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ノルウェー戦 glider 02/5/15(水) 3:45
  Re(1):ノルウェー戦 zukunasi_7 02/5/15(水) 19:46
  Re(2):ノルウェー戦 Dai 02/5/15(水) 22:35
  Re(3):ノルウェー戦 zukunasi_7 02/5/16(木) 19:11
  Re(2):ノルウェー戦 glider 02/5/15(水) 23:32
  Re(3):ノルウェー戦 zukunasi_7 02/5/16(木) 19:23
  Re(2):ノルウェー戦 ロバ 02/5/16(木) 9:38
   Re(3):ノルウェー戦 ロバ 02/5/16(木) 9:54
   Re(3):ノルウェー戦 zukunasi_7 02/5/16(木) 19:36
   Re(3):ノルウェー戦 glider 02/5/17(金) 2:38
  Don't follow me!!!! KorgTnk 02/5/17(金) 1:08
  Re(1):Don't follow me!!!! glider 02/5/17(金) 3:28
  ノルウェー戦での守備の問題点 glider 02/5/17(金) 2:15

ノルウェー戦
 glider E-MAIL  - 02/5/15(水) 3:45 -

引用なし
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   トピック立て逃げ・・・・・・・


・・・・ってわけにもいかないか。

ディフェンスがガタガタ。
ミスのオンパレード。
ボール奪われすぎ。
シュート枠に行かず。
闘志感じられず。
「ケガしたくない」っていうのが本音?
宮本はマジでヤバい。
FW、元気なさすぎ。やっぱり中山を呼ぼう。
稲本、シュート練習10000本。
あと、やっぱり森島を出さないと点が取れないと思う。

理由はなんだかよくわからないけど、攻撃も動き悪かった。
動きだし遅くてボールが回らない。
稲本以外は寄せが遅くてボール取れない。
せっかく小野、中田といても良いフリーランしてる選手がいないから、持ってる時間が長い。
外に展開しても中の動きに工夫がない。
稲本が頑張ってのは目立った。
よく動いて使われ役になる意識もあった。
でもシュートが枠に行かない。

守備はどうしようもなかった。
宮本は相変わらず相手にラインの動きがバレている時の対処、工夫、かけひきのトライ、そういう面でヒドかった。
宮本だけじゃなく、「2列目からの飛び込み」に対しての予測がチームとして全然ない。
そういう場合の方法論、コンビネーションも確立されてない。
3バックスと中盤の選手との連係が良くない。
「無駄にゾーンを埋めている」選手が多すぎる。
戦術に囚われ過ぎている。

あ、明神はなかなか良かったと思う。

ケガ、病気とバタバタ倒れて行く中で「ケガをしないようにやろう」というのはあったと思う。
それにしても攻撃面での覇気のなさ、守備面での頭の悪さは気になった。
そして3失点はまずかった。
まあ、本気で一生懸命やらないとこのクラスの相手にはこうなっちゃうよ、ってことでしょう。

Re(1):ノルウェー戦
 zukunasi_7  - 02/5/15(水) 19:46 -

引用なし
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   ▼gliderさん:

>トピック立て逃げ・・・・・・・
>・・・・ってわけにもいかないか。

いきません。という事で折角ですので一言。

>ディフェンスがガタガタ。
>ミスのオンパレード。
>ボール奪われすぎ。
>シュート枠に行かず。
>闘志感じられず。
>「ケガしたくない」っていうのが本音?

ポーランド戦、ビデオで見直してみました。
それに比べると全体的にスピード感が無く、プレスにしても、攻撃にしても、出だしの1歩が遅く感じられました。しつこさや激しさも物足りず、動きの連動も少ないと思います。

あの時は出来て、今回出来なかったのはなぜなのか、相手の相対的な力量の違いも有るのかもしれませんが、モチベーションの影響も少なくないと思います。
おっしゃられるように「ケガしたくない」と言う意識も有るでしょうし、選ばれる為に「ミスしたくない」とか「カッコ良くやろう、良いとこを見せよう」などと言う気持が強く、試合への集中力を欠いた点も有るのではないでしょうか。
ポーランド戦ではプラスに働いた競争意識が、今回はマイナスに働いたのでは。

