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▼gliderさん:
久々の書き込みです。
「人もボールも走る」というのがキャッチコピーの一つでしたが、走りませんでした。
そうなると「眼」を持ってる選手が少ないせいか、大会を通して等速運動を見せられて
退嬰的な気分になってしまいました。
(さすがにあの気候だとオシムも文句を言わなかったのかもしれません。)
>「組織力だけでは勝てないということを9番マレクに教えられました」
>まあその通りかなと思う。
戦術的な視野を持たない選手が多い状態で組織的なアクションを起こしても、
もうこれ以上の組織力は持ち得ないと思います。
2002年のトルコ戦でそのことに気付くきっかけをもらったのに。その後4年もの間
鎧をまとわず戦うことで、日本人選手はいかにそのスキルが未熟かを、
嫌と言うほど見せられたはずなのに。
ドイツW杯ではアルゼンチンと言わず、メキシコの選手たちと比べても相当の差がありました。
以前も書いたかも知れませんが・・・
よく「個人能力」という言葉が身体能力やテクニックを内包して語られますけれど、
組織や戦術を体現する力、スキルはそこから排除されますよね。
ですが、それは間違いなく個の力です。
私はこの能力を個の能力としてしっかりと認識したうえで議論しあえる場を、
こことあと1箇所しか知りません。
なぜこの力とスキルの問題に目が向けられないのか不思議でならないのです。
もしかしたら、「日本化」というキャッチコピーに目がくらんだのかもしれません。
日本人は「日本人論」に強い興味を持ちますよね。だからオシムから「日本化」
という言葉が発せられた時、それまでの不満もあいまって異常な反応を示しました。
ですが、この言葉は歪んだかたちで多くの日本人に受け入れられたのではないか?
と危惧しています。
質を伴う選手を走らせるようなチーム作りをしてくれないものか。
オシムならできると思うのですが。
>さほど心配はしてないんですが、それでも現状についての不満や文句はこれからも言って行くつもりです。
現状で何が足らないのか、問題なのか。
積み上げたものを評価しつつも、現状の問題に解答を求め続けることを
忘れてはいけないですよね。
「道半ばで段階を踏んでいるから」というセリフはあってもそういった要求が
ないものをちらほら目にして、なんだか免罪符になっているように感じています。
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