめされたら早めのアクションがあるんじゃないか、
と思ってましたが、目論みが外れてまくっております。
サッカーに判定はありませんが、こういう試合の判定は大事でしょう。
日本=4.0:韓国=4.5
どちらも大したことありませんでした。

Re:韓国戦感想
 glider  - 03/4/22(火) 15:34 -

引用なし
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   ▼zukunasiさん:

こんにちは。

>皆さん結構ネガティブみたいで・・・・

そりゃそうですよね。
アジアの国相手にあれだけ「引きこもり」になっちゃうんじゃねぇ・・・

>僕は、見方を変えました。
>ジーコにコンパクトなサッカーを求めるのをやめます。
>多分無理です。バックラインにせよ、サイドのスペースにせよ、保険をかける思想からは、究極のコンパクトサッカーは生まれないと思います。

無理でしょうね、ジーコに求めても。
ジーコには「コンパクト・サッカー」にするための「具体的方法論」も、そのための「実践的ディテイル」もないでしょう。
そういう「秘伝のスープ」のようなものはありません。
「ブラジル式4ー4ー2」という「しょうゆ味」だけは決まっている、「素うどん」のサッカー。
勝負は「だし」と「麺のコシ」。
「だし」は世界レベルの試合経験、「麺のコシ」は選手の応用力。
トルシエ時代の最後にかいま見れた麺のコシ。
ジーコは、選手達がどんどん応用的にやることを否定しないだろうと思います。
それで、「究極」とは行かなくてもコンパクトかつスピーディになって行く道筋はある。
その先は、またアジアカップ後くらいに。
だからそこまでは待ちます。
今はジーコのやり方のほうが長い目でみたら良い結果を生む面はあるんじゃないかと。
でも、もしもジーコがそうしたことを邪魔したら「解任派」になります(笑)

>多分4バックではできないと思う。

ぼくは、4バックってすごくやり方が広いと思うんですよね。
縦にコンパクトにするにもいろいろやり方があって、いまだに多いのは「2ライン式」。
フォーメーションのことではなくて、ゾーンの作り方のことです。
といってもバックスの4人、中盤の4人が完全にフラットに2列に並ぶなんてこともいつもは不可能なので、ボールの位置に対して、予想されるボールの進路に対して、ということになる。
それをさらに論理的に速度を含めて押し進めて行くと、トルシエ式のようなボールに対して収縮的にゾーンで「締めあげ」、堅陣を敷いてそこから圧力をかけて行くのではなく、ハナっからこちらから強奪するような方法になって行く。
SB次第で4バックでもできると思いますよ。
ジーコ・ジャパンにそれを望んでも無理だけど。

>僕が一番コンパクトだと思ったのは、3〜4試合しか見ていないけどアルゼンチンのサッカーです。攻守の切り替えの早さ、激しさ、スピード感などすごく魅力的でした。

南米予選の対ブラジル戦。
アルゼンチンの見せたサッカーは、現在考えうる最新最強のサッカーでした。
全員の高い能力。目もくらむスピード。めちゃめちゃ攻撃的なんだけど、それを可能にしていた要素のひとつが攻撃的な守備。
ひとりひとりが戦闘的で、機動的で、獰猛で狡猾で、悪魔のようなサッカーでした。
もちろん「組織」が支えているんだけど、ああいうのはもう「組織」を越えている。
あそこまでひとりひとりの選手の反応が速くて活動範囲が広いと、それを重ならないようにうまく組み合うようにすれば良いだけなんじゃないか、って思えてしまいました。

>日韓戦を始め、実況で「中盤の溜め」と言う言葉をよく耳にしますが、多分そういう認識自体がすでにコンパクトなサッカーの目指すところと乖離している。攻守の切り替えの遅さを現しているように思います。
>ちょっと極端かもしれませんが・・・・・・・

速度っていうのは多分に相対的な面もありまして、例えば160kmの球を投げるピッチャーも、それだけしかないと打たれます。
人間の適応力ってたいしたもんですね。
緩急の変化のコントロール、「時間の支配力」は重要だと思います。
時間を制するものが場所も制するってわけです。
実況で言われる「中盤の溜め」ってのは単にキープ力とかのことだけを指してることが多く、そうした意味では感じられた通りでしょう。

>日韓戦の感想は、
>黄金のカルテットよりは良いんでないの?多少シンプルな分。
>と言う感じです。

ますます固定化し、固着化してましたね、日本。
ああいうやり方で勝とうと思うとそうなります。
それはそれでひとつの方法なので。
後半のジーコの小笠原への指示、「右にいろ」ってのは端的にそれを現しています。
前半の小笠原だけがぼくには救いでした。
やっぱり小笠原は「流動的なサッカー」の申し子です。
小笠原は「そういうサッカー」をするキップを持っています。
中田ヒデも、小野も持っています。でも、今度はレールは自分達でいちから敷くのです。
バックス陣もそういう意識を持たねばなりません。

>多分、これらを選手のスキルに頼らず実現しようとすると、コンパクトなサッカーになってゆくと思うのですが、ジーコさんは別の回答を持っているのだろうか?

トルシエジャパンに見えた不満。
その解消のため、さらなるサッカーの質の向上のため、すべては選手次第。
2年後で良いですから。
今はそのための準備期間で良い、と思ってます。

Re:運命の一弾
 glider  - 03/4/22(火) 15:58 -

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   ▼anybodydoさん:

お久しぶりです。

>相変わらず「ジーコ万歳」の雰囲気の中、僕が斜めに見ていたせいもあるでしょうが。
>「引分なら御の字」と試合前から決めつけて見ていた僕にとっては、
>意外、というか最悪の結末でした。

ジーコじゃ嫌なんだね(笑)
まあまあ。
たまには「素うどん」も良いじゃないですか。
この店の麺がどんなだったか、よくわかるし。
だから今はですね、何にも入ってないなんだか古臭い味の単純なスープの「素うどん」を出しやがった店主を責めるより、麺自体をああだこうだ言ったほうが、ね。
店がほんとにうまいうどんを出せるようになるにはその方が建設的じゃないかなあ、と。

