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「対ベルギー」スレッドは、ぼく自身とても重要度の高かったスレッドです。
ベルギーの情報、3バックスの守り方への希望と現状の問題、フラット3の根本的な理念の整理、そこでのズクナシさんとの話し合い、ぼくとしては大事なスレッドでした。
が、いかんせんだいぶ後方に下がってしまったので、再度こちらの方で対ベルギーを考えてみましょう。
▼zukunasi_7さん:
>年度末にかけて、めちゃくちゃに忙しくなり
そうですね、ぼくも年度末は忙しかったです。
2ケ月分くらいは働きました。
でもズクナシさんは3・4ケ月分の仕事ですか〜、良いですね・・・
ぼくは今月はもう仕事なくて困ってます。
ほんとに、やれる時にやれるだけやっておかないと。
ベルギーのリポート、ありがとうございます。
やはり、ベルギーは「ワールドスタンダード」を満たすチームのようですね。
以下、ちょっと話が前後しますが・・・
>ベルギー戦2試合を見て、相手に対するモチベーションと試合中の精神状態の大切さ、
>影響の大きさを印象づけられました。ポーランドも日本をなめていたんだろうな。
とても大事なポイントですね。
特に「親善試合」を見る時には、こうした視点がないと何かと見誤ります。
みんな、そんなことはわかっているんだろうけど、時にこうして「実感」しておかないと「まあ、あんまり調子良くなかったんだろうけどね」って感じでサっと流しちゃったりしますよね。
日本チームだって同じ。持ち前の真面目さやトルシエのモティベーション・コントロールの上手さによって欧州等のチームほどではないと思うけど、やっぱりコンディションやモティベーションによって別物になる。
「しょうがねえ、やっか・・」と「うぉ〜〜し、やったるぜー!」ではボールへの寄せの速さ、激しさ、動きの機敏さ、粘り、球際、全然違っちゃう。
それで「0ー2」が「1ー0」になる。
トルシエが良いのは、戦術なんかよりもそういう所のチームコントロールが上手いところですね。
まずはそうした所を評価しなくては、監督への評価として不等だとぼくは思います。
監督が一番大変なのは、何十人もの集まりを束ねて行く「人間」の部分。
いくら何千本の映画を見て、カット割りも脚本も完璧な人が映画監督になっても「メシがマズい」だの「スケジュールがキツい」だの「誰それがノロい」だの「こんなギャラでそこまでできねえ」だの言う俳優やスタッフをやる気にできなくては良い映画など作れませんからね。
チームの全員がイチローのような選手だったら苦労しないでしょうが。
>相手が寄せてくると、強く低い弾道のサイドチェンジパスで逆サイドへ展開する。
>その他、サイドから中へ切れ込んで、またサイドへパスするなど、ボールの出し入れを早くして相手に絞らせません。
うーん、日本、苦戦しそうですね。
いつも言っている「プレッシャーのスピード」以外にも「ゾーン移動の反応速度」もまだまだ全然遅いですからね。
森岡、宮本にしたって、全然遅い。
中田ヒデ、稲本(良い時の)、ちょっと遅れて戸田、松田以外はほぼ話になってない。
その面ではスコットランドと同じ目に会うでしょうね。
やっぱり厳しいですね・・・
>守備は、早い寄せで前線からプレスをかけ、パスを何本もカットしていました。
>中盤は攻守ともにすごく良いと思います。この辺のコンセプトは、日本と良く似ているかも知れません。
>今話題のDFのフォアチェックも早くて、充分に中盤の守備に貢献していると思います。
>FKやCKも背の高いDF陣がことごとくはね返し、スコットランドもそれほど低くないと思うのですが、高いボールは通用しませんでした。
さーて。
日本と似た「戦略」を持ち、日本よりもはやい、と。
前線からのプレス・スピードもあり、高い位置でボールを奪え、速い出し入れでボールを動かし、左右の大きな揺さぶりも速い、と。
DFに速さも機動力もあり、高さもある、と。
まんま、「ワールドスタンダード」じゃないですか。
それが今の世界のベスト20。
いきなり、その壁とあたるわけですね。
「本気」の場で。
どうしたらスピード差を埋められるのか。
日本がアドバンテージを取れるのはどの部分か。
それも考えなくてはならない。
どうしたら「こっちの土俵」に引っ張り込むことができるのか。
FWのプレスか。
極端なコンパクトフィールドを作ることか。
あるいはある程度中盤省略のダイレクトフットボールで殴り合うのか。
それともクリエイティビティに命運をかけるか。
あと2ケ月でワールドスタンダードにどこまで迫れるか。
目が覚めてきました。
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