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▼Daiさん:
Daiちゃんに借りた山本本、昨日読み終わりました。
山本さんはトルシエに対しコーチとしてその指導方法が嫌だったこと、人として嫌いだったことがはっきりとわかりましたね。
「嫌い」となるといろいろなことも良くはとれないわけで、それも感じました。
それでも理解しようとしていた部分、納得できた部分、耳を貸してくれたことをうれしく思う部分など、山本氏の人となりが割合正直にでてますね。
まあ、読んで行くと「私ならこうした」「私の進言で・・・」「私が言っていれば・・・」等、山本さんの功名心とも取れる部分もありますが。
残念なのはあまりに「対トルシエ」に終止していて、トルシエを評価するかしないかということは別にして、ネガティブなトーンで読後感が良くなかったですね。
もうすこし「戦いの中の選手達」にもフォーカスしてくれると良かったんですけど。
これも「トルシエ本」だったんでしょうか(笑)
まだ未読なんですが、ダバディ本も読んでみようかなと思いました。
なんとなく、両方でAB面といったような感じもあるのかな、と。
ただまあ、トルシエの人格がどうの、と言った話そのものにはもうあまり興味がありません。
すでに去った人のことを今さらどうこう言ってもしょうがないしね。
それでもまあ、興味を持ったのはトルシエはそういう指導法をたぶん確信犯として行っていて、それは、考えてそうしているというより彼の経験の中で『こうすると強くなる』と肉体的に知っている部分、彼の自分自身へのモティベートとしてどうしようもない部分、わがままで傲慢な性格といったものから生まれてきていて、それが「戦闘集団」の中でどう効力を発揮するのか、周囲の人間にどう作用するのか、といった部分ですね。
だってやっぱり山本さんが監督で、彼が「フラット3」の戦術理論を持っていたとしても日本代表チームがあそこまで強くなれたかということには疑問を感じざるをえないので。
トルシエがこの先、どんな監督になって行くのかはわかりませんが、ロックミュージシャンなんかでもすごい傑作を残したやつってすごくわがままで傲慢だったり、子供っぽかったりするってよく聞きます。
逆に、表面はとてもジェントルだけど、実はすごく計算高くて、言っていることと考えていることが違う、なんてやつもビジネスの世界で成功していたり。(個人的にはベンゲルにはそういう匂いを感じたりも)
そんなことも思いました。
ジーコって良い人すぎない?なんてね(笑)
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