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Re(4):戸田(適当です)
 glider E-MAILWEB  - 01/7/25(水) 10:02 -

引用なし
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   ▼緑龍さん:

>結構視点が重なりますよね、私とgliderさんは。議論が議論であることから必然的に要請するニュアンスの違いに過ぎないような気もしますが、一応盛り上げるために続けましょう(笑)

重なりますね。ただ表現の仕方に違いがあるんでしょう。後は見方のディティールかな。
そして、ぼくは緑龍さんの表現を好みます。
なんといってもユーモアがあることやバックグラウンドにある教養はぼくにはないものです。
いつか、このサイトで「カルチャーとしてのフットボール」に関するコンテンツを持ちたいと思っています。
その時にはぜひ緑龍さんのお力をお借りしたいと思っている次第でして。

まあ、それはそれとして、今はもう少しこれを続けましょう。
ここの点は、ぼくが今もっとも重視したいポイントのひとつですので。

>あくまで極論ですが、バックスはなるべくスイーパーとなり、ストッパーの役割を中盤の底に期待するということになります。

論旨を明確化する上で、極論ということを少しうっちゃらせていただくかもしれません。
同様に以下は緑龍さんへ、ということから少し離れます。
細かくラインのコントロールをすることによって、自分達が動きの主導権を握り相手攻撃選手の自由度を奪う、といった方法論は、フラットラインで守ることの利点のひとつですよね。
トルシエ式ではこれまでのフラットライン・ディフェンスよりも細かいライン上下とゾーンの移動・修正を、ボールの移動・相手の動きの予測にあわせて徹底させています。
むろん、最終ラインだけでなく全体としての連動性の中で。
そして、この「主体性を持った守備」発展して「攻撃的守備」というものは、もともとプレッシング・ディフェンスの中にあった要素ですが、上記した徹底性によってそこをこそ浄化・抽出することができます。
トルシエ式フラット3を、ボールオリエンテッド・ディフェンスとして、既存のゾーンプレッシング・ディフェンスからの発展系としてぼくが差別化しているのは(もちろんそれをトルシエオリジナルとは思っていません)、そこの部分です。
もちろん、相手のスピード、スキル、チームとしての動きの連動性とそのスピードがこちらを上回ればそんなことを言ってられなくなるのは周知の通りですが、だからといってそういったチームとしての基本が打ち捨てられるものでもありません。
個人とチームのスピード、連動性と連係の精度を高め、各々のシテュエーションでそれに裏打ちされた判断と一歩めの速度を上げて行くしかないでしょう。
そうした中では、誰がストッパーで誰がスイーパーか、ということなどはもはや意味を為さないことです。
プレスとフォロー、ボールへのファーストアタックとカヴァー、それをスピーディな守〜攻への切り替えを前提として行うには、位置と状況による役割の転換、分担を持ってするしかないのです。
それは中盤選手と3フラットの間でも行われなければ、必ず歪みがどこかに生じてしまうのです。
そういう意味では中田浩二がかつて言っていたように、「フラット3はトリプル・リベロでなければならない」のです。
それはシステムが持つ性格なのですから、このシステムを上手に利用しようとする限りでは、そうしたことができなくてはならないのです。
少なくともこのシステムを利用できる範囲においては、そうしなければ利用できないのです。

DHというポジションの持つ役割とその主に位置する所から、彼等が自陣深くのホルダーに対するファーストプレスをかけに行くことは多いでしょう。
でも、だからといってDHが来るまでバックスがディレイすることはありません。
プレッシャー係りもそのカヴァーもカヴァーのカヴァーも、一番近い者がすればいいのです。
それはもちろんコンパクトな距離が保たれていなければ不可能ですが、バックスだからと言って安全策に見えるディレイのみに走れば、中盤との距離が広がり危険度は増すばかりです。
もちろん自分達の後ろにはキーパーしかいないのですから、いくら近いからと言ってもやみくもに「自分が行く」ことはできないでしょう。
さっと役割を入れ替えて自分の後ろをケアしてくれる者がいなければ、そしてそうした共通意識がなければDFとしては行けません。
逆に言えば、自分が空けても問題ないカヴァーをしてくれる周囲があれば、「自分が行く」判断はどんどん早くできるわけです。
そして地面を転がるボールや空中にあるボールを競る、そこまで行かないまでも受ける瞬間を狙えるのならば、人に強いDFを配するよりもボール奪取率はグっと上がるでしょう。
だから、カヴァーが速く3バックもできる戸田がいることは、ボールを奪うことが上手いことに特徴があり、バックはあまりできないけど動き回って献身的にプレッシャー係りになれる明神がいるよりも強いとぼくは思うし、プレッシャーが早ければ切り替えも速くなり攻撃的でもあるとぼくは思うのです。
むろん様々な状況があり、明神がいて良かった、と思えるシーンだってぼくにも当然ありますが、試合全体としての傾向としてそういうことがあると思うわけです。
もちろん明神が戸田を参考にして「化ける」ことは期待できますが、そういう意味で、そういう全体としての守備力として、戸田が入った時と同等の守備力を持つ布陣というのは、今はまだないと思います。
そして戸田はまだチーム入ったばかりです。
これからさらにコンビネーションが熟成されて行けば、中田浩二や森岡や松田は、さらに活き活きとアグレッシヴにダイナミックに動けるんじゃないかと期待しているのです。
今までのこのチームには、バックスのアシストや得点のシーンがあまりありません。
フランス98でのフランス代表の優勝には、DFの得点も大きく貢献した記憶がありますよね?
あれはたまたまでも個人の能力だけで為されたわけでもないですよね?

フラットラインだから、そうでないから、どうだこうだと言うのはぼくには無意味に思えます。
それはチームとしての熟度が足りないだけ。
フラットにはフラットの、スイーパーにはスイーパーの、メリットもデメリットもあり、チーム全体としてのやり方の中でメリットもデメリットもあり、そのメリットを最大限生かすのもデメリットを最小限にするのもそれはチームとしての熟成度です。
フランラインだから常にフラットでなければいけないのではありませんから。
まあ、オフトと議論してもぼくに勝ち目はないでしょうけど(笑)
まあいいや。

う〜ん、なんかまとまらないな〜。
伝わったでしょうか?
とにかくぼくは今のフラット3達はまだあどけなく思えるんですよね。
サンドニ、コルドバを経て、戸田の加入を経て、ようやく大人になってきたな、と思うわけです。
トルシエの教科書とは別に、まだまだこれからだと思うのです。
森岡達は、そのことはとっくに自覚しているように思います。
明神の進化にも期待します。でも中田浩二のDHも見たいと思います。
4バック至上論なんてネンネの戯言なんかほっとけばいいです。
あ、また言い過ぎた!(笑)

103 hits

戸田 glider 01/7/21(土) 5:49
  Re(1):戸田 よし 01/7/23(月) 20:17
  Re(1):戸田 緑龍 01/7/23(月) 21:14
   Re(2):戸田 glider 01/7/24(火) 5:20
   Re(3):戸田(適当です) 緑龍 01/7/24(火) 22:35
   Re(4):戸田(適当です) glider 01/7/25(水) 10:02
   戸田について 緑龍 01/7/25(水) 17:35
   Re(1):戸田について glider 01/7/27(金) 7:03
   Re(2):戸田について mitsu 01/7/27(金) 12:47
   Re(2):戸田について 緑龍 01/7/29(日) 0:40

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