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▼ロバさん:
>かまっていただいてありがとうございます(笑)
いえいえ、こちらこそ、どうも(笑)。
ぼくも、実際、ロバさんの考えに同意ですし、
実際、アレックスの方が守備効果が高い可能性がありますよね。
服部の交代は、結構、実効に乏しかったかもしれないですね。
しかし、繰り返しますけど、サッカーにおいて、選手交代は、単に選手の再分配(配置や役割などの配分)だけでなくて、監督に可能な、数少ない、チームへのメッセージ送信手段でもありますから、その意味でのみ、効果はあったかと思います。
交代選手あるいはゲームよってスタメンが変わる場合には、ピッチ上の選手たちへのシグナルの意味があって、テストマッチでは、それが刷り込まれていた(やな言い方)向きもあるでしょうね。
交代選手 チームへのメッセージ
右サイド明神・・・「ショートパス主体、左サイドおよびヴォランチの攻撃を重視せよ」
ヴォランチ明神・・・「ディフェンスを重視せよ」
市川・・・「攻撃重視、ロングボール主体の攻撃を重視せよ」
服部・・・「逃げ切れ」
アレックス・・・「得点せよ?」
などなど。違うかな?
もちろん、これらは、交代した選手個人に課された役割でもありますが、それ以上に、チーム全体が意思を決定するための信号だと思います。
こういうシグナル―メッセージは、テストマッチや練習で散々刷り込まれた分、言葉で言うよりも伝わりやすかったりします。
まぁ、その意味では、「賭け」の要素の少ない、予選向けの無難な交代にみえますけどね。
こう考えると、チュニジア戦で、稲本を下げて、明神をヴォランチに入れて、市川を右サイドに入れるというのは、複合的なメッセージ、それも明快なメッセージになっていますよね。「ロングボール主体を徹底せよ」ということになりそうです。そうすると、トルシエが森島を入れた意図も明確です。こぼれ球を狙うということでしょう。そうなると、森島の方が、賭けの要素の高いものですね。まぁ、けっこう短絡的(ロングボール主体→こぼれ球狙い→だから森島)ですけど、こういう短絡さというかチャーミングさというのは、トルシエは意外と持っているように思います。これがすぐさま当たっちゃうところが、そういう短絡に走るまえに着々と築き上げた彼の論理が優れている証拠でもあります(まぁ、ぼくの前提が正しいとしての話ですけど)。複雑なロジックを積み重ねて、最後はすごくシンプルな公式(たとえば、e=mc2)が生まれるようなものですね。ちがうか。(笑)
>ロシア戦以降の代表の特に中盤とF3と柳沢の動きは
>リゾーム的になってきたような気がします。
そうですね。ほんと。もう少しです。やっぱり、ポーランド戦が、フル代表で、中田が初めてオートマティズムの内部に組み込まれた瞬間でした。このときに、リゾームのプロセスが内的には(ようやく)スタートしていたんですよね。ぼくは気づけませんでしたけど(汗)。それが外的に表れだしたのが、やっぱりロシア戦で、ベルギー戦での勝ち点が、起動スイッチだった。こうなっちゃうと、見てる方もおもしろいけど、やっている選手たちはもっとおもしろいでしょうねぇ。
>そして途中出場の選手たちは気の毒だけどちょっと追いつけていないかなと・・・。
>そんな事をこの交代を考えた時に「後付け」で感じました(笑)
それもありそうです。まぁ、リゾームのなかに、ベンチの選手もいるということが大事なんですけど。トルシエも日ごろ気を付けていることでしょうし。
ともかくリゾームが起動し始めた以上、それは、決勝プロセスへの突入です!たぶん。
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