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第3回の投稿に対する反論
>そもそも、トルシエがチームとして結果を出した時の日本代表と、現在のW杯に選出された日本代表が同じ内容の試合をしているか否か
>「これらの成績を残した代表」のその先にある道程として「現在の日本代表」が存在するなら“戦術が有効”と言っても俺は何の反論もしない
に対してのレス 2002/ 5/29
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当然、現在の代表は「その先のあるもの」だ。
内要をよく見ればそんなことはあきらか。
選手達の動きの差、経験の積み重ねから来る過去との明白な差は結果とは別に明白な進歩としてある。
五輪のチームで言えば、そのチームは個人的には好きではなかったが、それでもまあまあ皆が納得しうる結果を出したのは事実で、それは客観的に見ればU-23という年代のチームに対する世界の認識や大会そのものに対する世界の認識との差もあり、日本の現在の選手育成、トルシエのA代表との戦術的な同化、そういったメリットを生かしたための結果であり、中村のプレイによってもたらされたものなどではない。
だからといって中村の貢献度を必要以上に低く評価する気などはないが、当時の中村のプレイを「戦術に反するもの」とはまったく思えないし、WYでの本山や小野のプレイについてもしかりで、本山も小野もWY当時も今も相当にトルシエ戦術への理解度が高い選手だ。
中村や本山を「トルシエ戦術に反するプレイヤー」とする認識自体に、「トルシエ・サッカーに対する無理解・無知識」を感じる。
そして「戦術とサッカー」そのものに対する「大いなる勘違い、無理解」を感じる。
現在の代表を見れば、トルシエの教えた戦術を忠実に遂行するだけのチームから一歩進んで自分達で応用し工夫して行くチームに進化してきているのが厳然たる事実で、トルシエにせよ、それは「規定路線」であったのは過去の発言、膨大な事実、チーム作りの過程、トレーニング方法等を検証して見ればあきらかなこと。
また、そうでなくては「世界と戦う」チームにはなれないのも明白な事実。
そんなことはサッカーの現実として大昔からの真実。
>俺は、事実をもとに理論を導き出している(・∀・)つもり
笑止。「どうやって攻撃をして良いか分からない状態に見えます」などというもののどこに「理論」があるのか。
攻撃が実らないのはそんな理由ではない。
積極的に攻撃に出られないのはそんな理由ではない。
世界の戦術史などをなぞらなくてもまったくかまわないが、現在のスタンダードへの認識と大昔から変わらぬ「サッカーの真実」への理解、フィールドで起こっていることを正しく論理的に理解すること、「何をやりたいのか」を理解し「どうして思うようになっていないのか」を理解すること、それくらいはできていなければ批判する資格などはない。
「まったく理解不能」だから批判する、なんていうのは甘ったれたお子さま根性でしかない。
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