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Re(1)::一応最終弁論ということで(笑)(2)
 glider E-MAILWEB  - 01/7/19(木) 5:50 -

引用なし
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   ぼくは、さして文章力がありません。だから長くなってしまうだけです。
長文になるのは、簡潔にまとめ伝える能力が不足しているだけです。
表現することが好きなので、仕事も含めいろいろとやっていますし、情熱もそこそこありますが、
「凄い文章家」ではないですよ(笑)。基本的には思うままに流れにまかせてだらだらと書いているだけです。

>私信

ぼくのメアドは、
http://homepage.mac.com/beggars_banquet/
の方で公開していますし、fantasista_japan@mac.com
でも届きます。
が、今月末にでもこちらからメールしますね。
仕事柄、先のスケジュールは先になってみないとわからない、曜日も関係ない、っていう
感じなので何とも言えませんが、夜にガッザに行くくらいはちょくちょくできると思いますので
御会いするのを楽しみにしています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

意見の食い違う本当の理由は、実は、「現在をどう捉えるか」につきると思います。
kindさんは、5バックも秋田召集も、「サンドニ以降バージョンのトルシエ・ジャパンの新たな姿」、
少々の基本的路線変更、基本的路線修正を含めて新しいオプションを加え、「現実を受け入れた修正をした姿」
と捉えられている。そしてぼくはそれに対しそうではないと。

5バック。
中の中盤との関係を含めた違うやり方もあるし、「それも」やって欲しいと思っていることは間違いありませんが、
3ー5ー2、あるいは3ー6ー1の両サイドハーフの裏、4ー4ー2あるいは4ー5ー1などの
SBの上がった裏にできるスペースを突いてくるのは、スペースの有効利用という観点からも
たとえ「スモール・フィールド」をそれほど標榜しないチームでも現代サッカーにおいての当然の帰着であり、
それに対する「スペースを埋める」行為としてサイドハーフが下がるという一手段、
その「流れによっては下がり目にも構える」ということの「チームとしての意識の統一」や
「サイドハーフと3バックス、DHの守備における連係強化」は、これまでのチーム作りの流れ、
「フラット3」の基本的動きの徹底にはじまり、その後「攻守のオートマティスム」の刷り込みに移行して行く中で、
わりとおざなりになってしまっていた部分であり、U-23、対アジアという条件設定からそれもやむを得なかった
側面もあり、2年というトルシエの初期契約条件、大きくは五輪とアジア杯という目標があったこと、
年間60〜90日程度という代表チームの活動期間、そんなもろもろの環境の中では「必要性の薄い」ものでした。
そして、五輪をそこそこの結果で終え、アジア杯を制し、これから世界の代表にチャレンジして行く、
フラット3もオートマティスムもある程度マスターし終えた日本代表チームにとって、
これからの課題は、真のコンビネーションの確立を本当の世界基準という新たなる条件設定の中で行うこと。
そうして今年がスタートしました。

これまでは、中盤でのプレッシング、特に稲本や中央に入った時の明神のボール奪取能力、
プレッシング能力、あるいは名波や左サイドでも中盤の構成力に長けた中村、あるいは右サイドでも
幅があり勘所を押さえた明神のポジショニング能力、あるいは中田ヒデの能力、あるいは森島の運動量、
そういったものを組み合わせる攻守のオートマティスムによって中盤戦を制し、そのことで両サイドのスペースへの
相手の攻撃をも効力を薄めることがまずまずできてきたし、そういったリスクとゲインの取り引きの中で
「攻撃サッカー」を成立させてきました。
リスクが勝れば解任を騒ぎ立て、ゲインが勝れば手放しで大喜び、といった愚かしいまでの世間の騒ぎとは別に、
それはそれで「現実的に成立」していました。
そしてサンドニでは予想を越えてリスクが勝ってしまった。
それはトルシエでさえも予想できなかった事態ではあったかもしれません。
でも、それはトルシエが、チームが、求めていた「承知の上の新たな条件設定」でもあったわけです。
予想を越えてはいたが、まるきり予想していなかった事態ではなかったし、体で感じる新たな基準として
求めていたものでもあったわけです。

そうしてコルドバでは、中盤のプレッシングをメンタル面でも強化してきたし、両サイドが押し込まれてしまった時の
守備面での連係強化をしてきたし、その課題を徹底したからこそ、そしてチームの立たされた状況も考え、
与えられた課題への結果を出すこと「のみ」に全力を投入したから、ああいう戦い方になったわけです。
だから、ぼくはあれを見て「守備的すぎる」「攻撃はどうするんだ」と批判することはピンボケだと思ったし、
チーム作りの流れというものをもっと大切に考えなければ見失うぞと思ったし、「攻撃サッカーはどこへ」
「180度の方針変更」とせせら笑う「解任派」をどうしようもない早漏野郎共だと思ったわけです。

そして続くコンフェデレーションズ・カップ、キリン・カップで、その部分のさらなる熟成として
小野や戸田の加入による戦術的バリエーションの増加があり、ネクストステップとして「遅攻時の組み立て」や
「試合の流れと時間帯や状況によるペース配分」への取り組みが見られたわけです。
だから、両カップ戦とも無意味でもなければ課題が「そのまま」残ったわけでもない。
きちんと「実戦形式の練習」ができた。課題への適切な取り組みと向上への具体的な方策の提示を見ることができた。
だいぶ大人になってきているな、と感心できたのです。
あれは、まったく良い練習だった。そうしている限りでは、相手のレベルなどたいした問題じゃない。
そうしている限りでは、カナダもカメルーンもパラグアイも、実に良い適当な練習相手でしたよ。
いつもいつも相手が強ければ強いほど良いってわけじゃありません。
なにやらユベントスは予定されていたパルマとの練習試合を「仕上がりが違いすぎる」という理由でことわったそうですね。
「練習試合」は「チーム作りの流れ」の中で適切に行ってこそ効果が上がります。

