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すいません、グライダーさん。質問するだけしといて
まったくビデオ観る暇も、そもそもビデオ取り寄せる
当ても今のところありません(大笑、ゴマカす)。
ええと、まずメインパラグラフについてですが、
HPの日記にこんなことを書きました。
<フラット3の解釈における
ラインブレイクの概念について少し。
いや、これは完全に僕のオリジナルという訳でなく、基本技術およびピッチレベルの
視点から観る眼力においてネット界屈指のライターH-ICHIJO氏のご意見、および
過日のトルシエ解任トピックの議論で湯浅氏のHPのご意見が引用されたために
考えるきっかけを与えられたのですが。
「ラインブレイク」というのは「ラインをくずすこと」です。
読んで字のごとく、「ラインをブレイク(壊す)」ことですから。
では、「ラインブレイク」=「マンマーク」でしょうか?
マンマークというのは「人につく」のであって、「ラインを壊すこと」では
ありませんよね、勿論。
はっきりいってこれはかなり細かい問題で、実際に「マンマーキング」と
書きながら同じ事を考えている人も大勢居るだろうし、言葉の問題に過ぎないのかも
知れません。実際、僕もうっかり「マンマーク」と使ってしまっているかも。
上村、秋田の召集の件では「ボールホルダーを押さえにいくときに直接ボール奪取も可能だし、
ディレイのテクニックにおいても強さを発揮するであろう」ということが言いたかったのであって、
「人に強い」というのは書き方がまずかったと反省しています。
ボールオリエンテッドディフェンスを詳述する上で、「人につく」「ボールマークする」という
文脈には厳密すぎるほど厳密にならなくてはならない、と。
それを踏まえた上で、ここにきちんと書き記しておかねばならないのは、
「マーキングとは人につくことのみを指すのではない」ということですね。
ボールオリエンテッドな守り方がトルシエジャポンの基本である以上、
ラインであるかそうでないかというのも「ボールか人か」の問題に比べれば
大きな問題ではない。勿論ソリッドにラインを保たねばならないのは間違いないですが、
ジョモカップのように中盤、前線からプレスが掛かっていない状態、および
カウンターを食らう状態ではハナからラインブレイクはなされている。
が、それは決して「マンマークへの移行」ではない。
あくまで考え方は「ボールが決定的スペースに出されることを阻止する」です。
それこそが「フラット3」の思想であると考える以上、
ジョモカップの宮本の守備はフラット3の思想の源流をしっかり
踏まえたものであり、「岡田監督時代と変わらない」などと
なじられるものではありません。>
これは、自分の思考整理のために書いたものですが、概ね
グライダーさんの仰ってることに近い、かいつまんで言えば
しっかりグライダーさんにお勉強させていただいた成果が出ていると(笑)
勝手に自分を誉めそやしているんですが(笑)。
要するに、「フラット3」というものはあくまで「効率的ボール奪取の手段」であり、
「面でなくては『フラット3』とは呼べない」という論は蒙昧である、と
結論付けることが出来る、ということですね。
で、もうひとつ、久保についてですが。
ジョモカップ観戦してきましたが、久保、ひどかったですね。
yahooに書いたのですが、観戦後のぼくの感想は
「宮本のフラット3と久保の動き出しに注目してましたが・・・・、久保、遅いです。
俊輔と呼吸が合ってないとかの問題ではなく、スペースに動いてボールを受けよう
という意識が低すぎる。柳沢とタイプが被るというのもあるけど、ポストになれるわけでもない久保の生きる道はスペースや裏への鋭い動き出し。
今日の出来をみたら、トルシエはいよいよ久保を候補から外すかも知れません。
エキシビジョンマッチで、外国人選抜がフェアなマーキングに徹していたため
さほど激しい試合ではなかった。だからこそ、今日のような試合でしっかりアピール
しなくては。疲れが溜まっているのかもしれないけど、親善試合だからといって
手を抜いていい状況ではない。」
というものでした。困ったなあ、どうにかして奴の目を覚まさせる方法は
ないものか。Fabian_CARINI氏によれば久保は負傷の影響を抱えている
のかもしれないということですが、それだったら「出てアピールするか」
「出ないで治すか」にすべきだったと思うので問題が違ってきますけど。
はー、もう無理かなあ・・・。
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