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▼よしさん:
ポーツマスの試合を見てないんでわかりませんが、川口はきっとまた「やらかしちゃった」のかもしれないですね。
ぼくもキーパーは経験ないのでよくわかりませんが、みつをさんの言う通りキーパーで大事なのは「安定感」や「信頼感」ではないかと思います。
川口は2年前に何回か「やらかして」以来、楢崎にスターターを奪われてました。
楢崎も同じく去年「やらかして」、川口にポジションを奪回されました。
ペナを出た所で手でボールを扱ってハンド取られたり、トンネルしたり、ボールこぼして失点食らったり、そういう凡ミスするとチーム全体が不安を抱えることになるし、最後尾にいるキーパーはやはりコーチングなんかも大事な役割で、信頼感が大事。
大きなミスした選手は使えない、ってことでしょう。
少なくともほとぼりさめるまでは。
ポーツマスでの川口、なんとなく「狙われた」んじゃないかとも思います。
FWにぶつかられてボールをこぼし、失点する。
「あ、なんだアイツ、当たり弱えな。だったらガンガンぶつかってやれ」
ってな具合。
いつだったかの試合後のコメントで、「あれはキーパーチャージだったと思う」って川口のコメントがありました。
でもキーパーチャージって反則、もうないんですよね。
そして海外では、正当なチャージは正当なチャージとして反則にはならない。
特にイングランドは、激しいあたりで有名なリーグ。
「なかなか反則を取らない」なんて言われますが、そうじゃなくて正当なものと不当なものとの見極めがしっかりしているとぼくは思います。
そして正当なタイミングや角度であれば、どんなに強くとも反則にはならない。
川口ももうわかっていると思いますが。
トルシエの日本のキーパーについての話。
「日本のキーパーはボールのキャッチやキックの技術に優れ、バネもある。しかしピッチでの彼等の欠点はゴールラインからなかなか離れようとしないことだ」
ちょっと意外な感じもします。
川口は飛び出しすぎだ、なんて言われるくらいですからね。
でも、DFにしてもキーパーにしても「広い守備範囲」なんてもう世界では常識なんでしょう。
適切なポジショニングで適切なタイミングで適切な判断もってDFラインの後ろを守る。
「飛び出す」というより、「DFの後ろを守る」。
余談ですが、ぼくはもうそろそろキーパーが手を使えなくってもいいんじゃないかと思ったりします。
そういうルールになっても。
キーパーの良いポジショニングと一口に言ってもよくわかりませんよね。
DFとの連係によるシュートコースの限定。
シューターの角度の狭め方。
シューターへのプレッシャー。
パスコースの読み切り。
駆け引き。
相手攻撃選手のクセや特徴や利き足や得意なシュートの角度、コース。(こういったことも情報としては当然頭に入っているでしょう)
様々な要素が複合していると思う。
ただ、普通に「良いポジショニング」と言えば、要素として大きいのはやはりDFとの連係をしっかりしているということ、「次に起こるべきこと」への素早い判断・反応という面が大きいのではないでしょうか。
代表のキーパー候補について。
川口はおっしゃる通り守備範囲が広く、ボールへの反応が鋭いタイプ。
シューターとの駆け引きも上手い方だと思います。
仕掛けて「打たせる」ことができる、というか。
「みんなは神がかりとかって言うけど、あれはそっちへ打たせているからできるんで、奇跡とかじゃないんですよ」
まあ、普通のこと言ってるんですが、でもああいう場面できちっとそういうことをやれるっていうのはたいしたもんですよね。
楢崎は「脇のしまったタイプ」で、これまでの日本人のキーパーにはわりと多いタイプっていうか、キャッチングなんかも安定してる。
どうも抽象的な表現ばっかりですいませんけど、「抜かれる」ことの少ないタイプですね。
ガタガタしないどっしりと落ちついた(ように見える)感じもキーパーらしいですね。
都筑はぼくは攻撃的なタイプだと思う。
アグレッシヴな性格がプレイに出ているのがたまに見てとれます。
面白い素材なんではないでしょうか。
曽ケ端は、能力的にはすごく高いものを感じます。
キーパーに要求される能力をすべて高い次元で兼ね備え、バランスさせている、という印象です。
読みの良さ、守備範囲の広さ、落ち着き、ポジショニング、フィード、キャッチング、判断力、足下の技術、そういうものの良いバランスが取れていると思います。
わかりやすくどちらかと言えば、やはり「出るタイプ」だと思いますが、前述の通りそれはもう常識、ってことなんでしょうね。
たまに繋ぐかクリアか、狙うのか安全策を取るのか迷っているように見えるシーンがありますけど、それも経験なのかもしれませんね。
やらかさなきゃいいけど(笑)
キーパーの経験ってないんで、あまり言えることはありません。
そんな感じです。
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