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個性について議論する Dai 02/1/26(土) 23:14
  Re(1):個性について議論する Dai 02/1/26(土) 23:38
  Re(2):個性について議論する Dai 02/1/27(日) 21:38
  Re(2):個性について議論する Syota 02/2/12(火) 23:44
  Re(1):個性について議論する zukunasi_7 02/1/29(火) 1:41
   Re(2):個性について議論する mitsu 02/1/30(水) 13:07

個性について議論する
 Dai E-MAILWEB  - 02/1/26(土) 23:14 -

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   「個性」というものが、サッカーにおいて重要か、重要でないかと言えば、間違いなく重要であると言えるでしょう。では個性を育てるためにはどうしたらよいのでしょうか?

まず第一に「基本をしっかりと身に付けさせる」ことがあげられます。では、その基本というのは何のために必要なのでしょうか?それは間違いなく「個性」のために必要なものです。とすれば、「個性を伸ばす」ことと、「基本を植付けさせる」ことはまったく相反さないものであると考えられます。

では、基本というものはどうあるべきでしょうか?ここで指導者は「基本のための基本」なのか「個性のための基本」なのかをよく考えないといけません。そこでは、「個性を育てるための基本」、「創造力溢れるプレーへと導くための基本」でなければなりませんし、そうでなければ何のための基本なのかがわからなくなってしまいます。

では、基本ばかりをやらせていて、個性は育つのでしょうか?答えはNOです。何故なら、個性というものは「自らが主体性をもって積極的に課題に取り組む」ことによって始めて成長していくからです。では、自ら進んで課題に取り組ませるにはどうしたらよいでしょうか?

そのためには、「楽しさ」というものが何より重要になります。楽しいものは自ら進んでやります。勉強だって、仕事だってそうです。そして、楽しさというものは本来与えるものではありません。自ら発明して、発見するものです。外から与えた楽しさなんてものは長続きしませんし、そこからは何にも学びません。それをいかに彼らの中で本物の楽しさに変えていけるかどうか。それこそが重要になります。

では、楽しさを理解してもらうにはどうしたらいいでしょうか?それは案外イージーです。ゲームをやらせればいいのです。サッカーをやらせればいい。サッカーは楽しいですからね。彼らは進んでボールを追っかけることでしょう。その中で、基本が生きることを知れば、彼らは進んで基本の習得に当るでしょう。また、基本練習にゲームの要素を取り入れることも効果はあるでしょう。

ということで、以上の要素をまとめてみると次の2つの点が明らかになります。

1、個性を育てるために、基本を植付けさせる。

2、個性を育てるために、ゲームを行う。

Re(1):個性について議論する
 Dai E-MAILWEB  - 02/1/26(土) 23:38 -

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   では、基本にはどのようなものがあるでしょうか?

1、ボールコントロール
ボールを両足で自由自在に操れるようにならなければなりません。

2、パス&トラップ
ジーコはサッカーにおいて最も重要なテクニックは「パス」であると述べています。正確なパスを状況に応じて長短織り交ぜながら出せるようにしなければなりません。また、そのパスを生かすも殺すもトラップ次第です。良いトラップが次の良いプレーへとつながります。キーワードは「ファーストタッチ」。

3、攻撃における対人プレー
相手あってのサッカーです。相手あってのテクニックです。相手がいる状況の中で、いかにテクニックを「使えるテクニック」にして、スペースを作り出し、決定的なプレーをしていくのか、そのための動きを覚えなければなりません。

4、守備における対人プレー
素早いフットワーク、ボディバランス、コーディネーションなど対人プレーのなかで要求される身体的資質が守備の能力も向上させます。

5、スピード
メンタル・フィジカル・シンキング。全てにおけるスピードのバリエーションを向上させないといけません。

6、シュート
ゴールチャンスを創り出し、決定力を身につけさせる必要があります。

7、グループ戦術
1〜6までの要素の中では、個人戦術のほとんどがフォローされています。しかし、サッカーは1人でやるものではありません。まわりの人と、いかにしてチャンスを作りだし、相手ゴールへと進入するのか、また相手の攻撃を防ぐのか。そういったことについても注意深く指導する必要があります。

