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日本対フランス戦 Dai 01/6/11(月) 23:31
  Re(1):日本対フランス戦 Sting_Band 01/6/12(火) 19:55
   Re(2):日本対フランス戦 Dai 01/6/12(火) 20:53
   Re(3):日本対フランス戦 Dai 01/6/12(火) 21:21
   Re(4):日本対フランス戦 Sting_Band 01/6/13(水) 23:02
   日本と中田とトップ下 mitsu 01/6/14(木) 0:35

日本対フランス戦
 Dai E-MAILWEB  - 01/6/11(月) 23:31 -

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   決勝戦の日本のスタメンと考察


          西沢  森島

      
      小野    稲本    波戸
         戸田    伊東

         浩二 森岡 松田

            川口

戦術的な注目点は、英寿さんの不在をどうするか?ということです。

トルシエ監督が考えたのは、明確なトップ下は置かないものの、英寿さんに似た役割を、稲本さんに与えたことです。

形式上は、3ボランチでしたが、そこから稲本さんに前に行くように促したそうです。インタビューよりこれははっきりしてます。

英寿さんのトップ下の場合、真中の守備に関しても、英寿さんの動きは素晴らしいので、安心なのですが、英寿さんがいない場合、攻撃だけでなく、その守備のことも考えないといけません。

そこで稲本さんに、ボランチとしての守備位置を与える同時に、そこからさらに前へでて、司令塔(正しい意味ではありませんが、わかりやすいので使います。)の役割も求めたのです。

つまりは、ボランチ稲本さんの状況によりトップ下という見方もできるわけです。

稲本さんを代えたのは、この役割があまり機能しなかったためです。そこで、稲本さんに代わり、小野さんをトップ下に置くことで、修正を図りました。

しかし、その小野さんも不発に終わり、トップ下の小野さんを代えて、トップ下を置かない3トップへ変更して状況の打開を図るものの、点数は取れなかったというのが、私の見方です。

つまりは、英寿さんがいなかったことでの試行錯誤による、あのスタメンとその後の流れだったと思うのです。

さらにもうひとつ言えば、鈴木さんがいなかったのもこのような状況になった原因の一つだと考えます。

鈴木さんがいれば西沢さんと2トップを組み、森島さんをトップ下に置くことで、問題の解決を図った可能性は高いからです。森島さんは真中での守備も計算できますので。

藤田さんがトップ下ででなかったのは、真中での守備の不安からだと思います。

以上です。

Re(1):日本対フランス戦
 Sting_Band E-MAILWEB  - 01/6/12(火) 19:55 -

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   >ボランチ稲本さんの状況によりトップ下という見方もできるわけです。

なるほど、稲本の中のOHとしての才能に期待したという所なのでしょうね。フルタイムとは言わないがパートタイムで良いからヒデの代役を期待したのかもしれません。

しかしながら稲本の良いところは機を見て後方からの思い切りの良い突進です。これは高い位置でのプレスからのインターセプト、前線でキープしての時間稼ぎなどが出来ていない場合は難しい。これを今までやっていたのが正しくヒデだった。

analyze football
http://homepage1.nifty.com/analyze_football/Japan_France_01_06_10.htm
のデータでも稲本は前でのプレーはあまり出来なかったのが出ていますね。むしろそれまでの試合よりもプレーエリアが小さくなってしまってます。正にこれでは穴は埋まっていない。失敗だったんでしょう。

小野に関してのトップ下というのも今更って感じでした。今大会での小野の成功は「サイドプレーヤーとして徹した」からだと思います。同じanalyze footballの今大会の小野の動きを見てみると、彼が中への動きを捨て、サイドに徹していたのがよく分かります。逆サイドの明神達とほとんど同じ動きです。これはサンドニでの俊輔のデータと大きく違う点です。
http://homepage1.nifty.com/analyze_football/Flance_Japan_01_03_24.htm
俊輔はサイドでのプレーに負けないくらい中や右でのプレーが多かったのが分かります。

これと合わせて見て面白いのが名波の動き。かなり左に偏っているのが分かります(伊東は右に偏ってる)。コンフェデに於ける稲本・戸田・伊東などの動きのように広くピッチを満遍なくカバーしてる動きとは随分違います。この辺りがサンドニとコンフェデの中盤の動きの大きな違いみたいです。左右に分断されていた中盤の動きが今大会で見事に融合したのは良い事だったと思います。


俊輔を中でプレーさせる為に名波が左をフォローしたのか、名波の得意なプレーエリアだったから俊輔を中に入れたのか、俊輔サイドが頻繁に突破されるから名波がカバーに奔走したのか、この試合はたまたまそうだったのか・・・いろいろ見方があるでしょうがどれも少しづつはあったのでしょう。キリン杯でまた有機的な中盤が見れるかどうか注目します。

ちょっと脱線(笑)。小野の話に戻します。小野は中へのポジションチェンジを自重する事により、走行距離を縮め効率の良いスタミナ配分に成功していたのだと思います。パス交換の場所に出向くのではなく、自分のサイドに味方を呼び寄せて自らのエリアをパス交換の中心にしてしまう。実に頭が良い選択だったと思います。

>英寿さんがいなかったことでの試行錯誤による、あのスタメンとその後の流れだったと思うのです。

結局あのメンバーでの試行錯誤は失敗に終わってしまいました。まあ、今や世界でも指折りのMFとなった選手の代わりを探すのは容易な事ではありません。むしろ中田が居るだけでも幸せなのだとは思います。しかしWC本番の厳しい試合で中田が居ないケースもあり得ますから、中田抜きの事の目安も早く確立させないといけないのも確かです。

考えられる方法は2つ。
1、中田の代わりにトップ下が出来る選手を育てる。
2、トップ下不要な戦術を採る。
当たり前ですな(笑)。当面この2つの方法で試行錯誤をするのでしょうが、さて、どっちが近道でしょうか?