もう一度繰り替えします。
チーム作りの流れというものを、もっともっと重視しないといけない。そうしないと力を適切に把握できません。
練習試合のひとつひとつにテーマを設けるのは「そうした方が良い」のでも「そうするしかない」のでもなく
それがないならやる意味などゼロだからです。

日本は、偶然必然取り混ぜて適切な時期に適切な監督で適切な相手と適切な経験を積んでいるとぼくは思う。
なんだかすごくツキも感じる。努力の実りも感じる。それをもって来年を予測することはまだ不可能だけど、
ここまでは確かに不思議なほど順調です。ぼくはそこだけは疑念のかけらひとつもない。蚊の目玉ほどもない。
まだまだやらなきゃいけないことは多い。登るべきステップはまだ多い。当然です。
「強豪相手でも攻める姿勢を貫く」ことのできるチームを作ろうとしているのですから。
ここの6試合を見ても、哲学に変化は認められないし、前よりも現実的になったとも思わないし、
去年までの2年間までの積み重ねとその延長としての日本代表チームがそこにいるだけ。
彼は特に「現実主義者」でもない。理想を実現するために一歩一歩現実的な努力を積み重ねているだけ。
監督なら誰しも理想は持っているだろうし、現実との摺り合わせの中で対処したり現実によったり
理想を追ったりするわけですが、ぼくはトルシエに相変わらず強烈な自らの理想への自負と自信を感じます。

五輪とコルドバの試合では、比較になりません。
目標が違いすぎて、試合の意味が違いすぎて、比べても意味がありません。
来年の6月に、日本代表がコルドバの時のままなら、フランス、スペイン相手にはトルシエは当然守備主体で
選手構成をするでしょう。それは理想とか現実とか言ったレベルの話しではありません。
それはプロフェッショナルとして当たり前の話だし、それだからといってコルドバの試合と同じことを
するとは思いません。GL突破にどうしても引き分けが必要になりでもしない限り、そういう構成の中で、
最大限攻撃をしようともするでしょう。しかし、すでにこのチームはコルドバから一歩進んだ。
ぼくの結論は「強いチームに対しても攻撃的にやれるチームを本気で作ろうとしている」と確信するに至りました。
ここのところの試合を見るに、それは間違いないことだと思います。

89 hits

秋田召集について・・・「個人的」? glider 01/7/3(火) 15:49
  Re(1):秋田召集について・・・「個人的」? kind 01/7/3(火) 17:08
  秋田を読んだ理由について私見 kind 01/7/3(火) 17:09
   Re(1):秋田を読んだ理由について私見 kind 01/7/3(火) 17:31
   Re(2):秋田を呼んだ理由について私見 kind 01/7/3(火) 17:33
   秋田を呼んだ理由、サイド(長文注意) glider 01/7/5(木) 9:18
   積み上げと目標 glider 01/7/5(木) 9:23
   対空能力 MJDE 01/7/6(金) 6:08
    Re(1):対空能力 glider 01/7/6(金) 15:22
   もうひとつーテストマッチの見方のひとつとして。 glider 01/7/7(土) 12:17
   Re(1):もうひとつーテストマッチの見方のひとつと... kind 01/7/7(土) 13:55
   Re(2):もうひとつーテストマッチの見方のひとつと... glider 01/7/8(日) 4:22
  あえて片手落ち kind 01/7/3(火) 17:35
  Re(1):あえて片手落ち glider 01/7/5(木) 9:36
   Re(2):あえて片手落ち kind 01/7/6(金) 21:24
  Re(1):秋田召集について・・・「個人的」? 緑龍 01/7/3(火) 23:45
  Re(2):秋田召集について・・・「個人的」? glider 01/7/5(木) 11:34
   Re(3):秋田召集について・・・「個人的」? 緑龍 01/7/5(木) 14:43
   もう少し展開を… 緑龍 01/7/5(木) 17:19
   Re(1):もう少し展開を… glider 01/7/6(金) 15:13
   『公式ガイドブックプレビュー号』 緑龍 01/7/6(金) 18:46
  遅レスのうえ長いです(笑)、すいません。 kind 01/7/10(火) 17:13
  遅レスのうえ長いです(笑)、すいません(2) kind 01/7/10(火) 17:13
   Re(1):遅レスのうえ長いです(笑)、すいません(2) glider 01/7/11(水) 5:10
   サイドアタッカーとフォーメーション(1) glider 01/7/12(木) 1:29
   サイドアタッカーとフォーメーション(2) glider 01/7/12(木) 1:30
   Re(1):サイドアタッカーとフォーメーション(2) glider 01/7/12(木) 1:45
   サイドアタッカー:追加(オートマティスム) glider 01/7/13(金) 2:50
  一応最終弁論ということで(笑) kind 01/7/17(火) 12:05
   :一応最終弁論ということで(笑)(2) kind 01/7/17(火) 12:06
   Re(1)::一応最終弁論ということで(笑)(2) glider 01/7/19(木) 5:50
   Re(2)::一応最終弁論ということで(笑)(2) glider 01/7/19(木) 5:51
   Re(3)::一応最終弁論ということで(笑)(2) glider 01/7/19(木) 5:52
   今更ながら(笑) mitsu 01/8/16(木) 17:18
   Re(1):今更ながら(笑) glider 01/8/19(日) 10:20
   自己レス glider 01/8/19(日) 11:39
   Re(1):自己レス mitsu 01/9/19(水) 16:31
   Re(2):自己レス glider 01/9/24(月) 2:46
   Re(3):自己レス mitsu 01/9/24(月) 23:33

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