>結局日本はもとの場所に戻ってるような気がします。

そうですね。

>CBがサイドに釣り出されてチビタのSBが中央で競る、
>という危険なシーンもありませんでした。
>(あれだけ下がってりゃ当たり前のことで・・・)
>でもあれじゃ中盤が死ぬ。タレントもクソも、
>最後には超オーソドックスな人選をやるしかない。

それは断固否定しましょう。
CBがサイドに出て守備するのなんて、スピードの速いサッカーに対するためには当たり前に必要なこと。
「超オーソドックスな人選」では、伸びしろのない、受動的な、つまらない、真剣勝負したら「世界」に対して彼我の差が必要以上に顕著に出るだけの、情けないことになるのは目に見えてる。
そうなったら「改革」と騒ぎます。

>日本=4.0:韓国=4.5

同意。

Re:韓国戦感想
 mitsu  - 03/4/23(水) 12:52 -

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   韓国戦にはとにかく勝て、と素直に思えるW杯以降。

永井よくやった、のかな(笑

Re:韓国戦感想
 まこと  - 03/4/23(水) 20:32 -

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   こんにちはmitsuさん

韓国戦に勝ってなぜか素直に喜んでいる今日この頃。勝つってやっぱり良いもんです。(笑)
永井はよくやったと誉めてあげるべきでは。

なんかすごく読みどころのあるツリーになっていますね。

内容的にはあまりよくない様に見えましたが特に守備面でもっと積極性をだしてほしいと思いました。

Re:韓国戦感想
 zukunasi  - 03/4/24(木) 12:56 -

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   ▼gliderさん:

こんにちは。

>「ブラジル式4ー4ー2」という「しょうゆ味」だけは決まっている、「素うどん」のサッカー。

うまいことおっしゃいますね。
イメージしているサッカーがまったく違うと言うか、ある意味正統派サッカーなのかなと思ってます。
僕みたいなトウシロウは、細かい技術的なこととかはなかなか判らないのですが、戦略や戦術的なものは割合と見えると言うか理解しやすいんです。
で、ジーコは一体どんなことをやるのか興味が有ったのですが、どうもあまり面白くなくて、見方を変えて「素うどん」でどこまでやれるのかを見ようかと。
まあ心理上予防防衛的な部分があるんですが。

>勝負は「だし」と「麺のコシ」。
>「だし」は世界レベルの試合経験、「麺のコシ」は選手の応用力。
>トルシエ時代の最後にかいま見れた麺のコシ。

経験と言う部分は良いのですが、問題は応用力。
ジーコは自由にやってよいと言って、主体性や創造力を引き出そうとしているようですが、ほんとにそれで良いのだろうか。小学生ならわかるけど、少なくとも日本のトップ集団ですよね。
不自由な中で自分を出そうとするから主体的なのであり、さまざまな制約の中で己を表現するのが創造なんじゃないかな? だからこそ主体性や想像力・応用力がチカラを持つのでは?
そうした過程を経ずに与えられた主体性や創造力など、親善試合では発揮できても、本番の厳しさの前には木っ端微塵にされると思いますよ。
トルシエ時代最後の「麺のコシ」は、制約だらけの厳しさの中から生まれたからこそチカラを持ったのだと思います。
また、自由を与えても往々にしてグループの中にボスができて、その言いなりと言う可能性もありそうな・・・・規制があるからと言って主体性を持てない様な連中だとしたら、その辺が落ちだと思います。そうでないことを祈ろう。

>ジーコは、選手達がどんどん応用的にやることを否定しないだろうと思います。

僕的にはこれも疑問だな。小笠原を右にはりつけたり、フラットになりそうになると修正したり。まあそれで良いのだと思います。選手自身がそれを打破しなければいけないんです。

>だからそこまでは待ちます。

実質2年もあればチーム作れるんじゃないかしら、トルシエさん仕上るのが半年早かったような気がします。


>>多分4バックではできないと思う。
>
>ぼくは、4バックってすごくやり方が広いと思うんですよね。
>縦にコンパクトにするにもいろいろやり方があって、いまだに多いのは「2ライン式」。
>フォーメーションのことではなくて、ゾーンの作り方のことです。
>といってもバックスの4人、中盤の4人が完全にフラットに2列に並ぶなんてこともいつもは不可能なので、ボールの位置に対して、予想されるボールの進路に対して、ということになる。

へへへ・・・・釣れました!! 面白そうなのでわざと書いたんですけど。
あくまで、縦は当然として横もしっかりと絞り込んだコンパクトサッカー限定の話なんですが、僕は3バックのほうが良いと思っています。
理由は・・・
1、絞り込まれた横幅を守るのに4人は必要ない。
2、中盤で2ラインほしい。
3、2トップが望ましい。

1は、ペナルティーエリアの付近は別として、攻守ともにコンパクトなままサッカーをする場合、ピッチの約1/2の巾を守るのに4人は必要ないと思う。
2は、中盤守備でアタック&カバーを渦巻きのように繰り返すには中盤2ラインのほうがやりやすいと思う。DFが対応せざるを得ない状況になった時点でコンセプト的に守備は失敗している。
3は、横に絞り込んだとき、バックラインで自由にボールをまわされるのが一番きつい、DFラインをけん制しかつボールを片サイドに追い込むには二人ほしい。しっかり追い込めば敵はボールを戻すしかないので、そのバックパスのカットを狙うためにも。

別に4バックでも、片サイドのSBが常時上がって、中盤守備に加わればそれでかまわないのですが、それでは4バックの意味があまりないような気がしますので。
攻撃にしても、SBが駆け上がってなんてまどろっこしいですし。

まあ、横をそんなに極端に絞らなくてもスピーディーなサッカーはできますし、どちらかと言えばそのほうが主流だと思いますので、特にこだわっている訳ではありません。
ただ、442プレミア的「鶴翼の陣」に対し、352超コンパクト「魚鱗の陣」さてさてどちらがって言う興味は正直あるんですけど。