不出来の原因をモチベーションで説明する事は、あまり良い事ではありませんが、決して軽視できない事柄だと思います。
今更ではありますが、もう少し早く、欧州遠征の前に23人のメンバーを決めておいても良かったのかな、という思いがよぎりました。

Re(2):ノルウェー戦
 Dai E-MAILWEB  - 02/5/15(水) 22:35 -

引用なし
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   とりあえず、雑感からです。

負けるべくして負けたような内容でした。

戦えていないことにショックを受けました。正直、凹みましたね。日本らしさがあまり見られませんでした。

ラインの上げ下げにもきっちり対応され、ラインディフェンスの攻略法も、プレッシングサッカーへの対処法も、心得ており、個人、個人の力もあることから、ノルウェーの術中に完全にはまってしまいました。

それでも、何もかもが駄目というよりも、ちょっとした綻びが、大きな穴になってしまったという感じで、修正はしなければならない問題だとも思います。

しかし、一番の問題は、守備的な部分よりも、むしろ攻撃的な部分です。日本がやりたいこと、つまり高い位置からのプレッシャーと相手陣内でのボールポゼッションが取れてないことに問題があるように思います。日本は、攻撃的に戦うことによって活路を見出すチームです。プレッシャーを受けながらも、相手陣内でキープして、ゲームを支配し、勝ちにいくという、日本が一番やりたいことをできなかったのが悔しいです。

日本のやりたいサッカーは、耐えるサッカーではありません。ぐっと相手を引き寄せて懐の深いサッカーで老練さをみせるサッカーではありません。受け身なサッカーを目指しているわけでもなく、まるで王様のような余裕をみせるサッカーを目指しているわけでもありません。単純で、固定的なサッカーは一番やってはいけないものです。

ボールを奪われた瞬間から守備がはじまり、ボールを奪った瞬間から攻撃がはじまる。ボールを取りにいって取れなくても、そこで終りではなく、また奪いにいく。ボールを奪われたら、そこからすぐにボールを奪い返す動きがはじまる。ボールを持った瞬間から攻撃へのアクションがはじまる。そのような連動性であり、流動性であり、加速性が日本のサッカーです。そして、そこで生まれる「リスク」に関しては、オートマティズムやチーム戦術や「守備の文化」によって、リスクマネージメントを行うことで、チームとして穴を作らないようにしているはずです。

ディフェンダー陣だけで守るのではなく、ミッドフィルダー陣も、フォワード陣も、もっと意識を高めて欲しいですし、「チームとして守る」ということを再確認して欲しいです。そして何よりも、「攻撃のための守備である」ことを思い出して欲しいと思います。

本番では、もちろん、もっとアグレッシブに、もっと攻撃的に、もっと連動性を出して、スピーディーなサッカーをしてくれるとは思います。きっと決定力も取り戻してくれるでしょう。

ところで、ベルギーですが、日本と同様に出来が悪かったそうです。

Re(2):ノルウェー戦
 glider E-MAIL  - 02/5/15(水) 23:32 -

引用なし
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   ▼zukunasi_7さん:

>ポーランド戦、ビデオで見直してみました。
>それに比べると全体的にスピード感が無く、プレスにしても、攻撃にしても、出だしの1歩が遅く感じられました。しつこさや激しさも物足りず、動きの連動も少ないと思います。

そう、そうして他の試合と比べることでより一層、状態を客観的に見れますよね。
すぐにポーランド戦を見て比較するあたり、さすがですね〜

>不出来の原因をモチベーションで説明する事は、あまり良い事ではありませんが、決して軽視できない事柄だと思います。

どこまでも客観的に敗因の最大原因を分析するなら、そう言うことだと思います。
ボールを奪うこと、奪われること、そのことの相手との比率の元になる最大要因はまさしくそこにあると思います。
そして試合の趨勢を決める最大の要因が、そのボールを奪うこと/奪われること、の相手との比率と相対的位置。
後半の出だしで一時的に支配権を取れたのは戸田の判断によるものが大きく、彼は意図的にボール奪取位置を現実的により可能な位置まで下げたことで、ボールを奪えるようになり、それが日本に良いバランスをもたらしてました。

ある程度主観的に見るならば、上記のことを考慮した上でも是正しなければならないポイントも多く、それは2列目からの飛び込みに対する対処であったり、プレッシングとカバーリングの関係やバックスと中盤の守備面における前後の連係などですね。

