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ファンバステンのオランダ対好チームセルビア・モンテネグロの戦い。
オランダは、バルセロナ形の4−1−2−3でスタート。比較的安定した4バックと、アヤックスで活躍する運動量のある司令塔のスナイデルをアンカー(1ボランチ)で真中において、ファンボメル(右)とコクー(左)をそのちょい前に並べて配置。中盤の(1−2)を形成。左ウイングにロッペンで、右ウイングにフェンペルシー。1トップにファンニステールローイ。
セルビア・モンテネグロは、評判通りの堅守速攻を売りにした4−4−2。後ろからしっかりとしたプレッシングで相手の攻撃を防ぎ、前線のケジュマンらにボールを配給する戦術。
オランダは、ワイドなサッカーを軸に、安定した戦い方をしていましたね。自分達のペースに引き込んで、相手の中央でのプレッシングを避け、スローなペースを作り出し、左サイドのロッペンをフリーにさせてそこからの突破力を生かした戦い方。
オランダは中盤がリスクマネージメント面でなかなかよくて、プレッシングとパスワークが今までの代表より安定していました。選手の名前ではなく、バランスの取れた中盤になっていて、これならばそこそこ安定した戦い方になるなと。スナイデルが効いていて、コクーもPSVの時みたいに調子よくて、ファンボメルもバルセロナでやってる仕事と同じなのがよいのかなと。
左サイドバックの、ファンブロンクホルストの左足でのくさびのパスや、裏へのスルーパス、浮き玉、サイドへの展開が良かったのと、ファンボメルの強烈なサイドチェンジのパスが印象的でした。
4バックのやり方もさすがに慣れていますね。
そして、ロッペンは特徴を良く出していたなと。この試合のMVPですね。あとは、ファンニステルローイが往年の個人の強さが復活してくれば。それと、ファンペルシーはもっとゴール前にきて欲しいなと。
確かに、オランダが圧倒的な攻撃力のチームかというと、そうではないのですが、まず全員がチームのために戦えるメンバーになっていて、バランスが取れたチームだなという印象です。大崩れしないだろうし、自分達の形を貫ければ90分終わった時に面白くない試合でも何とか勝てるという感じがしました。
空中分解もないだろうし、よく走ってるし、とにかく個人の戦いじゃなくて、4−1−2−3という中での戦いを徹底するという「らしさ」でいくんだなと。型のオランダですね。それを実践するためには、こういう選手選考で、こういう戦い方だと。つまらなくても、これでいけば、論理的には戦えるんだって感じで。その中で選手個々の良さをどんどんぶつけていって、ゴールを奪うんだっていう。
オランダのサッカーは、「横のサッカー」なので、まずはグラウンドを横一杯ワイドに使って、そこでスペース作って、サイドアタックで勝負なんですよね。そこに「真中」が加わってくるとさらに良くなるんですけど。シンプルなパスワークは日本も見習いたいところでしたけど。
でも、3トップで、4バックなのに、中盤の高い位置からのプレスがしっかりしているところに戦術の妙があるなと感じました。参考になりそうです。
セルビア・モンテネグロは、守備がしっかりしていましたね。これならば、どの試合もしっかりと戦えます。負けない戦い方ですね。失点は少ないし、カウンターはいけますよ。ただ、あのままではちょっと勝てないですね。もっと、ゲーム作る時間も作らないと。個人では、中盤のスキンヘッドがいい動きでしてね。
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