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▼MODELさん:
>でもまあW杯もそろそろなので、ちょくちょく寄らせてもらいます。
よろしくお願いします。
ここの投稿も、最近の代表試合のスタンドと同じく、だいぶ寂しいですからね(笑)
でもここは本来的には代表に限らず、Jリーグでも欧州CLでもサッカーなら何でもアリなんで・・・
ちなみに今日は、決勝ラウンドでまだ未見だったセビリアvsフェネルバフチェを再放送で見ました。
まあまあ楽しめた試合でしたが、それにしてもブラジル人が多い(爆)
閑話休題。
>ということは山瀬についても「FWに近い働き」を期待しているんでしょうか。今は紛れもなく代表で一番の得点源になってますけど。
FWに近いというのは、遠藤が今、代表でやっている役割よりも、という意味においてです。
単純に、今の代表での山瀬は遠藤よりも「FWに近い」でしょう?
ぼくは、そもそも「トップ下」とか「1.5列目」と呼ばれる選手は、今の山瀬のような選手がやるべき(あるいは山瀬が果たしているような役割にすべき)と思っているんです。
受け手としての動きの上手さ、シュート力、突破力、身体スピードを持っていて、ついでにラストパスも出せる、というような。
中盤とFWを繋ぎ、どんどんペナルティエリアに入り込み、ゴールを狙う。
文字どおりの1.5列目、ブラジル式に言えばポンタジランサに、すでに山瀬はなっていると思います。
本山も、そういう役割が最も特徴を生かせると思います。
で、話は飛びますが、中村俊輔のような選手は使いどころが難しいと思うわけです。
フィニッシュへのセットアップができる。ラストパスが出せる。FKも含め得点力もある。けれども、受け手として優秀なわけでもスピードがあるわけでもない。かと言ってゲームメイクの能力があるってわけでもないから、も少し下げた位置(役割)で使っても効力はイマイチ。
で、レッジーナの時にしても今のセルティックでもサイドめで使われるんでしょうね。
だから今の代表でも、俊輔を呼んで使うなら先日の橋本の位置しかないと思います。
ただ、岡田監督はこの前の試合で、ある程度今のチームを見切ったかもしれない、と思っています。
あのミスパスの多さ、プレッシャーへの弱さ、等を見て。
あれでは「接近・展開・連続」はできない。
言葉自体はオダイモクだとしても、そういうサッカーにしたいのは確かでしょうから。
遠藤を核にし、橋本も呼んで使った。
ガンバはJリーグで華麗なパスサッカーを展開してますからね。
でもプレッシャーがキツくなると、ミスパスが連続した。
これからはかなり入れ代わって行くのではないか、という気もします。
>オシムからの流れでわりといい傾向だなと思うのは、チームのポジションによって代表のポジションが固定されないということです。阿部や今野がSBやCBやったり。
そうですね。
ぼくがオシムで良いと思っていたのは、DFの扱い。
攻撃のスタート点としての役割を明確にしたのと同時に、中盤との流通性を強く持たせた。
阿部や今野をCBに持ってきたりしたのも、その点を明確にするためでしょう。
全員攻撃、全員守備。
ただし弊害として、速度を求め、「走れる」が前提にもなるため、結果小粒化し、共産化し、ゲームコントロールのない、バリエーションに乏しい、変化の少ないサッカーになった。
しかしディフェンダーにそうした役割をも与えるのと、共産化は別にトレードオフではないでしょう。
良い部分は続けるべきですね。
ただし、
>なるほど。そのへんが本職CBと急造CBの差かもしれませんね。
というのはある。
相手が強豪になれば、やはり阿部や今野よりもトゥーリオや松田(復活すれば、ですが)のほうが強度は高い。
1対1、空中戦、数的不利になったような時、押され続けた時、乱戦になった時、そうした面で必ず差はあるでしょう。
やっぱりでも、難しいのはサイドバックでしょうねえ・・・
内田、安田は成長を期待するとして、あとは加地にしても駒野にしても、どうも半端な気がしてしまいます。
守備に関しては、サイドではまあ良しとしても、やはり中での守備、逆サイドに展開された時のゴールファーサイド、ライン前、そうした部分はどうしても心もとない。
攻撃では、スピードや運動量に関しては感心しますが、やはりオプションの少なさ、パスやシュートの精度、FWとのコンビネーションの精度など、不満は絶えない。
だったら阿部や今野のほうが・・・と思ってしまいますね。
さて、それでもぼくはこのチームに実はけっこう期待してたりします。
強くなるかどうかはまだまだ予断を許しませんが、大木コーチの存在があるから。
ロングキックやサイドチェンジを嫌い、短いパスを繋いで繋いで繋ぎ倒し、J1の強豪に一泡吹かせ続けたおととしの甲府のサッカーには、日本が世界の強豪に伍して行く方法論のひとつが隠されているようにも思います。
代表にあのエッセンスがきっちり入ったら。
大木さんはそうした方法論を支える、細かな技術的ディテイルも持っているでしょうから。
どれくらいの時間が必要なのか、現実との間でその時間は充分なのか、岡田監督との擦り合わせはどうか、そうした面での不安はありますけれども。
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