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▼anybodydoさん:
ACL 準決勝、対城南一和戦。
いや、ほんとひっさしぶりにサッカーの試合テレビで見ててマジで燃えました。
先制点直後のワシントンの表情に胸が熱くなりました。
足をひきづりながらも気合いの入った守備をしていた阿部に拍手しました。
重量級の試合。
浦和のサッカーはなんだかドイツっぽい。
粘り強さ、根性、熱。
ホルガー・オジェックの色なんでしょうか。
いずれにせよ。
ポンテ、ワシントンといういずれ柱となる攻撃のタレントがいるし、駒が揃ってもいるし、それゆえかJでは一階級上のようなパワー差をも感じさせるけれど、でも今の浦和は守備のチームでしょう。
守備に対する自信が強く、そこに依って立っているサッカーでもあると思います。
それ故、少々の過信があり、時にベタ引きになって失点する。
一方の城南は良いサッカーをしていました。
激しい中盤の守備と勇猛果敢な攻撃。
Kリーグチャンプの誇りと意志を感じさせた。
それにしてもなかなか良いサッカーしやがるなクソ、と思わされました。
お互いのハイプレッシャーの中でのスピードと精度では、全体としてはあきらかに浦和より勝っていた。
とはいえ、こういう相手と真剣の土壇場勝負をして勝利(引き分けだけど)したのは素晴らしいこと。
いやほんとにひさしぶりにエキサイトしました。
ジョホールバル以来か?ってくらい。
決勝戦も厳しい戦いになるだろうけど、是非とも勝ってもらいたいですね。
>全盛期のヴェルディ、鹿島、磐田は正にそのサッカーが完成された時点でピークを迎え、そのサッカーとともに衰えを迎える。
>今季の浦和レッズは意図的にサッカーを変えながら、Jでも上位、ACLも勝ち抜き、徐々にポゼッションも出来るスタイルに漸進している。これは、本当に凄いことだ、と思います。
特に全盛期のヴェルディ、磐田は、そのサッカーのあり方そのものがひとつの提議であり、「これこそがサッカーだ」という主張であり、存在理由であり、そしてそうなっていたからこそ、日本サッカーの「流れ」を作り得ていたと思います。
今のレッズにそれはまだない。
はっきりと「根性がある」し、「熱さ」があるから、サポからすれば充分に魅力的だけれど、客観的に見れば素晴らしいサッカースタイルというわけではなく、意図的、自覚的な独自性や主張があるわけでもなく、したがってサッカーとしての全体への影響力は持たない。
クラブとしてのあり方、サポのあり方等は充分以上の影響力があるけれども。
(特に今日のスタジアムの雰囲気なんかは、Kリーグと比較したら韓国勢などには衝撃的ですらあるでしょう)
だから、まだまだ、ですね。
今のレッズのサッカーでは、憧れられません。
完全に一時代を作って、レッズならではの魅力あるサッカースタイルを築き、完成させた上で、かつてのヴェルディや磐田と比較すべきでしょうね。
クラブのあり方としてはもうすでに「憧れ」を持たれるものを持っている。
その上に「それ」があれば。
日本が誇るアジアの巨人の誕生となる。
まだまだ、もっともっと。
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