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ワールドカップ本番前調整試合:パラグアイ対ジュビロ磐田 glider 02/5/23(木) 1:46

ワールドカップ本番前調整試合:パラグアイ対ジュ...
 glider  - 02/5/23(木) 1:46 -

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   パラグアイ対ジュビロ磐田の練習試合を松本平で見てきました。
試合自体はパラグアイの「フォーメーション練習」さながらでした。

パラグアイの監督はマルディーニ。
いかにもイタリア人らしい采配をふるっていたのに納得ですが、チームの戦い方としては実にすっきりと整理されていて、そこに南米のチームらしい個人技もプラスされ、好感のもてるチームでした。
ほぼフルメンバーでスタートしたこの日、前線をまかされたのはおなじみサンタクルスとカルドーソ。
この二人がジュビロの3バックの間に入り込む。
例えばカルドソがそこから左斜め後方に動いて縦パスを受けたなら、即座にアクーニャがフォロー、外をパレデスが上がり、サンタクルスはラインを見つつ右から左へ斜めにDFの裏を狙う。
そこへアクーニャからパスが入る。
そのあたりはほぼすべてダイレクトパスで崩してました。
外を回った選手も、一番やりたいのはそこから中へドリブルで切れ込んでシュート!らしく(笑)さかんにトライしてました。
実際に磐田は何度もそれで突破されピンチになってましたね。
サンタクルスやカルドソのペナルティエリア内での個人技は見事で、磐田は結局はそれで失点してもいたので、マスコミ報道などでは「個人技に頼っている」と書かれるかもしれませんが、そこに至るまでのパラグアイ攻撃陣の動きの上手さ、統一されたタイミングなどが武器と思います。

守備面では、この日はあくまでも「調整」の域を出ず、パラグアイはボールへの早い寄せ、当りの激しさとも封印したままだったのでなんともいえません。
そのへんは前日の練習でのミニゲームの方が動きが速かったくらいで、「本番前の調整」をはっきりと感じました。
ただし、全体の動きはとてもきちんと整理されており、それはとてもシンプルながら、短い時間の中で結果を出すためにチームを作ったマルディーニ監督の手腕を感じましたね。

そして特筆すべきは前大会に続いて出場するベテラン、アクーニャの動き。
この人、1試合中全然止まっていませんでした。
だからといって「動き回っている」というふうでもないんですが、ボールの流れをよく読み、危険な場所にボールを出されそうになるとスーっと動いて的確に味方をフォローしているし、パラグアイが低い位置でボールを持っていて、そこへ磐田が頑張って詰めて行くとこれまたスーっと寄っていて、良い角度で味方のパスコースに入ってやる。
試合中、ほとんどダッシュするような動きはないんですが、ほんとうによくボールに絡んでいます。
プレイは実にシンプルきわまりなく派手な見せ場などはないんですが、よく読み、よく動き、よく展開し、よく周囲を動かしていました。
すばらしい司令塔ぶりだったと思います。

シンプルで論理的、でもダイナミズムも個人技もあって、頭脳的な中心選手もいて、ぼくはパラグアイに好感を持ちました。
むろん、こうした調整試合の中での審判の早い笛もあり、田中や大岩、福西や服部、中山や高原といった主力を欠く磐田が相手だし、この日の「フォーメーション通り」な動きは本番ではそうそうできないでしょうし、逆にパラグアイも南米チームらしい細かなパスやドリブルももっと使ってくるでしょう。
(前日のミニゲームでは、ゲームが白熱してくるとともにスピードが増して行き、同時にパスの数もドリブルの距離も増えていたように思います)
そうした「ラテンアメリカっぽさ」も魅力だし、アクーニャがとても素晴らしかったので、ぼくはこうしてきっかけがあって見たパラグアイを応援したいと思います(笑)

そうそう・・・
名波ですが、やはり「本来の名波にはほど遠い」と言わざるを得ませんでした。
「どこが?」と言われれば「全部」です。
あらゆる場面でそう感じました。
小野の時もそうでしたが、ケガは直っても「完全復活」にはまだもう少し時間がかかるかもしれませんね。
すごく残念だったしガッカリもしたけど、代表落ちは仕方なかったかな、と思いました。

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