>ジーコ・ジャパンにそれを望んでも無理だけど。

正直なところ、縦の圧縮さえうまくできるのか疑問で、でもジーコは高い位置でボールを奪うコンパクトなサッカーとおっしゃっているし、どうなっていくのか興味津々です。

>速度っていうのは多分に相対的な面もありまして、例えば160kmの球を投げるピッチャーも、それだけしかないと打たれます。
>緩急の変化のコントロール、「時間の支配力」は重要だと思います。
>実況で言われる「中盤の溜め」ってのは単にキープ力とかのことだけを指してることが多く、そうした意味では感じられた通りでしょう。

おっしゃることはよく理解できます。実際には攻撃体制が整わず、選手の上がりを待つような場面が多く、溜めとは言えないだろうと思うのですが。それは攻守の切り替えが遅いと言うことだと。

いずれにせよ、ジーコさんそんなに速いサッカーを目指しているわけではなさそうで、言っていることも朝令暮改、あまり当てにならないし、それはそれでどうなっていくのか、それを楽しもうと思っています。
トルシエにしても波乱万丈、これでよいかと思ったら打ちのめされ、大丈夫かと心配しているとそれなりの結果を出し、一筋縄で4年間を過ごしたわけではありませんし、まずはコンフェデが楽しみです。
まだ先の話ですが、アジアカップは絶対優勝してほしいですね。あれを取るとまたコンフェデの出場権を得られるので。いくら権威が無いと言っても公式戦、しかもワールドカップの開催国でできるわけで、親善試合よりは数段良い経験を積めますので。

余談、戸田のプレミアデビュー戦見ました。後半頭から出てきてびっくりしました。
活躍と言うわけでは有りませんでしたが、ちゃんとサッカーしていました。チームメイトにも無視されずそれなりにパスが回ってきてました。印象的だったのは、パスを出した後、スペースにダッシュするんですよ、懸命さが伝わってきて好感が持てました。がんばってジーコを見返して欲しいものです。

ふと思ったこと
 zukunasi  - 03/4/25(金) 23:47 -

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   ヤフーに書いたことをこちらに転載します。(一部訂正・追記)

日韓戦を見ていて、試合中ジーコが「落ち着いて、正確に・・・」と言うような指示を出していると言うのを聞いてふと思ったのですが、これはジーコの目指すサッカーを考えるうえで、結構重要な要素かもしれないと。

負けず嫌いな性格という話はよく聞きますが、堅実で正確性を重んじるタイプの方なのかもしれません。ですからフォーメーションは安定感のある442を好む。

守備は、リスクのあるフラットラインを嫌い、一人余らせて堅実に守る体制をとる。DFラインの深さなどあまり気にしない。果敢なプレスでボールを奪うより、スペースをつぶして網を張って待つ。ですから今見られるプレスは要求では無く、選手の判断でやっている。

攻撃もボールをロストすることを嫌い、ショートカウンターやロングボールの放り込みよりも、正確なパス回しを要求する。中盤4人は自由にとは言いながら、ボランチの一人は下がってDFラインの前を埋めることを要求し、SBの上がりも控えめに、ボールをロストしたときのリスクを最小に抑える。攻撃陣と守備陣を割合と明確に分け、全体攻撃・全体守備のようなことはしない。その代わり攻撃にかかわる選手たちには自由にやってもらう。

よって、コンパクトで攻守の切り替えの速いサッカーとはまったく違うサッカーを目指しているのかもしれない。
「速さよりも確実さ・危機管理サッカー」がジーコサッカーのキーワード、などということを考えていました。



Re:韓国戦感想
 glider  - 03/4/26(土) 1:12 -

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   ▼zukunasiさん:

こんにちは。

>どうもあまり面白くなくて、見方を変えて「素うどん」でどこまでやれるのかを見ようかと。

そうですね。
面白くないです、たしかに。先が不安にもなるし。
ぼくが感じるのは「こういうことが必要な時期がある」ということ。
一度、素に戻ること。
そういう意味では、ジーコは今、適任です。

本音を言ってしまえば、体制として「では2006年までこのまま行けば良いのか?」とはまったく思いません。
一番心配なのは、アジアカップを「そこそこ」の成績で乗り切ってしまうこと。
「ベスト4」あたりがそれにあたると思いますが、そうなると改革は難しくなる。
「更迭」にしろ「辞任」にしろ、実権を握る優秀な「外国人の」アシスタントコーチがつくにしろ、そういうことがないとアジア予選で苦労しそうだし、本戦に出ても厳しいでしょう。
「自国開催」による優遇措置もないクジにそうそう運はないでしょうし。
ということは、いずれにしろ「協会の改革」ないしは「協会の世代交代」が必要不可欠だとぼくは思っているわけです、そろそろ。

>不自由な中で自分を出そうとするから主体的なのであり、さまざまな制約の中で己を表現するのが創造なんじゃないかな?
>トルシエ時代最後の「麺のコシ」は、制約だらけの厳しさの中から生まれたからこそチカラを持ったのだと思います。

ぼくは、トルシエのやり方をそういう面では「制約だらけで厳しい」とはあまり思ってないんですよね。
試合には必ず敵が存在する以上、そしてサッカーが集団競技である以上、コミュニケーションのスポーツである以上、制約というより約束は必要です。暗黙のものであれ訓練されたものであれ。
自分だけの自由では結局不自由なだけですから。
「オートマティスム」の本質は、「敵」から「自由」になるための方策を与える、というもののはず。
習慣化した動きを無意識化することによって、選手間の距離は保たれ、「オフザボールの動き」を行え、ピッチ上の選手により多くの自由を提供できる。
ピッチの上で選手が自由を求めて戦う相手は自軍の監督ではなく「敵」ですから。

今度は、何から何まで自分達でやらねばならないんですよね。
ジーコは組織としては「当たり前」な基本の基本しか教えていない。
それだけで戦えるわけがありません。
実戦での応用はすべて選手ひとりひとりが、選手達が、自ら考えなければならない。
それはトルシエ時代よりも厳しいこと。
そして間違いなくそのうち「木っ端微塵」にされるだろうとぼくは思っています。
「木っ端微塵」に早くされて欲しい。そうして「ジーコが」ではなく「自分達で」考えて欲しい。
コパアメリカでもいいし、アウェーでの強国との対戦でもいいです。
一刻も早く粉々にされればいい。
何も助けのない、「秘伝のスープ」も何もない「麺」だけで勝負し、「なんだこの麺は!」と言われれば良いんです。
そうしてはじめて、ちゃんとした麺にならなければ、と考える。