以上のような要素を、段階を追って、徐々に徐々に、ゲームを織り交ぜながら行うことによって「個性溢れる選手」を育てる足がかりになるでしょう。

最後に、世界で最も若手育成に定評のあるフランスの指導方法について紹介します。

Re(2):個性について議論する
 Dai E-MAILWEB  - 02/1/27(日) 21:38 -

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   1、コーチとしてあるべき姿

フランスでは、指導者の心構えとして、「負けることを恐れずに、コンセプトを明確にもち、それを貫くこと」を強調しています。それは、子供たちの指導にとってどういう意味があるかというと、彼らの選手としてのピークを20代以降に持っていくために、各年代での勝利至上主義を排除して、一貫した指導体系の中で最高の選手を育成していくことを意味します。「勝つことだけにこだわる」ことは、「負けることを恐れる」指導者の姿勢によってもたらされるわけで、自分たちの中に一貫したコンセプトがあって、結果よりも、試合の内容を重視し、それ継続していく姿勢が、ひいては、代表の強化にもつながるわけです。ただ勝てばいいのではなく、「どのようにして勝つのか」が最も大切であることを絶対に忘れてはいけません。


2、選手の自主性(判断力)を育てる

サッカーにおいて最も大切なものに「判断」というファクターがあります。試合になれば、一つの選択肢しかない状況はなく、その時々に応じて、最適な判断を、素早く行っていかなければなりません。しかも、それは選手自身が行うものです。なので、大抵、この「判断」の部分で、選手の優劣というものはでてきます。そのため、フランスの練習では、できる限り判断を伴う形で技術を習得しようとしています。ここは、日本でもよく議論されるところですが、戦術のトレーニングにおいても、指導者が答えを教えるのではなく、選手自身の力で答えを見つけ出させる訓練をさせます。では、指導者は何をするのかといえば、選手自身が自ら良い判断を行うために、その前提としての、視野、ボディーシェイプ、ポジショニングを徹底的に指導して、習慣化させます。


3、基本の習慣化

フランスにおける指導では、「基本の習慣化」に最も力を入れています。そこでは、「指導というのは、技術・戦術を教えることではなく、習慣を身に付けさせるものである」という意味合いを色濃くだしてきます。体の向き、パススピード、ファーストタッチ、ワンタッチコントロール、攻守の切り替えの早さ、常にゲームに参加していることなど、様々な面で「良い習慣」を身に付けさせようとします。ですから、指導者は「練習を与える」という姿勢ではなく「どのように練習に取り組ませるか、悪い習慣をどう矯正するか」という面のほうが重要視されていて、これが「指導者の役割の中での戦術より、マネージメント能力の重要性」をあらわしています。

知らないことを教えるというのは簡単なことです。しかし、既に知っていること、ごく当たり前のようだと思われていることは、実際には「できていない」ことが多く、そういったものを「できるようにさせる」、そして「無意識的(オートマティック)にできるようにさせる」、つまり「習慣化」させるということは、相当に時間がかかることで、もっとも神経をすり減らせる、とても難しいことです。そして、この時間のかかるものはどうしても「後回し」にされてしまい、目の前の試合や大会で「勝つため」により即効性があるものを練習メニューに多く取り入れて、それで試合に勝ったとしても、根本の問題が解決されていないことはよくあることです。

技術や戦術を教えるのは簡単ですが、それを「習慣化」させるのは難しいことであり、最も大切なことであるというのがフランスの姿勢です。そのため、新しい戦術や、新しい技術ばかりを求めるのではなく、基本的なことを何度も繰り返して行う努力が必要になるでしょう。


4、コンセントレーション&ディシプリン

例え、同じメニューを行ったとしても、トレーニングの質というもので、「良い練習」にも「悪い練習」にもなってしまいます。基本的には、笑顔もあり、ジョークもありという中で、明るい雰囲気で進むのがフランスのトレーニングですが、そこではディシプリンというものが存在していて、それに対しては非常に厳しい姿勢を持っています。このディシプリンによって質が保たれているようです。

不必要なファールや、パスを出した後に突っ立てる選手などに対しては、厳しく指導が入ります。またプレー中の互いのボディーコンタクトは、いわゆる「ガチンコ」といわれるような激しさが求められ、例えば、ボディーコンタクトで倒れた選手に対しては、指導者も選手も助け舟は全く出さずに、倒れた選手は、自分ですぐに起き上がってくるように指導されます。

以上のような楽しく、厳しく、質の高い練習を、高い集中力を持って行うようにするのが、フランスのやり方で、そのため、練習は長くても「2時間」ぐらいしかやりません。長い練習が質の低下や集中力の低下につながり、それが「悪い習慣」を身に付けさせてしまうのを防ぐためです。


