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3対3
この数字が表すように、非常に出入りの激しい、シーソーゲームとなりました。
バランスは良かったですし、ラインには問題がなかったと思いますが、それでも3失点。
松田にしても、宮本にしても、中盤の選手との連携をもっと煮詰めていかないと、対処に苦労するシーンは出てくるかと思います。そういう意味では、やはり戸田の存在の大きさを実感できました。
特に、ディフェンダーと、ミッドフィルダーの間に入られそうな時は、ディフェンダーがでていった時に、きっちり抑える。また、ミッドフィルダーがカバーに入るということができてこないと、行って交わされた時には怖いですね。行かなきゃ行かないでどんどん押し込まれてしまいますし。
あと、相手の2列目からの飛び出しをどうしてもケア−しないといけないのですが、これもディフェンダーだけでは対処しきれないので、戸田や右サイドが下がって、かなり意識していかないといけないでしょうね。
そして、やはりこのチームにとっては、前線から中盤でのプレッシャーが重要なのですが、「コンパクトにしても、プレスがかからない」という時の、ディフェンダ−ラインでの駆け引きも重要になりますね。
一番の問題点は、稲本・戸田の部分でしょうね。この二人にかかる役割がかなり重要になってきて、特に稲本は完全に復活してもらわないと困りますね。他の選手でいえば、名波ぐらいしかできなそうですし。
まあ、ディフェンダーラインに関しては、松田・宮本・浩二は、やりたいことはできていて、その中でやられたシーンが多かったわけで、となればあとは、1対1を徹底的に強くしていくことで対応できるところまでもっていきたいです。
センターが森岡になっても失点する可能性はありますし、センターが松田になっても失点する可能性はありますし、後は相手との兼ね合いにもなりますね。
それよりも、やはりプレッシングでの視点、押された時に耐える場面、カウンター対処、相手のサイド攻撃に対する後ろからくる選手のファーサイドのケア−、中盤とバックの間のケア−、ラインの後ろの絶妙のタイミングでのケア−。
シドニー五輪の失点のシーンと今は似ているシーンもあるので、あと3試合で、早め早めの対処、相手より先にいくという対処を、徹底してほしいです。
ベルギー、ロシア相手に、今日のゲームでは厳しいですが、中盤が復活して、バックとの連携がしっかりとれて、決定的な場面をきっちりものにして、勝負に持ち込みたいですね。
しかし、まだ、ビデオで見直しもしていないので、現時点では、どうして3つもやられてしまったのかな?という思いはあります。やれるところまではできていたのに、玉際で負けてしまっていたのか、それとも違う要因があるのか・・・。能力の限界なのか、それとも連携の問題なのか・・・。
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