いくら優れた戦術があっても、結局はサッカーは人間がやるものですから、最後は「人間」が勝負です。
トルシエ前監督は、優れた戦術を与えたけれども、なかなかにおいしいスープだったけれども、ぼくは結局「麺」が不満でした。
そこにこのうどんの限界があった。
だから、一度「素」に戻らなければ。

>まあそれで良いのだと思います。選手自身がそれを打破しなければいけないんです。

ということで、その通りだと思います(笑)

Re:韓国戦感想
 glider  - 03/4/26(土) 1:27 -

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   ▼zukunasiさん:

>僕は3バックのほうが良いと思っています。

>>それをさらに論理的に速度を含めて押し進めて行くと、トルシエ式のようなボールに対して収縮的にゾーンで「締めあげ」、堅陣を敷いてそこから圧力をかけて行くのではなく、ハナっからこちらから強奪するような方法になって行く。

ということなので、基本的にはその通りだと思いますよ、速度が上がった中でコンパクトなサッカーを志向するのであれば。
4バックは方法が広い、と書いたのは、基本的には4バックはCBが2人だと言うことです。
3バックでも、例えばCBの一人がフォアリベロ的になれば同じことになりますが、CBでそういう能力を有するプレイヤーを見つけなければなりません。
ぼくはそういうサッカーが好きですが、福西をそうしようとして失敗したハジェブスキーではありませんが、求められるものが多くて難しい。
それよりは両サイドに守備力と機動力のある人間をSBとして配する方が考え方としては現実的です。
現在では4バックでも、相手ボール時にバックラインが3枚になる形を取るのはわりと常識的で、SBの動きの幅が横にも拡大されているチームが多い。
「SBが駆け上がってなんてまどろっこしい」のは間違いありませんが、それはオプションのひとつとしてなら効果を持つし、SBの一人が中盤の深い位置でも幅広く仕事をするのならMF陣をより攻撃的な人選にすることができます。
SBを「端っこの人」とするのではなく、両SBでピッチを横に2分割して、オンサイドではない方にいる方のSBが主にバックラインの前(時にCBと入れ代わりながら)を守り、ビルドアップや攻撃にも参加する人とすればいいわけです。
いつだったかのトヨタカップでのボカがそんな感じでやってました。

さらに、「コンパクトかつスピーディな」サッカーをするためには、バックス陣のはやさが絶対的に必要になります。
3バックでも4バックでもそれは同じです。
上に「CBの一人が」と書きましたが、「コンパクトかつスピーディ」を求めて行けば「3人とも」そうならなくてはならないし、4バックなら4人ともです。
上記のような4バックのやり方は、バックラインとMFの流通性を良くするひとつの手段でもあるわけですね。

だから中盤を2ラインにするには、3バックでも4バックでも、どちらにしろやり方次第ということでしょう。
バックスの人数(もちろんそれもありますが)というより「11人がどういう選手であるか」ということだと思っています。

縦横にコンパクトにするためには、プレッシャーの速さこそが大命題で、ボール受けるか受けないかの時にもうプレッシャーがかかっていないと無理になります。
それには組織的な高い完成度と個人の速い判断力や反応速度が必要になるわけですね。
いくらコンパクトにしてもそれがないのなら、コンパクトにするために捨てられたスペースにどんどん走り込み、そこへ長めのパスをどんどん出して行くことを連続させて行けばコンパクトさなんか無駄なわけです。
バックラインから中盤、そして前線まで、そうして大きく素早く繋ぎ、有無を言わせず「ワイドオープン」に攻めてしまえばスペースを有効に使えるわけですね。
だから、ライン前の危険地帯に入り込まれないためにも、こちらの攻撃が人手不足にならないためにも押し上げて縦に詰めることは必要だけれども、
>>ボールに対して収縮的にゾーンで「締めあげ」、堅陣を敷いてそこから圧力をかけて行くのではなく、ハナっからこちらから強奪するような方法になって行く。
のはプレッシャーのはやさがなければ絵に書いたモチです。
逆に言えば、そういうプレッシャーのはやさはないからコンパクトにして高い位置で奪って、というのは無理でも、長めのパスを早い判断力で素早く繋げるのなら、そうして短時間で相手陣深くにボールを運べば効率的、という考え方もできる。
プレミアってそういうチームが比較的多いように思います。

Re:韓国戦感想
 mitsu  - 03/4/26(土) 23:36 -

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   ただ今スカパーでチェルシーvsフルハム戦を見ていますが稲が出てません。
つかいないって言ってます。どうしたんでしょうか・・・

つーわけでまことさんお久しぶりです。

>なんかすごく読みどころのあるツリーになっていますね。
その中にあって唯一なんの意味もない俺の投稿にレスされて困ってしまいます(笑

つーわけで韓国戦については特にありません。

さて稲が出ていなくて残念なチェルシーvsフルハムですが今なお現役の
ファンタジスタであるゾラのプレーを見るだけでも価値ありです。
まだ来年もプレーするか決まっていないそうです。
是非もー1年がんばってほしいものです。

それはそうと皆さんはCLのマンUvsレアル戦はご覧になったでしょうか?
穿った見方をすれば両チームの攻撃力はたしかに凄いのですが
守備力が問題なんだということもあるかもしれませんがとてもスリリングで
楽しめました。
敵のボールを奪ってから3秒以内だかパス3本以内だかにシュートまで
行かせるようにするべきだと言われる昨今あのレアルの2点目はなんでしょう(笑
惚れ惚れしました。

しかしゾラうめぇな(笑

Re:韓国戦感想
 zukunasi  - 03/4/28(月) 12:27 -

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   ▼gliderさん:

こんにちは。ボリュームのある熱いレス、大変なエネルギーを使わせているようで、恐縮です。

>ぼくが感じるのは「こういうことが必要な時期がある」ということ。
>一度、素に戻ること。
>そういう意味では、ジーコは今、適任です。
>本音を言ってしまえば、体制として「では2006年までこのまま行けば良いのか?」とはまったく思いません。

