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▼mitsuさん:
横レスです。
>ボールを持っている場合で考えればいつボールを失ってもすぐに守備開始できるポジションにいながら、効果的な攻撃が出来るポジションにいる、と。
>それは可能なのか?というとこが何気に疑問です。
それは不可能じゃないかな。
たぶん、正しくは
「いつボールを失っても守備開始できるポジションから幾人かは効果的な攻撃ができるポジションに動きだす」
ということでしょう。
守備も攻撃も「バランスが取れた状態=そのまま有効な状態」ではなく(このへんが多く誤解されているような)、「バランスが取れた状態=有効なポジションへと素早く移れる状態」ということにすぎず、ぼくが再三問題視しているのはそこです。
「バランスが取れた状態」が作れるのはわかったから、その次の段階「バランスが取れた状態から有効なポジションへの移動」をする判断と反応速度をもっと上げよ、ということです。
いつまでも「バランスが取れた状態」を保っていても、それだけでは守備も攻撃もできるわけではなく、守備においてはそれだけでは「人は揃っているのにプレッシャーが掛かっていない状態」を繰り返すだけ。
攻撃は、バランスが取れた状態から誰も動きださないのではもちろん成立するわけないですね。
なので、バランスを取る選手は一人で良いわけがありません。
それはフィールドプレイヤーみんなでやるべきこと。
ゾーンの移動、フォロー、カバー、複数が動くから次々にプレスが掛かるのだし、複数が動くからゴールできるわけですから、一人が走り回ってもダメですよね。
稲本が上がったから明神がカバーしている。
明神は単に「オートマティズム」を実行しているだけです。
だから、バランサーは全然別。
チームに指針を与えうる選手でなければ「その時のバランスの方向性」を取り得ません。
90分間一定のバランスを保つことが真にバランスが取れているというわけはなく、畳みかけるべき時には畳みかけるのが当然なわけだし、耐えなくてはいけない時にはそういうふうに「バランス」を調整するべき。
チーム全体を俯瞰してそれを90分間考えながらやっている、と思えたのは名波だけしかいませんでした。
そういう選手がいないと、せっかく来たモメンタムを掴みきれなかったり、相手に渡してしまったり、あちらに行ったままになったりするのです。
勢いで戦い、勝っているうちはかまいませんが、死闘になったり何がどうでも負けられなかったりという「修羅場」には必ず必要な選手でしょう。
一刻も早く名波が戻るか、小野が進歩を遂げて迷いをなくし、並みいる「年長さん」を押し退けて真のリーダーになるかして欲しいと思っています。
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