いずれにしろパスミスやトラップのミス、判断のミスや遅れ、予測の遅れなど、あれだけまずいプレーが続出すれば勝てるわけはありませんね。

>今更ではありますが、もう少し早く、欧州遠征の前に23人のメンバーを決めておいても良かったのかな、という思いがよぎりました。

トルシエの頭の中では基本となる先発メンバーはもうほぼ決まっていて、やるべきことも決まっていて、それはもう「完成」しているのかもしれませんね。
この欧州遠征は、残りの部分、ベースの選手に欠場が出た場合のバックアップや「ほとんど出ない選手」の見極め、コンディションを整えること、チーム全体の良い雰囲気を維持すること、そういった部分がメインだったのでしょう。
あの前半の内要でもハーフタイムに「その調子でいいぞ」としか言ってないことなどからもそれが窺えます。
今合宿中に、ベルギーの分析も終わったようですしね。
「早く始まってくれ」とすら思っていたかもしれません。
しかし、ホンジュラス、ノルウェイは修正点をあきらかにしてくれた。
それは、ぼくは本来は選手が自分達でやるべきことと思いますが、ここまで来た以上はトルシエとしてもそうは言っていられないでしょうね。
そして調子が上がらないFW陣・・・

Re(2):ノルウェー戦
 ロバ  - 02/5/16(木) 9:38 -

引用なし
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   ▼zukunasi_7さん:
▼gliderさん:
>>闘志感じられず。
>>「ケガしたくない」っていうのが本音?
>あの時は出来て、今回出来なかったのはなぜなのか、相手の相対的な力量の違いも有るのかもしれませんが、モチベーションの影響も少なくないと思います。
>おっしゃられるように「ケガしたくない」と言う意識も有るでしょうし、選ばれる為に「ミスしたくない」とか「カッコ良くやろう、良いとこを見せよう」などと言う気持が強く、試合への集中力を欠いた点も有るのではないでしょうか。
>ポーランド戦ではプラスに働いた競争意識が、今回はマイナスに働いたのでは。

見れていないので結果とダイジェストしか知りません。
正直ダイさんじゃないけれど凹んでいます。
(宮本の悪い所ばかり聞かされたからなぁ〜)

でも今更凹んでも仕方ないので
楽観的なことをあえて書きます。

僕の山登りでも他のスポーツでもそうだと思いますが、
「超回復」と言う時期があります。
筋肉をいじめるだけいじめて、
体内にたまった乳酸が組織を破壊し、
それが休息によって徐々に回復して行く、
その完全に回復してしまう少し手前に
人は最大のパワーを出せる時期があるそうです。
それを「超回復」の時期と呼びます。

日本代表の主力は今疲労のピークなのは疑いがない。
日本に帰国し代表に明日選ばれた選手たちには
わずかながら休息の時期がある。
精神的に追いつめられていたものが
代表に選ばれた時に少しだけ開放され、
精神的にもいよいよ本番にモチベーションを高めて行ける。

ベルギー戦がその超回復の時期に当たってくれそうな予感がしますし、
当然トレーナーは考えてメニューを組んでくるでしょう。
その辺りはホームで調整できる最大の強みです。

そうすればポーランド戦をしのぐパフォーマンスが期待できます。
これは神の御告げです(笑)

少し心配なのは稲本が妙に調子が良いこと。
少し早く「超回復期」にはまってしまったのかもしれない。
代表への生き残りで急ピッチでコンディションを上げてしまったから・・・。

Re(3):ノルウェー戦
 ロバ  - 02/5/16(木) 9:54 -

引用なし
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   いずれにしても・・・
日本のF3では通用しないとか、宮本のラインコントロールはやっぱりダメだとかって話しのゲームではなかっただろうと予想します。
やるべきことをきちんとやれば日本はそれなりに戦える。
そんなことはもう何度も証明してみせてもらったと僕は思っています。

中田を、小野を、川口を、戸田を、稲本を、柳沢を、そしてF3を信用するしかないし、信用しています。
アイツ等はそんなにやわではない。

ガンバレ日本!!!