そこまで言うか?もう少し甘くても・・・・・・・・・・ともおもうけど。
多少ニュアンスが違うでしょうが、僕も結論は同じようなものかもしれません。
グライダーさんと最初に出会ったときを覚えておられますか?僕が「日本の位置づけは世界の中でどの位なの?」と言うような趣旨の質問をしました。
今また同じように、素のチカラはどの程度通じるものか、知る機会ができたように思います。
でもこれは、ジーコはいてもいなくても同じだ、と言っているようなものですね。まずいですね。

>>不自由な中で自分を出そうとするから主体的なのであり、さまざまな制約の中で己を表現するのが創造なんじゃないかな?
>>トルシエ時代最後の「麺のコシ」は、制約だらけの厳しさの中から生まれたからこそチカラを持ったのだと思います。
>ぼくは、トルシエのやり方をそういう面では「制約だらけで厳しい」とはあまり思ってないんですよね。

あっ・・・これ僕も同じです。
世間の論調に、トルシエの時は約束事ばかりで、個性が出せなかった。ジーコは自由にやるから力が出せる。と言うような空気を感じたので、それに対して感じたことを言ったまでです。
ですから、それ以降おっしゃられていること、ほとんど異存ありません。
ただ、僕は規制があるからキビシイ、あるいは自由だから余計難しい、とは思っていないんです。
大体表現をしていれば、制約だらけじゃないですか。重力があり、素材の性質があり、媒体の問題があり・・・・・・何より己の能力の限界があり。
そこにいくつか新たな条件を付与されたところで、まあ、無いに越したことは無いんですが、いかほどの事でもない。
自由だから難しい?とはいっても、ほとんどの場合方向性を見極めるのが難しいだけで、それさえ決まればあとは同じこと。
ですからあえて異論があるとすれば、

>実戦での応用はすべて選手ひとりひとりが、選手達が、自ら考えなければならない。
>それはトルシエ時代よりも厳しいこと。

この部分かな、トルシエ時代もジーコ時代も、難しいさにさほど変わりは無いんじゃないかな。

>そして間違いなくそのうち「木っ端微塵」にされるだろうとぼくは思っています。
>「木っ端微塵」に早くされて欲しい。そうして「ジーコが」ではなく「自分達で」考えて欲しい。
>何も助けのない、「秘伝のスープ」も何もない「麺」だけで勝負し、「なんだこの麺は!」と言われれば良いんです。
>そうしてはじめて、ちゃんとした麺にならなければ、と考える。

おっしゃられること、ごもっともです。
しかし、僕には煩悩があって欲が深いんです。ですから、何もすべて0から始めなくても「秘伝のスープ」があって、さらにそのうえに同じ努力をしたらもっと上にいけるんで無いの?なんて思ったりもするのです。でも、素のチカラも知りたいし。南無・・・・・・・

Re:韓国戦感想
 zukunasi  - 03/4/28(月) 12:29 -

引用なし
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   ▼gliderさん:

イヤー大漁だ・・・・・・・・
つれすぎて、食べきれないかも・・・・・・・・・・身の程知らずなことをしたかもしれません。
まともにご返事をいただきありがとうございます。対話を試みますが、お話ににならないときはご容赦を。

>>僕は3バックのほうが良いと思っています。
>>>それをさらに論理的に速度を含めて押し進めて行くと、トルシエ式のようなボールに対して収縮的にゾーンで「締めあげ」、堅陣を敷いてそこから圧力をかけて行くのではなく、ハナっからこちらから強奪するような方法になって行く。
>ということなので、基本的にはその通りだと思いますよ、速度が上がった中でコンパクトなサッカーを志向するのであれば。

まずはプレスありき、と言うことですよね。そのためのコンパクト。その辺は理解しているつもりです。

>4バックは方法が広い、と書いたのは、基本的には4バックはCBが2人だと言うことです。
>3バックでも、例えばCBの一人がフォアリベロ的になれば同じことになりますが、CBでそういう能力を有するプレイヤーを見つけなければなりません。
>それよりは両サイドに守備力と機動力のある人間をSBとして配する方が考え方としては現実的です。

ここが判らない。究極は2バックを指向すると言うことですか?
僕は最初、ゲームの中で多様な対応を取りやすい、と言う風に読んだのですが。

>現在では4バックでも、相手ボール時にバックラインが3枚になる形を取るのはわりと常識的で、SBの動きの幅が横にも拡大されているチームが多い。
>SBを「端っこの人」とするのではなく、両SBでピッチを横に2分割して、オンサイドではない方にいる方のSBが主にバックラインの前(時にCBと入れ代わりながら)を守り、ビルドアップや攻撃にも参加する人とすればいいわけです。

これも理解はできるのですが、攻守ともコンパクトで有れば、少なくともペナルティーエリアの付近以外は、マイボール・敵ボールにかかわらず3枚でいけるはずで、であるならば3バックのほうがシンプルではないかと思うのです。さらに、フォアりベロ的な動きは、欠かせないものと思っています。
もうひとつ疑問は、仮に4バックとしてボールサイドが前に出るのか、逆サイドが前に出るのかどちらが合理的なのでしょう。

>さらに、「コンパクトかつスピーディな」サッカーをするためには、バックス陣のはやさが絶対的に必要になります。
>上記のような4バックのやり方は、バックラインとMFの流通性を良くするひとつの手段でもあるわけですね。
>だから中盤を2ラインにするには、3バックでも4バックでも、どちらにしろやり方次第ということでしょう。
>バックスの人数(もちろんそれもありますが)というより「11人がどういう選手であるか」ということだと思っています。

バックラインとMFの連携は重要だと思うのですが、流通性というところまで必要なのか、少し疑問に感じます。
そして、ペナルティーエリア付近においての対応などを含め、試合全体でのメリットがどちらにあるのかは、正直わかりません。
ただ、プレス+コンパクトフィールドのコンセプトから考えたとき、3バックのほうがシンプルではないかと思うのです。

