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まあ暴論はともかく(自分で書いといて何ですが:笑)、ちょっと真面目に考えてみよう、ということで。
岡田体制になって、「試合を始めるメンバー」はまあ、海外の連中呼べないなら、納得も行くものだった。
やろうとしているサッカーも、まあまあ、Jリーグで良質とされてるものを持ってこようというか、選手の距離近くしてショートパス繋いで崩して行く、という方向を目指していると思われました。
「そんなに悪くはないんじゃないの」って感じではあった当初。
「接近・展開・連続」って、ぼくはやっぱり甲府のサッカーを連想しましたね。
甲府はそういうサッカーやってたし、大木さんがいるわけでもあるし。
大木の甲府はですね、ほっとんどサイドチェンジなんかしないんですよね。
岡田ジャパン初戦の代表もそうでした。
で、やっぱりそうくるか、と思ったわけです。
ところがところが、数戦するとちょっと様相が変わってもきた。
「サイドチェンジするなとは言ってない」かなんか岡田は言い出して、だんだんと普通に手堅いサッカーになってきてた。
要するに簡単にはうまく行かなかったんでしょうか。
そりゃそうです、あんなサッカー一朝一夕でできるわけない。
コンビネーションも大事だし、距離の感覚とかそれぞれのパスの質だとかクセだとか、甲府にしたって05年から07年の3シーズンかけて作り上げてきたわけで。
で、クラブと違って代表は練習時間も少ないし、しかも結果を出さなきゃいけないW杯の予選だのもある。
で、だんだんと岡田監督の地が出てきた、と。
結果重視の現実主義者、結局は守備から入る監督、守りのことをまず考える人、「負けないサッカー」志向の人。
「どうやろうが所詮岡田だし」なんて書いちゃったのは、まあそのへんなんですが、そんな感じで何やら中途半端になってきてはいないか?
大木さんっていうのは攻撃サッカー好きだし「サッカーはエンターテイメントだ」って言っちゃう指導者で、ともかくショートパスを繋ぎ倒し、その時にはバランスが崩れるのも恐れない。
常にどこかに数的優位を作り出せばいい、っていう考え方。
はっきり言えばリスクは承知のサッカーで、昨シーズンの甲府はそれでカウンター食らって敗れもし、J2落ちにもなった。
もちろんJ1の舞台では選手の質も不足だったろうし、それでいろいろな局面で精度が足りなかったのもあるし、研究もされてたでしょう。
負けないサッカーっていうのは基本的に、ポジション・バランスを崩さないサッカー。
基本的には岡田監督のサッカーっていうのはそういうので、しかしソコを曲げなきゃ繋いで繋いで崩す、なんてそうそうできない。
もちろんまんま甲府のサッカーやろうってわけじゃないとは思うけど、それでも「接近・展開・連続」だの「世界を驚かせるサッカー」だの言ってたわけですからね。
とはいえアジア予選などではリスクは犯せないし、でもやらなきゃコンセプトは実現しない。
その間でうまいことバランス取ろうとして半端になってるんじゃないか?
どうもそんな気がしてならないんですが。
これまで岡田体制になってからの代表を見ていて思ったのは、やっぱりパスの質と精度がまだまだ低いなあ、ってこと。
ヒョロヒョロしたパスがフワフワと不安定に回っている、という感がどうも否めない。
パスのスピードも遅い。
精度も低い。
トラップの質も足りない。
それで最後のシュートまで行けない。
奪われる。
そのへんの話は東アジア選手権の時にもモデルさんとの間で出ましたが。
という感じで、もっとうまい奴いないの?と。
で、最初のような投稿にもなったわけで・・・(弁解)
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