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▼Daiさん:
>ディフェンダーもどんどんまわりのグループの中に参加して個人の判断でいくべきだってことだと思うのです。
そうです。
個人の判断が早くないと、個人としての積極性がでないと、強豪相手には「サッカー」できない。
いかなるチーム戦術があろうと。
特に、日本代表は「主体的に守備する方法論」を基盤に持つやり方をしているわけだから、大幅に相手にスピードで上回られると手も足も出なくなるんですよね。
相手にクルクル踊らされるばっかりでね。
最たるものがサンドニ。それからセネガル戦。
こちらのコンディションが良いとかなり良くなるけど、でもコンフェデの決勝見れば「キテる」時には簡単に回されちゃう。
プレッシャーの速度とボールホルダーに対峙した時の距離。
それが問題です。そういう意味では森岡は宮本よりは守備技術は計算できる。
それと、フランスやスペインとやった経験。これは以外と大きいみたいです。
それが、エニーさんの言うようにあまり良くない面として出ている部分もあるでしょう。
でも良いのか悪いのかは本当にはわからん。
それは実際にピッチに立つ選手の感覚の部分もあるわけだし。
森岡は、こういう時は上げたらやられる、と考えて上げない。
ぼくは、だからってスイーパーになるこたないだろ、と思うし、ライン保ったままでもボールの出所の選手とFWの動きをよく見て、後方のカバーリングへ行く判断やタイミングの早さを上げれば大丈夫って思うけど、現実的にはまだ無理なんだろうしね。
でも森岡だってそのチャレンジはしてる。反応速度を上げようとしてる。
松田はさらに顕著。
宮本はその経験ないから、まだ普通に得意な守り方でやってる。
実際にやられてみないと(やられないかもしれないけど、ぼくはたぶんやられると思う)わからないだろうし。
そういう部分で、森岡や松田の方が1歩前にいる、と思うわけで。
同じ地点に至ったときに森岡と宮本とどっちがいいのか、っていうのとはまったく別の問題であって。
それと、例えば宮本がアプローチに行った、ホルダーへプレッシャーかかった、戸田がカバーに入った、宮本のラインコントロールよりは少し甘くなった。
宮本は行かない、ホルダーへのプレッシャーはかからない、でもラインはきっちり。
どっちが危険?後者の方が全然危険。しかもボールを支配され続ける。
ボールもエリアもポゼッションを失う。しかも後者を「常態」にすることによって、戸田は常に「ラインの前で1stプレッシャーをかけてまわる番犬」にならなくてはならない。
そんな役回り、これはキツい。運動量、精神的負担、肉体と精神の疲労度、危険位置でファウルをもらう可能性、レッドカードの可能性、すべてが高い。
「頭の悪いやり方」です。
そしてそうやってひとり取られることで他の中盤選手にも良くない影響がある。
「減ってる」んですよ、中盤が。
せっかく中盤を厚くできるはずの3バックなのに。
アウトサイドも同じ。外側のCBが行けばいいのに、わざわざアウトサイドハーフがダーっと戻ってきて対応。プレッシャーかかるの遅くなる。
やられはじめるとアウトサイドハーフ下がりっぱなし。
また中盤が減る。こぼれ玉ひろえない。クリアすると全部相手ボール。ますますポゼッション失う。切り替えも遅くなる。
非効率的。頭悪い。かっこわるい。
だから、全ての選手に「機動力」要求してるんですよ、運動量減らすためにも。
肉体と精神の無用な消耗さけるためにも。
だってイタリア戦の序盤みたいな「特攻プレス」90分もつわけないし。
だから、「真ん中」が特別であってはいけません。
役割は少々異なれど。
「トリプルリベロ」でなくてはイカンのです。
そうじゃないとムジュンするのです。
「頭の悪いサッカー」になるんです。
立体的なサッカーできる工夫のある選手を減らさなきゃならなくなるんです。
せっかく能力のある選手を「番犬」に使わなきゃならんのです。
センス溢れる中盤選手を「サイドバック」にせにゃならんのです。
くそおもしろくもないでしょ、そんなの。
頼む、頑張ってくれ、森岡、松田、中田浩二。方向は間違ってないから一刻も早くスピード慣れして下さい、お願いします。
なんとか本番前にやれるようになってくれますように。そういう前提でチーム組めますように。
そういう気持ちでいっぱいなんですよ。
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