>縦横にコンパクトにするためには、プレッシャーの速さこそが大命題で、ボール受けるか受けないかの時にもうプレッシャーがかかっていないと無理になります。
>それには組織的な高い完成度と個人の速い判断力や反応速度が必要になるわけですね。
>いくらコンパクトにしてもそれがないのなら、コンパクトにするために捨てられたスペースにどんどん走り込み、そこへ長めのパスをどんどん出して行くことを連続させて行けばコンパクトさなんか無駄なわけです。
>バックラインから中盤、そして前線まで、そうして大きく素早く繋ぎ、有無を言わせず「ワイドオープン」に攻めてしまえばスペースを有効に使えるわけですね。

これもよく理解できます、縦横コンパクトで、サイドチェンジを再々やられたら、あごが上がってしまいます。絶対出所を押さえなければ駄目。

>逆に言えば、そういうプレッシャーのはやさはないからコンパクトにして高い位置で奪って、というのは無理でも、長めのパスを早い判断力で素早く繋げるのなら、そうして短時間で相手陣深くにボールを運べば効率的、という考え方もできる。
>プレミアってそういうチームが比較的多いように思います。

多分これのほうが身体能力が必要だと思うのです。
昨晩、トッテナムVSマンU見ました。戸田が出ていました。戸田があのベッカムと同じピッチに立っているなんて、なんと素敵なことと最初は思っていたのですが、戸田がスピードについていけない、間合いさえ取れない。ふだんプレミアを見て速いとは感じるのですが、実際に尺度になるものが無いので実感がわきませんでした。しかし戸田がいることでその尺度ができました。人もボールも物理的スピードが速い、多分思考のスピードも速いのでしょう。まあまだなれないと言うこともあるかもしれませんが、ちょっと悔しい、でも戸田頑張っていました。またチャンスをもらえると良いのですが。

Re:韓国戦感想
 glider  - 03/4/28(月) 18:12 -

引用なし
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   ▼zukunasiさん:

>まともにご返事をいただきありがとうございます。

いえいえ、こちらこそ。

>ここが判らない。究極は2バックを指向すると言うことですか?
>僕は最初、ゲームの中で多様な対応を取りやすい、と言う風に読んだのですが。

2バックを志向するというよりは、「多様な対応を取りやすい」人数、体制(場所的なことも含み)、に「しやすい」という面もあるということです。
3バックでボールに対するプレッシャーを早くしようとすると、
>フォアリベロ的な動きは、欠かせないもの
になってくるし、サイドに出るボールにも状況によっては素早く対処できねばなりません。
そうした場合に、CBに求められる能力や活動範囲は高くなるし、中盤との「流通性」もどうしても必要になるわけです。
最低限のリスク管理のために、時には中盤の深目に位置する選手であったり逆サイドのアウトサイドハーフであったりのMFの最終ラインへの参加も求められて来る。
4バックのSBに求められる守備力と機動性はそこにも有効なはずで、バックラインとMFを繋ぐパイプになりうる。
そうした選手を両サイドに持ち、ピッチを横分割で担当させ得るのはメリットになります。
ひとつの考え方として、どのみち「3枚でいけるはず」なら、はじめから3枚で充分と考えるか、2CB+(2SB−1)=3の方が利便性があると考えるか、ぼくは微妙な所と思います。
例えば、4バックで、CBに松田と森岡、SBに中田浩二と明神、なんてトルシエ風な人選をしたとすれば?
SBの捉え方次第、やり方次第、人選次第だと思うのです。

スピードのためには流動性。
攻撃だけでなく守備でも。

3バックか4バックか、どちらかひとつを選ぶのではなく、当初の形はどうであれ、試合の中でいかにゾーン形成をし、流動的応用的な「素早いアメーバ」状の組織形成をしうるか。
だから「コンパクトかつスピーディな」サッカーのためには「11人がどういう選手であるか」が重要で、率直に言えばぼくは、中田、森岡、松田、明神、のような4バックと、中田、森岡、松田の3バックで明神を中盤に入れたのとで、同じようにできないかと問われれば「できる可能性は高い」としか思えないのです。
(いずれにしても中田浩二はちょっとどうかとは思ってるんですけど:笑)

>もうひとつ疑問は、仮に4バックとしてボールサイドが前に出るのか、逆サイドが前に出るのかどちらが合理的なのでしょう。

攻撃側として、引いたSBのサイドにボールを出すよりも上がった方のSBの裏に出す方が多くなるでしょう。
だから、試合の中ではそっちが多くなると思います。
こちらの都合でどちらが良いか、というよりも。
単純にこちらの都合だけで言えば、そしてSBが特に攻撃参加したわけではないとしても、それでもやはりサイドに出たボールの位置やそれ以前のボールの流れと無関係ではいられず、状況次第としか言い様がないでしょうね。
中盤でサイドにボールが出たのなら、オンサイドのSBはMF達と連係してそこへプレッシャーをかけに行くべきだし、逆SBは基本的には下がるでしょう。

Re:韓国戦感想
 glider  - 03/4/28(月) 21:01 -

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   ▼zukunasiさん:

>大変なエネルギーを使わせているようで、恐縮です。

いいえ、こういう対話によって考えること、書くことで得るものは多いですから。
ぼんやりとした想念がある程度明確になったり、観戦の助けになったり。
あるいは、文章を書くことが進歩したり(?)と。

>でもこれは、ジーコはいてもいなくても同じだ、と言っているようなものですね。まずいですね。

あっ!
バレたか・・・ではなくて(笑)
監督って、いろいろいますね。
そしていろんな仕事がある。
戦術や戦法や戦略を考えるピッチの上の仕事だけでなく、スタッフも含め「チーム」というひとつの生き物のような存在をまとめて行く力、人間関係やそういった人間的な側面での手腕、選手に力を発揮させるために整えるべきこと、対外的な手腕、そういったピッチ外の仕事の割合も大きい。
そういった面の評価は、なかなか見えないことなだけに難しいと思いますけど、不可欠なもののはずだし、えてしてチームにとってはそちらの方が影響が重かったりもする。

