| 
	
	 |  | どうも。 「特集2・スーパーネットライター「glider_at_fields」を追え!」
 最高でした(笑)。
 
 >「ワールドカップの自国開催」や「ワールドクラスの監督」によって急激にドーピングされたような状態から、この国全体のサッカーの歴史、Jリーグを頂点とするクラブチームの総体系、日常的な中でのサッカーの位置、その理解、そのあり方、そういったものをすべて含めた「日本サッカーの真の実力」の上での「日本代表」に、一度もどる。
 >そういう感じです。
 やはり考えてることは同じでした。ここまで上手く書くのは僕には無理ですが(笑)。
 ただ、導き出される結論は違いました。
 >だから、ならば一度「素」に戻って冷静に「世界の中での日本サッカーの位置」を把握し、ワールドクラスになるために真に求められるものを理解する必要があるだろうと思うのです。
 2006の成功如何に関わらず、また的外れな総括がこれからも行われるでしょう。
 そしてまたバカみたいな監督探しが始まり、トルシエのような当たりクジを引くのを祈ってるしかないでしょう。
 その繰り返し。
 「お山の大将」的人々が居座っている限り、これは直らない。
 
 余談ですが、「韓国の勝利を共に喜ぼう」というムード作りは、協会主導でつくられたものに違いない、と思っています。
 なにより協会は自分達の失敗を糊塗する必要がありました。
 WC招致確実、なんてやってしまったもんだから、決議のときに「単独開催以外ならノー」と言えなくなってしまった。
 かなり批判的な自治体が、試合開催の有無に関わらずかなりありました。
 これで共催失敗、なんて雰囲気ができてしまったら、自分達が危うい。(失敗ですが。)
 世論の後押しが必要だった。
 
 今は、「代表」という車輪が回ると、「クラブ」の車輪がよく回るようになる段階と見ます。
 代表戦で目にとまった選手が海外に行き、また良質なサッカーを体験した選手が所属チームを良い方向に導く。
 それを続ければ段々と比率の差が縮まり、10年もすれば逆転する、と思っていました。
 代表車輪が鈍くなれば、それはもう片方の車輪がさらに鈍くなることを意味します。
 そして、これからはそうなるでしょう。
 僕の、「10年すればアジア予選なんぞ2軍で十分いける」野望は潰え去りました。
 
 
 >ひとつ、ぼくが予想する範囲では、日本A代表の組織は次第にルーズになって行くだろう、ということ。
 間違い無いでしょう。
 
 >そして「コンパクトに!」というかけ声だけではコンパクトにはならないってことです。
 加茂さんとかよく言ってますよね。「下がるな言うても下がりよるんです」と。
 監督はそのためのツールを持ってないとダメでしょうね。
 
 >そしてそういう日本代表が世界で勝つためには?
 >ディフェンダーにも中田ヒデ・クラスの経験を積んでいる選手が必要なのではないか。
 正に。
 「そういう日本代表」で勝つには、また噂通り4バックでサイド攻撃を重視するなら、必須でしょう。
 ちょっと話は外れますが、WCでの宮本は驚きでした。
 誰しも彼を不安視し、ロシア戦の前、「宮本だったら負けんじゃないか?」という声が巷に満ち溢れていました。
 僕もそう。もし彼のミスで負け、決勝トーナメント進出を逃せば、彼の選手生命はある意味終っていたでしょう。
 そこで彼は、生涯最高のプレーをやってのけるのです。
 驚嘆の思いで彼を見続けました。彼のメンタリティ。こんな選手だったのか、と。
 すげーヤツだこいつは。こんなプレッシャーの下に置かれたら、俺なら3分で胃潰瘍になる。
 
 彼や服部、松田のような選手が次々台頭し、彼らが「Jの標準」になれば。
 そしてその中からさらに上を行く優れた選手が生まれ、セレクトできるようになれば。
 >そしてそれは現状では「ないものねだり」にすぎません。
 はい。
 
 >さらに言えば自国人のワールドクラスの指導者。
 >これは現状の体質では「不可能」と言わざるを得ない。
 これで何人才能ある選手が終ってしまっていることか。
 今のU21もかわいそう。もう少しマシな指導者に恵まれていたら。
 ベーシックな部分でもトルシエは十分なお手本になったと思うんですけどね。
 いかに闘争心を引き起こすか。戦う集団を作るか。
 本番でいかに力を出し切るか。そのために、日頃何を植付けるか。
 今の若い世代は、そういう基本的な部分すら未熟な監督の下でしかやってきていない。
 「力を出し切る前に本番が終わってしまった」
 「顔を上げて声を出すように指示されました」
 おお神様。塾講師の話なのでしょうか。
 
 >ぼくは、ワールドカップでベスト16という結果は、「できすぎ」と思う。
 そうですね。激しく勘違いしている人が多い。
 フランス大会から上積みしたんじゃない、根底から破壊し、再構築したチームがベスト16。
 しかもその前は全く実績無し。奇術に近いでしょう。
 
 >トルシエが好きだろうと嫌いだろうと構いませんが、妙な反発心から4年間をきちんと再評価できず、海外のクラブで活躍する選手も増えてきたのだし日本は強くなったのだ、ワールドカップだってトルシエでなければもっと上まで(韓国と同等まで)行けたんだ、とばかりに増長し「トルシエ的ではないもの」を求めているようにさえ見えます。
 これね。ホントに、張っ倒したくなるコトがよくあります。
 “「トルシエ的ではないもの」を求めている”はまさに、まさにその通りだと思います。
 トルシエは戦術に選手を縛り付け、個性を奪っていた、なんて。
 次期監督、協会への媚態には吐き気がします。
 ただこの両国の比較は中々に面白い。
 自国開催が決定したものの、全敗。そこに命運を託されたトルシエ。
 崖っぷちというか半分落ちてる状態でチームを任されたヒディング。
 二人とも登場時期は絶妙だったと思いますね。
 ヒディングは半年早くに来てたらクビ、半年遅かったら間に合わなかったでしょう。
 そしてヒディングも、時間の差こそあれトルシエのチーム作りとほとんど同じプロセスを経ました。
 
 代表への支援体制も両国で全く違っていました。
 国民の意識も然り。
 結局日本がベスト16で終ったのは実力的に限界、もさることながら、
 そもそも目標がそこにあり、達成感から飢えがなくなってしまったのが根本にあるでしょう。
 片や韓国はそれじゃ済まなかった。
 それが今回の審判・・・はもういいですね(笑)。
 監督がヒディングだったら、なんてのは完璧にナンセンスで、議論の対象にもなりません。
 
 さあとんでもなく長くなっちまいました。(やめようといつも思うんですが・・・ああ・・・)
 質問です。
 >さらに言えば自国人のワールドクラスの指導者。
 >これは現状の体質では「不可能」と言わざるを得ない。
 現状の体質について。どうなれば生まれるでしょうか、真の指導者が。
 
 >トルシエ前監督がもたらしたものを正当に評価し、
 >不足していたもの(それも確実にあります)を上積みすべく・・・
 不足していたもの、はなんでしょう?
 
 
 |  |