Re(3):ノルウェー戦
 zukunasi_7  - 02/5/16(木) 19:11 -

引用なし
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   ▼Daiさん:

こんばんは

>戦えていないことにショックを受けました。正直、凹みましたね。日本らしさがあまり見られませんでした。

確かに、ショックでは有りましたが、それほど悲観もしておりません、私は。
ただ一番残念に思ったのは、一点取られた所で、折れてしまった事です。
集中力を切らしてしまった事です。これは恥かしい、残念無念。

>ところで、ベルギーですが、日本と同様に出来が悪かったそうです。

正直に、嬉しい・・・・・・・ホッ!

Re(3):ノルウェー戦
 zukunasi_7  - 02/5/16(木) 19:23 -

引用なし
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   ▼gliderさん:

こんばんは

>後半の出だしで一時的に支配権を取れたのは戸田の判断によるものが大きく、彼は意図的にボール奪取位置を現実的により可能な位置まで下げたことで、ボールを奪えるようになり、それが日本に良いバランスをもたらしてました。

その後半に失点とは、サッカーとは皮肉なゲームだと、つくづく思いました。

>いずれにしろパスミスやトラップのミス、判断のミスや遅れ、予測の遅れなど、あれだけまずいプレーが続出すれば勝てるわけはありませんね。

以前から感じている事ですが、欧州の一流に比べると、トラップのミスが非常に多いですよね。日本は最近、技術的には遜色が無いと言われていましたが、ちょっと?です。

>トルシエの頭の中では基本となる先発メンバーはもうほぼ決まっていて、やるべきことも決まっていて、それはもう「完成」しているのかもしれませんね。
>そして調子が上がらないFW陣・・・

高原の血栓が消えたそうで、そういう情報はトルシエに伝わっているのかしら、以前の発言で「高原は多分WCに出ない」というのが有ったのですが、是非考え直して欲しい。
ああ、明日が楽しみだ。選手にとっては気が気ではないと思いますが。

Re(3):ノルウェー戦
 zukunasi_7  - 02/5/16(木) 19:36 -

引用なし
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   ▼ロバさん:

こんばんは、お仕事ご苦労様でした。

>見れていないので結果とダイジェストしか知りません。

やっぱり、もしかしたらと思っておりました。

>筋肉をいじめるだけいじめて、
>体内にたまった乳酸が組織を破壊し、
>それが休息によって徐々に回復して行く、
>その完全に回復してしまう少し手前に
>人は最大のパワーを出せる時期があるそうです。
>それを「超回復」の時期と呼びます。

>精神的に追いつめられていたものが
>代表に選ばれた時に少しだけ開放され、
>精神的にもいよいよ本番にモチベーションを高めて行ける。

>ベルギー戦がその超回復の時期に当たってくれそうな予感がしますし、
>当然トレーナーは考えてメニューを組んでくるでしょう。
>その辺りはホームで調整できる最大の強みです。

「超回復」・・・・良い言葉ですね。
という事は、ノルウェー戦もし間違って、良いパフォーマンスで勝っていたりしたら、反対にやばかったのかも知れませんね。
フムフム・・・・しおれた心がよみがえります。

>そうすればポーランド戦をしのぐパフォーマンスが期待できます。
>これは神の御告げです(笑)

ああ・・・・有難いお言葉・・・・・・信じます。

>少し心配なのは稲本が妙に調子が良いこと。
>少し早く「超回復期」にはまってしまったのかもしれない。
>代表への生き残りで急ピッチでコンディションを上げてしまったから・・・。

いえいえ、大丈夫。
イナはあの程度のパフォーマンス、まだ調子が悪いんです。どん底なんです。

Don't follow me!!!!
 KorgTnk  - 02/5/17(金) 1:08 -

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   どうも、korgです。

いやぁ、しかし、ノルウェー戦、ぼくは腹が立ちました。
なんのための3バックなのか。

それをまったく理解していないのかと思えるほどに悪かった。
それを3バック(キャラ的にはとくにその責任を負うはずの宮本!)が修正できなかったことも問題。不慣れな中澤が気になったのかもしれないが・・・。

ディフェンダーとミッドフィルダーが生むべきディフェンスの(もちろんオフェンスにもつながる)ダイナミズムがない。ダイナミズムなき「3バック」に意味はほとんどない。
ダイナミズムは、トルシエに言われたとおりの戦術を守ることによってではなく、
ボールを見ることによって生まれる。ボールを見ることとは、ボールを目で追うことではなく、まさにボールに先んじるかのようにボールの動きとシンクロして動くことです。
本当は、トルシエの戦術にはここまでが含まれている。ここはとても微妙なラインで、いわば、「Don't follow me!!」と言うことに似ている。