チームを家族に例えれば、監督は父親みたいなもので、「家族の取り決め」をことこまかに決め、息子の教育にも熱心でってオヤジもいれば、一見何にもしなくて、でもちゃんと見るべきところは見てて、ここっていう所ではビシっと言って、家族を良い方向に導くオヤジでもいい。
息子のデキが良くて優秀なおかあちゃん(例えばコーチ達)がいれば、それでもいいわけですね。

映画の撮影でも監督がいて、脚本からキャスティングから基本的に全部自分でやって、演技や画面構成や光にも自分の「色」やこだわりを持って自分で指示するカリスマ監督もいれば、それぞれの分野に信頼できるスタッフをおき、専門のことはある程度専門のプロにまかせ、トータルで良いものにするために全体をオーガナイズし、全体の力を引き出して行くことに長けた人もいる。

そうした意味では、ジーコ監督の評価はまだよくわからない部分もあるというのが率直なところです。
ただそれでも、全体的な体制としては今のままで良いとは思わない。
例の中で言えばジーコは後者なのかもしれませんが、ならばバックアップする体制に物足りなさを感じます。

>この部分かな、トルシエ時代もジーコ時代も、難しさにさほど変わりは無いんじゃないかな。

結局、トルシエ時代だって「実戦的な応用」の部分は足りませんでした。
ただ、「組織的な連動」の約束がない、「オートマティスム」によって習慣化された「自由への保証」がない、という所では、「応用するための環境」を整えたトルシエと環境作りからやらねばならない今とではキビシさは違うと思いますよ。
「フラット3」の細かな動きの約束によって、それとの全員の連動の約束によって、オートマティスムによるカバーリングの保証と積極的なスペースへの侵入によって、ボールへの早いプレッシャーは行いやすくなり、素早い切り替えもしやすくなり、速い攻撃も、攻撃での味方の連係もしやすくなった。
いつどこにどうやってプレッシャーをかけねばならないのか、どこでどうやってどういう連係プレイをするか、といった「それからのこと」は選手が自分達で考えてせねばなりませんでしたが、環境や道具は揃っていた。
テーマも決まっていましたね。
コンパクトで速い、守備も攻撃も主体的にやるサッカー。
今回は、何も与えられていない。
どういうサッカーをするかも、どうしたらそれが可能になるかも、自分達で考えやって行かなければならない。
だからこそ個の持つポテンシャルがモロに出るのです。
モロに出るからこそ、鍛えられるでしょう。

「コンパクトで速い、守備も攻撃も主体的にやるサッカー」は、トルシエが与えた哲学です。
「トルシエは『コンパクトで速い、守備も攻撃も主体的にやるサッカー』をするから、日本が目指すサッカーに合うし、だからトルシエにしよう」
というように選択されたワケではない。
ジーコにしたってそうです。
「トルシエで組織組織で嫌になったから今度はブラジルのように自由なサッカー」というネガティブな動機は「キャプテン」にはあったかもしれませんが、そんな幼稚なものではなく「日本代表のサッカーはこうあるべきだ」というある程度の日本サッカー界のコンセンサス、そのためにはどうせねばならないか、ということも含めて、そろそろはっきりと生まれるべきです。
そのためにも、一度「素」に戻ることは必要なことだったのではないでしょうか。

Re:韓国戦感想
 zukunasi  - 03/4/30(水) 22:04 -

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   ▼gliderさん:

昨日はどうも某所ですれ違いまして。
どうもご苦労様でした。

>ひとつの考え方として、どのみち「3枚でいけるはず」なら、はじめから3枚で充分と考えるか、2CB+(2SB−1)=3の方が利便性があると考えるか、ぼくは微妙な所と思います。

そうですね、僕の場合職業柄、どうしてもシンプルと言うことを念頭において物を考えます。サッカーでもシンプルと言うことは結構重要じゃないかと思うのですが、利便性とか多様性というのはシンプルと言うこととツーペイの関係にあります。ですからどちらに優位性が有るかという事になると、やはりシンプルと言うことになります。しかしサッカーの上でどちらが優位かといえば、正直のところわかりません。自分で吹っかけておいて、このような言い草で情けないのですが、おしゃられる通り微妙と言うところでご容赦ください。

>だから「コンパクトかつスピーディな」サッカーのためには「11人がどういう選手であるか」が重要で、率直に言えばぼくは、中田、森岡、松田、明神、のような4バックと、中田、森岡、松田の3バックで明神を中盤に入れたのとで、同じようにできないかと問われれば「できる可能性は高い」としか思えないのです。

これも後だしじゃんけんみたいで恐縮ですが、同じことを考えていました。
結局、人ですよね。フォーメーションて、人が入らないとまったく意味を成さないと改めて思いました。中田を生かすのなら、4バックの方が良いように思います。反対に中田を外して左にCBの本職を置けば、3バックでよいのではないですか。
じゃあそのうちのどちらがいいんだ?・・・・わからない。

>>もうひとつ疑問は、仮に4バックとしてボールサイドが前に出るのか、逆サイドが前に出るのかどちらが合理的なのでしょう。

>攻撃側として、引いたSBのサイドにボールを出すよりも上がった方のSBの裏に出す方が多くなるでしょう。
>だから、試合の中ではそっちが多くなると思います。

僕はそこまで気が回りませんでした。なるほどです。

>単純にこちらの都合だけで言えば、そしてSBが特に攻撃参加したわけではないとしても、それでもやはりサイドに出たボールの位置やそれ以前のボールの流れと無関係ではいられず、状況次第としか言い様がないでしょうね。
>中盤でサイドにボールが出たのなら、オンサイドのSBはMF達と連係してそこへプレッシャーをかけに行くべきだし、逆SBは基本的には下がるでしょう。

これは僕も同意です。ボランチがずれるべきかとも考えましたが、中央の2列目・3列目の飛び出しなどをケアするには、ボランチは中にいたほうがよさそうです。
でもこれだけを考えても、それほど単純には済みそうにないし、オードマチズムを構成するって大変ですね。一体どの程度までを想定してやっていることなのか、日本代表約束集なんてのを発行してもらえないかしら。