Re(2):日本対フランス戦
 Dai E-MAILWEB  - 01/6/12(火) 20:53 -

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   >稲本の中のOHとしての才能に期待したという所なのでしょうね。フルタイムとは言わないがパートタイムで良いからヒデの代役を期待したのかもしれません。
>


パートタイムとは上手い表現ですね。どちらにしろ、あのメンバーの中で、攻守において英寿と同じ強さを持っているのは稲本しかないですから、そこに期待したのは納得ではあります。また、稲本は本質的にはOHとしての才能に長けていると思いますので。精神的には、守備的MFなんでしょうけど。


>しかしながら稲本の良いところは機を見て後方からの思い切りの良い突進です。これは高い位置でのプレスからのインターセプト、前線でキープしての時間稼ぎなどが出来ていない場合は難しい。これを今までやっていたのが正しくヒデだった。
>
>analyze football
>http://homepage1.nifty.com/analyze_football/Japan_France_01_06_10.htm
>のデータでも稲本は前でのプレーはあまり出来なかったのが出ていますね。むしろそれまでの試合よりもプレーエリアが小さくなってしまってます。正にこれでは穴は埋まっていない。失敗だったんでしょう。
>


ごもっともです。


小野・俊輔・の動きに関する比較は興味深い考察であったと感じます。ただし、左サイドとして俊輔が中や右へ自由に動いているように見えて、実は左サイドで小野の方がスムーズにプレイできていたと感じるの何故なのでしょうか?また、小野の左サイド中心のプレイということであれば、同じく左サイド中心にプレイするアレックスとの比較はどのようになるかも注目点であると思います。さらに本山に関しても見てみたいです。


また、名波の動きが左中心であるというのも興味深いです。今回は中盤の分断がなく、スムーズにいっていましたが、名波が入るとそれが分断されてしまうような状況になるのなら、考え物ですね。

Re(3):日本対フランス戦
 Dai E-MAILWEB  - 01/6/12(火) 21:21 -

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   英寿がいない場合にはどうするか。

これは、森島をトップ下に置くことでカバーするのが現実的だと思います。

また、俊輔を中でプレイさせるのもひとつの手です。海外移籍による経験という条件付きですが。

小野に関しては、トップ下というのもどうにもピンときません。あまりにもアクティブ・オフェンシブではないからです。動きの質は素晴らしいのですが、真中で、ボールが自分にこないような状況から、ボールを自分にくるような状況に強引に持ってくるのが苦手なようです。ボールを自分で受けにいくことがやや苦手なようです。一旦ボールが来れば素晴らしいプレイをしてくれますが。また、サイドでプレイしている場合には、構造上、自然とボールが集まってくるからいいのですが。

ここは、英寿の動きを参考にして欲しいところです。特に、守備時において。攻撃への入り方は、守備の仕方で決まると思いますので。

本山のトップ下もいいと思いますが、やはり守備の不安があります。

トップ下の選手に求められるのは、実は守備だと思うのです。サッカーってこれが難しいと思うのですけど。攻守があってはじめてサッカー。例えば、英寿や森島のような。しかも、真中の選手には攻守+強さが求められる。想像以上に厳しい世界です。トップ下は。もう、攻撃のファンタジーだけでは通用しません。攻撃力+守備力+動き+強さ。実に多様で、厳しい。

仮に守備が苦手なのであれば、トッティのようなプレイをしていくしかないでしょう。つまり、できる限り前へいくこと。ゴールエリアでプレイするのが得意であれば可能性はあります。

また、クライフのプレイも参考になると思います。自分から動いていくこと。後ろから、横から、前から。そう、神出鬼没に。最終的には、ゴールに近い位置にくるようにしますけどね。ポジショニングを無視するぐらいの勢いでいいのです。バランスでなんとかなりますから。

一番やってはいけないのは、トップ下の選手が、引いてプレイし続け、ボールを受け続けること。これをやると、チームの力強さは失われます。引くのはいいが、そこにい続けるのは駄目です。バランスが崩れます。どういうバランスかといえば、攻めようとするバランスが。さらに司令塔はわがままになります。俺にまわせば、俺がなんとかしれやるよっていう。トップ下としてのモチベーションも下がります。コンビネーションも欠落する。これはもっとも痛い。だからこそ辛くても耐えなければならない。最終的にはそこにいなければならない。トップ下は本当に辛い。その楽しさと引き換えに。

他にも考えてみます。

Re(4):日本対フランス戦
 Sting_Band E-MAILWEB  - 01/6/13(水) 23:02 -

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   >左サイドとして俊輔が中や右へ自由に動いているように見えて、実は左サイドで小野の方がスムーズにプレイできていたと感じるの何故なのでしょうか?

