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皆さん、こんにちは。F.J編集部のDaiです。かなり、ワールドカップ盛り上がってきましたね。日々の生活に幸せすら感じています。
さて、ここでは、当サイトを主催する、スーパーネットライター「glider_at_fieldsさん」の、ここ数週間のYahooにおける活躍ぶりをご紹介しようかと思います。
ホームの、FJへの書き込みが少なくなっていると思ったら、アウェーで、戦っていたようです。
ちなみに、グライダーさんは、今回の、ワールドカップでは、何故か「まつもと☆パラグアイ サポーターズクラブ」に入会して、パラグアイを応援している模様です(笑)それから、大絶賛していたのは、南米予選の頃から、アルゼンチン代表でした。
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「トルシエが求めたもの」2002/5/25
フィリップ・トゥルーシェ、という人間はほんとうに興味深い人だと思う。
彼は言っていた。
「人間が追い詰められた時に出すパワー、ぼくはそれにとても興味がある」
レキップ紙のJ.F.コアントはレッドスター時代のトルシエについて書いている。
「彼が自分と選手達を支配者と被支配者に分けたのは何故か。被支配者が怒りで立ち上がり、支配者も上昇するという図式を狙ってのことだった」
いつも、どこのチームでも彼はそうして結果を出してきた。
しかも彼は母親譲りのヒステリックな性格を持つ。
日本に来てからなどは全然大人しくなった方で、アフリカ時代には自分が禁止した甘い粥を選手のひとりが食べているのを見つけると、「お前は野蛮人か!」とどなりつけ、粥を手にとってその選手の顔に塗り付けたり、試合で走らない選手に対してピッチに中に椅子を持ち込み、「そんなに疲れているならここに座れ」と言ってみたり、審判の判定に対しズボンを脱いで生尻を突き付けるなど、傍若無人の数々は枚挙に暇がないようだ。
すべては、常人には理解できぬエネルギーを注いでいるからこそ。
考えてもみよう。
常に「敵」を作り、自分に対してプレッシャーをかけ、自分を追い詰めて「力」を残らず引き出そうとする。
それがどんなに大変なエネルギーを必要とするかを。
非妥協的、超人的情熱、完全主義、果敢な男、不屈の男、暴力的、独善的、恐るべき子供、反抗者、札付きの問題児、無礼者、かきまぜ屋。
そのすべての異名がトルシエを表していると思える。
レッドスターの選手時代からの友人でトルシエが監督だった時のレッドスターの会長、J.C.ブラは言う。
「フィリップは創造性豊かな人だがいつもなにかに挑戦していないと気がすまない性格だった。変わり者の彼はだから誰とでもうまくやれるわけじゃない。もしもチームが中級で、例えば日本のように上昇志向が強烈な場合はフィリップ・トルシエのような人間は適任だろう。だが逆にある程度の安定を求めていたとしたら不適格だ。あんな変わり者が入ったらクラブの会長は発狂するだろうし、選手も神経に異常をきたしてしまうだろう」
「異端児トルシエ」の訳者、吉村葉子氏は後書きにこう書いている。
「世の中にひとりぐらい、こんな人間がいてもいいじゃないか」
壮絶なる問題児は、大舞台を前に今何を思う・・・
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