>そうした意味では、ジーコ監督の評価はまだよくわからない部分もあるというのが率直なところです。

トルシエはアジアカップのときでしたか、半年も前に宿泊地の周囲を調査して、あらかじめ和食レストランの女将に、挨拶をしていたそうですね。
欧州での休暇中のこと、本来ならスタッフに任せても良さそうな物ですが、勝つためには何でもするということなのでしょう、ちょっと驚きました。

>「日本代表のサッカーはこうあるべきだ」というある程度の日本サッカー界のコンセンサス、そのためにはどうせねばならないか、ということも含めて、そろそろはっきりと生まれるべきです。
>そのためにも、一度「素」に戻ることは必要なことだったのではないでしょうか。

後藤さんなどは、昔から日本のサッカーは良く走る組織的サッカーだったんだ。それはもう50年くらいそうなんだ。と言っていますね。なんか、戦前スエーデンかどこかと良い勝負をしたときもそんなサッカーだったらしいです。
正直なところ、僕はその流れでよいと思っています。ここ最近10年間だってそれでやってきたわけだし。それでは本当にコンセンサスは得られないのかしら。
コンパクト云々はディテールだと思いますので、これはそのつど考えていけばよいことと思っています。
どうせねばらならないかを考えることを否定するわけではなく、その上で旗幟を鮮明にしたと受け取ってください。

「素」と言うことについては、仰りたいことは十分理解していると思います。
ただ、本当に「素」なのかということには、まだ少し疑問を感じます。監督の個性によって、選手の力がストレートに現れそうな感じはしますが、かといって監督自身がそれを望んでいるのかしら、口では自由と言いながら、本当は十分に影響力を行使したいのではないのかなどと、ちょっと見方が斜めすぎますか?

気になった部分があり、加筆訂正しました。

Re:韓国戦感想
 glider  - 03/5/5(月) 17:00 -

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   ▼zukunasiさん:

さて。
昨日まで5日間、仕事で紀伊の国に行ってました。
熊野大社本宮にもお参りしてきましたよ。
熊野神社はスサノオノミコトを祭った神社で、スサノオに仕えたのがヤタガラスで、それでヤタガラスがシンボルになってます。
平安時代に蹴鞠名人の藤原成通が蹴鞠上達のために熊野詣でをしたっていうんで、日本にサッカーが伝わって協会ができた頃からヤタガラスさんをトレードマークにしてた、ということみたいです。
その他にも、道に迷った神武天皇をヤタガラスが導いたという故事から「よくボールを相手のゴールに導くように」との願いが込められているとか、日本にはじめてサッカーを紹介した中村覚之助という人が熊野出身だったとか、いろいろとパンフレットには書いてあります。
ヤタガラスをシンボルにしたお守りに、見たことがあるカラーリングの模様が書いてあると思ったら98年大会当時のユニフォームの袖に描かれた炎の模様と同じだったり、JFA公認グッズのサッカーお守りが売ってたり(笑)、去年の初夏にはトルシエや選手達もここでお参りしたんだなあ、とか、サッカーに縁の深い場所でした。
よく知らなかったんですけどね(笑)

まあ、遅レスの言い訳けはこれまでとして(笑)

閑話休題。

>しかしサッカーの上でどちらが優位かといえば、正直のところわかりません。

どちらが優位かというか、ぼくは「どちらがシンプルか」の方に興味があり、そちらについて「微妙」と思います。
移動時間、地域的なこと、「コンパクトかつスピーディな」サッカーのためには入れ代わりは必然なこと、そうして速度の問題を込みにして考えると「どちらがシンプル」かはっきり言い切れないでしょう?
例えばSBのひとりが中へ絞ってライン右前でプレッシャーをかける。
逆の左SBはラインに入る。
横パスが出てCBがそこを潰しにかかる。
右SBはカバーしてライン右にイン。
3バックなら、右のSHかボランチか、ともかくMFがそれをすることになる。
まあ省略化した話ですが、でも「どちらがシンプル」か、微妙でしょう?

はっきり言えば、ぼくは3バックならプレッシャーの速度を保つために、中盤にバックスとのパイプ役をする選手が必要になると思います。
前代表には戸田がいました。
4バックならば、それはSBが左右分割してやれば良い。
その方が地域的役割り的にシンプル、と言うことだって可能です。
だから、4バックもやり方次第、捉え方次第で広がりを持たせられる。
CB二人とSB二人というのだって絶対じゃないでしょう?
4人のDFを菱形に置いたって、一応「4バック」という言い方もできるのだし。
だからぼくは、3と4、どっちが良いのか?という捉え方はしません。
どんな選手が入り、どういうコンビネーションを築くか。
理想は、必要に応じて2にも3にも4にも5にもなれること。
CBの人材が現状である限りキーポイントはSBの人選になるでしょうか。

>正直なところ、僕はその流れでよいと思っています。ここ最近10年間だってそれでやってきたわけだし。それでは本当にコンセンサスは得られないのかしら。

このへんのこと、ヤフーにも書いてきましたが、ぼくは自覚が足りないと思います。
なんとなくそういう趣向があって、そういう流れで来て。それを明確に目指してきたわけではないけど、やっぱり日本人の趣向としてあって。
クラマーが来てオフトが来てトルシエが来て。
自然な流れと無自覚さと外国人によってそうなってきた。
でもほんとうに?今の我々にとっては?他の可能性は?
自分ではっきり「こう生きて行きたいんだ」と決めたわけじゃない。
なんとなくそうなって、外国のセンセイ達もそれを勧めて進めてくれて。
諸外国、強い国は長い歴史の中で自然にコンセンサスも生まれたのでしょう。
よその強い国とぶつかり合いもまれる中で。
日本は、そういう歴史がない。だから、まだ「なんとなく」しかない。
だから、「日本はこういうサッカーを目指しているんだから、こういう人を監督にしよう」というようにはならない。
それは単に協会が愚かだったからばかりではないでしょう。
トルシエ時代から続く今のホットな議論、ワールドカップに出て、3連敗して、自国開催して決勝トーナメント出て、選手が先進国に渡って。
毛が生え揃ってきたんじゃないですかねえ。
ぼくはそろそろ良い時期、良い機会だと思うのですが。

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