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▼TENさん:
>YAHOO!で先に読んでいましたが、特に反論の余地がなくROMに徹してます。
>細かいことを言えば、ボクは1,4,5もサッカー選手としての「技術」として捕らえてるかも。
「技術」は「技術」として、具体的で肉体的なものに留めおいてやりましょうよ、なるべくできるだけ。
ボールコントロールの技術とかキックの技術とかコンタクトプレイの技術とか相手のジャージをうまく引っ張る技術とか、審判にわからないようにヒジ入れる技術とか、ダイブ取られないように倒れる技術とか、そういったものに。
そうしないと、頭の回転のあまり速くないぼくはわからなくなってしまいます。
シンプルが偉い。シンプルこそ正しい。そういう信条で生きてますので(笑)
いや、もちろん別に他の人が「複雑こそ正義」でも良いのですが、話ってのはなるべく整理したいなと・・・
>5に該当することなのかもしれないですけど、戦術を理解することは各選手がどこにいるのかを理解することにも通じてると思います。
「戦術」って、いくつかあると思うんですよ。
ひとつは文字どおり監督が決めた「チーム戦術」。いくつかの決まり事を作って、それを守らせて、全体の動きをトータライズする。
そういう「戦術」。
もうひとつは個人の「戦術」。
相手との駆け引きのなかで、いろんな動きを複合したり、動きのタイミングなんかを変えたり、相手を出し抜くために伏線張ったり。
「個人戦術」ってやつ。
それから、局面で行う「少数のグループ戦術」。
2人だったり3人だったり4人だったりするけど、選手がその場の状況に合わせてスペースを作ることとそれを使うことを「創造」したり「持ち手」の中から使って突破したり、決定的な場面作ったり。
逆に守備では、瞬間的なコンビネーションや、やっぱり「持ち手」で相手を罠にはめたり、ボールかすめ取ったり潰したり。
また、そういう「持ち手」って試合を重ねるうちに自然とその選手その選手の間でボキャブラリーが増えたりもします。
そういう「戦術」。それも全部、コミュニケーション。
「個人戦術」だって、相手のハラを探りつつってことでは、コミュニケーションの能力です。
で、ぼくはそういう「個人」や「少数のグループ」での「戦術」が足りないな、とワールドカップの日本代表見てて思ったりしてて。
>中村はこの3つのバランスが非常に悪い。
あくまで個人的な意見なんですけど。
中村って、まだ試合全体を見れてないだけなんじゃないか、って気もします。
自分のことと、自分がチャンスを作りたいこと、相手をこじ開けたいことで一杯。
試合の流れとか、全体のリズムとかに頭がまわってないんじゃないかな。
なんか押されてる、自分の裏やられてる、リズム悪い、守備しなきゃ、とか、ボール回らないな、ちょっと下がって起点にならなきゃ、とかはあっても、チームメイトをどう動かしたら今はいいか、とかどういうリズムでやりたがっているのか、とか、全体で今はどんどん行くべきかそうでなくちょっとキープしておくのがいいのか、とか、そういったことが。
中村がそういうことに頭回らないアホってことじゃなくて、そういう余裕がまだないと言うべきなのかもしれないけど。
小野だってフェイエでは、明確にそういうこと考えてやってるなって思えるのは今年からだし。
ま、小野はレッズや代表ではやっていたことなのですが。
>あくまでイメージなんですけど、こういった能力はアルゼンチン選手よりもブラジル選手のほうが持ってる感じです。イメージですけど。
若手はそうなのかもしれないですね。
でもフル代表のレベルになると今はアルゼンチンの方が全然、全体の戦術的には面白くて、ブラジルはつまらない。
ワールドカップの時のブラジルなんて「個人戦術」と「グループ戦術」しかない(っていうのもいいすぎかもしれないけど)ようなチームだった。
(でもあまりにもそれが爆発的だったんで優勝しちゃった。他の強豪は勝手にコケたし。そんな大会だった、って印象です)
そういうことも影響してるかもしれませんよ。
>トルコに負けたのは順当だなと思います。
>ハカンシュクルが本来のコンディションだったら、もっと上にいけた気もします。
>セネガルよりもボクには印象深いチームでした。
シュクルはね、気がやさしくてすぐホームシックになるそうです。
遥か遠い東洋の国に来て、ずっと弱気になってらしいんですよ。
(トルコ代表が滞在中によく来ていたトルコレストランの人に聞いた)
長い時間をかけて熟成された、すべてにおいて完成度の高いチームだったと思います。
個人的にエムレ・ベロゾールはすごく好きな選手でした。
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