確かにそう見えましたね。データが示す通り小野のプレイエリア自体は案外狭い。縦に飛び出す事も少ないし、中に切れ込んでくる事も少ない。しかし限られたエリアのはずなのにピッチ全体に影響する何かをみんな感じていた・・・。

何かとは結局パスなのだと思います。パスを使いリズムを作り、パスを使い味方を操る。そして隙あらば決定的なパスを通す。左サイドには小野を中心としたパスの輪が出来る。ヒデが稲本が浩二が引き寄せられて行く。小野を起点としたボールは彼らを経由してピッチの遙か遠くまで移動する。実際小野の体は移動していないのに小野の意志は自由にピッチを駆けめぐる。そんな感じでしょうか(笑)

ハッキリ言えるのは小野は人を使うのが実に上手い。ヒデや名波も上手いけど、味方を引き寄せるってイメージまではないなー。俊輔はこの辺りをうまく見習ってもっと楽をすれば良いのに。そう、小野は楽をするのが上手い(笑)。今大会では左サイドの王様だった。

トルシエ戦術において王様の存在が唯一許される場所があるとすれば、左肩上がり時の左サイドなのだと思います。このシステム的特徴を最大限に利用したのが今大会の小野だったのではないでしょうか。

ちょっと誉めすぎな感じもするので苦言もちょっと(笑)
小野の今大会でのやり方がこれからも常に通用するかと考えると疑問もあります。パスは残念ながら1人じゃできない。相手あってこそのパス。周りの動きが悪く受け手がいない場合、ボールがなかなか集まってこない場合、一気にピッチ上の存在感を失う可能性もあります。中盤争いが劣勢に立たされた時にはまず間違いなくこの状態に陥るでしょう。こう考えた場合、ドリブルという武器を持った選手は強い。ドリブル突破は1人でもできますから。この点ではアレックスや本山は貴重なカードとなってくれると思います。

ヒデはパサーとして脚光を浴び、ドリブルという武器も手に入れブレイクした感があります。敵からすればパスコースを切りながらドリブルのコースも切らなければならない。これに最近はいきなり遠目からのロングシュートの驚異も加わりましたから、シュートコースも切らないといけない・・・。敵からすればホント嫌な選手でしょう(笑)。


>トップ下は。もう、攻撃のファンタジーだけでは通用しません。攻撃力+守備力+動き+強さ。

そうですね、ここのプレーヤーに要求されるスキルは多い、そして過酷。

守備面の主なものはプレスに関するものになると思います。今の日本代表の布陣ですとトップ下の位置は周囲に常時6〜7人の味方が囲っています。これらの選手との間のエリアのプレスには全て関与しないといけない。特にFWと一緒に行うプレスは高い位置からの守備、そこからのカウンター攻撃を考えると非常に重要です。高い戦術眼と運動量が必要ですね。

プレスをする為の合理的配置とパスコースを確保する為の合理的配置はほぼ重なると思いますので、攻撃面、ボール保持からのビルドアップ時にもこのトップ下は重要なポジションとなります。特にゴールマウスに近い上に真っ正面という絶好の場所。ポストプレーをしても良し、FWが叩いたボールを受けても良し、スルーパスを出しても良いし、シュートでも良い。敵からすればこんな場所で仕事をされたらたまりませんから、必死になって潰しにきます。速い判断力と強さがなければ仕事にならない。

仰る通りにトップ下の選手が引いてプレイし続けたりしたら、トップ下不在という状況を作ってしまい好守の要が崩壊してしまいます。敵から見れば非常に楽な状況。理屈では誰かが代わりにトップ下に入りバランスを取れば良いのですが・・・。トップ下の仕事ができる選手が複数存在するのか?その選手が抜けたエリアは誰が埋めるのか?・・・ポジションチェンジの約束事が増える割には効果が余りないような気がしますね。

日本と中田とトップ下
 mitsu E-MAIL  - 01/6/14(木) 0:35 -

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   ふと思ったことを・・・。
(別に深い考察があるわけではありませぬ、なんせチャットしながら書いております。大汗)

なんか日本のトップ下ってやけに孤立しがちな気がするんですよね。
日本が押してるときはいいんですけどね。
まぁ俺のことなんで気のせいかもしれませんが(笑)。

中田が日本にとってスペシャルな選手だってことで常に厳しいマーク
を受けてるってのが1つの理由な気がします。
それと守勢にたったときボランチは下げられ、SHはサイドのケアに
追われてしまう。
自然トップ下が孤立する、てな気がします。
まぁ日本に限らず、なことかもしれませんが(笑)。
小野が中に入った途端消えてしまったのも無理ないことかな
と後から思ったりしました。

小野のサイドでは欲を言えば小野が中にあいたとこに中田が(ヒデでも浩二でも、笑)
なんてのも見てみたかったな。

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