「俺に従うな!」ということ、つまり、ダブルバインディングなんですけど、
俺に従うな、という命令に従ってよいのかどうか?従えば、それはトルシエに従っていることになる。とはいえ、命令に逆らえば、その命令を遂行できない・・・。
ここに、個々の選手の主体が生じます。このダブルバインディングに反発した選手がいました。名波や松田、森岡などなど。「じゃあ、どうすりゃいいんだよ!!!!」

彼らは、それで立派に成長した。すべての教育は、この「Don't follow me!!!」に
尽きるのです。先生の言うとおりにしれいれば、大人になれるのか。否、けっしてそうではない。大人になる、ということは、このダブルバインディングな命令を主体的に解決することです。あなたの命令に従うわけではない、ただ、わたしはそうするのだ・・・。

そうして、ボールオリエンテッドになるとともに、それにシンクロして3バックが動く、というあのフラット3が完成するのです。

ぼくが怒っているのは、この期に及んで、まだトルシエに発破をかけられねばそうなれないのか・・・ということ。

まぁ、この結果によって本番がやばいとは思わないですけど、でも怒ってますよ!上述の三人がいなかったこともありましたけど。名波は必要です!もともと呼ぶつもりでしょうけど。

(ちなみに、湯浅氏の小野批判、今回は納得(笑))

ノルウェー戦での守備の問題点
 glider E-MAIL  - 02/5/17(金) 2:15 -

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   さて、フラット3の守り方に対する興味はまだまだ尽きないように思います。
特にここ2、3戦は相手に少しばかり研究されて脆さを見せたことで、世間でもまだまだホットな話題であるように思います。
そこでノルウェイ戦の内要を受け、修正すべきポイントと手段を考えてみましょう。

まず、ノルウェイ戦の1点目。
「2列目からの飛び出し」でやられたものですね。
現在のライン守備に対する攻略のスタンダードです。
こういうセットプレイの失敗をなくすのは、別に難しい話ではないでしょう。
トラップを止めれば良い(笑)
しかし、それでもボールがこぼれてからラインを押し上げることは基本的にはせねばならず、それに対して前線の選手が付いてきて後方から飛び込む選手と入れ代わりフリーになるというケースは考えられます。
やはり流れの中での場合同様、なんらかの手段は持っておかねばなりませんね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ノルウェイ戦の1点目に関して「川口がフォローしていなかったのがいけない」という意見があると聞きました。
確かに川口が入ってくるボールへ素早く反応していれば防げたのかもしれません。
しかし、毎回毎回ラインを破られて川口の反応に頼らなくてはならないなんてバカな話があって良いわけはなく、川口にしたってラインを完全に破られているのにキーパーのせいにされてはたまったものではありませんね。
ぼくが川口なら間違いなくキレます(笑)
あれはやはり「バレている」のに気付かず、漫然とラインを上げた宮本の責任です。
そして「後方からの飛び込み」になんらのケアもなく対処の手段、その連係を持たなかった守備陣全体の責任です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2点目はサイドチェンジのボールを奪われカウンター気味にやられたもので、中沢は振り切られましたが2対1の数的不利な状況では仕方がなかったと言える。
後半30分で1点のビハインド、前がかりになっていた中でのうかつなパスとレシーヴ。
戻り切れなかった選手達。まあ、しょうがない失点です。

