|
▼gliderさん:
>さて、もはや不動の日本代表のDH、戸田についてです。
>ただし、戸田の役割はかなり消耗が激しいと思います。
>そして戸田の代わりができる選手がいません。
う〜ん、まず第一に、私はまだまだ戸田を「不動の日本代表のDH」とは考えていないんですよね。何といっても名波のことがありますから。
もちろん名波は、戸田ほど純然たるDHではありませんが、それ以上の存在です。仮に「稲本+戸田」を中盤の底に置いて出来ることなら、「名波+明神」でもこなせるんじゃないかなと思っています。
コンフェ杯での戸田は、確かに望外の収穫でした。カメルーン戦その他でボランチをこなしたのもさることながら、とりわけ、カナダ戦の途中から右ストッパーにポジションを変えても機能したこと。カナダぐらいの相手に対しては、攻めの選手交代に関して新しい選択肢が出てきたということですね。さすがにこれは、明神にも名波にも無理でしょう。戸田以外だと、確かにおっしゃるとおり中田浩二、あとは服部あたりですか。
そういうわけで、戸田が貴重な戦力であることは実証されたと思います。
ただそれでも、コンフェ杯に名波がいたなら、戸田抜きでも何とかなった可能性は結構あると思いますし、少なくともこないだのキリンカップ程度の試合なら、名波がいなくとも、戸田の代わりに明神でも何とかいけたでしょう。明神が必ずしもボランチ失格というわけじゃないのは、ブラジル戦の起用でも明らかだと思います。
戸田が怪我をしたら現時点では確かに苦しいし、どちらかというとカードを貰いやすい性格でもあります。しかし明神もいるし、願わくば名波も復帰するだろうし…。
いずれにせよ、トップレベルの選手が一定数以上、何らかの理由で出られなくなれば、それはどうしようもないでしょうね。最終ラインに関していえば、森岡・松田・宮本の3選手が揃って欠場せざるを得ないなら、WCのグループ突破はあきらめるしかないと思っています。代わりに中田ヒデが4人に増えてもダメでしょう(笑)
>そして、やっと戸田が見つかりました。やっと、です。
>やっと見つかったのだから、同じ役割を果たせる選手がいるはずがありませんね。
従って、アジア杯レベルで通用した「名波+稲本」、五輪で使った「稲本+明神」が例えダメということでも、「稲本+戸田」というカップリングに見通しがついた、というように捉えています。将来的には、「名波+戸田」で守るというオプションも生まれた、のかな?
全く同じ役割を果たせる選手はいないとしても、結果的に同じ役割を果たせる組合せはあると思います。チームとしてのオートマティスムというのは、結局そういうことでもあると理解しています。
ところで、私とgliderさんとでは、例えば「稲本+戸田+伊東」という組合せが、一見トリプルボランチのように見えても本質的には違う、という点では大体一致していますよね?
これは、「名波+稲本+戸田」という組合せだと一層はっきりするんじゃないかと思います。超格上相手以外なら、稲本は攻撃ばっかりやってても良さそうな気がします。
PP
ヒデ
小野 波戸
稲本
名波 戸田
浩二 森岡 松田
川口
この布陣だと、戸田が稲本の守備負担を減らすと同時に小野の守備負担を名波が減らすことが出来ますから、小野とヒデのポジションチェンジも頻繁にやれるはず。あるいはヒデではなく森島や、それ以上に柳沢を入れてみても良さそうです(その場合マスコミは「ツートップ」と呼ぶんでしょうが、あまり本質的な話ではない)。結果、一番ゴールを記録するのが稲本、ということになっても不思議ではないと思います。
|
|