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Re:選手は誰のものなのか?
 glider  - 04/2/28(土) 19:19 -

引用なし
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   ▼KINDさん:

>現状では「そんなもん」なんですけどね。

そう、「現状では」。
山本監督の真の評価は、五輪本番まで持ち越しです。
「2年も」と言いますが、山本監督にしろ最終目標は五輪本番にあるでしょう。
時間があるのなら時間をかけてじっくり作り、なければない中で作る。
クラブとの関係の諸々の事情の中でやらねばならないのが代表監督であり、22、23歳という不安定で変化の激しい微妙な年代を率いてのチーム作りはそう簡単なことではない。
さらには常々言ってきたように、チーム作りというのは早くできあがればその方が良いというものではない。
照準をどこに合わせるかを明確に見据え、成長の度合いをコントロールし、刺激等を与えつつ、それぞれの段階を踏んで行かねばならない。
だからぼくは「2年もかかった」とかは別に思いません。
「何はともあれここまでは順調」ということでしかない。
そう、五輪最終予選には間に合わせた、という一点において。
それがトゥーリオの帰化や平山の出現という半ば「棚ぼた」のように思える事象によって現在の完成度を得たとしても、少なくともその下地は作り上げていた。
2人の合流がなくとも、長期のトレーニング期間を取ればやはり良くはなったでしょう。
そしてぼくは、そういう時間を取らずにチームができあがると思ったら大間違いだ、と思っている。

>いったいどこが『足元を見つめなおした』政策なんでしょうかね?

要するにU-23という代表チームや五輪というものにどこまでのプライオリティを置くか、それが日本サッカーの発展という全体的な視野の中での現在としてどういった意味を持ってくるか、ということですね。
で、ぼくは日本ではまだまだ代表チームとしての国際経験、というものが選手にもたらすものは大きいと思っています。
だから、浦和で言えば田中達、山瀬、鈴木啓太、トゥーリオという4人が五輪代表に召集されているわけですが、彼等が五輪最終予選や五輪本番で経験し、それによって成長すること、Jリーグでは得られない経験をすること、そうしたことは重要だと思う。
トゥーリオなどはブッフバルトという希代のDFであった監督の指導や、ニキフォロフ、坪井というフル代表クラスの選手と肩を並べて一緒に練習するのも意義があるであろうし、田中達は五輪代表でというよりはエメルソンと一緒にやることで学んだものも大きいでしょうが、それでも。

翻って、レッズサポの立場からのみ言わせてもらえば、新監督になったこの時期にチームの主力になりうる選手達を五輪代表に取られっぱなしなのは確かに痛い。
しかし、それは彼等が国際試合から持ち帰ってくるであろうこと、その成長、そして彼等代表以外の選手達の奮起、それがもたらすクラブとしての層の厚さ、そうしたものとトレードオフにできないこともない。
代表選手達がいなくとも、梅田、永井、平川、長谷部、岡野、内舘、室井といった選手達にも頑張ってもらわなくては、「そういうチーム」にならなくては、タイトルなど見えてこない。
代表チームから戻ってみれば、チーム内での激しい競争がまたあった、というくらいにならねば。

選手は誰のものか。
誰のものでもありません。
選手は選手のもの。
選手である以上、自分の向上を願い、目指す。
代表チームに行って国際試合をすれば成長できると思うから行く。
代表でやりたい本人の気持ちもある。
クラブはもちろん選手の雇用主です。
しかし、だからといってその選手の人生まで決めることはできない。
その選手は代表に行けばそこで活躍し、海外にスカウトされるかもしれない。
どちらが本人の選手人生にとって良いのかは後になってみないとわからないけど、「そういう場が欲しい」と願う選手の希望を潰す権利まではないとぼくは思います。
達也は、山瀬は、啓太は、トゥーリオは行く。
でもカカーはいまさら五輪予選になど行かない。
そういう面もある。

もうひとつ、山本監督に関して。
彼の日本人指導者としての国際経験の豊富さ、その存在意義と重要性は確かにあり、ぶっちゃけて言えばJFAのエリート、期待の星かとも思う。
だから彼が五輪代表監督という職に就くのはある種の必然であり、それで良いと思ってます。
しかしぼくは、日本U-23代表とカタール代表戦後のトルシエのコメントにも真実があると思う。
「山本も、彼自身の国際経験はもの凄く豊富だが、彼もまた日本人であることに変わりはない。つまり海外に出て行かない限り、いろいろなことを発見できない。 」
山本さんは五輪で結果を出し、自分の意志で、ひとりで、日本を一度飛び出して欲しい。
中東でもアフリカでも欧州の小国でも良いから、一度JFAを離れて外で経験して来て欲しい。
そしてさらには、またそれに続く人たちも出てきて欲しい。
そうなれば、フル代表の監督も日本人で良いかもしれない。
そう思ってます。

日本サッカーがまだまだ「こんなもん」なんでしょう。
まだまだ「代表」の意義は非常に大きい。
選手的にも、国際的立場からも。
一歩一歩の前進、それ以外にはあり得ない。
そういう認識でいます。

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