ここまでみてきて、1、コーチとしてあるべき姿、2、選手の自主性(判断力)を育てる、3、基本の習慣化、4、コンセントレーション&ディシプリン、がフランスの若年層指導の基本的なポイントで、こういったコンセプトに基づいた指導を、長年続けてきたことが、現在のフランスサッカー界の繁栄へとつながったといえるでしょう。

Re(1):個性について議論する
 zukunasi_7  - 02/1/29(火) 1:41 -

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   ▼Daiさん:

非常に興味有る書込みアリガトウございます。
ダイさんの以前の書込みで、マネジメントが主要な仕事と言われた時、その真意が分らず、失礼な物言いになりました。私がイメージしたものと全く違う事が解り、ダイさんのおっしゃる事がやっと理解できました。

2つほど質問

1.視野の確保に付いて。
良く、首振りですとか、走る姿勢ですとか、視野についての指摘が有りますが、その他に視野を確保する上で重要な要素が有れば教えてください。
そしてそれらを身に付ける為にどのような練習をしているのか興味が有ります。差支えなければ教えてください。

2.指導方針に付いて。
フランスの指導指針は説明をして頂いて良く解りました。日本の場合も同様な物が有ると思うのですが、どのようになっているのでしょうか。
日本でも、トレセンなどの組織が出来て、若手の強化に繋がっていると聞きますが、今も有効に機能しているのでしょうか。日本の場合、最初に組織を作るのは良いのですが、往々にしてその組織が硬直化して、機能していない事が多いので。
指導方針や強化項目の反省点や、改良点などうまくフィードバックできているのでしょうか?

時間の有る時、気の向いた時で結構です。宜しくお願いします。
ご面倒であれば、書籍や、インターネットサイトなどの紹介でも結構です。

Re(2):個性について議論する
 mitsu  - 02/1/30(水) 13:07 -

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   横レスです。

首ふり。
高校のときただのアップがてらのパス練習の際、トラップする前に
かならず首をふって360°見るように、とやらされていました。
が、どれほど意味があったのか(笑)

首をふって周りを見ることを習慣化してしまう、ということでは
意味があるのかもしれませんね。
結局習慣化されてませんが・・・。

ただ俺はやはり状況確認の重要性を悟らせるってことが大事なんじゃないかなぁ?
と思います。
基本的には新しい情報を得る、ということと、想像していた情報を確認、修正するために
周りを見ていますが(俺は)、トラップする前とした後では確実に状況は
変わっていることを頭の中で認めていなければいちいち新しい情報を得るわけがない。
もっと言えば自分が5m移動する前と後では状況は変わっている。
必須である、ということをわからせる、というのは大事な気がします。
ボール保持時であれば、ボールの扱い、当面(目の前)の敵・味方以外にも知っておくべき
ことがあるってことですね。

あとは、これはボール保持時の話ですがとにかくスキルの向上。
当たり前ながらボールを注視していれば周りは見えない。
極端な例で言えば下を向いてドリブルしてちゃ埒あかないってことですね、常識ですが。
実際のところプロレベルの選手がドリブルするのにボールを見ないでも問題ないのか、注視しないだけなのかわかりませんけど。
ちなみに俺レベル(まぁ素人みたいなもんですが)では見てはいます。

漠然と見るってことと注視することの違いを認識するってのも必要かもしれない。
いちいち注視して分析してたら時間かかってしょうがない。
一通り見終わる頃には最初に見たところは状況変わってる(笑)

すまん。まるっきりまとまらないまま昼休み終わり。

       (`(`(`◇´)ゞサザ

Re(2):個性について議論する
 Syota  - 02/2/12(火) 23:44 -

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    初めまして。初カキコです。高2で部活は途中で辞めちゃったんですが今クラブチームでやろうか迷ってます。サッカーは大好きなんでやってみようかなって思ってます
と余談はここまでで
>Daiさん:
>ボールを両足で自由自在に操れるようにならなければなりません。
これについては自分はちょっとと思います(初カキコでこんな事言っていいのかわかんないですが)自分は右しか使ってない(って言うより使えない)ですがそれも個性だと思うんです。例えばベッカム。彼は試合中ほとんど右だけです(たまに左も使ってますが)それも個性です。リケルメも見てる限りではそうですし、ピクシーもJではそんな感じだった気がします。
右しか使えないとか左しか使えないとかそれで批判する人もいますがアレはかなりのエゴかなんかだと思います。
自分は右しか使わないって決めてるんでそれが個性だと思ってるんでそれで続けるつもりです。
その考えが完成されたのはマラドーナの存在と漫画『シュート』の1人のキャラあとピクシーですね。
長くなってすいません。

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