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グラさんの意見に賛成です。初めは私も采配に疑問をもってしまったのですが、よくよく考えてみたら、それは表面的なものにすぎず、所詮、結果論にすぎず、これは、23人の、いや、日本全体の戦いだったわけで、そこで出た課題は、明らかに「技術的、判断的」な部分であったわけです。国際舞台、欧州など、本気でサッカーをやっている中での、経験不足というのも、もちろんあったでしょう。
しかも、ミシェル・エベの分析に基づいて、トルシエは、論理的にこの采配を振るったのかもしれませんしね。
監督の采配で勝った負けたをやっているような国じゃ、ワールドカップでインパクトを残せないってのも、あるでしょうしね。やっぱ、選手が、すげえってのが、一番いいわけで。んで、監督ってのは、そういう選手達のプレーを、影で支えていればいいというか、誰を出しても、大丈夫っていう状況を作り上げておけばいいわけですし。例えば、西沢にしても、ポストから振り向いて、ばしんと、シュートを枠に飛ばしてくれればいいわけですし、アレックスにしても、もっとそのスピードを生かしてゴールへ向かって裏へ抜けて、直接、点に絡んでくれてもいいわけですし。
やはり、日本の長所(俊敏性や、ショートパスを中心として攻撃など)を、最大限生かしていくために必要な「基礎」をもっともっと、上げていかないといけないんですね。そうすれば、真のFWがいないとか、真のDFがいないとか、そういう問題も、実は解決するのかもしれないですね。
そして、これから、世界の舞台で戦っていく選手達には、そういう技術が、「ついてきている」ということに、希望も持てるわけです。
もう、これからは、結果というよりも、まあ、ベスト8ぐらいには、毎大会入ってくれば、OKで、そこから、先ってのは、結果よりも、「日本サッカー、ここにあり」ってのを、世界に示し続けられるような、世界が見て「日本のサッカーはワクワクして面白いなー」って思われるような、そういう夢と感動がある、日本らしい、日本ならではの、サッカーをしていきたいですね。そして、ワールドカップを獲れれば、それこそ、サッカー大国なんでしょうし。
んで、日本らしさって何かっていったら、トルシエも言ったとおり「汚いプレーをせず、フェアプレー精神のもと戦い、それでいて、攻撃的なサッカーをする」ようなチームですよね。いや、フィジカルコンタクトとかは絶対に必要ですし、汚いプレーも時には必要なんですが、全体的には日本はフェアープレーですし、攻撃的ですし、流動的ですし、そういうのを生かしていくのが、日本らしいってことなんでしょうね。そのために必要なのは、技術であり、頭であり、コミュニケーションなんだってことなんでしょうね。
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