問題は3点目。
鈴木がボールを奪われ、ノルウェイは外に展開。
ひとつのミス。宮本はスールシャールの動きが目に入っていなかったのか。
あそこは行くべきではありません。
もうひとつのミス。
稲本はスールシャールを追うのを何故やめたのか。
前にもさんざん言っていたけれど、飛び出して行こうとする選手を自由に走らせては結果はいつも同じです。
戸田が外に引き出されたのなら、中のライン前は稲本がカバーせねばなりません。
宮本の判断は誤りと言えますが、稲本の「サボリ」も同罪です。
巷では、宮本のああした動き全部を「フォアチェック」などと総称して「やめるべき」という意見があるようですが、ここで何度も書いてきたようにぼくはそうは思いません。
局面で人数的に余裕がある時、組織的なバランスがしっかりと取れ、オートマティスムが生きている限りはどんどんやるべきだし、またやらねば強豪の速いサッカーには対応できません。
だからといってなんでもかんでも出ろというわけではないし、逆になんでもかんでも出るなという意見には大反対です。
いずれにせよ、出る場合には状況判断が大事だし、中盤選手のカバーリングの意識も重要です。
最も肝心なのは次に起こりうることへの予測であるし、それがなければ守備などできないのです。
そうした「読み」とは、根拠のないあやふやなものではありません。
全体の動きを的確に見極め、危機察知をする能力と素早い反応のことに他ならないのです。
そうした個人の能力なしに守り、戦うことなど、いかなる監督のいかなる戦術だろうとできるわけはないのです。
そうしたサッカーの「基本」を無私して、システムに頼ろうとかラインコントロールでなんとかしようとか、そんな「幻想」はとっとと捨て去るべき。
もちろん、宮本も含め代表選手達はそんなことは思ってもいないでしょうから、心配はしてませんが、そんな論調は唾棄すべきものとぼくは思います。

さて、2列目からの飛び込みに対してどう対処するか。
これも中盤、バックラインの選手達の「眼」がモノを言うと思います。
これを怖れてラインを上げるのを止め、後方にひとり余すような布陣を恒常化すればそれはそれでまた問題が出るし、このチームの根本を揺るがしてしまうことになり、それは非常に危険です。
パサーへのプレス、中盤選手のチェック、次のプレイへの予測としてのライン破棄、あるいは中盤選手のカバー。
やはり判断の速度が最大の問題ですね。

ノルウェイ戦で得た収穫。
明神はやはりすばらしいポジショニングをする。
彼が右サイドであれば、市川がそこをやるよりも遥かに中盤でのプレスはかかりやすくなります。
「オートマティスム」ははるかにスムースに実行されます。
戸田の戦術眼。
それはやはり間違いなくこのチームの心臓部にあたります。
ノルウェイ戦の後半開始から失点までの時間帯、日本チームは本来のバランスを取り戻していましたね。
彼等がベルギーとの緒戦にピッチに立っているのはほとんど間違いないように思えます。

Re(3):ノルウェー戦
 glider E-MAIL  - 02/5/17(金) 2:38 -

引用なし
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   ▼ロバさん:

>日本代表の主力は今疲労のピークなのは疑いがない。
>日本に帰国し代表に明日選ばれた選手たちには
>わずかながら休息の時期がある。
>精神的に追いつめられていたものが
>代表に選ばれた時に少しだけ開放され、
>精神的にもいよいよ本番にモチベーションを高めて行ける。

そうですね。
チームは「生き物」です。
「バイオリズム」が必ず生まれます。
ワールドカップをまかされた監督の使命の最大のものは、「本番に最大のピークを持って行くこと」。
精神的、肉体的な疲労、ストレス、今は次なるジャンプへの準備期間。

>少し心配なのは稲本が妙に調子が良いこと。
>少し早く「超回復期」にはまってしまったのかもしれない。
>代表への生き残りで急ピッチでコンディションを上げてしまったから・・・。

大丈夫ですよ。
稲本は、回復の途上にあると思います。
ただ・・・
飛び込む選手のチェックはやれよな、イナ。
シュートももう少し枠に飛ばせよな、イナ(笑)

Re(1):Don't follow me!!!!
 glider E-MAIL  - 02/5/17(金) 3:28 -

引用なし
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   ▼KorgTnkさん:

どうも。怒ってますね(笑)

>本当は、トルシエの戦術にはここまでが含まれている。

そう思います。
トルシエが自覚的にそう思っているかどうかは別にしても、彼の戦術を詰めて行けばそうならざるをえない。
そしてピッチの上は選手のもの。
それも元プロ選手で欧州人のトルシエには当然のことであるでしょう。

>(ちなみに、湯浅氏の小野批判、今回は納得(笑))

ひとつ湯浅氏に反論。
3点目にスールシャールを追うべきだったのは小野ではなく稲本でしょう。
小野にも気が付いていて欲しい所ではあるし、自分が左サイドだからって顔が服部も戸田もいた左へ向いてたのは不満なところではありますが、小野がスールシャール止めてたら「ファインプレイ」で、稲本が逃したのは「ミス」だと思う。
だけど「もっとやれるはず」っていうのは納得。
まあ疲れてたみたいだけど・・・

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