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トルコと日本のワールドカップにおける1試合90分平均のデータを比較してみました。
総プレイ数は、トルコ611.9に対し日本は577.8。
ラストパス本数はトルコ8.3、日本7.5。
シュートはトルコ8.3、うち枠内3.8、日本は9.3の2.8。
枠内率で見るとトルコ45%、日本は30%。
パス本数はトルコ410.9本、日本は419.5本。成功率はトルコ80.2%に対して日本は76.3%。
クロス本数はトルコ20.7本で、成功率が18.3%、日本は18.8本、成功率14.7%で、クロス成功率は全参加国中最低でした。
ドリブルはトルコ39.1、成功率66.5%に対し日本は31.5の57.9%。
タックルがトルコ49.3、66.9%、日本が29.5の76.3%。
ブロック、クリア、インターセプトがトルコ5.0、32.2、7.5の日本が5.8、26.5、7.3です。
ファウル数/被ファウル数は、トルコが17.7、17.3に対して日本が25.0、22.8。
各データの最高値は、総プレイ数がメキシコの701.8、ラストパスはロシアの14.3、シュートはアルゼンチンの16.0、枠内数と枠内率は両方ともブラジルでそれぞれ6.6、54%です。
パス本数とその成功率の最高値はともにフランスで、526.3の82.6%。
(メキシコも519.8、81.0%とかなり近いです。総プレイ数でもフランスが696.0と、これも近い)
クロス本数はアルゼンチンの32.7本が最高値。成功率ではパラグアイが36.7%でトップです。
ドイツの20.8本は平均値、35.6%は2位の数字です。
ドリブルではまたもメキシコがトップで53.8回。成功率ではなんとスロベニアの76.5%が光ります。
タックルはトルコの49.3がトップで、成功率は南アの90.2%(回数は30.7)がトップ。成功率2位はパラグアイの88.7%(回数は26.5回)。
ブロック、クリア、インターセプトはそれぞれナイジェリアの10.0、スウェーデンの45.1、コスタリカの9.0が最高値です。
ファウル/被ファウルはともに日本が最高値。
被ファウル王は鈴木で、1試合平均5.8回のファウルを受けました。
日本に関して言えば、目立つのがシュート枠内率でチュニジアの19%、ナイジェリアの24%、サウジアラビアの26%についでビリから4番目というのが寂しいですね。
シュート本数では平均よりやや下か、という所なので、もう少し精度が上がればおおよそ世界平均になれるということ。
クロスの精度がなく、シュートが枠へ飛ばない、ということが判明しました。
(もちろんクロスを受ける方の動きにも問題はありますが)
全体から見て、手数はだいたい平均値、パスはやや多めで成功率もまあ普通、よく当ってきてインターセプトも多く(近代的な守備組織を持つ、ということはできると思う)、よく守るチームだが、ラストパスのような勝負パスが少なく、クロスを上げても精度に欠け、シュートが枠に飛ばないチーム、って印象をデータからは受けますね。
組織的な動きは良いが、とりあえずキックが下手なんだな、って感じですかね(笑)
とりあえず、シュートが枠へ飛ぶ確率を50%くらいにはしないとどうにもならない気がしました。
データからは見えないこともたくさんありますが、データから見えることもあるってことで上げてみました。
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