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▼GAITIさん:
いらっしゃいませ、はじめまして。書き込みありがとうございます。
そうですね、もっと早いタイミングのプレス、つまりパスを受ける所でのプレスがないと強豪相手には「プレスがかかっている」という状態にはならないと思います。
ボールをしっかり保持されてからでは遅い。
ダイレクトや1タッチで正確なパスを繋がれてしまう。
守備が後手後手になっているから、サイドハーフも下がらざるをえない。
フランス戦でも、サイドを突かれたのは陣形のせいではなくやることなすことフランスの方が速かったからでしょう。
ぼくとしては、あれを3ボランチ(3人の守備的ミッドフィルダー)とは思いません。
名波、伊東という攻守のバランスがとれ活動範囲の広い選手を配して、なんとか少しでも中盤の支配力を高めよう、という狙いがあったと思います。
(伊東にはいつも失望しますが:笑)
しかし、様々な要因と実力差から、精神的にも受け身になってしまい、ますますすべての反応が遅れ、プレスはかからず、組織は破壊された。
また、はじめての配置、人的構成によって、コンビネーションもスムースさを欠いた。
ひとりひとりの役割は整理されず、意図は伝わらず、何よりもフランスによってうまく行く糸口さえも封じられたのでしょう。
それと、おっしゃるように高い位置でのプレスがなかったことも大きな要因ですね。
これも、全体がコンパクトに保たれ各選手間の距離が緊密でないと難しくなります。
そういう意味では、フォーメーションではなく各選手の役割分担によるプレイエリアや流動性も重要ですが、守備が後手になってしまったこと、スピードで圧倒されたこと、ボールがまったく奪えなかったこと、そしてそれによってバラバラにされてしまったこと、そういう悪循環、魔のサイクルにはまってしまったのだと思います。
>今日のU17のナイジェリア戦を見ても思いましたが、数的優位にもかかわらずラインブレイクのタイミングの悪さからそれを活かせていなかったです。
見てないのですが、想像できます。その通りなんでしょうね。
人数はいるのに、人が余っているのに、プレスがかかっていない。日本に多く見られる状況ですね。
もっと反応を速くし、状況を把握し、早いタイミングで激しくプレッシングしないと人数ばかりいても無意味ですよね。
想定しているサッカーが遅いんじゃないかと思えます。
判断が遅いJリーグのレベルならともかく、世界レベルの中ではああいうタイミングで2人同時に囲みに行ってもまったくの徒労でしょう。
何か「プレス」ということをどこか少し誤解してるんじゃないかとすら思えます。
そういえば、どこかの評論家が「日本代表はJでは真ん中よりちょっと下くらいのレベル」などと言ってましたが、世界の中でのJのレベルをまったくわかってない証拠でしょうね。
どこをどう見たらそんな意見になるんだか、どういう眼してるんだか、さっぱりわかりません。
まったくもって無責任、見れてない、ど素人以下、ヤフーの荒らし君並みの意見でしょう(笑)
プレスの遅さと緩さ、判断の遅さ、キックの質と精度、Jリーグのレベルはっきり言って低い。
それは代表にも影響してますが、代表は試合が続くとけっこうまともになったりします。
(キリンカップ、パラグアイ戦のスピード、激しさのサッカーを代表がJで日常的にやったらぶっちぎりでしょう。まともに相手になるのは磐田くらいでしょうね)
たぶんに意識と慣れの問題でしょう。
アルゼンチンとアウェーで試合したらいいと思います。
波戸なんですが、ぼくはジョモカップみて少し見方が変わりました。
彼は彼なりにちゃんと考えてるみたいです。
進化しようという意志が感じられました。
もう単なるサイドバックではなくなるかもしれません。代表の良い影響じゃないかな、と思います。
「ライン」に囚われているから、「ラインブレイク」が遅くなる。
いえ、「ラインブレイク」なんてことすら「ライン」に囚われているのかもしれませんね。
早く速い激しいプレス、効率の良い速いカヴァーリング。
ほんとはどういうサッカーであろうと、良い選手は、強いチームは、いつもそうだとぼくは思います。
hjroさんが教えて下さったクライフの発言がそれを裏付けます。
そして日本代表のシステムは、根本としてそれを求めている。
判断、反応、読み、位置取り、すべてのスピードをもっと上げて行くこと。
ぼくは、これまでを見ていて、できないことじゃないと思います。
意識と慣れ、コンディションとモティベーションが大きいのだ、と。
やっぱりきょうさんが言う通り、もっと強いチームとたくさん試合をした方が良いんでしょうね。
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